青春18きっぷの旅~7日目その1~ [旅行]
3/27(火) 晴れ
いよいよ最終日ということで、この日は朝に別所温泉町内を一回りした後に上田に戻り、上田城を見た後しなの鉄道で小諸まで移動、小諸から小海線に乗車して終点の小淵沢まで、中央本線に乗り換え一旦岡谷まで行き、折り返して首都圏に戻り終了、という行程です。
まずは朝食を取った後別所温泉町内の観光へ。
別所温泉は「信州の鎌倉」という別名があり、安楽寺の八角三重塔など国宝級の建造物があるなど、実は結構見所があったりします。
(鎌倉時代の建造物が多く残っていることも名前の由来かもしれません)
手始めに、旅館から程近い場所にある「北向観音」から。
小さいながらも重厚な造りの本堂です。
境内の様子。
ご覧の通り当日は快晴でした。
投げ入れ堂を思い出させる、急斜面に造られたお堂。
境内の静かさと相まって、いい雰囲気でした。
この後は10分ほど歩いて安楽寺へ。
参道の杉並木がまたいい感じです。
正面の建物が本堂。
屋根の形状から見ても、寺院というよりは民家に近い造りですね。
国宝の八角三重塔。
ここだけ別途300円の拝観料がかかります。
建造は鎌倉時代末期で最古の禅宗様建築とのことで、八角三重塔という形式も他に見られず非常に貴重ということから、国宝に指定されています。
小規模ながらも重厚さも感じられ、見ごたえがありました。
ただ周囲は墓地になっているため、あまり長居は好ましくないため早々に次の目的地に向かうとします。
石畳の道を歩き、次は常楽寺と別所神社へ。
常楽寺の拝観料は任意(確か200円だったか…)。
茅葺屋根の本堂も見事ですが、境内に植えられている松が実に凝った造りでした。
枝が地面を這うように伸びていますが、どうやって仕立てたのか不思議です…。
境内から奥の場所にある石造多宝塔(写真中央)。
次は常楽寺のすぐ隣にある別所神社へ。
入り口の鳥居から少し坂を上った高台に本殿があります。
本殿の木組みもなかなか凝っていますが、あまり手入れされていない様子だったのがちょっと残念か。
別所神社の入り口付近から見た、別所温泉町内の様子。
(写真左奥が別所温泉駅付近)
当日の陽気も相まって、のどかな雰囲気でした。
その後町内を半周する形で周回した後旅館に戻り、預けていた荷物を持って旅館の主人に挨拶をして出発、別所温泉駅に向かいました。
前日は到着したのが日没後だったため写真を撮ることができませんでしたが、別所温泉駅はこんな感じです。
温泉街の終着駅に相応しい、こじんまりとした洋風の洒落た駅舎です。
入り口上の駅名看板も年季が入っており、いい感じです。
駅には「元祖」の丸窓電車「モハ5250形」が保存されていました。
現在走行している丸窓電車(7200系 まるまどりーむ号)はこの車両をイメージしています。
ちなみに前回の記事でちらっと載せた魔女っ子風のキャラクター(下写真)ですが…
公式サイトのキャラ紹介ページによると、別所線存続支援キャラクターで名前は「北条まどか」とのこと。
ピンクの髪とコスチュームや「まどか」という名前から、現在大人気中の某魔法少女を連想してしまうのは私だけでしょうか?
