青春18きっぷの旅Part2~北陸編(3日目) [旅行]
8月13日(水)
この日は単純に移動としては金沢から富山までなので直行すれば1時間程度で着いてしまうので、兼六園・金沢城などを見てから金沢を出ることにしました。
従って当日の行程の半分以上は観光という形となります。
さすがに金沢まで来て兼六園を見逃す訳にはいきませんし…。
そのため3日目のみカテゴリーを「旅行」としています。
ということでホテルを出発して兼六園を目指すのですが、市内とはいえさすがに徒歩ではしんどいので一旦金沢駅に戻り、兼六園方面のバスに乗車。
乗車時間10分程度でしたが、やはりそれなりの距離はありました。
そして8時過ぎに兼六園の入り口(桂坂口)に到着。
入場料は310円ですが、兼六園と指定の施設1つの組み合わせの「+1共通券」が500円だったので、そちらを購入しました。
水戸の偕楽園・岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つということで、さすがに見ごたえがあります。
園内の樹木一つ取ってももそれぞれ趣きがあります。
兼六園の詳細ついてはこちらを参照して下さい(公式HP)
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/index.html
※当初後楽園について「小石川(東京)の後楽園」と記載しましたが、正しくは岡山の後楽園です。
(8/30 記事修正)
自分が不勉強でした…。
一見何の変哲もない噴水に見えますが、解説によると自然の水圧であがっているとのこと。
しかも日本最古の噴水だそうです。
兼六園のシンボルとも言える、徽軫(ことじ)灯籠。
奥が霞ヶ池と蓬莱島。
さすがにここは記念写真を撮影する人でいっぱいだったので、早々に立ち去りました。
これは確か「唐崎の松」だったかな。
前に立っている巨大灯篭と相まって、妙にもっこりした感じです。
こちらは根上松(ねあがりまつ)。
木を植える時に土を盛り上げて、木が成長した後に盛り上げた土をのぞいて根をあらわにしてこのような形になったとのことです。
当日は日差しも強かったので、時には日影で涼むのもいいですね。
こちらは夕顔亭という名前の茶室。
園内に現存する最も古い建物です。
瓢(ひさご)池内にある「海石塔」。
その他にも見どころは多数ありますが、全部紹介しきれないのでこれまでとします。
園内を一通り回った後、前田家の奥方御殿である成巽閣(せいそんかく)を見学。
この施設のみ別料金です。
(700円、JAF会員の場合会員証の提示で100円割引)
館内は撮影禁止のため様子は紹介できませんが、建物内の趣向を凝らした意匠や庭園などは一見の価値はあると思います。
(ちなみに庭園だけは撮影可能だったようなので、撮っておけば良かったか…)
この後は金沢城(金沢城公園)へ。
金沢城公園は兼六園と道路を挟んで向かい側の敷地。
かつては金沢大学のキャンパスがありましたが、キャンパス移転後は江戸時代の建築物の復元を含めて公園の整備が進められています。
金沢城(金沢城公園)の詳細ついてはこちらを参照して下さい(公式HP)
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/index.html
道路の上に架かっている歩道橋を渡って、入り口の「石川門」へ。
城内の建築物の多くは近年復元されたもの(もしくは復元工事中)ですが、この「石川門」は江戸時代からの数少ない遺構の一つです。
こちらがメインの建築物となる「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」。
建物は平成13年に復元。
これらの建物内は見学可能ですが、別途料金がかかります(310円)。
今回は兼六園で納入した+1共通券を利用。
ちなみに五十間=約90mなので、相当長い距離です(一間=1.8mで計算)。
菱櫓のアップ写真。
