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夏休みの乗り鉄旅行2018~行くぜ、東北編Part2(4日目) [鉄道・鉄道旅行]

4日目(最終日)は弘前城と周辺(弘前城公園)の観光をした後地方私鉄の弘南鉄道に乗車。
大鰐(大鰐温泉)からJR線に戻り大館、大館から花輪線で盛岡まで。
盛岡から新幹線で一気に東京まで戻るという行程です。
弘前での観光をせずに初っ端から鉄道で移動して仙台あたりまで在来線で粘り仙台から新幹線というプランもありましたが、全く観光をしないのももったいないし折りしも弘前で予約したホテルが弘前城から近かったこともあり、観光を含めるプランとしました。

ということで宿泊先のホテルを出発して弘前城公園へ。

東門口

公園の入口(東門口)に着いたのが8時少し前で有料区域である天守は9時から開館となるため、開館まで公園内を一回りしてみることにします。

弘前城公園の地図

弘前城公園の地図。
現在位置(東門口)が地図のちょうど下の位置。
なので下が東側。
緑色の部分が無料区域でオレンジ色の部分が有料区域。
(弘前城天守・弘前城植物園・藤田記念庭園)

これから反時計回りに天守のある本丸の周囲を散策し、天守に辿り着きたいと思います。

東門

ということでまずは入口の東門をくぐります。
弘前城にはこの東門を含めて5つの城門がありますが、現存している城門は江戸時代に造られたものがそのまま残っています。

天守方向に向かう道

東門からそのまま真っすぐ進むと東内門を経て天守へと行けますが、周回するのでここから右方向(北)へと進みます。

丑寅櫓

この辺りは三の丸だった敷地に当たりますが、堀(中壕)の向こうには丑寅櫓と呼ばれる櫓が見えました。
丑寅=北東方向に位置するのでそう呼ばれています。
櫓についても3つ現存し、いずれも創建当初のものです。

北門

北門(亀甲門)に到着。

北門口

公園の一番北側となる北門口。
橋の奥に見えるのが北門。

反対側は伝統住宅が並ぶ

道をはさんで反対側は伝統住宅が並んでいます。

護国神社

主に青森県内での戦没者の霊が祀られている護国神社。
明治初期から第二次大戦までの戦没者が対象なので、靖国神社に相当する神社といえます。

この護国神社がある場所は四の丸だった場所。

春陽橋

護国神社から西方向に歩くと西側の入口にあたる春陽橋(春陽橋口)に到着。
橋についてはさすがに創建当初のものではなく、復元されたものの模様。

蓮池

本丸の下、西側にある蓮池。

西の郭にある大イチョウ

蓮池の南側、西の郭と呼ばれる場所にある大イチョウ。
ご覧の通り根本が凄い…(根上がりと呼ばれる)。

公園内にはイチョウの他にカヤや桜(ソメイヨシノ)などいくつかの名木があります。

未申櫓

3つある櫓のうち南西側に位置する未申(ひつじさる)櫓。

南内門

杉の大橋

二の丸に入りましたが二の丸の南側の入口である南内門と、その先にある杉の大橋。

辰巳櫓

南内門を挟んで未申櫓の反対側、南東に位置する辰巳櫓。

天守部分の石垣が工事中

本丸・天守入口付近に到着。
現在天守部分の石垣が工事中でした。
(後で紹介しますが天守は内よりに移設されています)

石の上に立っている像は…

二の丸内にある庭園ですが、中央の石の上に立っている像は…。
拡大して確認してみると、二宮金次郎像のようでした。
(片手に本を持っている)
像の上にあるビニール傘も面白いです。

