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秋の大山登山2019 [アウトドア(釣り・登山・スキー等)]

ということで今年も年一度の「大山詣り」に行ってきました。
日程は昨年より1~2週間程度遅い11月10日の日曜日。

ご覧の通り快晴

大山ケーブルバス停付近。
今年はご覧の通り快晴で山頂からの眺めは最高だったと思われますが、諸事情で今年は山頂の登山は断念しました。
(当日のルートについてはすぐ後程紹介)

山頂周辺が茶色がかっているのが気になる

小田急線の車窓から見た大山。
去年もそうでしたが、山頂周辺が茶色がかっているのが気になります。
今年も2度大きな台風が襲来したので、その影響なのでしょうか…?

大山、ふたたび。

小田急線伊勢原駅にて。
「大山、ふたたび。」ということで、今年もまた来ました。
(イラストで描かれているこまと豆腐は大山の名産品)

ちなみに横浜から相鉄線特急→小田急線急行→伊勢原から大山ケーブルバス停直行のバスという最短ルートで自宅からの所要時間はちょうど2時間ほど。

こま参道の途中

大山ケーブルバス停~ケーブルカー大山ケーブル駅までのみやげ街(こま参道)の途中。
帰りはここを通らないため、みやげ品は事前に購入します。
定番のきゃらぶきとせんべい、そして謎のコッペパン(学校の給食を再現した砂糖をまぶしたもの)を。
※コッペパンはその場で食しました

ケーブルカーは案外空いていた

ケーブルカー大山ケーブル駅に到着。
当日は日曜日でしたが、ケーブルカーは案外空いていた感じ。

ただ当日はケーブルカーには乗らず、徒歩で大山寺を経由して阿夫利神社(下社)を目指します。

南側を走破するルート

今回の行程ですが、冒頭で述べた通り山頂へは行かずに下社から南西方面に向かい、高取山を経て最終的に三之宮比々多神社(さんのひびたじんじゃ)に辿り着くというルートになりました。
山頂の登山は今年は体力的に厳しいのでハイキング感覚で高低差の少ない、今まで行ったことのないルートにしようと計画したのですが、結論から言うと山頂登山の方がましではなかったのではないかと思うほどハードな道のりでした。
(というか、延べ10km位歩いたのかもしれない…)

男坂・女坂の分岐点

大山ケーブル駅から少し歩くと男坂・女坂の分岐点。
いわゆる「追分」で、大山ケーブル駅の旧駅名も追分でした。

この先大山寺を経由するので左の女坂に向かいます。
(男坂は阿夫利神社下社に直行)

大山寺までの道は比較的緩やか

女坂ということもあり、大山寺までの道は比較的緩やか。
徒歩で向かう方もちらほら見かけました。

大山寺の階段

大山寺の階段。
モミジは色づき始めといったところで、紅葉は少し先な感じ。
この階段は紅葉シーズンにはライトアップも行われます。

大山寺境内

大山寺境内に到着。
まだ御朱印を頂いていなかったので、今回は頂きました。

やはりモミジは色づき始めといった感じ

階段の上から下界(海)方面を見る。
木々の間から辛うじて平野が見えます。
やはりモミジは色づき始めといった感じ。

かわらけ投道場

大山寺名物?のかわらけ投道場。
陶器製の「かわらけ」を谷に向かって投げて厄払いを行い、更に投げたかわらけが谷の先に設置された輪の中に入れば願い事が叶うというもの。
正直なところ輪の中に入れるのはかなり難易度が高いですが、(輪の中に入らなくても)かわらけを投げて割ることでも厄払いにはなります。
ちなみに自分も輪の中に入れることはできませんでした…(2投目は惜しかったですが)。

※かわらけは2枚で300円

下社へと進む

大山寺でお参りした後は下社へ。
ここからは階段の連続。
女坂の沿道には「逆さ菩提樹」や「爪切り地蔵」などの女坂七不思議がありますが、以前紹介したことがあるので今回は割愛します。

ケーブルカーと遭遇

途中ケーブルカーと遭遇。
ケーブルカーが新しくなってから外から見るのは今回が初めてかも。
(駅周辺を除く)

最後の階段は結構急です

もうすぐ下社ですが、最後の階段は結構急です。

部分的に紅葉している

下社の入口に到着。
こちらは部分的に紅葉している感じ。
ちょうど昼時なので、右側の茶屋で昼食を取りました。
(ここ数年は山頂で昼食を取っていましたが、今回は出発時刻が遅いもので…)

シカが一匹

すぐ下の崖地でシカが一匹佇んでいました。
大山周辺では野生のシカも見られますが、このシカは保護されたのでしょうか?