建物は一見四角に見えますが、角が微妙に直角でない(上から見ると平行四辺形状になっている)ので「菱」櫓という訳です。
周囲の視界を良くするためにこのような構造となったようです。
(建物内部に入ると菱形になっているのが確認できます)
こちらは「河北門」。
平成22年復元ということなので、ごく最近の完成ということですね。
門内は無料で見学可能。
こちらは「橋爪一の門」。
門の右手が橋爪門続櫓、その奥が現在復元工事中の「橋爪二の門」です。
仮設の見学用足場から見た現在復元工事中の橋爪二の門の様子。
工事の進捗が進んでいるようで、今いる仮設の見学用足場は間もなく撤去予定とのことでした。
橋爪二の門が完成すると、隣接する橋爪門続櫓とつながって二の門も内部が見学できるようになる予定です。
菱櫓・五十間長屋の裏側。
写真中央の開口部が建物出入り口です。
ちなみに菱櫓は物見櫓として、五十間長屋は平常時は倉庫・非常時は戦闘のための砦として使われたそうです。
櫓・長屋の各所に城への侵入者を防ぐ「石落し」の穴が設けられています。
(菱櫓のアップ写真を参照:石垣上の出窓状の部分の下が石落しになっています)
橋爪門続櫓内から撮影した園内の様子。
奥の建物が石川門周辺、その右側が兼六園の敷地です。
館内を見学した後は本丸の跡地へ。
右奥に少し映っている建物が江戸時代の遺構の1つ「三十間長屋」。
三十間長屋のアップ写真。
通常は非公開の模様。
こちらも江戸時代から残る「鶴丸倉庫」。
戦争時には実際に弾薬庫として使われていたとか。
石川門・三十間長屋・鶴丸倉庫共に国の重要文化財に指定。
公園敷地の端にある「玉泉院跡」に整備中の庭園。
来年の新幹線開通の頃には完成するのかもしれませんね。
園内を一通り回った頃には昼にさしかかっていたので、この辺で金沢観光は終わりにして金沢駅に戻ります。
改めて駅前の巨大建造物(鼓門)を撮影。
記念撮影をされている方も多く見かけました。
やはり巨大…。
※当初上記の巨大建造物について「鼓楼」と記載しましたが、正しくは「鼓門」でした(8/24修正)。
駅前の空間も巨大で圧倒されます。
他の新幹線の駅は工事中のところが多かったですが、ここ金沢駅の施設はほぼ完成しています。
電車に乗る前に、こちらも一応撮影。
金沢の地方鉄道、北陸鉄道。
北陸鉄道のホームは駅前広場の地下1階(ちょうど前の写真のエスカレーターを降りた先)にありますが、発車まで時間があるためか駅ホームの照明は暗く、ひっそりとしていました。
ちなみに車両は元京王井の頭線のもの。
この車両は伊予鉄道や岳南電車など地方私鉄へ譲渡されるケースが多いですね。
本来の電車に乗り遅れるとまずいので、寄り道はここまでとして…。
富山行きの電車に乗車。
普通列車の本数が少ないためか車内は混雑していて着席はできませんでした。
このまま富山まで乗車すれば目的地ですが、別のローカル線に乗車するため、途中の高岡で一旦下車。
高岡からは山方向に城端(じょうはな)線、海方向に氷見(ひみ)線という2つのローカル線が出ています。
両路線ともに乗車しますが、列車の接続時間の兼ね合いでまずは山側の城端線に乗車。
城端線と氷見線は非電化の路線のため、車両は電車ではなく気動車。
キハ47型という、国鉄時代に製造された車両。
前に中国地方に出張で行った時以来に乗りますね。
隣には「忍者ハットリくん」のラッピング車両も。
城端線・氷見線の車両には地域アピールのためかこのような数々のラッピング車両が存在します。
尤も昨日の七尾線など、地方ローカル線の車両でラッピングは盛んに行われているようですが。
沿線は相変わらず田んぼが広がりますが、徐々に山の気配が近づいてきます。
終点の城端駅に到着。
高岡からの乗車時間は1時間弱。
当然ながらホームの先に線路は無く、終着駅の雰囲気が漂います。
城端駅の駅舎。
典型的なローカル線の駅舎という感じですが、どこかで見たような風景(某ゲームで出てきたような…)。
ちなみに無人駅ではなく、ちゃんと駅員さんはいます(JRの職員ではなく地元の方だと思いますが)。
