SSブログ

ao2のガンプラ制作記(その3) [ガンダム・ガンプラ]

ガンプラ制作記第3弾は再びジオン系MS、というかザクのバリエーションです。
主に5月(GW時)に先のジム系MSに続いて手掛けましたが、記事に纏めるのが遅くなりました。

今回はザク系の3体

左からザクⅠ(旧ザク)・シャア専用ザク・シン・マツナガ専用ザクとなります。
(シン・マツナガ専用ザクはシャア専用ザクのキットの塗色変更)
いずれも1/144のHGUCのキットなので組み立ても容易で、プロポーション的にもばっちりな水準。

ちなみに今回は新規の組み立てではなく一度素組み(塗装なし)で組み上げた(もしくは素組み完成品を中古で入手)ものを一旦パーツ単位でばらして塗装の上再度組み上げるといった手順をとっています。
(ほぼ組み立て前の部品単位までばらせるので、一から組み立てる感じに近いものになりましたが…)

ということで、まずはシャア専用ザクから。

シャア専用ザク 正面

正面から。
右手にザク・マシンガンを持たせた標準装備。

シャア専用ザク 背面

背面。
足回りのバーニアが特にないシンプルな造りです。
この後触れますが背中のバックパックにバーニアを追加する改造を施しています。

解説書

素組み完成品を中古で入手したものにつき外箱が無いので解説書を撮影。
形式番号は「MS-06S」。
S型はザクⅡの標準形式であるF形をベースに指揮官機用としてチューンアップを施した機体という設定なのでシャア専用機以外にもあったようですが、やはり「通常のザクの3倍のスピード」と称されたシャア専用機が最も有名ではあります。
入手したキットは旧HGUC版(HGUC 032)。
現在ではリニューアル版のHGUC(HGUC 234)やTHE ORIGIN版のキットも販売されておりリニューアル版に比べると細部ディティールは細かくないですが、キットの可動範囲については(旧HGUC版でも)かなり広いです。

素組み状態との比較(前)

素組み状態との比較(前)。
左が塗装完成品、右が素組み状態。
HGUCの場合パーツの色分けが進んでいるため、このアングルだと正直素組み状態とあまり変わり映えない…。

ちなみに右の素組み状態品がこの後シン・マツナガ専用ザクに変わります。

素組み状態との比較(後)

素組み状態との比較(後)。
後ろも概ね変わりないですが、左の塗装完成品ではバックパック部分を改造しているのでそこだけ変化があります。

バックパック部分の拡大写真

バックパック部分の拡大写真。
バックパック下部のスペースを切り欠いて左右にバーニア、中央にスリットを入れる加工を施しています。

プラ板を使用した改造…

加工途中の写真(右側が加工前のパーツ)。
バックパック下部をニッパー・細ノコギリ等で削り取ってバーニア用の穴を開け、プラ板で穴埋め&中央にスリットを入れるという、かなり本格的な改造だったりします。
プラ板の利用とか、もはや「HOW TO BUILD GUNDAM」のような改造例かも…。
(精度はともかくとして)
バーニアについては汎用の改造パーツを利用しています(いつの間にか入手していたもの)。

ちみにキットの解説書によるとパックパックのバーニアは「あえて無しにした」とのこと。
(初代ガンダムの)劇中のイメージ通りにした、ということでしょうか?

ザクバズーカを装備

付属の武器を装備した写真を2点。
まずはザクバズーカを装備したもの。
バズーカの持ち方がやや不安定ですが、多分もっとましなポージングができるかと思います…。
ちなみに当キットにて、バズーカは背面バックパック下にあるラッチを開いて携行が可能です。
(3枚前の写真で、バーニア下の開いている部分)

ヒートホークを装備

次にヒートホークを装備したもの。
ガンダム及びジム系の接近戦用武器はビームサーベルですが、ザクの接近戦用武器といえばこのヒートホーク(斧)です。
この何とも無骨な感じが良い(笑)。
ヒートホークについても左右腰部分にホルダー用のパーツを取り付けることにより携行が可能です。

そしてシャア専用ザクと言えば…

アクションベースを用いて「シャアキック」を再現!

