秋の大山登山2020 [アウトドア(釣り・登山・スキー等)]
年に一度の「大山詣り」ですが今年はコロナ禍の影響(ないしは自身の体力面)により断念・自粛も検討していましたが、何とかタイミングを確保して例年通り敢行してみました。
日時:11月8日(日曜日)
朝方の小田急線内の車窓からは大山の山頂が雲隠れ。
当日の日中は晴れ間も出るという予報だったので、天気が回復することを祈りつつ…。
今回は蓑毛方面から登山するルートを取ったので、伊勢原ではなく秦野まで行きました。
反対側の線路には"特急ロマンスカーが停車中。
特急は通常秦野駅には停車しないのですが、通勤ライナー的な性格の「モーニングウェイ」という列車でした。
昨今の私鉄線では相次いで座席指定制の有料列車が登場しましたが、小田急線では特急ロマンスカーがその役割を担っています。
尤も今回秦野まで乗車したのは特急ではなく急行でしたが…。
(ロマンスカーとは基本的に無縁)
駅の改札を出た後ですが、バスの停留場はご覧の通りの行列…。
主にヤビツ峠行きのバス待ちですが、自分は蓑毛行きのバスに乗車。
それでも満員に近い乗車率でした。
秦野駅からおよそ30分ほどで蓑毛バス停に到着。
登山の前にバス停付近にある大日堂にお参り。
こちらは入口の仁王門。
大日如来が祀られている本堂。
一通りお参りしてから元のバス停付近に戻り、いよいよ登山開始です。
今回の登山ルートですが、上りは蓑毛からヤビツ峠を経由して山頂へ。
下りは通常に山頂~見晴台~阿夫利神社下社まで。
下社からは男坂経由で大山ケーブルバス停までというのがいつもと違うルートです。
上の地図で赤矢印が今回のルート、青矢印が昨年のルートです。
重複するのは大山ケーブル駅~大山ケーブルバス停(こま参道)のみです。
麓から山頂、山頂から下山まで全て徒歩というハードな行程…。
出発から程なく、最初の分岐地点に到着。
左がヤビツ峠、右が蓑毛越方面。
以前は右側に進みましたが、今回はヤビツ峠経由のため左の道を進みます。
少し進んだところにある「元宿」と呼ばれる地点。
この辺りにはかつて宿場があったのが名前の由来だそう。
付近にわずかに残っている石垣がその名残です。
先に進むと春獄湧水と呼ばれる地点に到着。
秦野の名水らしいです。
その先に分岐点。
そのまま左に進めばヤビツ峠ですが、寄り道して右の「髭僧の滝」方面に進みます。
やはり予報通りというか天気が回復してきました。
先の春獄湧水の地点から髭僧の滝まで500m程度との案内でしたが、何気に結構歩いた…。
この看板からは「すぐそこ」だそうですが。
ということで髭僧の滝に到着。
なかなかに立派な様相です。
滝の名前は春獄という僧侶に由来するとのこと。
(先の春獄湧水も、その僧侶が由来ということか)
春獄という僧侶には胸まである長い髭を生やしていたそうなので、滝全体がその長い髭に見えなくもない…。
しばし滝を眺めた後来た道を戻り…
元の分岐点に戻り、ヤビツ峠方面に進みます。
※写真手前がヤビツ峠方面、左奥が髭僧の滝、右奥が蓑毛方面
ここからはほぼ上り坂。
林道に続く道もありましたが、そのまま右手の「ヤビツ峠」の矢印方向へ進みます。
途中細長い滝も…。
岩肌が見える急斜面を通り抜けます。
木々の間から麓が見える地点。
奥が秦野市方面か?