丑寅櫓を二の丸側から

先ほど外(三の丸)側から見えた丑寅櫓を内(二の丸)側から撮影。

与力番所

東内門の手前にある与力番所。
実際に事務員の詰め所として利用された時期もあったそうです。

東内門

二の丸の東側の入口となる東内門。

いよいよ天守へ

ちょうど9時を回ったところなので橋を渡りいよいよ天守へ。
本丸の内よりに移設された天守

天守・本丸内は有料エリア。
入園料金は310円(大人)ですが今回は天守の他弘前城植物園と藤田記念庭園とセットになった共通券(510円・大人)にしました。

弘前城といえばよく旅行会社のパンフなどで見られる堀沿いの石垣の上にある光景が有名ですが、現在は石垣補修工事中につき本丸の内よりに移設され、ご覧のような仮置き的な感じです。
尤も天守の建物をそのまま移設するという作業自体、大変な作業だと思いますが…。

仮設のやぐらも

付近には石垣の工事状況を見渡せる仮設のやぐらもありました。

やぐらの上から見た石垣

やぐらの上から見た石垣。

天守の中へ

そして天守の中へ。

当時の本丸と建造物の模型

天守は三層で、最上階には当時の本丸と建造物の模型が展示されていました。

天守最上階から見た岩木山

天守最上階から見た岩木山。
岩木山が見えるのは西の方角。

石垣工事の全体が見える場所も

天守を出た後は本丸の北側へ。
ちょうど石垣工事関連の展示施設もあり、建物の窓からは石垣工事の全体が見えました。

北の郭 籾倉跡

橋を渡って北の郭(くるわ)へ。
写真内の四角の敷地が籾倉(もみぐら)の跡。
奥に階段と展望台が見えますが、その展望台から子(ね)の櫓跡が見えます。

館神跡

北の郭の南東端にある館神(たてがみ)跡。
太閤秀吉の木像をご神体として安置した場所ですが、現在は鳥居の礎石と本殿の柱(土台)があるのみです。

内濠を眺める

有料エリアを出て内濠を眺めつつ、次は弘前城植物園へ。

三の丸庭園

植物園の北側入口のすぐ横にある三の丸庭園。
典型的な回遊式庭園ですが、池の水は流れておらずちょっと寂しげな感じでした。

湿性植物園

ハスが群生している場所も

通路を挟んで三の丸庭園の反対側にある湿性植物園。
主にハナショウブやハスが群生しています。

ハスは開花時期

ハナショウブは開花時期が過ぎていましたが、ハスは開花時期に当たるのでちらほら花が咲いていました。

芝地の奥に黄色い花がみえますが…

芝地の奥に黄色い花がみえますが…
確認したところヘメロカリス系の花の模様。

スモークツリーの花

こちらはスモークツリーの花。
糸状で飾り物のような感じです。

夏季が開花時期の花は多くはなかったですが、このように普段お目にかかれない花もいくつか見られました。

白いクジャクも生息

敷地内には白いクジャクも生息。
雄と雌のペアでした。

見本庭園の一部

和風庭園・洋風庭園などの見本庭園もあり。
写真にあるのは和洋折衷な感じ?

これは見事な造り

園内の南東にある「大石武学流庭園」。
江戸時代の末期に津軽地方の歴史、宗教、風土を背景に起こったと言われる庭園の様式とのことです。
池を囲む岩の配置といい、見事な造りです。

ハンカチツリー

白クジャクの飼育舎の近くにあるハンカチツリー(ハンカチの木)。

ゾウとパンダ?

左がゾウ、右がパンダに見えますが…?
樹木を動物などの形に整える「トピアリー」の一例。

生垣の迷路

横からだと分かりにくいですが、「生垣の迷路」。
これも植栽を人工的に整えるトピアリーの一種と言えます。

花ごよみの径

花ごよみの径(みち)と名付けられた一角。
夏季なので咲いている花は少ないですが、それでもいくつか開花している様子が見られました。

白神山地生態園

最後に訪れたのは白神山地のブナ林を再現した「白神山地生態園」。
その隣は郷土の森で、山林をイメージしたエリアです。

弘前城の南門に当たる追手門

植物園の南出入り口を出て南方向に歩くと、弘前城の南門に当たる追手門があります。

藤田記念庭園 入口

追手門から西方向に歩き、弘前城公園の南西端にあるのが藤田記念庭園。

藤田記念庭園 案内板

藤田記念庭園は弘前市出身の実業家である藤田謙一氏の別邸に造られた庭園を元に、平成3年に弘前市政100周年記念事業として拡張整備された庭園施設です。
敷地は高台部と低地部の2つのエリアとなりますが、低地部が新たに造られた庭園のようです。