ガンダムに蹴りを食らわすこのシーン!
「モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる!」
いわゆる「シャアキック」をアクションベースを用いて再現してみました。
(アクションベース1及びアクションベース2を使用)
アクションベース2の解説書にもこのシーンの写真が掲載されていたので、シャア専用ザクとガンダムのキットを所有しているのであれば是非とも再現すべきではないかと。

ちなみに劇中(劇場版ガンダムⅠ)ではガンダムに蹴りを入れた後にシャアが「ええい、連邦軍のモビルスーツは化け物か!」のセリフを吐いています。
旧型ザク 正面

続いては旧型ザク(MS-05B ザクⅠ)。
こちらは特に改造は施していませんが、若干塗色を変更しています。
(胸部・膝部・足下部分を濃いグレーに変更)
※以下旧ザクと呼称

旧型ザク 背面

背面。いたってシンプルな感じ。
メインのグリーン部分を指定色より暗めの配色にしています。
(次の箱イラストの写真を参照)

ちなみに旧ザクのキットについてはバックパック部分のバーニアは標準装備です。

旧型ザク 外箱

キットの外箱。
劇中でも出てきたタックルの構えのイラストを前面に出しています。
キットの通し番号は「HCUC 064」。
先に紹介したシャア専用ザクのキット(032)よりある程度新しいので、キットの可動範囲の広さなどいくつかの変更点があります。

付属する武器は豊富

キットに付属する武器は豊富。
左上:ザクマシンガン
左下:ザクバズーカ
右上中:ヒートホーク
右上:シュツルム・ファウスト
右下:スパイクシールド

ザクマシンガンはドラムマガジンを銃身の横に装着するという旧ザク特有の仕様。
(これは旧キット時にも再現されていた)
ザクバズーカは開戦当初に使用されていたもので後に多用されたものとは形状が異なる設定。
(設定では核弾頭の射出も可能だったとされる)
ヒートホークはザクⅡ(MS-06)のものと同様。
シュツルム・ファウスト(手持ち式のロケットランチャー)とスパイクシールドは当キット独自の仕様で初代ガンダムの劇中では全く登場しなかったもの。
(後の外伝作品やゲーム等で登場したと思われる)

マシンガン・スパイクシールド等を装備

ザクマシンガンとスパイクシールド(+シュツルム・ファウスト)を装備した状態。
ポージングが妙ですが…(笑)
旧ザクの場合シールドは手で持つようになり、シールドの先端にとげ(スパイク)が付いているので攻撃にも利用可能で、更にシールドの裏面にシュツルム・ファウストを装着できるという実に多機能な仕様だったりします。

ザクバズーカを装備

ザクバズーカを装備した状態。
ザクⅡ(MS-06)用のバズーカと違って両手ではなく右手でのみ持ち、右肩にバズーカの後部を載せる形で使用するようです。
キットには右肩に装着する専用のバズーカラックが付属しますが、取り付けるのが少々面倒なため上の写真では省略しています。
尚このバズーカは背面腰部分にあるラッチにも装着可能です。
(シャア専用ザクのキットと同様の仕様)

タックルの構え

劇中に登場するタックルの構え。
(ポーズがいまいちか…)
当キットではこのタックルのシーンを再現可能にするため、特に肩部分を前後にスイングできる範囲を広くしている仕様になっています。
実はこの肩部分の前後スイングについては旧ザクの旧キット(と書くとかなり変ですが…)で実現していたりします。

あと写真ではよく分かりませんが、このキットの場合腰部分の回転(ひねり)が可能となっています。
(連邦軍系MSのキットでは当初から採用されていましたが、ジオン系MSのキットではこのキットから採用された模様)

ガンダムとの対決シーン

ガンダムとの対決シーン。
「シロウトがっ、間合いが遅いわぁーっ!!」
付属する武装が豊富な当キットですが、やはり旧ザクの場合武装なし(丸腰)で敵に挑むシーンが似合っています(笑)。

