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ao2のガンプラ制作記(その1) [ガンダム・ガンプラ]

今年のGWは新型コロナウィルス感染拡大の影響で外出自粛を余儀なくされたため、当方も止む無くステイホーム…。
なので例年の旅行(もしくは乗り鉄)の記事は無しですが、その代わりといっては何ですがこの機会に未着工もしくは作りかけのガンプラ(いわゆる積みガンプラ)を完成させてみよう!ということでGW休暇日を中心に集中的にガンプラ作りにいそしんでみました。
前回のカテゴリ「PC自作」に続き、「ガンダム」のカテゴリも久しぶりですね。
(ちなみに当ブログの初回の記事は2009年夏の「お台場ガンダム」のレポートでした)

今回完成したのはザク系統の2体

今回完成したのはジオン軍のザク系統の2体。
時系列的には初代(ファースト)ガンダムにあたりますが、アニメ本編では登場しないMSV(モビルスーツバリエーション)に登場する機体です。
詳細は追って説明しますが、かなりマニアックな内容になりますのでご了承ください。
(正直ガンダムについて詳しくない方にはさっぱり分からないと思います…)

尚写真は基本完成状態のみで、制作途中の解説については割愛します。
(というか途中の写真を撮っている余裕はなかったので…)

ザクタンク!

ザクタンクを後ろから

ということで1体目ですが、いきなりザクタンク!
ザクの上半身と戦車の車体を組み合わせた機体なので、MS(モビルスーツ)というよりは半ば戦車のキットを作っている感覚でした。

キットはMSV時代のもの(初代ガンダムの旧キットの少し後に出た)なので今時のガンプラのように多色成型・スナップフィット(接着剤不要)・関節部分のポリパーツなどはないので、接着剤を使用して組み立てつつ模型用カラーで塗装をして完成させる、という旧来スタイルでの組み立てということになりました。

以前作ったマゼラアタックと並べてみた

同じく後ろから

以前作ったマゼラアタック(ジオン軍の重戦車)と並べてみました。
このマゼラアタックですが上の砲塔部分が旋回できない構造で、その代わりに砲塔部分が本体から分離して飛行可能という、何とも奇怪な構造。
そういう構造からなのか砲塔部分(マゼラトップ)の破損率が高く本体部分(マゼラベース)のみが残り、MSのザクについても下半身(脚部)の破損率が高かったことから余剰パーツであるザクの上半身とマゼラベースを組み合わせて作業用車両として再生させてできたのがザクタンク、という設定だそうです。
後に追加武装を施したザクタンクも登場したそうですが、決して連邦軍のガンタンクに対抗して作られたもの…という訳ではないのです。
(ガンタンクは連邦軍のMS開発の過程で戦車の延長上として支援用の機体としたものなので、そもそも成り立ちが違う)

そのような設定はともかく、こうして並べてみるとあたかもマゼラアタックが当初からザクタンクに転用することを想定して作られたのではないか?と思ったりもします。
そもそもマゼラベースの部分が戦車としては余りにも巨大なので。
(現行の主力戦車の倍以上の大きさがある)

ちなみにザクタンクの塗装ですが、ダークイエロー系の艶消し色を中心に仕上げてみました。
ダークイエローといえば第二次大戦時のドイツ軍のアフリカ戦線の戦車で使用されていた塗色なので、いかにも戦車っぽいイメージということで。
スミ入れや汚し塗装(ウェザリング)は行っていません。
キットの解説書には当時流行したメッキが所々剥がれたようなウェザリング(通称ハゲチョロ塗装)の例が掲載されていましたが、さすがに今時のウェザリング手法としてはわざとらし過ぎるので…。
古参のガンプラモデラーならご存じかもしれませんが、伝説のガンプラ本である「HOW TO BUILD GUNDAM」に掲載されていたジオラマ写真のアレです。

なのでこれで完成として、右のマゼラアタックのように自然ウェザリング状態(いい感じに埃をかぶっている)になるのを待ちます。

ザク上半身とマゼラベース部分は分離が可能

キットの内容ですが、ご覧の通り組み立て後もザク上半身と戦車(マゼラベース)部分の分離が可能。
更にはザク上半身の両腕の取り外しも可能な構造で、腕の回転のみならず腕部分の前後スイングも可能というやや無駄とも思える可動範囲の広さを誇っています。
頭部分の旋回及び前後スイングも可能。
ちなみに頭部分はそのまま組み上げると胴体からの取り外しが出来なくなりますが、頭内部にポリパーツを無理やり組み込んで分離可能にするという改造を施しています。
改造過程は割愛しますが、この改造をしたがために胴体内部の腕可動用のパーツが外れてしまうというトラブルが発生したため、両腕を取り外した状態の写真は撮影していません。

オプション装備のクレーンユニットも付属

前の写真にもちらっと写っていましたが、キットにはザクの背中部分に取り付けするユニットが2種類あり、増設用の燃料タンク(今までの写真ではこちらを取り付け)と上の写真のクレーンユニットが付属。
クレーンの先端には高所作業用の足場台と、更に1/144サイズのジオン軍兵士2体も付属するという拘りぶり。
と、ここまでは良いのですが…。

これは危険過ぎる!