このまま折り返して高岡に戻っても良かったのですが、駅の観光案内を見ると観光スポットがそれなりにあるようなので、周辺をちょっと一回りしてみることにしました。
※参考:城端観光案内所HP
城端別院善徳寺という、この町の中心の寺院の入り口の山門。
ご覧の通り、かなり立派な造り。
こちらは唐門(?)。
こちらもなかなかの風格です。
本堂のお参りはできましたが、全体的に修理工事中だったので寺院内の見学はあまりできませんでした。
その代わりといっては何ですが、毎年5月に開催される「城端曳山祭」で披露される山車が展示されている「曳山会館」も見学してみました(入館料:510円)。
山車は全部で6台ですが、江戸時代に作られたものを引き継いでいて、なかなか豪勢な造りでした。
城端町は「越中の小京都」と言われ、昔ながらの町並みも所々に見られ街中もなかなか良い雰囲気でした。
そんな感じで1時間ちょっとかけて町内を周って、高岡に戻る列車に乗車。
こちらもハットリくんのラッピングですが、先ほどとは別のデザインです。
もう一方の車両はまた別のラッピングでした。
終点高岡の1つ手前に二塚駅にて撮影。
ローカル線らしい、のどかな雰囲気です。
二塚駅の少し先では北陸新幹線の新駅が工事中。
「新高岡」という名称で、城端線にも新駅ができて新幹線と接続予定です。
高岡に到着した後、すぐさま氷見線に乗り換え。
(接続時間があまり無かった)
またもやハットリくんのラッピング車両…。
氷見線は場所によっては海のすぐ横を走るので、なかなかの絶景を楽しめます。
あまはらし=雨晴駅にて。
これも海沿いを走るローカル線ならではの風景ですね。
余談ですが、氷見線は「シーサイドライン」の別称が付けられている模様。
(対して城端線は「フラワーライン」だそうです)
終点の氷見駅に到着。
高岡からの乗車時間は30分程度と、城端線よりは短いです。
氷見駅も終着駅の雰囲気ばっちりです。
今度はさすがに周囲を観光する時間的な余裕は無いので、すぐさま高岡へとんぼ帰りです。
列車は折り返しの高岡行きなので、車両は同一。
夕暮れの海は哀愁感が漂います。
(車内蛍光灯の反射が残念ですが、これはしょうがない…)
おお、これは最近引退した419系ではないですか。
特急車両から改造され、その形状から「食パン電車」の愛称で北陸地方で親しまれた車両です。
既に引退しているので乗車は叶わなかったのですが、こうして車両を撮影できたのはラッキーでした。
(リサイクルセンターと称する施設に留置されていたので、車両はこの後解体になると思われますが…)
高岡市公認?のキャラクター「あみたん娘」のラッピング車両。
パズドラのコラボダンジョンで「高岡市コラボダンジョン」というのがあって、その中でこのキャラもいたような…。
※参考:TR@P あみたん娘
高岡市観光大使として作られたキャラクターのようです。
再び高岡に戻り、ようやく最終目的地の富山へ。
といっても高岡から数駅ですが。
これまた貴重な、国鉄オリジナル色の急行形車両(475系)。
残念ながらこちらは逆方向の金沢行きなので、乗車はできず。
富山行きはおなじみの新型車両(521系)。
ようやく富山に到着。
右側の車両は高山本線を走る特急「ひだ」号。
隣のホームには高山本線の普通列車(キハ120形)も。
今回はさすがに乗車できませんが…。
北陸新幹線開業後は並行在来線が第三セクター化されることは知っている人は知っていると思いますが、富山エリアは「あいの風とやま鉄道」という名称になったようです。
ちなみに新潟エリアは「えちごトキめき鉄道」、石川エリアは「IRいしかわ鉄道(だったか)」、長野エリアは既存のしなの鉄道が引き継ぐ予定です。
富山駅到着が19時過ぎ。
旧型の車両に1駅だけ乗ってみようかとふと思いましたが、さすがに疲れたのでそれは断念。
宿泊先のホテルに向かい、3日目の行程終了です。
(4日目に続く)
この日は単純に移動としては金沢から富山までなので直行すれば1時間程度で着いてしまうので、兼六園・金沢城などを見てから金沢を出ることにしました。
