ao2のガンプラ制作記(その2) [ガンダム・ガンプラ]
今年も年明け早々の緊急事態宣言、そして一旦は解除になったものの今月(4月)になって再度の緊急事態宣言(&まん延防止措置)発令となってなかなか旅行や外出する機会が少なくなるので、昨年のGW期に引き続いて未着工のガンプラを完成させる作業に取り組みました。
前回はジオンのザク系でしたが今回は連邦側の量産MS(モビルスーツ)である「ジム」系の3体です。
左からジムⅡ・ジムカスタム(エゥーゴカラーで仕上げ)・ネモと、主にZガンダムに登場した機体になります。
プラモについては全て旧キットではなくHGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー:1/144スケールの高水準モデル)です。
このシリーズは素組み(未塗装で接着剤も使わずに組み上げる)でも比較的アニメ本編のイメージに近い形で仕上がりますが、自分の場合は塗装してみました。
※尚今回から記事のカテゴリーを「ガンダム」から「ガンダム・ガンプラ」に変更。
併せて昨年分の記事のタイトルを「ao2のガンプラ制作記(その1)」に改めました。
(タイトルのみで記事本文の変更はありません)
ということで作成した各機体の紹介に移ります。
まずはジムⅡ(GMⅡ)。
出典は機動戦士Zガンダムで、本編ストーリーの比較的初期に登場。
(形式番号:RMS-179もしくはRGM-79R)
地球連邦軍(ティターンズ)とエゥーゴの両陣営で運用されますが先代のジムの改修機という設定なのでZガンダムの時代(グリプス戦役時)では最弱のMSという扱いでした。
エゥーゴ陣営のジムⅡは独自のカラーリングですが今回はキットの仕様通り連邦・ティターンズカラーのまま仕上げてみました。
キット本体の通し番号は「HGUC 131」なので、割と近年に発売されたものです。
背面のアップ。
先代のジムと比較してバックパック部分のバーニアの増設やセンサーの強化などがされ総合的な性能強化が図られたと説明書の解説にありましたが、シールドの形状やビームサーベルが1本のみという仕様は変わりないようです。
ビームライフルを構える姿。
シールドはそのままでも携行火器については先代ジムのビームスプレーガンからビームライフルにアップグレードされています。
ただジムⅡ本体のジェネレーター出力が大きくないので火力や稼働時間に問題があったそうです(という設定)。
ビームサーベルを装備。
サーベルの展開部分は近年のHGでは標準となったクリアパーツで、色はクリアイエローとなっています。
先代ジムと並べてみました。
(キットはHCUC ジム)
こうして並べてみるとジムⅡが先代ジムを正常進化させた機体だということが分かります。
ただちょっとプロポーション的に足長な気が…。
カラーリングについては機体の下半身や両腕部分がほぼ白(ホワイト)の指定でしたが、今回はホワイトに若干緑がかったライトグレー(色名で言うと明灰白色)を混ぜて塗装してみました。
結果的に「ジムっぽさ」が出たような気がします。
赤部分も含め全体的な塗装はつや消しとしたので、落ち着いた仕上がりになったと思います。
(左側のジムについては半光沢での塗装)
キットの組み立て自体は基本的にそのままですが、ほんのちょっとだけ改造を。
肩部分のスラスター(赤く塗った部分)の中央に仕切り(スリット)を入れてみました。
非常に細かいのですが、原画のイラストでそのような設定になっていたので…。
通常この手の改造は別売りのプラ板を用いるのですが、今回はキットのランナー部分を加工してパーツを作成・組み込んでみました。
続いて2体目に移ります。
次に作成したのはジム・カスタムのエゥーゴカラー。
ジム・カスタムはOVA作品である「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場するMSですが、後に公開された劇場版Zガンダムにもエゥーゴカラーをまとって登場した(チョイ役ですが)ので、元のキットから塗装変更してその姿を再現してみました。
背面。
肩部分のスラスターやバックパックなど、一年戦争末期に登場したガンダムNT-1「アレックス」の技術を流用して開発されたジムの性能向上機という設定です。
※ガンダムNT-1「アレックス」は同じくOVA作品である「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場
キットの素組み状態の写真。
本来はほぼこのカラーリングですが、ライトブルー主体なのであまり特徴がない気が…。
(ストーリー本編でも「特徴がないのが特徴」と評価していた)
武装については携行火器が専用の「ジム・ライフル」。
シールドは機動戦士ガンダム0080に登場したジム・コマンド等が装備していたものと同仕様。