アクションベース2

ここで対決シーンの撮影等で使用している「アクションベース」の紹介。
上の写真は比較的小型のアクションベース2で、1/144のキット向け(実売価格500円前後)。
キットを載せるアーム部分は伸縮・回転・スイングが可能。
(クレーン動作の原理と同様)
左の2個のパーツはキットを固定するアタッチメントで腰(尻?)部分に挟み込むタイプ・穴に差し込むタイプが付属します。
(その他キットにビス止めをする方法もあり)
あとアクションベースどうしを連結するパーツも付属します。

ベースの色は上の写真のグレーの他に黒もあり(クリア仕様もあるらしいですが…)。

orz…ではない

先に紹介した旧ザクのキットの場合ですが、アクションベースに差し込む穴が開閉式になっており…
(注:orz…ではない)

ふたのパーツを取り外すことにより穴がでてくる

ふたのパーツを取り外すことにより穴がでてくる仕様になっています。
(注:黄門さまではない)
あと余談になってしまいますが、当キットの場合関節部分のパーツにABS樹脂が採用されているため、関節部分は塗装していません。
(ABS樹脂の場合、塗装をするとパーツが劣化してしまうという弱点があるため)

近年のキットはあらかじめ穴が開いている仕様

ちなみに近年のキットはあらかじめ穴が開いている仕様になっています。
(HCUC191:RX-78-2 ガンダム)

シン・マツナガ専用ザク 正面

最後に紹介するのはシン・マツナガ専用ザク。
シン・マツナガ(最終階級は大尉)は劇中本編に登場はなくMSV(モビルスーツバリエーション)で登場した「白狼」の通り名を持つエースパイロットで、「真紅の稲妻」ジョニー・ライデンと共に人気が高いキャラクターです。
シン・マツナガ専用ザクといえば高機動型のR型(MS06-R1A)が有名ですが、今回手掛けたのはR型に乗り換える前のS型(もしくはF型のカスタム機)という設定のものです。
ということでシャア専用ザクのキット(HGUC 032)をベースに塗色変更したものです。
※塗色については角川書店発行の「MSV-R ザク編」のイラストを参照

装備しているザクマシンガンについては以前入手したキット(旧HGUC版グフ)に付属していた大型のタイプものです。
(設定によるとザクⅡF2型のものらしい…)

シン・マツナガ専用ザク 背面

背面。
先のシャア専用ザクと同様バックパック部分にバーニアを追加する改造を施していますが、前回ほど大掛かりな改造ではなくバックパック下部に埋め込み用の穴を開けてバーニアをはめ込むという簡易的な改造に留めています。
(というか見た目あまり変わりない気がする…)

尚正式にキットとして存在するものではないため、当然パッケージ外箱はないので悪しからず。
※ちなみに後から分かったのですが、コラボ限定モデルとして「HG 1/144 MS-06S ザクⅡ 埼玉西武ライオンズVer.」という製品があり、カラーリングがかなり近かったりする…。

上半身部分のアップ

上半身部分のアップ。
塗装については右肩装着のシールドと左肩スパイクアーマー部分などの青のアクセントカラーの塗分けに苦労しました。
※シールドのジオン軍マークは別売りのデカールを貼りつけ

マスキングテープを使用して塗分け…

直線的な塗分けになるため、久しぶりにマスキングテープを使用しました…。
細かく見ると塗分けのムラがありますが、比較的うまくいったんじゃないかと。

写真ではライン部分に当たる青を先に塗装したので、キットの地色である赤色が見えます。

普段使わないラッカー系の塗料を使用

今回塗装についてもう一点ですが、メインとなる白の部分に普段使わないラッカー系の塗料を使用しました。
GSIクレオス製のMr.カラーですが、ラッカー系塗料の長所として発色が良いというのがあるので試しに採用。
半光沢ということでこの色(ほぼ白に近いグレー)で塗装してみましたが光沢(つやあり)に近かったのでMr.カラー用のフラットベース(つや消し剤)を混ぜたところ落ち着いた色合いになりました。