従って当日の行程の半分以上は観光という形となります。
さすがに金沢まで来て兼六園を見逃す訳にはいきませんし…。
そのため3日目のみカテゴリーを「旅行」としています。
ということでホテルを出発して兼六園を目指すのですが、市内とはいえさすがに徒歩ではしんどいので一旦金沢駅に戻り、兼六園方面のバスに乗車。
乗車時間10分程度でしたが、やはりそれなりの距離はありました。
そして8時過ぎに兼六園の入り口(桂坂口)に到着。
入場料は310円ですが、兼六園と指定の施設1つの組み合わせの「+1共通券」が500円だったので、そちらを購入しました。
水戸の偕楽園・岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つということで、さすがに見ごたえがあります。
園内の樹木一つ取ってももそれぞれ趣きがあります。
兼六園の詳細ついてはこちらを参照して下さい(公式HP)
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/index.html
※当初後楽園について「小石川(東京)の後楽園」と記載しましたが、正しくは岡山の後楽園です。
(8/30 記事修正)
自分が不勉強でした…。
一見何の変哲もない噴水に見えますが、解説によると自然の水圧であがっているとのこと。
しかも日本最古の噴水だそうです。
兼六園のシンボルとも言える、徽軫(ことじ)灯籠。
奥が霞ヶ池と蓬莱島。
さすがにここは記念写真を撮影する人でいっぱいだったので、早々に立ち去りました。
これは確か「唐崎の松」だったかな。
前に立っている巨大灯篭と相まって、妙にもっこりした感じです。
こちらは根上松(ねあがりまつ)。
木を植える時に土を盛り上げて、木が成長した後に盛り上げた土をのぞいて根をあらわにしてこのような形になったとのことです。
当日は日差しも強かったので、時には日影で涼むのもいいですね。
こちらは夕顔亭という名前の茶室。
園内に現存する最も古い建物です。
瓢(ひさご)池内にある「海石塔」。
その他にも見どころは多数ありますが、全部紹介しきれないのでこれまでとします。
園内を一通り回った後、前田家の奥方御殿である成巽閣(せいそんかく)を見学。
この施設のみ別料金です。
(700円、JAF会員の場合会員証の提示で100円割引)
館内は撮影禁止のため様子は紹介できませんが、建物内の趣向を凝らした意匠や庭園などは一見の価値はあると思います。
(ちなみに庭園だけは撮影可能だったようなので、撮っておけば良かったか…)
この後は金沢城(金沢城公園)へ。
金沢城公園は兼六園と道路を挟んで向かい側の敷地。
かつては金沢大学のキャンパスがありましたが、キャンパス移転後は江戸時代の建築物の復元を含めて公園の整備が進められています。
金沢城(金沢城公園)の詳細ついてはこちらを参照して下さい(公式HP)
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/index.html
道路の上に架かっている歩道橋を渡って、入り口の「石川門」へ。
城内の建築物の多くは近年復元されたもの(もしくは復元工事中)ですが、この「石川門」は江戸時代からの数少ない遺構の一つです。
こちらがメインの建築物となる「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」。
建物は平成13年に復元。
これらの建物内は見学可能ですが、別途料金がかかります(310円)。
今回は兼六園で納入した+1共通券を利用。
ちなみに五十間=約90mなので、相当長い距離です(一間=1.8mで計算)。
菱櫓のアップ写真。
建物は一見四角に見えますが、角が微妙に直角でない(上から見ると平行四辺形状になっている)ので「菱」櫓という訳です。
周囲の視界を良くするためにこのような構造となったようです。
(建物内部に入ると菱形になっているのが確認できます)
こちらは「河北門」。