ビームサーベルがジムと同様に1本のみですが、ジムと逆方向でバックパックに収容されるのが特徴です。
(エウーゴカラー塗装後の)正面のアップ。
主要カラーをライトグリーン系の色調で調合して塗装。
上半身と足底・頭部のバイザー部分をダークグリーン(量産型ザクの胴体部分の色に近い)で調合して塗装してみました。
その他首下のインテーク部分などを黄色系に変更して塗装。
追加で両肩とシールドにエゥーゴのロゴのデカール(シール)を貼ってみました。
(ジムⅡキットに付属していたものを流用)
尚腕や足などの関節部分のパーツはABS樹脂製のため、塗装はしていません。
(素材の特性上、塗装を行うとパーツ自体が破損する恐れがあるとのこと)
ちなみにキット本体の通し番号は「HGUC 120」で先のジムⅡの少し前に発売ですが、同時期に発売されたHGUCのキットで同様に関節部分のパーツにABS樹脂が採用されていますが、この「塗装ができない」という点が不評だったためかその後のキットでは従来のPS樹脂に戻っています。
(ジムⅡとこの後紹介するネモのキットも関節パーツはPS樹脂)
ジムⅡやネモが装備しているビームライフルを持たせてみました。
劇場版Zガンダムでの登場シーンでこのビームライフルの映像があったので、実際この機体でも使用はできたのかと。
(というか全く違和感がない…)
ビームサーベルを装備。
サーベルの展開部分はピンクのクリアパーツが付属。
ちなみにサーベルの束は1本のみですが、ピンクのクリアパーツは2本あります。
(1本は予備用ということか)
ジム・カスタムの形式番号はRGM-79Nで一応はジム系列の機体ですが、先に触れたようにガンダムNT-1「アレックス」の技術を流用されているという設定のためか見かけはジムというよりはガンダムに近い感じです。
試しにガンダムのキット(HGUC191 ガンダム)を並べてみましたが、確かにガンダムっぽい…。
ジム・コマンド(宇宙仕様)との並び。
こちらも(見かけ的に)近いかもしれません。
※ジム・コマンドとジム・カスタムは共に「オーガスタ系」に属する機体で要は開発元が同じという設定らしい
ちなみにジム・コマンドのキットはHGUCではなく旧キットですが、成形色別のパーツやポリキャップの採用などHGに準ずる仕様でした。
最後に3体目。
グリプス戦役時のエゥーゴ陣営の主力機である「ネモ」。
ジムⅡに続くジム系量産機ですが、(ジムⅡの)純粋な後継機ではないという設定です。
ネモの形式番号はMSA-003。
ジム系列の形式番号「RGM」でないことから、系列が異なることが分かります。
キット本体の通し番号は「HGUC 150」なので、今回紹介する3体の中では一番新しいものになります。
(キットについては色違いでユニコーンカラーが存在)
背面。
バックパックや脚部のスラスターなど、先に紹介した2機種と明らかに違います。
(写真をフラッシュ撮影したので光が反射してしまった…)
脚部のアップ。
グリプス戦役時のMSの特徴である「ムーバブル・フレーム」の技術が流用されていることが分かります。
(ムーバブル・フレームとは骨格状の機体フレームに装甲を張り合わせるという構造。RX-78ガンダムなど以前の機体はモノコック構造を採用している)
ちなみにスラスター(バーニア)部分は破損した場合丸ごと交換が可能という設定で、当キットでもその設定を反映(?)して組み立て後もパーツの脱着が可能です。
ビームサーベル装備状態。
ビームサーベルは先に開発されたリック・ディアスや百式と同規格のもので、ネモの場合は2本装備。
ビームライフルはジムⅡと同規格ですが、ネモ本体のジェネレーター出力が向上しているためライフルの性能も高くなっているという設定です。
シールドはネモ独自のもので、上下の伸縮が可能。
(キットではパーツ差し替えにより伸縮を再現)
ジム・カスタム(エゥーゴカラー)と並べてみました。
見かけ的にはジム・カスタムの方が強そうに見えますが、いかんせん1世代前の機体なのでやっぱりネモの方が高性能なのでしょう。
そもそもジム・カスタム自体の生産数が少ないので運用上の問題もあったと思います。
(実際劇場版Zガンダムでも目立った活躍はない…)
ちなみに制作したキットではジム・カスタムと同様にシールドと本体にエゥーゴロゴのデカールを貼っています。
Zガンダムとの並び。
やはり同世代のMS同士の方が似通っています。
(色はともかく、ネモもZガンダムも直線的なフォルムなので…)
以上立て続けに3体組み立ててみましたが、いずれもHG仕様なので前回紹介した旧キットと比較すると成形色による色分けや組み立て後にパーツ単位での分離が可能ということから格段に作りやすいということが言えます。
塗装については相変わらず手間がかかりますが…。