普段はアクリル系塗料を使用

普段はアクリル系塗料を使用しています。
(タミヤカラーアクリル塗料及びMr.水性ホビーカラー)
アクリル系塗料は塗装に使った筆が水で洗える・シンナーの匂いがきつくないとった扱いやすさが利点。
塗料の系統としてはこの他にエナメル系塗料がありますが、最近は殆ど利用していません。
いわゆる「重ね塗り」が可能なため細かな部分の追加塗装やウェザリング(汚し塗装)に向いていると言われます。

ジャイアント・バズを装備

武装バリエーションと言っては何ですが、試しにドム用のジャイアント・バズを装備させてみました。
S型のザクでは多分運用不可な武器かもしれませんが(R型では運用例がある)、意外と様になっているかも。
ザク本体の塗装も最終的につや消しに落ち着いたので、我ながらかっこいい感じです。

ジョニー・ライデン機と並べてみた

先に制作したジョニー・ライデン機と並べてみました。
ジョニー・ライデン機がFG(ファーストグレード)のザクがベースなのでこじんまりとしているものの、MSVの両エース機の並びはかっこいいです。
(尤も両者ともザクⅡR型がメインの愛機としていましたが…)
ちなみにジョニー・ライデン機の塗色ですが、こちらもコラボ限定モデルの「ザクⅡ ユニクロVer.」に近かったりします…。

ザクが増殖中

気が付けばザクだけで7体に到達しました(手前のザクタンクも含めて)。
長年のガンプラモデラーであればこの「ザクの増殖現象」は大抵経験しているのではないのでしょうか?
(自分の場合、ラインアップにザクⅡR型が無いのが泣き所ですが)

※追記※

閃光のハサウェイ ポスター画像

先日ですが6/11から上映が開始された「閃光のハサウェイ」を見てきました。
歴代のガンダム作品の中で小説版のみで存在し長らく映像化されなかったタイトルですが、この度待望(?)の映像化が実現しました。

ちなみに当方映画館にはめったに行かない人で、ことガンダム関連の映画に限ると子供の頃に見た「劇場版ガンダムⅢ」以来だったりします…(げ)
ただ逆襲のシャアやF91などの劇場版作品はCS放送(アニマックスなど)で見てはいますが。


T・ジョイ横浜で視聴

視聴した映画館はT・ジョイ横浜。
昨年当ブログでも取り上げたJR横浜タワー内にある新しい映画館です。

ドルビーシネマ映像ということで若干視聴料金が高かったようですが、とにかくド迫力の音響でした。
あと前よりの席を指定してしまったのか画面が近すぎた感があったので、後ろ寄りの席にした方が良かったかも…。
それと館内の冷房が効きすぎていたためか寒かったのが気掛かりでした。

で、映画本編を見た感想ですが、映像のクォリティ自体は歴代ガンダム作品の中でも最高峰であることは間違いないものの、ストーリー自体がかなりハードなので正直いってガンダムファン以外の方にはおすすめできないかも。
(このストーリーのハードさ故に長らく映像化されなかったのかもしれない)
またモビルスーツの戦闘シーンがかなり少なく(劇中の後半に集中している)、その分人物像の描写に重きを置いているのも本作品の特徴かもしれません。
主役機のΞ(クスィー)ガンダムやペーネロペーなどのモビルスーツも、映像が全般的に暗めだったためあまりはっきりと分からなかったです。
(敢えてそうしたのかもしれませんが)

尤も今回の作品でストーリーは完結していない(第3部まで予定しているらしい)のでこれ以上は触れないようにします。

そりゃそうだ…

劇場限定グッズも販売していましたが、やはりというか限定品のガンプラ(HG 1/144 ペーネロペー クリアカラー)は完売していました。
上映開始後即完売したものと思われますが、昨今全般的にガンプラが品薄状態ということもあり「そりゃそうだ…」って感じですね。
(この後ヨドバシカメラに行ったものの、閃光のハサウェイ関連のガンプラも全て在庫無しでした)
尤も自分の場合小型の量産機マンセーな性格なので、 クスィーガンダムペーネロペーのような大型機には手が出せませんが…。

ということでかなり長くなりましたが今回はこれまで。