平成22年復元ということなので、ごく最近の完成ということですね。
門内は無料で見学可能。
こちらは「橋爪一の門」。
門の右手が橋爪門続櫓、その奥が現在復元工事中の「橋爪二の門」です。
仮設の見学用足場から見た現在復元工事中の橋爪二の門の様子。
工事の進捗が進んでいるようで、今いる仮設の見学用足場は間もなく撤去予定とのことでした。
橋爪二の門が完成すると、隣接する橋爪門続櫓とつながって二の門も内部が見学できるようになる予定です。
菱櫓・五十間長屋の裏側。
写真中央の開口部が建物出入り口です。
ちなみに菱櫓は物見櫓として、五十間長屋は平常時は倉庫・非常時は戦闘のための砦として使われたそうです。
櫓・長屋の各所に城への侵入者を防ぐ「石落し」の穴が設けられています。
(菱櫓のアップ写真を参照:石垣上の出窓状の部分の下が石落しになっています)
橋爪門続櫓内から撮影した園内の様子。
奥の建物が石川門周辺、その右側が兼六園の敷地です。
館内を見学した後は本丸の跡地へ。
右奥に少し映っている建物が江戸時代の遺構の1つ「三十間長屋」。
三十間長屋のアップ写真。
通常は非公開の模様。
こちらも江戸時代から残る「鶴丸倉庫」。
戦争時には実際に弾薬庫として使われていたとか。
石川門・三十間長屋・鶴丸倉庫共に国の重要文化財に指定。
公園敷地の端にある「玉泉院跡」に整備中の庭園。
来年の新幹線開通の頃には完成するのかもしれませんね。
園内を一通り回った頃には昼にさしかかっていたので、この辺で金沢観光は終わりにして金沢駅に戻ります。
改めて駅前の巨大建造物(鼓門)を撮影。
記念撮影をされている方も多く見かけました。
やはり巨大…。
※当初上記の巨大建造物について「鼓楼」と記載しましたが、正しくは「鼓門」でした(8/24修正)。
駅前の空間も巨大で圧倒されます。
他の新幹線の駅は工事中のところが多かったですが、ここ金沢駅の施設はほぼ完成しています。
電車に乗る前に、こちらも一応撮影。
金沢の地方鉄道、北陸鉄道。
北陸鉄道のホームは駅前広場の地下1階(ちょうど前の写真のエスカレーターを降りた先)にありますが、発車まで時間があるためか駅ホームの照明は暗く、ひっそりとしていました。
ちなみに車両は元京王井の頭線のもの。
この車両は伊予鉄道や岳南電車など地方私鉄へ譲渡されるケースが多いですね。
本来の電車に乗り遅れるとまずいので、寄り道はここまでとして…。
富山行きの電車に乗車。
普通列車の本数が少ないためか車内は混雑していて着席はできませんでした。
このまま富山まで乗車すれば目的地ですが、別のローカル線に乗車するため、途中の高岡で一旦下車。
高岡からは山方向に城端(じょうはな)線、海方向に氷見(ひみ)線という2つのローカル線が出ています。
両路線ともに乗車しますが、列車の接続時間の兼ね合いでまずは山側の城端線に乗車。
城端線と氷見線は非電化の路線のため、車両は電車ではなく気動車。
キハ47型という、国鉄時代に製造された車両。
前に中国地方に出張で行った時以来に乗りますね。
隣には「忍者ハットリくん」のラッピング車両も。
城端線・氷見線の車両には地域アピールのためかこのような数々のラッピング車両が存在します。
尤も昨日の七尾線など、地方ローカル線の車両でラッピングは盛んに行われているようですが。
沿線は相変わらず田んぼが広がりますが、徐々に山の気配が近づいてきます。
終点の城端駅に到着。
高岡からの乗車時間は1時間弱。
当然ながらホームの先に線路は無く、終着駅の雰囲気が漂います。
城端駅の駅舎。
典型的なローカル線の駅舎という感じですが、どこかで見たような風景(某ゲームで出てきたような…)。
ちなみに無人駅ではなく、ちゃんと駅員さんはいます(JRの職員ではなく地元の方だと思いますが)。
このまま折り返して高岡に戻っても良かったのですが、駅の観光案内を見ると観光スポットがそれなりにあるようなので、周辺をちょっと一回りしてみることにしました。
※参考:城端観光案内所HP