洋館の1階は展示室になっている

入口の左側にある洋館。
1階は藤田謙一氏にまつわる展示室と喫茶室、2階は有料施設として利用可能な会議室となっています。

高台部の芝地

入口の先が高台部の庭園。
芝地を中心として松の木などが立ち並ぶ江戸風の庭園です。

低地部の湿地帯

階段を下りて低地部へ。
植物園でもあった湿地帯の区画もありました。

茶屋もあり

敷地内には茶屋も。
茶屋の脇には水琴窟も設けられています。

低地部の中央にある池

低地部の中央にある池。

ここが一番のビューポイントか?

池の横には巨大な灯籠も。
ここが一番のビューポイントかもしれませんね。

滝と赤い太鼓橋

高台部と低地部の間の斜面には滝と赤い太鼓橋が。

再び高台部へ

太鼓橋と側道を経て再び高台部へ。
奥に見えるのが和館。

洋館を庭側から

洋館を庭側から。

松とシダレザクラ

松も見事ですが奥のシダレザクラは樹齢約170年の名木。

岩木山は雲隠れ

高台部からは岩木山が見えますが、山頂部が雲隠れでした…。

庭園を一通り周って弘前城公園周辺の観光を終え、この後は乗り鉄の行程へ。

弘南鉄道の中央弘前駅

弘前城公園から歩いて15分程度、到着したのはJR弘前駅ではなく弘南鉄道(大鰐線)の中央弘前駅。
ここから終点の大鰐まで乗車します。
それにしてもぱっと見で駅ではなく小さな映画館みたいな建物ですね。

改札口もレトロな感じ

駅の改札口もレトロな感じ。
列車は日中はほぼ1時間1本ペース。

尚弘南鉄道は地方私鉄なのでフリー切符対象外(運賃は自腹)です。

ホームに上がると…

ホームに上がると…

車両は元東急の7000系!

車両は元東急の7000系です!
(以下「旧7000系と表記)

ちなみに正面には「MIZUMA」の文字も見えますが、大阪県南部を走るローカル線「水間鉄道」とのコラボ企画によるもののようです。
(水間鉄道も旧7000系を譲り受けて運行しているので弘南鉄道に譲渡された車両かと思いましたが、この車両は元々弘南鉄道の車両の模様)


ワンマン運転の2両編成

電車はワンマン運転の2両編成。

そんな感じで中央弘前駅を出発するのですが…

車内は東急時代と殆ど変わらない

車内は東急時代と殆ど変わらないです。
ワインレッド(?)の座席も実に懐かしい…。

つり革の広告もそのまま

東横のれん街ってまだあったっけ?

つり革の広告も当時のままだったりします。
東急百貨店・109はともかく、東横のれん街ってまだあったっけ?
(ちなみに現在の渋谷駅周辺は大規模再開発の真っただ中)

あとつり革の奥に見える扇風機もポイント大です(車両は非冷房のまま)。

実に使いこまれた運転台

運転台も使いこまれた感満載でいい感じです。
(ワンマン運転で進行方向反対側なので、乗務員はいません)

そして…

kounan7000
大鰐線千年~小栗山間で撮影した動画(逆かぶりつき)。
旧7000系の発車時の特徴的なモーター音を紹介したくて、筆者のFacebookにアップした動画からの引用しました。
開始後10秒前後で聞こえる「ヴィィィ…イイン」という唸るような音が印象的で、久しぶりに聞けて感激!でした。
ちなみに旧7000系は製造時期によって搭載されている電気機器の違い(東洋電機製と日立製)によりモーター音が異なりますが、大鰐線の車両は全車両日立製のようです。