大山出張

途中で見られた「大山出張」の看板。
阿夫利神社の名を冠するラーメン店「阿夫利」が期間限定で出張中。
ここではメイン商品の「柚子塩ラーメン」のスープの試飲が行われていました。
奥の休憩所では実際のラーメンを食べることができた模様(こちらは有料)。
カップめんも販売されていました。

阿夫利のラーメンは横浜駅の地下に店舗があって一度食べたことがあります。

下社境内

階段を上り、下社境内に到着。
やはり休日ということもあり、境内はそれなりに混雑気味。
例によって家内用のお札を購入(同時に古いお札を収める)。

カエデは紅葉している

下社の高台から見た下界。
中心のやや右上に江の島が見えます。
手前のモミジ(カエデ)は紅葉しています。

頂上登山口

頂上登山口(一丁目)に到着。
例年は木の門をくぐって奥の階段を上るのですが、今回は山頂方面ではなくに左奥の道を進みます。

山頂方面・かごや道へ進む

登山口からすぐさま分岐点。
左の道を進むと直接蓑毛越えに行けますが、回り道をする感じで右側の山頂方面・かごや道へ進みます。

倒木が登山道をふさぐ

少し歩く(登る)と倒木が登山道をふさいでいました。
先月(もしくは先々月)の台風によるものかと。

見事にぽっきりと折れている

幹の途中で見事にぽっきりと折れていました。

倒木に「登山道」の案内

倒木に「登山道」の案内(板?)がありました。
倒木の隙間を抜ける感じで通ります。

またもや倒木

先にはまたもや倒木。
こちらは「根こそぎ」で倒れています。
やや年月が経っている感じだったので、昨年の台風で倒れたのかもしれません。

西の峠 分岐点

西の峠 案内板

「西の峠」分岐点に到着。
上り方面に進むと山頂(16丁目分岐)に行けますが、今回は下りの「みのげ越え」方面に進みます。

少し上り坂

下りと書きましたが最初は少し上り坂。

女人禁制の碑

女人禁制の碑。
江戸時代はこれより先(山頂方面)は女性の登山が禁じられていました。

少しの間平坦な道が続く

この先少しの間平坦な道が続きます。

頭無しの地蔵

お地蔵さんが並んでいますが、全て頭が無くうち何体かの首の上に石が置かれて頭があるように見えます。

蓑毛方面へのショートカット道

ここから先は下りになり、蓑毛方面へのショートカット道(の分岐点)に到着。
一昨年の登山ではこのルートを通って山頂へ向かいました。

蓑毛越えに到着

更に下り、蓑毛越えに到着。

蓑毛越え 案内板

蓑毛越えはちょうど4方向の分岐点になっており、このうち大山山頂方面(今回はこちらから到達した)・蓑毛バス停方面・下社方面は既に通ったことがありますが、残る「浅間山」方面のみ行ったことがなかったので今回はそちらに進んでみます。

浅間山方面への道

浅間山方面への道。
ということでここからが本日メインのコース(?)となります。

砂利道が続く

最初はやや下り坂で、砂利道が続く感じ。

巨大な電波塔が見える

程なくして開けた地点に到達。
奥に巨大な電波塔が見えますがこの辺りが浅間山のようです。

高取山方面へ進む

手前には「高取山・弘法山」方面の案内板が。
この先高取山を目指すので、案内板が示す道を進みます。

電波塔付近から見た大山山頂

電波塔付近から見た大山山頂。
ご覧の通り快晴なので、当日は山頂からの眺めはさぞ良かったのかと…。

砂利道なので車が通れる感じ

この先は再び下り坂。
砂利道なので車が通れる感じですが、少し先で普通の登山道に戻ります。

少し上り坂

と思ったら少し上り坂。

再び下り坂

再び下り坂、とアップダウンが激しいです。

トレランをされていると思われる方が坂を上って行った

そういえば途中トレイルランニング(トレラン)をされていると思われる方を拝見しましたが、ここでも階段の横の坂道を駆け上がっていく光景も…。
このコースは適度な高低差なのでトレランのコースとして向いているのかもしれません。
(大山山頂の登山道の場合は勾配がかなりきついのでさすがにトレランは無理だと思う)

高圧線鉄塔の下に到着

高圧線鉄塔の下に到着。
左側に見えるススキが秋を感じさせます。

工事中の高速道路が見える

鉄塔の真下から撮影。
写真の中央に工事中の高速道路(新東名の伊勢原大山インター?)が見えます。

秦野市街が見える

反対側からは秦野市街が見えます。
手前のススキが綺麗です(というかそちらにピントが合っている感じ)。

高取山まで30分

少し進むと林道(舗装された道路)に出ました。
手前の案内板には「高取山 30分」の表記。
(他大山山頂:2時間・下社:1時間・聖峰:13時間)

すぐ向こうは秦野市

林道の右側には「秦野市」の表記が。
というか伊勢原市と秦野市との境界に沿っているようです。

不動越え

不動越え 案内板

少し進んで「不動越え」という分岐点に到着。
大山山頂方面・高取山の他に秦野市の寺山方面・大山古道を経て阿夫利神社社務局(大山ケーブルバス停の手前)に通じています。

お不動さんの像がある

「不動越え」の名前の由来は分岐点の少し手前にあるお不動さんの像があることから。

高取山山頂までは上り坂

高取山山頂までは上り坂が続きます。

少し緩やかになる

途中少し緩やかになる地点もありますが、この先再び上り坂。

この先が山頂か?