城端別院善徳寺という、この町の中心の寺院の入り口の山門。
ご覧の通り、かなり立派な造り。
こちらは唐門(?)。
こちらもなかなかの風格です。
本堂のお参りはできましたが、全体的に修理工事中だったので寺院内の見学はあまりできませんでした。
その代わりといっては何ですが、毎年5月に開催される「城端曳山祭」で披露される山車が展示されている「曳山会館」も見学してみました(入館料:510円)。
山車は全部で6台ですが、江戸時代に作られたものを引き継いでいて、なかなか豪勢な造りでした。
城端町は「越中の小京都」と言われ、昔ながらの町並みも所々に見られ街中もなかなか良い雰囲気でした。
そんな感じで1時間ちょっとかけて町内を周って、高岡に戻る列車に乗車。
こちらもハットリくんのラッピングですが、先ほどとは別のデザインです。
もう一方の車両はまた別のラッピングでした。
終点高岡の1つ手前に二塚駅にて撮影。
ローカル線らしい、のどかな雰囲気です。
二塚駅の少し先では北陸新幹線の新駅が工事中。
「新高岡」という名称で、城端線にも新駅ができて新幹線と接続予定です。
高岡に到着した後、すぐさま氷見線に乗り換え。
(接続時間があまり無かった)
またもやハットリくんのラッピング車両…。
氷見線は場所によっては海のすぐ横を走るので、なかなかの絶景を楽しめます。
あまはらし=雨晴駅にて。
これも海沿いを走るローカル線ならではの風景ですね。
余談ですが、氷見線は「シーサイドライン」の別称が付けられている模様。
(対して城端線は「フラワーライン」だそうです)
終点の氷見駅に到着。
高岡からの乗車時間は30分程度と、城端線よりは短いです。
氷見駅も終着駅の雰囲気ばっちりです。
今度はさすがに周囲を観光する時間的な余裕は無いので、すぐさま高岡へとんぼ帰りです。
列車は折り返しの高岡行きなので、車両は同一。
夕暮れの海は哀愁感が漂います。
(車内蛍光灯の反射が残念ですが、これはしょうがない…)
おお、これは最近引退した419系ではないですか。
特急車両から改造され、その形状から「食パン電車」の愛称で北陸地方で親しまれた車両です。
既に引退しているので乗車は叶わなかったのですが、こうして車両を撮影できたのはラッキーでした。
(リサイクルセンターと称する施設に留置されていたので、車両はこの後解体になると思われますが…)
高岡市公認?のキャラクター「あみたん娘」のラッピング車両。
パズドラのコラボダンジョンで「高岡市コラボダンジョン」というのがあって、その中でこのキャラもいたような…。
※参考:TR@P あみたん娘
高岡市観光大使として作られたキャラクターのようです。
再び高岡に戻り、ようやく最終目的地の富山へ。
といっても高岡から数駅ですが。
これまた貴重な、国鉄オリジナル色の急行形車両(475系)。
残念ながらこちらは逆方向の金沢行きなので、乗車はできず。
富山行きはおなじみの新型車両(521系)。
ようやく富山に到着。
右側の車両は高山本線を走る特急「ひだ」号。
隣のホームには高山本線の普通列車(キハ120形)も。
今回はさすがに乗車できませんが…。
北陸新幹線開業後は並行在来線が第三セクター化されることは知っている人は知っていると思いますが、富山エリアは「あいの風とやま鉄道」という名称になったようです。
ちなみに新潟エリアは「えちごトキめき鉄道」、石川エリアは「IRいしかわ鉄道(だったか)」、長野エリアは既存のしなの鉄道が引き継ぐ予定です。
富山駅到着が19時過ぎ。
旧型の車両に1駅だけ乗ってみようかとふと思いましたが、さすがに疲れたのでそれは断念。
宿泊先のホテルに向かい、3日目の行程終了です。
(4日目に続く)
2014-08-20 11:33
コメント(2)
日本三名園は、小石川の後楽園ではなく
岡山市の後楽園ですよー☆
by おか山 (2014-08-29 16:55)
おか山さん、ご指摘ありがとうございました。
確かに岡山市の後楽園ですね。
記事を修正させていただきます。
by ao2 (2014-08-30 09:49)