木の根元がえぐれている間を通り抜けます。
蓑毛から出発してだいぶ経過しましたが、少し開けた場所で日差しが出てきました。
標高も高くなり、遠くに(昨年行った)高取山が見えるように。
岩の谷間をぐるりと回る地点。
ここまで来ればあと少し。
ようやくヤビツ峠に到着。
少しずらした視点から。
一部の木は紅葉になっていますが、全体的には色づき始めといったところ。
ここまで結構歩いたので少々休憩。
休憩所の壁にある周辺地図を眺めます。
現在地(ヤビツ峠)を中心に拡大。
蓑毛からの登山道は地図上にないですが、車の峠道(頭文字Dのバトルの舞台にもなった)と比較して最短距離のルートになるかと。
塔ノ台ハイキングコースの入口。
こちらは大山山頂とは逆方向になるのでこちらではなく…。
大山山頂へ進みます。
距離は2.3km(阿夫利神社下社からの登山道より若干長め)。
ちなみに蓑毛からの登山道は柏木林道という名前だったのか…。
山頂方面への近道はこの上にある広場だった場所にレストハウスを建設中のため通行止めでした。
なので迂回して少し戻ることに。
階段を上った先に柵があり、その向こうではレストハウスを建設中。
山頂に向けて再度出発。
程なくして浅間山と高取山が一望できるビューポイントが。
上の写真で手前左寄りに鉄塔が立っている部分が浅間山、ほぼ中央にあるのが高取山。
少しだけですが道が平坦な地点もあります。
尾根づたいに進む場所も…。
この辺りは急な斜面で、道がつづら折り状になっています。
ヤビツ峠から1.1km・大山(山頂)まで1.2kmなので、ちょうど中間の地点。
山頂が見えてきたので、ここで小休止。
麓が一望できます(奥が秦野市街)。
山頂に向けて再出発。
ヤビツ峠からの登山道は割と開放的な感じな場所が多いのが良いですね。
空の青さも濃くなり、だんだん山頂に近づいた感じです。
またもビューポイントがあったので撮影。
高取山の全体が見えるほどになりました。
視点を右手にずらすと秦野市方面。
その奥のやや右側ですが、かすかに真鶴半島も見えます。
反対側(山方面)を見ると、今回も富士山は見えないっぽい感じ…。
25丁目・ヤビツ峠分道地点に到着。
ここで本道と合流します。
ここから山頂まで300mなのであと僅か。
ちなみにここ(25丁目)から下社まで1.7km、ヤビツ峠まで2.1kmの表示があるのでやはりヤビツ峠ルートの方が若干長めでした。
で、このまま山頂に向かいますが…ここにきてまさかの渋滞?
これも新型コロナの影響なのか、今年は例年になく登山客が多いようです。
列の後ろに連なり…
間もなく山頂。
とりあえず山頂に到着。
大山山頂の碑。
昨年は山頂に行かなかったので2年ぶりですが、あまりの混雑ぶりに山頂に着いた感が全くないという…。
とにかく人が多かったです。
(上の写真では混雑ぶりがあまり分かりませんが)
写真には撮っていませんが、山頂のトイレ(特に女子側)がもの凄い行列でした…。
それはともかく、例年通り山頂から眺める下界の風景を…。
木々の向こうにちらっと高取山が見えます。
その奥は大磯方面になるのか。
(左側が平塚市・右側が秦野市)
続いて…ちょうど写真の中央に東名と新東名が交差する伊勢原ジャンクションが見えます。
その手前に開通して間もない伊勢原大山インターも…。
奥のやや左側が厚木市、その奥に相模川も見えます。
少し別の場所から。
写真の中央やや右が厚木市、相模川の奥が海老名市か?
空気が澄んでいれば彼方にランドマークタワーも見えるはずですが、今回はさすがに見えなかった…。
こちらは正確には山頂から少し降りた地点での撮影。
ちょうど中央が秦野市、右奥が小田原市、その向こうに真鶴半島も見えます。
山側のビューポイントから撮影。
やはり富士山は拝めず…。
(雲がなければちょうど写真の中央に富士山が見える地点)
何か湖が見えるとう声が聞こえたので北寄りの方面に向かったところ、宮ケ瀬湖が見える地点がありました。
(写真の中央やや右寄り)
山頂で昼食を取って一通り散策した後は下山ルートへ。
見晴台方面へと向かいます。
見晴台まではヤビツ峠とほぼ同じ距離の模様。
山頂付近は高い木が少なく、開けている場所が多いです。
大山の肩と呼ばれる地点(奥が山頂)
この付近は少し平坦な道になります。
付近で何か動物がいるという声が聞こえたので見渡すと、野生のシカに遭遇しました。
野生のシカは以前大山寺周辺で見かけたことがありますが、山頂付近でお目にかかるのは初めてかも。
(クマでなくて良かったです…)
大山の肩を過ぎた後は下り坂が続きます。
昨年の登山ルートが一望できるビューポイントがありました。
(阿夫利神社下社~浅間山~高取山~聖峰等)
見晴台方面と不動尻方面の分岐地点。
左側に見える登山者は不動尻(七沢)方面から上ってきたということでしょうか?