尤も公式サイトにもある通り別所線の経営も(他のローカル線と同じく)厳しい状況にあるため、こうしたマスコットキャラを設定して利用喚起を促すといったことは大いに歓迎すべきことで、これはこれで良い動きだと思います。
ちなみに別所線の公式キャラとしては他に鉄道むすめの「八木沢まい」も存在します。
話がだいぶそれてしまいましたが、上り(上田行き)の電車が到着したので乗車。
車両は下り時と同じく1000系(元東急車)ですが、こちらは外見も東急時代そのままです。
(前日乗車した1000系は「自然と友だち2号」のラッピング電車)
ちなみに当日は駅長さん(女性)がはかま姿の衣装にて電車発車時に見送りをしてくれました。
別所温泉駅を出発後はのどかな田園地帯を走行します。
途中駅の駅舎(上写真は中塩田駅)も別所温泉駅と同じくミントグリーン系の色で統一しているようです。
古風ながらもモダンな感じがしていい雰囲気ですね。
途中駅(恐らく寺下駅)にて撮影した7200系 まるまどりーむ号。
残念ながら今回は乗車機会は無く…。
(7200系自体は東急線で走っていた頃に何度も乗車しました)
ちなみに上田電鉄(上田交通)は以前から東急線の車両を譲渡しており、名車である旧5000系(通称青ガエル)や5200系(国内初のステンレスカー 通称湯たんぽ)などが在籍していました。
別所温泉から30分ほど乗車して、終点上田駅に到着。
JRの表記がありますが、JRの路線は長野新幹線のみで在来線は第3セクターの「しなの鉄道」です。
この後は真田氏ゆかりの居城である上田城(上田城跡公園)に向かいましたが、最初バスを利用しようと思ったものの運行時間がいまいち不明で待ち時間ももったいないので結局徒歩で移動しました。
少し上り坂でしたが、上田駅から20分程度歩いて到着。
半月後であれば桜が満開だったと思うので、それはちょっと残念でした(仕方ないか…)。
東虎口(こぐち)櫓門と南櫓。
南櫓は内部見学可能(別途拝観料が必要)ですが、当日は閉まっていたようで中は見れませんでした。
櫓門を抜けてすぐの場所にある「真田神社」。
神社境内には名将「真田幸村」が着用していたかぶとと同様に、鹿角をつけた朱色の巨大なかぶとが展示されていました。
真田氏の旗印「不惜身命の六文銭」が眩しいです…。
ちなみに当日は真田幸村の大河ドラマ化実現に向けての署名活動が行われていましたが、僭越ながら私も署名させていただきました。
真田神社境内奥・西櫓の手前にある「真田井戸」。
近くにある看板の説明によると、井戸に抜け穴があり城北の砦に通じていたとのことです。
西櫓は手前まで入ることができ、壁にある鉄砲や矢で攻撃するための穴など細かい所も確認できました。
(内部の拝観は不可)
西櫓付近から見た上田市内(奥は恐らく別所温泉方面か?)。
本丸跡、特に何も残っていませんでしたが…。
ちなみに上田城は元々天守閣が無かったようです。
(真田氏が城を継承する以前はあったかもしれませんが、確認できる資料は残っていない模様)
この後公園内にある上田市立博物館と山本鼎記念館を見学(共通券250円)して上田駅に戻りました。
そしてしなの鉄道線に乗車して小諸駅まで移動。
(車両は前日と同じ115系)
しなの鉄道線の車窓風景が紹介できなかったので、1枚だけ。
(車両の窓ガラスが思いっきり反射していますが…)
20分ほど乗車した後、小諸駅に到着。
小諸駅でJR線(小海線)に乗り換えて小淵沢方面へ向かいます。
(7日目その2に続く)
いよいよ最終日ということで、この日は朝に別所温泉町内を一回りした後に上田に戻り、上田城を見た後しなの鉄道で小諸まで移動、小諸から小海線に乗車して終点の小淵沢まで、中央本線に乗り換え一旦岡谷まで行き、折り返して首都圏に戻り終了、という行程です。
まずは朝食を取った後別所温泉町内の観光へ。
別所温泉は「信州の鎌倉」という別名があり、安楽寺の八角三重塔など国宝級の建造物があるなど、実は結構見所があったりします。
(鎌倉時代の建造物が多く残っていることも名前の由来かもしれません)
手始めに、旅館から程近い場所にある「北向観音」から。
小さいながらも重厚な造りの本堂です。
境内の様子。
ご覧の通り当日は快晴でした。
投げ入れ堂を思い出させる、急斜面に造られたお堂。
境内の静かさと相まって、いい雰囲気でした。
この後は10分ほど歩いて安楽寺へ。
参道の杉並木がまたいい感じです。
正面の建物が本堂。
屋根の形状から見ても、寺院というよりは民家に近い造りですね。
国宝の八角三重塔。
ここだけ別途300円の拝観料がかかります。
建造は鎌倉時代末期で最古の禅宗様建築とのことで、八角三重塔という形式も他に見られず非常に貴重ということから、国宝に指定されています。
小規模ながらも重厚さも感じられ、見ごたえがありました。
ただ周囲は墓地になっているため、あまり長居は好ましくないため早々に次の目的地に向かうとします。
石畳の道を歩き、次は常楽寺と別所神社へ。
常楽寺の拝観料は任意(確か200円だったか…)。
茅葺屋根の本堂も見事ですが、境内に植えられている松が実に凝った造りでした。
枝が地面を這うように伸びていますが、どうやって仕立てたのか不思議です…。
境内から奥の場所にある石造多宝塔(写真中央)。
次は常楽寺のすぐ隣にある別所神社へ。
入り口の鳥居から少し坂を上った高台に本殿があります。
本殿の木組みもなかなか凝っていますが、あまり手入れされていない様子だったのがちょっと残念か。
別所神社の入り口付近から見た、別所温泉町内の様子。
(写真左奥が別所温泉駅付近)
当日の陽気も相まって、のどかな雰囲気でした。
その後町内を半周する形で周回した後旅館に戻り、預けていた荷物を持って旅館の主人に挨拶をして出発、別所温泉駅に向かいました。
前日は到着したのが日没後だったため写真を撮ることができませんでしたが、別所温泉駅はこんな感じです。
温泉街の終着駅に相応しい、こじんまりとした洋風の洒落た駅舎です。
入り口上の駅名看板も年季が入っており、いい感じです。
駅には「元祖」の丸窓電車「モハ5250形」が保存されていました。
現在走行している丸窓電車(7200系 まるまどりーむ号)はこの車両をイメージしています。
ちなみに前回の記事でちらっと載せた魔女っ子風のキャラクター(下写真)ですが…
公式サイトのキャラ紹介ページによると、別所線存続支援キャラクターで名前は「北条まどか」とのこと。
ピンクの髪とコスチュームや「まどか」という名前から、現在大人気中の某魔法少女を連想してしまうのは私だけでしょうか?