※参考記事:弘南鉄道7000系電車-Wikipedia

尚撮影した動画はかなり揺れが激しいですが、実際走行中の車両も揺れが激しかったです(笑)。

田んぼとりりんご園の間を走行

話がだいぶそれましたので、いつもの車窓の風景に戻ります。
田んぼとりりんご園の間を走行するという、青森県ならではの光景。

電気機関車の後ろに…

古い電気機関車が止まっているので撮影したのですが、後で写真をよく見ると電気機関車の後ろのステンレスの車両…元東急の6000系(旧6000系)だったりします。
多分この車両が現存する唯一の旧6000系なので、超レア!です。
(ただ恐らくは現在運用を外れている模様…)

津軽大沢駅

この旧6000系が構内に留置されていたのが津軽大沢駅。

対向列車と行き違い

同駅にて対向列車と行き違い。

鉄道むすめのコラボ企画

青森3鉄道の鉄道むすめのコラボ企画もありました。
左の「平賀ひろこ」が弘南鉄道の鉄道むすめだそう。

奥羽本線の線路を跨ぐ

途中で奥羽本線の線路を跨ぎます。

特徴的な架線柱

特徴的な架線柱。
右側に岩木山も見えます(相変わらず山頂が雲隠れ)。

大鰐線にもある宿川原駅

宿川原駅といえば南武線の駅を思い出しますが、大鰐線にもありました。
次は終点の大鰐。

スキー場のゲレンデも見える

奥の山にスキー場のゲレンデも見えます。

終点の大鰐に到着

終点の大鰐に到着。

隣の車両には鉄道むすめコラボのヘッドマークも

隣の車両には鉄道むすめコラボのヘッドマークが付いていました。
ちなみにこの車両にある青い帯は秩父鉄道で走っていた頃のものを再現したもののようです。
(秩父鉄道では現在旧7000系は引退しているので、コラボ企画ではない)

乗車した車両を後にする

中央弘前から乗車した車両を後にします。

跨線橋から見た駅構内

跨線橋から見た駅構内。
右側が弘南鉄道のホーム(大鰐駅)で左側がJR奥羽本線のホーム(大鰐温泉駅)です。

弘南鉄道の駅舎はこじんまりとした感じ

弘南鉄道の駅舎はこじんまりとした感じ。

こちらはJR線の駅舎

その隣にJR線の駅舎があります。
「大鰐」ということで駅前にはワニの像も。
また温泉街の最寄り駅ということもあり、足湯もありました。
(この間に近くの道の駅施設で昼食を取ったため、足湯に入る余裕はありませんでした…)

JR線の駅票は大鰐温泉

やはり温泉が付くと格が上がるのか、JR線側の駅名は大鰐温泉になっています。

ここから再びJR線

ここから再びJR線(フリー切符対象内)。
大館まで乗車します。
(到着した列車もちょうど大館行き)

一転して本線の風格

やはり奥羽「本」線なので線路も一転して本線の風格です。

陣場駅に到着

山あいの中間駅となる陣場駅に到着。
ここから秋田県に(再び)入ります。

一旦下り線と分かれた後、再び合流

途中で一旦下り線と分かれた後、再び合流。
この上下線が一時的に分かれる線形は山あい区間ならではでしょうか?

大文字焼きが見える

大館の手前、山に大文字焼き用の「大」文字が見えました。

大館駅に到着

ということで大館駅に到着。
ここで下車して花輪線に乗り換えます。

秋田犬の里

大館は秋田犬の里だそうで、ホームには記念撮影用のブースやハチ公神社なるものもありました。

花輪線で盛岡まで

花輪線で終点の盛岡まで。
最後のローカル線区間になりますが、盛岡まで3時間程度かかるので長時間乗車です。
花輪線は非電化路線で、車両はJR東標準のキハ110系列。
以外にも今回の旅でこの形式に乗るのは初めてだったりします。