年を追うごとにがけ崩れが進行している地点。
今年は台風などの被害が無かったので進行の形跡は見られませんでしたが、昨年はかなり被害があったのかもしれません。
ちょうど背後から西日が差して秋深しという感じの光景。
ちょうど見晴台までの中間地点でここも定番のビューポイント。
奥に見えるのは相模原市方面か?
この辺りは急斜面。
所々に岩が露出しているので、注意深く坂を下ります。
木の向こうに目的地の見晴台が見えてきました。
(中央やや右の茶色い部分)
滑落事故多発地点の警告表示。
今年は神奈川県下でも初心者による登山が増加しているためか、山の事故も増加傾向にあるとのことです。
ということで慎重に…。
道が分かれる感じなのか、見晴台はこちらといったような案内表示がありました。
眼下に下社方面の道が見えてきたので、あと少しです。
あと0.2km(大山山頂まで2km)。
ということで見晴台に到着。
(奥が大山山頂)
山頂からの経過時間はちょうど1時間といったところ。
ベンチに座って小休止。
ススキの先に見えるのは相模原もしくは橋本方面か?
ここから一昨年は日向薬師方面へ行きましたが、今回は下社方面へ進みます。
自分的に定番のルートですがここを通るのは久しぶり。
今度は山頂方面の登山道を上に見る感じ。
鉄道における「山岳スイッチバック」の構図。
このルートは基本的に山の斜面沿いに進むので、滑落防止のため谷側にワイヤー状の柵が設けられています。
谷側の柵に加えて落石防止用の金網で覆われている箇所も。
大規模な土砂災害で道が無くなってしまった箇所には橋が作られています。
このルートはたびたび台風などで大雨が降ると道が崩れて通行止めになることが多かったのですが、近年のこのような整備により通行止めになることは少なくなりました。
前の写真の橋の上から谷間を見ると、雨が流れたであろう部分は岩肌が露出しているのが分かります。
去年の台風で倒れたと思われる木の根元。
ここ数年では珍しくない光景ですが、改めて自然災害の凄まじさが伺えます。
途中にある「ご神木」は無事でした。
このルートは比較的平坦な道(高低差がほとんどない)ですが、一部で勾配がありジグザグ(つづら折りとも言う)になっている箇所もあります。
二重滝にかかる橋が見えてきました(手前には二重社も)。
この付近も土砂災害で道が無くなったため、橋が架けられました。
二重滝を見るのも久しぶり。
滝の隣にある二重社。
滝の下手にある橋を渡り…
(この橋は以前からありますが、欄干部分が柵でかさ上げされています)
下社の下(茶屋の前)に到着。
やはり例年以上に人出が多い。
この後茶屋で軽食を取ろうと思うのですが…。
以前から気になっていた「ルーメソ」ののぼり。
要は縦置き用の「ラーメン」ののぼりを横置きにした上で裏返した状態で立てかけているものなのですが。
下にあるメニュー表でも「ルーメソ」。
どうやら正式名称らしい…。
更にルーメソのキーホルダーも販売されているらしい(笑)
ということで「山菜ルーメソ」を注文してみました。
具が山菜と薬味のネギのみというシンプルな構成ですが、それほどお腹が空いていなかったのでこれで十分かと。
で、肝心の味の方ですがこれがなかなか美味でした。
その証拠という訳ではないのですがKS(完食)してしまった…。
肉系の具が無い分他のルーメソ(ラーメン)より安いですが、これはおすすめです。
(元々自分が山菜そばが好きなのもありますが)
この後は下社へお参り。
参道の下にシカが1匹佇んでいましたが、昨年もいたのでどうやら野生ではない模様。
カメラ目線なのが面白い…。
参道の階段を上がって下社前へ。
正面には菊の花が飾られていました。
下社前から見た麓の光景。
山頂では晴れていましたが、山を下りた頃には曇り空になっていました。
下社周辺では紅葉は色づき始めといったところ。
木によっては紅葉が進んでいてばらつきがありましたが。
下りケーブルカーの行列待ちが凄い…。
下り(阿夫利神社駅)でここまで行列ができたのも珍しい。
自分は徒歩で降りるので関係ないのですが…。
茶屋前の広場を少し下ったところにある、男坂と女坂の分岐地点。
例年だと大山寺に立ち寄るので右の女坂ですが、今回は左の男坂方面に進みます。
きつ~い男坂というだけあって、急な階段です…。
急勾配以外に直線的な階段が多いのも男坂の特徴。
実に男(漢)らしい!