今回は連邦系のMSでしたが、次回紹介分はまたジオン系になると思います。
※5/9 一部記事を修正しました。
(エウーゴ→エゥーゴ)
前回はジオンのザク系でしたが今回は連邦側の量産MS(モビルスーツ)である「ジム」系の3体です。
左からジムⅡ・ジムカスタム(エゥーゴカラーで仕上げ)・ネモと、主にZガンダムに登場した機体になります。
プラモについては全て旧キットではなくHGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー:1/144スケールの高水準モデル)です。
このシリーズは素組み(未塗装で接着剤も使わずに組み上げる)でも比較的アニメ本編のイメージに近い形で仕上がりますが、自分の場合は塗装してみました。
※尚今回から記事のカテゴリーを「ガンダム」から「ガンダム・ガンプラ」に変更。
併せて昨年分の記事のタイトルを「ao2のガンプラ制作記(その1)」に改めました。
(タイトルのみで記事本文の変更はありません)
ということで作成した各機体の紹介に移ります。
まずはジムⅡ(GMⅡ)。
出典は機動戦士Zガンダムで、本編ストーリーの比較的初期に登場。
(形式番号:RMS-179もしくはRGM-79R)
地球連邦軍(ティターンズ)とエゥーゴの両陣営で運用されますが先代のジムの改修機という設定なのでZガンダムの時代(グリプス戦役時)では最弱のMSという扱いでした。
エゥーゴ陣営のジムⅡは独自のカラーリングですが今回はキットの仕様通り連邦・ティターンズカラーのまま仕上げてみました。
キット本体の通し番号は「HGUC 131」なので、割と近年に発売されたものです。
背面のアップ。
先代のジムと比較してバックパック部分のバーニアの増設やセンサーの強化などがされ総合的な性能強化が図られたと説明書の解説にありましたが、シールドの形状やビームサーベルが1本のみという仕様は変わりないようです。
ビームライフルを構える姿。
シールドはそのままでも携行火器については先代ジムのビームスプレーガンからビームライフルにアップグレードされています。
ただジムⅡ本体のジェネレーター出力が大きくないので火力や稼働時間に問題があったそうです(という設定)。
ビームサーベルを装備。
サーベルの展開部分は近年のHGでは標準となったクリアパーツで、色はクリアイエローとなっています。
先代ジムと並べてみました。
(キットはHCUC ジム)
こうして並べてみるとジムⅡが先代ジムを正常進化させた機体だということが分かります。
ただちょっとプロポーション的に足長な気が…。
カラーリングについては機体の下半身や両腕部分がほぼ白(ホワイト)の指定でしたが、今回はホワイトに若干緑がかったライトグレー(色名で言うと明灰白色)を混ぜて塗装してみました。
結果的に「ジムっぽさ」が出たような気がします。
赤部分も含め全体的な塗装はつや消しとしたので、落ち着いた仕上がりになったと思います。
(左側のジムについては半光沢での塗装)
キットの組み立て自体は基本的にそのままですが、ほんのちょっとだけ改造を。
肩部分のスラスター(赤く塗った部分)の中央に仕切り(スリット)を入れてみました。
非常に細かいのですが、原画のイラストでそのような設定になっていたので…。
通常この手の改造は別売りのプラ板を用いるのですが、今回はキットのランナー部分を加工してパーツを作成・組み込んでみました。
続いて2体目に移ります。
次に作成したのはジム・カスタムのエゥーゴカラー。
ジム・カスタムはOVA作品である「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場するMSですが、後に公開された劇場版Zガンダムにもエゥーゴカラーをまとって登場した(チョイ役ですが)ので、元のキットから塗装変更してその姿を再現してみました。
背面。
肩部分のスラスターやバックパックなど、一年戦争末期に登場したガンダムNT-1「アレックス」の技術を流用して開発されたジムの性能向上機という設定です。
※ガンダムNT-1「アレックス」は同じくOVA作品である「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場
キットの素組み状態の写真。
本来はほぼこのカラーリングですが、ライトブルー主体なのであまり特徴がない気が…。
(ストーリー本編でも「特徴がないのが特徴」と評価していた)
武装については携行火器が専用の「ジム・ライフル」。
シールドは機動戦士ガンダム0080に登場したジム・コマンド等が装備していたものと同仕様。
ビームサーベルがジムと同様に1本のみですが、ジムと逆方向でバックパックに収容されるのが特徴です。
(エウーゴカラー塗装後の)正面のアップ。