奥羽本線の線路を跨ぐ

大館を出発して間もなく、奥羽本線の線路を跨いで一路東方向へ。
奥には大文字の山も見えます。

米代川を渡る

米代川を渡り…

十二所

五能線では十二湖駅でしたが、ここは十二所。

末広駅に到着

末広駅に到着。
高原のローカル線という雰囲気です。

川沿いを走行

川沿いを走行し…

盛岡方面の線路と合流

十和田南駅の手前で盛岡方面の線路と合流。

ホーム反対側には対向列車が待機中

ホーム反対側には対向列車が待機中。

十和田南駅

十和田南駅に到着。終点ではないのに行先が1つしかありませんが…

反対側の駅標にもう一つの行先が表示されている

反対側の駅標にもう一つの行先が表示されていました。

スイッチバック構造の駅

というのもこの駅で進行方向が変わる、いわゆるスイッチバック構造の駅だからです。
大館からは(上の写真で)右側の線路から来ましたが、今度は方向を変えて左側の線路に進み、盛岡方面へと向かいます。

駅舎はしっかりとした造り

中間地点の駅ということもあり、駅舎はしっかりとした造り。

進行方向を変えて出発

ということで進行方向を変えて出発。
今までこちらが先頭車両でしたが、今度は最後尾となります。
(最後尾といっても2両編成ですが…)

鹿角花輪駅

十和田南から柴平を経て到着したのが鹿角花輪(かづのはなわ)駅。
花輪線の名称の由来でもあり、沿線内での主要の駅。

八幡平

陸中大里を経て八幡平(はちまんたい)駅。

本格的な山岳区間

ここから先は本格的な山岳区間に。
勾配も急になります。

トンネル区間も続く

更にトンネル区間も続きます。

湯瀬温泉

湯瀬温泉に到着。
温泉地ということで、ここで下車する乗客もそれなりにいました。

岩肌がむき出しになっている

岩肌がむき出しになっている山を見かけましたが、自然ではなく人工的に削られた感じです。

兄畑駅

兄畑(あにはた)駅に到着。
ここから岩手県に突入。

山あいの集落地

山あいの集落地。奥の山林は杉の生産地でしょうか?

荒屋新町駅に到着

荒屋新町駅に到着。

山間部の主要駅

列車交換設備や留置線もあり、山間部の主要駅といった感じ。

徐々に勾配が緩くなる

山間部を過ぎ、徐々に勾配が緩くなります。

安比高原駅

安比高原駅に到着。
安比といえばスキー場で有名で自分も大学時代に所属していたスキーサークルの合宿で何回か来ましたが、地吹雪の日が多くもの凄く寒かったという印象で、あまりいい思い出がありませんでした…。

シーズンオフのためか駅前は閑散としている

シーズンオフのためか駅前は閑散としていました。

林の中を抜け…

林の中を抜け…

松尾八幡平駅

松尾八幡平駅に到着。

安比スキー場のゲレンデが見えた

安比高原駅からは見えませんでしたが、平地に出てようやく安比スキー場のゲレンデ(前森山)が見えました。

大更駅

大更(おおぶけ)駅に到着。
この辺りになると普通の住宅街という感じになります。

IGR線と合流

東北本線じゃなかった、IGR線と合流。

好摩駅

IGR線との分岐(合流)駅となる好摩駅に到着。
隣駅もIGR線とJR線とで色分けされています。

岩手山も雲隠れ

岩手山も雲隠れでした。

元東北本線なので線路規格は立派

元東北本線なので線路規格は立派、というか本線の風格。
(渋民駅にて)

新幹線の線路も並走

途中から新幹線の線路も並走します。

盛岡の手前、青山駅

盛岡の手前、青山駅。
IGR線開業後にできた新しい駅ですが…

前九年口という出口がある

写真写りが悪いですが、この駅には「前九年口」という出口があります。
前九年=前九年の役(前九年合戦)に由来するものですが、前九年の役の最後の戦いが厨川の戦いだったため、古戦場の近くということで名付けられたようです。

以前奥羽本線で「後三年」という駅があったので、それに対する前九年は駅名ではないものの駅出口の名称として存在したので今回取り上げた次第です。

終点の盛岡に到着

盛岡駅 駅標

ということで終点の盛岡に到着。
さすがにのべ3時間の乗車は長かった…。

IGR=Iwate Galaxy Railway

IGRは「Iwate Galaxy Railway」の略。
Gingaでも通用しますがGalaxyだと格好いい感じがします。

ちなみにIGR線は青春18きっぷだと利用できませんが、自分が利用中の「北海道&東日本パス」では利用可能なので、わずかな区間(好摩~盛岡間)ながらもフリーきっぷの効果がありました。