この辺りはかなりの急斜面。
木々の間からケーブルカーの駅(大山寺駅)が見える地点。
しかし男坂からケーブルカーの線路をまたいで大山寺へ行く道は無いので、そのまま坂を下ります。
階段が無い斜面も少しあります。
(もしくは階段が崩れてそのままになっているのかもしれない)
開けた箇所もあったので向かいの斜面を見ると、謎の構造物が…。
(水害対策のものかと思われますが)
元の石段の上に新たに階段が作られています。
この辺りも石段が崩れたままになっています。
それにしても直線が多い…。
終点の手前でケーブルカーの線路をまたぎます。
麓の大山ケーブル(旧:追分)駅。
階段の先が男坂の終点。
最後の階段を逆サイドから。
"麓側の男坂・女坂の分岐点「追分」。
ケーブルカーの麓側の旧駅名の由来の地点でもあります。
最後にこま参道の店で土産を買いつつ入口に到着。
本日の行程終了です。
大山ケーブルバス停から伊勢原駅までは直行便のバスで。
行きはありますが帰りに直行便に乗ったのは初めてです。
伊勢原から海老名までは小田急線。
海老名から相鉄線ですが、JRの車両に乗車しました。
(昨年まではなかったパターン)
そのまま乗っていると新宿方面に行ってしまうので、途中横浜行きの電車に乗り換えましたが。
ということで登山行程的には全て徒歩でなかなかにハードでしたが、何とか無事にこなせました。
やはり翌日以降足が筋肉痛になりましたが、意外に去年ほどではありませんでした。
(去年はやたら走行距離が長かったこともあったのかもしれない)
・おまけ
後日瀬谷駅から見た大山と富士山の光景。
快晴だった場合こんな感じという意味合いで…。
日時:11月8日(日曜日)
朝方の小田急線内の車窓からは大山の山頂が雲隠れ。
当日の日中は晴れ間も出るという予報だったので、天気が回復することを祈りつつ…。
今回は蓑毛方面から登山するルートを取ったので、伊勢原ではなく秦野まで行きました。
反対側の線路には"特急ロマンスカーが停車中。
特急は通常秦野駅には停車しないのですが、通勤ライナー的な性格の「モーニングウェイ」という列車でした。
昨今の私鉄線では相次いで座席指定制の有料列車が登場しましたが、小田急線では特急ロマンスカーがその役割を担っています。
尤も今回秦野まで乗車したのは特急ではなく急行でしたが…。
(ロマンスカーとは基本的に無縁)
駅の改札を出た後ですが、バスの停留場はご覧の通りの行列…。
主にヤビツ峠行きのバス待ちですが、自分は蓑毛行きのバスに乗車。
それでも満員に近い乗車率でした。
秦野駅からおよそ30分ほどで蓑毛バス停に到着。
登山の前にバス停付近にある大日堂にお参り。
こちらは入口の仁王門。
大日如来が祀られている本堂。
一通りお参りしてから元のバス停付近に戻り、いよいよ登山開始です。
今回の登山ルートですが、上りは蓑毛からヤビツ峠を経由して山頂へ。
下りは通常に山頂~見晴台~阿夫利神社下社まで。
下社からは男坂経由で大山ケーブルバス停までというのがいつもと違うルートです。
上の地図で赤矢印が今回のルート、青矢印が昨年のルートです。
重複するのは大山ケーブル駅~大山ケーブルバス停(こま参道)のみです。
麓から山頂、山頂から下山まで全て徒歩というハードな行程…。
出発から程なく、最初の分岐地点に到着。
左がヤビツ峠、右が蓑毛越方面。
以前は右側に進みましたが、今回はヤビツ峠経由のため左の道を進みます。
少し進んだところにある「元宿」と呼ばれる地点。
この辺りにはかつて宿場があったのが名前の由来だそう。
付近にわずかに残っている石垣がその名残です。