主要カラーをライトグリーン系の色調で調合して塗装。
上半身と足底・頭部のバイザー部分をダークグリーン(量産型ザクの胴体部分の色に近い)で調合して塗装してみました。
その他首下のインテーク部分などを黄色系に変更して塗装。
追加で両肩とシールドにエゥーゴのロゴのデカール(シール)を貼ってみました。
(ジムⅡキットに付属していたものを流用)
尚腕や足などの関節部分のパーツはABS樹脂製のため、塗装はしていません。
(素材の特性上、塗装を行うとパーツ自体が破損する恐れがあるとのこと)
ちなみにキット本体の通し番号は「HGUC 120」で先のジムⅡの少し前に発売ですが、同時期に発売されたHGUCのキットで同様に関節部分のパーツにABS樹脂が採用されていますが、この「塗装ができない」という点が不評だったためかその後のキットでは従来のPS樹脂に戻っています。
(ジムⅡとこの後紹介するネモのキットも関節パーツはPS樹脂)
ジムⅡやネモが装備しているビームライフルを持たせてみました。
劇場版Zガンダムでの登場シーンでこのビームライフルの映像があったので、実際この機体でも使用はできたのかと。
(というか全く違和感がない…)
ビームサーベルを装備。
サーベルの展開部分はピンクのクリアパーツが付属。
ちなみにサーベルの束は1本のみですが、ピンクのクリアパーツは2本あります。
(1本は予備用ということか)
ジム・カスタムの形式番号はRGM-79Nで一応はジム系列の機体ですが、先に触れたようにガンダムNT-1「アレックス」の技術を流用されているという設定のためか見かけはジムというよりはガンダムに近い感じです。
試しにガンダムのキット(HGUC191 ガンダム)を並べてみましたが、確かにガンダムっぽい…。
ジム・コマンド(宇宙仕様)との並び。
こちらも(見かけ的に)近いかもしれません。
※ジム・コマンドとジム・カスタムは共に「オーガスタ系」に属する機体で要は開発元が同じという設定らしい
ちなみにジム・コマンドのキットはHGUCではなく旧キットですが、成形色別のパーツやポリキャップの採用などHGに準ずる仕様でした。
最後に3体目。
グリプス戦役時のエゥーゴ陣営の主力機である「ネモ」。
ジムⅡに続くジム系量産機ですが、(ジムⅡの)純粋な後継機ではないという設定です。
ネモの形式番号はMSA-003。
ジム系列の形式番号「RGM」でないことから、系列が異なることが分かります。
キット本体の通し番号は「HGUC 150」なので、今回紹介する3体の中では一番新しいものになります。
(キットについては色違いでユニコーンカラーが存在)
背面。
バックパックや脚部のスラスターなど、先に紹介した2機種と明らかに違います。
(写真をフラッシュ撮影したので光が反射してしまった…)
脚部のアップ。
グリプス戦役時のMSの特徴である「ムーバブル・フレーム」の技術が流用されていることが分かります。
(ムーバブル・フレームとは骨格状の機体フレームに装甲を張り合わせるという構造。RX-78ガンダムなど以前の機体はモノコック構造を採用している)
ちなみにスラスター(バーニア)部分は破損した場合丸ごと交換が可能という設定で、当キットでもその設定を反映(?)して組み立て後もパーツの脱着が可能です。
ビームサーベル装備状態。
ビームサーベルは先に開発されたリック・ディアスや百式と同規格のもので、ネモの場合は2本装備。
ビームライフルはジムⅡと同規格ですが、ネモ本体のジェネレーター出力が向上しているためライフルの性能も高くなっているという設定です。
シールドはネモ独自のもので、上下の伸縮が可能。
(キットではパーツ差し替えにより伸縮を再現)
ジム・カスタム(エゥーゴカラー)と並べてみました。
見かけ的にはジム・カスタムの方が強そうに見えますが、いかんせん1世代前の機体なのでやっぱりネモの方が高性能なのでしょう。
そもそもジム・カスタム自体の生産数が少ないので運用上の問題もあったと思います。
(実際劇場版Zガンダムでも目立った活躍はない…)
ちなみに制作したキットではジム・カスタムと同様にシールドと本体にエゥーゴロゴのデカールを貼っています。
Zガンダムとの並び。
やはり同世代のMS同士の方が似通っています。
(色はともかく、ネモもZガンダムも直線的なフォルムなので…)
以上立て続けに3体組み立ててみましたが、いずれもHG仕様なので前回紹介した旧キットと比較すると成形色による色分けや組み立て後にパーツ単位での分離が可能ということから格段に作りやすいということが言えます。
塗装については相変わらず手間がかかりますが…。
今回は連邦系のMSでしたが、次回紹介分はまたジオン系になると思います。
※5/9 一部記事を修正しました。
(エウーゴ→エゥーゴ)
2021-04-29 11:29