尤も公式サイトにもある通り別所線の経営も(他のローカル線と同じく)厳しい状況にあるため、こうしたマスコットキャラを設定して利用喚起を促すといったことは大いに歓迎すべきことで、これはこれで良い動きだと思います。
ちなみに別所線の公式キャラとしては他に鉄道むすめの「八木沢まい」も存在します。
話がだいぶそれてしまいましたが、上り(上田行き)の電車が到着したので乗車。
車両は下り時と同じく1000系(元東急車)ですが、こちらは外見も東急時代そのままです。
(前日乗車した1000系は「自然と友だち2号」のラッピング電車)
ちなみに当日は駅長さん(女性)がはかま姿の衣装にて電車発車時に見送りをしてくれました。
別所温泉駅を出発後はのどかな田園地帯を走行します。
途中駅の駅舎(上写真は中塩田駅)も別所温泉駅と同じくミントグリーン系の色で統一しているようです。
古風ながらもモダンな感じがしていい雰囲気ですね。
途中駅(恐らく寺下駅)にて撮影した7200系 まるまどりーむ号。
残念ながら今回は乗車機会は無く…。
(7200系自体は東急線で走っていた頃に何度も乗車しました)
ちなみに上田電鉄(上田交通)は以前から東急線の車両を譲渡しており、名車である旧5000系(通称青ガエル)や5200系(国内初のステンレスカー 通称湯たんぽ)などが在籍していました。
別所温泉から30分ほど乗車して、終点上田駅に到着。
JRの表記がありますが、JRの路線は長野新幹線のみで在来線は第3セクターの「しなの鉄道」です。
この後は真田氏ゆかりの居城である上田城(上田城跡公園)に向かいましたが、最初バスを利用しようと思ったものの運行時間がいまいち不明で待ち時間ももったいないので結局徒歩で移動しました。
少し上り坂でしたが、上田駅から20分程度歩いて到着。
半月後であれば桜が満開だったと思うので、それはちょっと残念でした(仕方ないか…)。
東虎口(こぐち)櫓門と南櫓。
南櫓は内部見学可能(別途拝観料が必要)ですが、当日は閉まっていたようで中は見れませんでした。
櫓門を抜けてすぐの場所にある「真田神社」。
神社境内には名将「真田幸村」が着用していたかぶとと同様に、鹿角をつけた朱色の巨大なかぶとが展示されていました。
真田氏の旗印「不惜身命の六文銭」が眩しいです…。
ちなみに当日は真田幸村の大河ドラマ化実現に向けての署名活動が行われていましたが、僭越ながら私も署名させていただきました。
真田神社境内奥・西櫓の手前にある「真田井戸」。
近くにある看板の説明によると、井戸に抜け穴があり城北の砦に通じていたとのことです。
西櫓は手前まで入ることができ、壁にある鉄砲や矢で攻撃するための穴など細かい所も確認できました。
(内部の拝観は不可)
西櫓付近から見た上田市内(奥は恐らく別所温泉方面か?)。
本丸跡、特に何も残っていませんでしたが…。
ちなみに上田城は元々天守閣が無かったようです。
(真田氏が城を継承する以前はあったかもしれませんが、確認できる資料は残っていない模様)
この後公園内にある上田市立博物館と山本鼎記念館を見学(共通券250円)して上田駅に戻りました。
そしてしなの鉄道線に乗車して小諸駅まで移動。
(車両は前日と同じ115系)
しなの鉄道線の車窓風景が紹介できなかったので、1枚だけ。
(車両の窓ガラスが思いっきり反射していますが…)
20分ほど乗車した後、小諸駅に到着。
小諸駅でJR線(小海線)に乗り換えて小淵沢方面へ向かいます。
(7日目その2に続く)
2012-05-02 12:12
コメント(1)
上田駅~上田城が徒歩20分程度と書きましたが、上り15分・下り10分程度だったと思います。
(時間を長く見積もり過ぎた…)
by ao2 (2012-05-06 17:57)