ザクの背中部分にクレーンユニットを取り付けて、背後のザクの方付近まで高所作業用の足場台を持ち上げてみるの図。
模型なので足場台の高さがピンと来ないかもしれませんが、これは危険過ぎる!と言わざるを得ないです。
当方、業務上高所作業車を使用する機会もあるものなので敢えて言わせていただくと…

・足場台の柵が簡易過ぎて転落の危険性大(安全帯の使用は必須!)
・どこから足場台に乗るのか…
(クレーン部分を折りたたんでもはしご等を使用して上れそうな高さでななさそうだし)
・そもそも元にあるクレーン室はいらないのではないか?
(現行の高所作業車は足場台から直接クレーンを操作できる仕様になっている)

と、ツッコミどころが満載だったりします(笑)

2009年のお台場ガンダムの様子

参考までに…2009年のお台場ガンダムの様子(筆者撮影)
当時展示されていたこの「ガンダム立像」は1/1スケール(アニメ設定上の実物大)で、アニメ設定上でもガンダムとザクの全高はほぼ同一(18m程度)。
なので先程の模型の写真と照らし合わせると、ほぼガンダムの肩付近まで足場台が上がるということで、かなりの高さになることが想定できます。
(ガンダムの足周辺にいる人と比較して)

それにしても、改めて当時の写真を見るとお台場ガンダムの時の熱狂ぶりは凄かったなあ…。

足場台に乗っているジオン兵は命知らず?

あとキットのパッケージイラストから。
MSVシリーズ特有のリアル志向で何とも勇ましい限りですが、注目するのはイラスト右上にいる足場台に乗っているジオン兵。
見た限りタンク走行中でこのままだと絶対転落しそう!ということでこのジオン兵の何と命知らずなことか、と思ったりします。
背後に描かれているファットアンクル輸送機や揚兵戦車キュイといったマニアックなジオン軍兵器も見ものですが…。

ということでザクタンクの解説はこれまでにして、次に行きます。
(大分長くなってしまった…)

制作中の写真

もう1体完成させたのは…
(制作中の写真、右側は以前作った量産型ザク)

シャア専用ザクを改造

パッケージはシャア専用ザク(MS-06S)。
FG(ファーストグレード)というモデルで、旧キットのガンプラの仕様でディティールをリファインしたもの。
旧キット同様パーツは1色成型(塗装が必須)・ポリパーツ無し・スナップフィットでない(接着剤が必要)という構成ですがディティールはPG(パーフェクトグレード:1/60の精細モデル)のザクがベースらしく、同スケールのHG(ハイグレード:1/144の高級モデル)よりも精細だったりします。

それはともかく、完成させたのが…

ジョニーライデン専用ザクⅡS型

ジョニー・ライデン専用のザクⅡS型。
ジョニー・ライデンはアニメ本編では登場せず、前述のザクタンクと同様にMSVでのみ登場するキャラクター。
「真紅の稲妻」の通り名を持つエースパイロットという設定で、愛機は真っ赤なカラーリングが特徴。
ジョニー・ライデン専用ザクと言えば高機動型の「ザクⅡR2型」が有名ですが、たまたま入手した設定資料によるとザクⅡR2型に搭乗する前にS型に搭乗していたという設定があったので、これにより改造してみました。
ジョニー・ライデンはアニメ本編には出てこないもののガンダム系のゲーム(ギレンの野望など)でお目にかかることができます。
ちなみに声の担当は井上和彦氏(Zガンダムのジェリド・メサ役など)。
ゲーム中でシャアと絡むイベントがあって「よく機体を間違えられる」というやりとりがあったのを覚えています…。

背面

背面。
塗装については赤がつや消しレッドにオレンジを少々混ぜて「真紅」の色合いに。
黒部分はつや消しブラック+ダークグレー(殆ど黒ですが…)
バックパック(昔はランドセルと言った)はニュートラルグレー系の色。
左肩のトゲ部分はイエロー、関節部分は焼鉄色というカラーを使用しました。

やはり手塗りだとムラが目立ちます…。

組み上げ後もパーツを分離できるように改造を施している

FGのキットではそのまま組み上げるとパーツが分離できないので、各パーツの接合部分に改造用のポリパーツを組み込みして組み上げ後もパーツを分離できるように改造を施しています。
もちろんHGであればポリパーツは標準なのでこのような改造は不要なのですが…。

胴体~足部分の分離図

胴体~足部分の分離した状態はこんな感じ。
実のところかなり前に途中まで改造を行ったと途中で長らく放置状態だったものを今回再開して完成にこぎつけたという経緯があります。
(改造過程の詳細は割愛しますが、正直かなりめんどい作業をしています…)
尚非ポリパーツのキットにポリパーツを組み込むメリットとして可動範囲を広げるという効果がありますが、今回の改造で可動範囲は思ったほどは変わらなかったので、あくまで組み上げ後にパーツを分離を可能にするという目的が主点です。

HGのシャア専用ザクと並べてみる

手持ちのHGのシャア専用ザクと並べてみました。
※シャア専用ザクは素組み完成品を中古で購入したもの
(バズーカのみ手持ちのものを取り付け)
素組み(=塗装・接着剤無しでランナーから切り離してそのまま組み上げること)でこの見栄えなので、HGの出来栄えは凄いです…。

量産機があってこその専用機!

手持ちの量産型ザク2機と並べてみました。
(量産型ザクもFGのキットで若干改造を加えた後に塗装して完成させたもの)
やはり量産機があってこその専用機!な感じです。

余談ですがジョニー・ライデン専用のザクⅡR2型は何とRG(リアルグレード:1/144スケールの最上級モデル)でも出ているので、人気の高さが伺えますね。
しかし筆者としてさすがにRGはパーツの個数が多すぎて手が出せない…。
というか自分の目がRG(ロウガン)化しつつあるので、細かい作業が厳しくなっています。
(近頃本当に近くのものが見づらくなっている…)

そんな感じで久しぶりのガンプラ制作記!ということで纏めてみました。
続きは…あるかもしれませんがあまり期待はしないで下さい。
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