さてここから東北新幹線で一気に東京まで戻る訳ですが…
みどりの窓口で確認したところ、案の定当日の上り列車(東京方面)の指定席は全て売り切れ。
ということで選択肢はただひとつ、自由席特急券を購入して(自由席のある)やまびこ号に乗車するという手段のみ。
ということで盛岡~東京間の自由席特急券(乗車券込み)を購入したのですが、実はここで裏技を使用。
母から譲り受けた「JR東日本株主優待券」を使いました。
優待券1枚で2割引きですが、1つのきっぷで優待券2枚(つまり4割引き)まで利用できるので、ここぞとばかりに優待券2枚で購入してみました。
株主優待券は今回ここまで利用した北海道&東日本パスなどのフリー切符には利用できないので、これは効果大でした。

で、窓口できっぷを購入してちょうど盛岡始発のやまびこ号が発車間際だったため、文字通り「飛び乗り」して盛岡駅を発車。
(おかげで発車前の車両を撮ることができませんでした…)
指定席は満席でも始発なので自由席は余裕で着席できました。
盛岡から在来線でぎりぎり途中駅まで粘るという手段もなくはなかったですが、乗車した列車がその後途中駅で乗客が増え満席→立ち乗り状態になったことを考えると「盛岡から始発乗車」して大正解でした。

盛岡を発車

ということで盛岡を発車。
正確な撮影場所を覚えていませんが、撮影時刻的に発車間もない頃かと思われます。

田園地帯を疾走

発車後10分程度で車窓は田園地帯に変わりましたが、さすが新幹線なので早い早い…。

盛岡発車後20分程度で北上駅へ

盛岡発車後20分程度で北上駅へ到着。
(前の新花巻駅も停車しました)

竜の巣」のような巨大な雲

途中まるでラピ○タに出てくる「竜の巣」のような巨大な雲も見えました。

別の角度から

別の角度から。
形は崩れましたがやはり巨大。

一ノ関

古川

一ノ関・古川と停車し…

利府の新幹線車両基地を通過

仙台近く、利府の新幹線車両基地を通過。

楽天の球場…ではない

間もなく仙台、奥に見える球場は楽天のホームグランド…ではないはず。

仙台を発車

仙台を発車して間もない地点(と思われます)。

白石蔵王

仙台の隣駅、白石蔵王。
乗車中のやまびこ号は比較的停車駅の多いタイプだったため、途中後からの速達列車(はやぶさorはやて)に何度か追い抜かれました。

引き続き巨大な雲が

この後も引き続き巨大な雲が見られました。

この辺りが限界

福島を発車後と思われますが、日没前でこの辺りが限界か。

夕食タイム

これ以後車窓の撮影は不可のため、盛岡発車前に速攻で購入した夕食用の弁当とおビールを頂きます。
ビールが前日と同じサッポロ黒ラベルなのはご愛敬(笑)

東京に戻って来た

一気に飛んで、終点の東京に到着(戻って来た)。
実は乗車した車両ははやぶさで運用される最速のE5系でした。
(どうりでやまびこの割に早かった訳だ…)

まだ盛岡や金沢行きがある

東京に着いたのが20:10頃ですが、この時間でもまだ盛岡や金沢行きがあるのは驚き。

乗車した列車はそのまま盛岡まで折り返す模様…

というか乗車した列車はそのまま盛岡まで折り返す模様…。
改めて新幹線って凄い!と思いました。

その後無事帰宅し、全行程終了。

(まとめ)
年初めに続き3泊4日の行程でしたが、乗り鉄部門と観光部門とのバランスが取れて我ながら上手くスケジュールが組めたと思います。
(最後の新幹線は半ば賭けでしたが、結果オーライでした)
やはり夏旅は良いですね。

次回は…どこに行こうかな(全く未定…)。

<終わり>
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