先に進むと春獄湧水と呼ばれる地点に到着。
秦野の名水らしいです。
その先に分岐点。
そのまま左に進めばヤビツ峠ですが、寄り道して右の「髭僧の滝」方面に進みます。
やはり予報通りというか天気が回復してきました。
先の春獄湧水の地点から髭僧の滝まで500m程度との案内でしたが、何気に結構歩いた…。
この看板からは「すぐそこ」だそうですが。
ということで髭僧の滝に到着。
なかなかに立派な様相です。
滝の名前は春獄という僧侶に由来するとのこと。
(先の春獄湧水も、その僧侶が由来ということか)
春獄という僧侶には胸まである長い髭を生やしていたそうなので、滝全体がその長い髭に見えなくもない…。
しばし滝を眺めた後来た道を戻り…
元の分岐点に戻り、ヤビツ峠方面に進みます。
※写真手前がヤビツ峠方面、左奥が髭僧の滝、右奥が蓑毛方面
ここからはほぼ上り坂。
林道に続く道もありましたが、そのまま右手の「ヤビツ峠」の矢印方向へ進みます。
途中細長い滝も…。
岩肌が見える急斜面を通り抜けます。
木々の間から麓が見える地点。
奥が秦野市方面か?
木の根元がえぐれている間を通り抜けます。
蓑毛から出発してだいぶ経過しましたが、少し開けた場所で日差しが出てきました。
標高も高くなり、遠くに(昨年行った)高取山が見えるように。
岩の谷間をぐるりと回る地点。
ここまで来ればあと少し。
ようやくヤビツ峠に到着。
少しずらした視点から。
一部の木は紅葉になっていますが、全体的には色づき始めといったところ。
ここまで結構歩いたので少々休憩。
休憩所の壁にある周辺地図を眺めます。
現在地(ヤビツ峠)を中心に拡大。
蓑毛からの登山道は地図上にないですが、車の峠道(頭文字Dのバトルの舞台にもなった)と比較して最短距離のルートになるかと。
塔ノ台ハイキングコースの入口。
こちらは大山山頂とは逆方向になるのでこちらではなく…。
大山山頂へ進みます。
距離は2.3km(阿夫利神社下社からの登山道より若干長め)。
ちなみに蓑毛からの登山道は柏木林道という名前だったのか…。
山頂方面への近道はこの上にある広場だった場所にレストハウスを建設中のため通行止めでした。
なので迂回して少し戻ることに。
階段を上った先に柵があり、その向こうではレストハウスを建設中。
山頂に向けて再度出発。
程なくして浅間山と高取山が一望できるビューポイントが。
上の写真で手前左寄りに鉄塔が立っている部分が浅間山、ほぼ中央にあるのが高取山。
少しだけですが道が平坦な地点もあります。
尾根づたいに進む場所も…。
この辺りは急な斜面で、道がつづら折り状になっています。
ヤビツ峠から1.1km・大山(山頂)まで1.2kmなので、ちょうど中間の地点。
山頂が見えてきたので、ここで小休止。
麓が一望できます(奥が秦野市街)。
山頂に向けて再出発。
ヤビツ峠からの登山道は割と開放的な感じな場所が多いのが良いですね。
空の青さも濃くなり、だんだん山頂に近づいた感じです。
またもビューポイントがあったので撮影。
高取山の全体が見えるほどになりました。
視点を右手にずらすと秦野市方面。
その奥のやや右側ですが、かすかに真鶴半島も見えます。
反対側(山方面)を見ると、今回も富士山は見えないっぽい感じ…。
25丁目・ヤビツ峠分道地点に到着。
ここで本道と合流します。
ここから山頂まで300mなのであと僅か。
ちなみにここ(25丁目)から下社まで1.7km、ヤビツ峠まで2.1kmの表示があるのでやはりヤビツ峠ルートの方が若干長めでした。
で、このまま山頂に向かいますが…ここにきてまさかの渋滞?