この先が山頂か?と思われましたが…

まだ少し先だった

まだ少し先でした。
尾根状になっている道を進み…

高取山山頂に到着

ようやく高取山山頂に到着。
(標高:556m)

高取山山頂から見た大山

高取山山頂から見た大山。
写真中央やや右が阿夫利神社下社、左側に今まで通ってきた電波塔や高圧線鉄塔などが見えます。

下界の眺望はよろしくない

下界の眺望はよろしくないです。
(この後絶景ポイントがあるのですが)

聖峰方面へと進む

高取山からは蓑毛・大山方面の他に弘法山・寺山・聖峰方面への道がありますが、この後は聖峰方面へと進みます。

寺山方面への道

こちらは寺山(秦野市)方面への道。
反対側に進みます。

ここでも倒木

ここでも根こそぎ倒れている倒木も見かけました。
(奥にも何本か傾いている木もあります)

弘法山・聖峰の分岐点

少し進むと弘法山・聖峰の分岐点。
弘法山だと鶴巻方面へと向かってしまうので、聖峰へと向かいます。

基本的に下り

ここから先は基本的に下り。
体力的には楽ですが、逆に足には負担がかかります…。

思いがけず絶景ポイントに出くわす

途中で思いがけず絶景ポイントに出くわしました。
(ちょうど正面が平塚、その先に江の島といったところ)

尾根づたいに進む

尾根づたいに進み…

この辺りは暗い

暗い道を抜けると

聖峰に到着

聖峰に到着。

奥のお堂が聖峰不動尊

奥のお堂が聖峰不動尊。

これは見事な絶景

不動尊の反対を振り返ると、これは見事な絶景!

正面から右側

正面から右側(大磯方面)。

正面から左側

正面から左側。
写真の中央やや右寄りが東名の伊勢原ジャンクション。
180度までとはいかないまでも、150度くらいの眺望が広がる高台です。
ここからの初日の出は抜群の眺めだとか。
地元の隠れた絶景ポイントといったところでしょうか。

九十九曲がりを下ってみる

正面から直接斜面を通る「九十九曲がり」を下ってみます。

下に迂回路が見える

九十九曲がりの終点付近。
下に迂回路が見えます。

参道九十九曲登り口の表記が見える

迂回路との合流地点。
参道九十九曲登り口の表記が見えます。

更に道を下る

更に道を下り…

ここが聖峰登山道の入口か?

聖峰登山道の入口と思われる地点に到着。

標高もだいぶ低くなった感じ

ここまで来ると標高もだいぶ低くなった感じです。

みかん園

この辺りはみかん園になっています。
みかんの木1本毎にオーナーが決まっている模様。

コスモスの花が多い

聖峰・高取山方面の案内板。
みかんの木の他にコスモスの花も多く見られます。

保国寺の本堂

この後は最後の目的地である比々多神社を目指しますが、こちらは途中にある保国寺の本堂。
中々に立派な造りです。

栗原ふれあいの里

「栗原ふれあいの里」の看板。
看板の字が小さくて見えませんが、先ほど通った聖峰からの九十九曲がりは「男坂」だった模様。
(迂回路が女坂)

振り返ると高取山

比々多神社に向かう途中、振り返ると高取山。

比々多神社の入り口

比々多神社の入り口に到着。

菊の花が奉られている

立派な造りの本殿

比々多神社は「三ノ宮比々多神社」と呼ばれており、相模の国の三ノ宮ということで本殿も立派な造りです。
ちなみに相模の国一之宮は寒川神社ですが二ノ宮はどこなのか?と調べたところ、二宮町の川勾神社(かわわじんじゃ)でした。
これが二宮町(ないしはJRの二宮駅)の名前の由来ということですね。

境内にはちょうど菊のシーズンということで、菊の花が奉られていました。

初めて来た神社ということで、ここでも御朱印を頂きました。

神社の前でも菊の花が見られる

神社の前でも菊の花が見られました。

高取山、奥には大山も

最後に…左手に高取山、右手奥には大山も。
日没の寸前に行程を終えることができました。
(この後最寄りのバス停まで少し歩きましたが)

走破距離がかなり長い(+下りメインの行程)だったため、足にかなり負担がかかりました。
(翌日は思ったほど筋肉痛ではなかったのですが、翌々日にきました)

今まで来たことのないルートを走破してみましたが、思わぬ絶景ポイントを発見したりと収穫はあったと思います。
来年は(例年通り)山頂を目指す予定です。
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