これも新型コロナの影響なのか、今年は例年になく登山客が多いようです。
列の後ろに連なり…
間もなく山頂。
とりあえず山頂に到着。
大山山頂の碑。
昨年は山頂に行かなかったので2年ぶりですが、あまりの混雑ぶりに山頂に着いた感が全くないという…。
とにかく人が多かったです。
(上の写真では混雑ぶりがあまり分かりませんが)
写真には撮っていませんが、山頂のトイレ(特に女子側)がもの凄い行列でした…。
それはともかく、例年通り山頂から眺める下界の風景を…。
木々の向こうにちらっと高取山が見えます。
その奥は大磯方面になるのか。
(左側が平塚市・右側が秦野市)
続いて…ちょうど写真の中央に東名と新東名が交差する伊勢原ジャンクションが見えます。
その手前に開通して間もない伊勢原大山インターも…。
奥のやや左側が厚木市、その奥に相模川も見えます。
少し別の場所から。
写真の中央やや右が厚木市、相模川の奥が海老名市か?
空気が澄んでいれば彼方にランドマークタワーも見えるはずですが、今回はさすがに見えなかった…。
こちらは正確には山頂から少し降りた地点での撮影。
ちょうど中央が秦野市、右奥が小田原市、その向こうに真鶴半島も見えます。
山側のビューポイントから撮影。
やはり富士山は拝めず…。
(雲がなければちょうど写真の中央に富士山が見える地点)
何か湖が見えるとう声が聞こえたので北寄りの方面に向かったところ、宮ケ瀬湖が見える地点がありました。
(写真の中央やや右寄り)
山頂で昼食を取って一通り散策した後は下山ルートへ。
見晴台方面へと向かいます。
見晴台まではヤビツ峠とほぼ同じ距離の模様。
山頂付近は高い木が少なく、開けている場所が多いです。
大山の肩と呼ばれる地点(奥が山頂)
この付近は少し平坦な道になります。
付近で何か動物がいるという声が聞こえたので見渡すと、野生のシカに遭遇しました。
野生のシカは以前大山寺周辺で見かけたことがありますが、山頂付近でお目にかかるのは初めてかも。
(クマでなくて良かったです…)
大山の肩を過ぎた後は下り坂が続きます。
昨年の登山ルートが一望できるビューポイントがありました。
(阿夫利神社下社~浅間山~高取山~聖峰等)
見晴台方面と不動尻方面の分岐地点。
左側に見える登山者は不動尻(七沢)方面から上ってきたということでしょうか?
年を追うごとにがけ崩れが進行している地点。
今年は台風などの被害が無かったので進行の形跡は見られませんでしたが、昨年はかなり被害があったのかもしれません。
ちょうど背後から西日が差して秋深しという感じの光景。
ちょうど見晴台までの中間地点でここも定番のビューポイント。
奥に見えるのは相模原市方面か?
この辺りは急斜面。
所々に岩が露出しているので、注意深く坂を下ります。
木の向こうに目的地の見晴台が見えてきました。
(中央やや右の茶色い部分)
滑落事故多発地点の警告表示。
今年は神奈川県下でも初心者による登山が増加しているためか、山の事故も増加傾向にあるとのことです。
ということで慎重に…。
道が分かれる感じなのか、見晴台はこちらといったような案内表示がありました。
眼下に下社方面の道が見えてきたので、あと少しです。
あと0.2km(大山山頂まで2km)。
ということで見晴台に到着。
(奥が大山山頂)
山頂からの経過時間はちょうど1時間といったところ。
ベンチに座って小休止。
ススキの先に見えるのは相模原もしくは橋本方面か?
ここから一昨年は日向薬師方面へ行きましたが、今回は下社方面へ進みます。
自分的に定番のルートですがここを通るのは久しぶり。
今度は山頂方面の登山道を上に見る感じ。
鉄道における「山岳スイッチバック」の構図。
このルートは基本的に山の斜面沿いに進むので、滑落防止のため谷側にワイヤー状の柵が設けられています。
谷側の柵に加えて落石防止用の金網で覆われている箇所も。
大規模な土砂災害で道が無くなってしまった箇所には橋が作られています。
このルートはたびたび台風などで大雨が降ると道が崩れて通行止めになることが多かったのですが、近年のこのような整備により通行止めになることは少なくなりました。
前の写真の橋の上から谷間を見ると、雨が流れたであろう部分は岩肌が露出しているのが分かります。
去年の台風で倒れたと思われる木の根元。
ここ数年では珍しくない光景ですが、改めて自然災害の凄まじさが伺えます。
途中にある「ご神木」は無事でした。
このルートは比較的平坦な道(高低差がほとんどない)ですが、一部で勾配がありジグザグ(つづら折りとも言う)になっている箇所もあります。
二重滝にかかる橋が見えてきました(手前には二重社も)。
この付近も土砂災害で道が無くなったため、橋が架けられました。
二重滝を見るのも久しぶり。
滝の隣にある二重社。
滝の下手にある橋を渡り…
(この橋は以前からありますが、欄干部分が柵でかさ上げされています)
下社の下(茶屋の前)に到着。
やはり例年以上に人出が多い。
この後茶屋で軽食を取ろうと思うのですが…。
以前から気になっていた「ルーメソ」ののぼり。
要は縦置き用の「ラーメン」ののぼりを横置きにした上で裏返した状態で立てかけているものなのですが。
下にあるメニュー表でも「ルーメソ」。
どうやら正式名称らしい…。
更にルーメソのキーホルダーも販売されているらしい(笑)
ということで「山菜ルーメソ」を注文してみました。
具が山菜と薬味のネギのみというシンプルな構成ですが、それほどお腹が空いていなかったのでこれで十分かと。
で、肝心の味の方ですがこれがなかなか美味でした。
その証拠という訳ではないのですがKS(完食)してしまった…。
肉系の具が無い分他のルーメソ(ラーメン)より安いですが、これはおすすめです。
(元々自分が山菜そばが好きなのもありますが)
この後は下社へお参り。
参道の下にシカが1匹佇んでいましたが、昨年もいたのでどうやら野生ではない模様。
カメラ目線なのが面白い…。
参道の階段を上がって下社前へ。
正面には菊の花が飾られていました。
下社前から見た麓の光景。
山頂では晴れていましたが、山を下りた頃には曇り空になっていました。
下社周辺では紅葉は色づき始めといったところ。
木によっては紅葉が進んでいてばらつきがありましたが。
下りケーブルカーの行列待ちが凄い…。
下り(阿夫利神社駅)でここまで行列ができたのも珍しい。
自分は徒歩で降りるので関係ないのですが…。
茶屋前の広場を少し下ったところにある、男坂と女坂の分岐地点。
例年だと大山寺に立ち寄るので右の女坂ですが、今回は左の男坂方面に進みます。
きつ~い男坂というだけあって、急な階段です…。
急勾配以外に直線的な階段が多いのも男坂の特徴。
実に男(漢)らしい!
この辺りはかなりの急斜面。
木々の間からケーブルカーの駅(大山寺駅)が見える地点。
しかし男坂からケーブルカーの線路をまたいで大山寺へ行く道は無いので、そのまま坂を下ります。
階段が無い斜面も少しあります。
(もしくは階段が崩れてそのままになっているのかもしれない)
開けた箇所もあったので向かいの斜面を見ると、謎の構造物が…。
(水害対策のものかと思われますが)
元の石段の上に新たに階段が作られています。
この辺りも石段が崩れたままになっています。
それにしても直線が多い…。
終点の手前でケーブルカーの線路をまたぎます。
麓の大山ケーブル(旧:追分)駅。
階段の先が男坂の終点。
最後の階段を逆サイドから。
"麓側の男坂・女坂の分岐点「追分」。
ケーブルカーの麓側の旧駅名の由来の地点でもあります。
最後にこま参道の店で土産を買いつつ入口に到着。
本日の行程終了です。
大山ケーブルバス停から伊勢原駅までは直行便のバスで。
行きはありますが帰りに直行便に乗ったのは初めてです。
伊勢原から海老名までは小田急線。
海老名から相鉄線ですが、JRの車両に乗車しました。
(昨年まではなかったパターン)
そのまま乗っていると新宿方面に行ってしまうので、途中横浜行きの電車に乗り換えましたが。
ということで登山行程的には全て徒歩でなかなかにハードでしたが、何とか無事にこなせました。
やはり翌日以降足が筋肉痛になりましたが、意外に去年ほどではありませんでした。
(去年はやたら走行距離が長かったこともあったのかもしれない)
・おまけ
後日瀬谷駅から見た大山と富士山の光景。
快晴だった場合こんな感じという意味合いで…。
2020-11-15 18:22
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