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GWのお出かけor乗り鉄2023(その2) [お出かけ・小旅行]

2回目(5月4日)は東京23区の北東部の足立区・葛飾区エリアの散策及び移動を兼ねての乗り鉄ということで。
(一部前日に散策した場所を含んでいます)

当日の最初の目的地は西新井大師になりますが、東京メトロ日比谷線で終点の北千住へ行き、そのまま東武線(スカイツリーライン)直通という形で乗車します。

中目黒駅からスタート

ということで中目黒駅からスタート。
東武線直通の北越谷行きなので、最寄りの1つ手前(西新井)までこれ1本で行けます。

地味な存在の東京メトロのマスコットキャラ

ふと車内にあった注意シールですが、久しぶりに東京メトロのマスコットキャラ「駅乃みちか」を見ました。
微妙なキャラ設定(いわゆる「萌えキャラ」ではない)で人気がないのか…と思いきや、ネットで確認したところ鉄道むすめ版の「萌えキャラ」仕様の駅乃みちかも出たらしく、そのデザインが物議をかもして炎上騒ぎがあったということであまり見かけなくなったのか…。

東武のマスコットキャラとして定着した姫宮なな

こちらは東武のマスコットキャラとして定着した「姫宮なな」。
(注意シールは駅のトイレ内で撮影したものですが…)
駅乃みちかと比較すると非常に落差があります(?)
※ちなみに姫宮ななは鉄道むすめ出身のキャラ

南千住駅付近で地上に出たところ

中目黒駅を出発後路線の大半を占める地下区間については省略。
終点近くの南千住駅付近で地上に出たところ。

墨田貨物駅

側面から見えた墨田貨物駅。

隅田川を渡る

隅田川を渡り…

北千住駅に到着

(日比谷線の終点の)北千住駅に到着。
尤も乗車中の電車はそのまま東武線に直通しますが…。

荒川を渡るところ

北千住駅を発車して程なく、荒川を渡るところ。
正面に見える鉄橋はつくばエクスプレス線、その奥がJR常磐線(+東京メトロ千代田線)。

大きくカーブして進路方向を北に変える

荒川を渡った後は大きくカーブして進路方向を北に変えます。

多数の路線とクロスする地点

咄嗟で撮影しましたが、多数の路線とクロスする地点。
左からつくばエクスプレス線・JR常磐(快速)線・東京メトロ千代田線(常磐緩行線)の順。
ちらっとつくばエクスプレス線が見えています。

変わった構造の梅島駅

途中にある梅島駅ですが、上下線のホームが入れ違いに縦列で並んでいるという変わった構造をしています。

上り線ホームの北側に下り線ホームがある

上り線ホームの北側に(スライドして)下り線ホームがあるという構造。
高架化・複々線化した際に駅ホームを作る十分なスペースが取れなかったための苦肉の策だそうです。
ちなみに上り線ホームと下り線ホームの境目(全体で見ると中央の部分)に階段などの駅施設があり、上り/下り線ホームの間を通り抜けできる構造になっているそう。

西新井駅に到着

梅島の次の駅となる西新井駅に到着。

大師線に乗り換え

同駅で下車して西新井大師に向かう大師線に乗り換えます。
次の大師前駅まで1駅のみで、車両も2両編成という東武線内でも超ミニマムな路線。

出発後左に折れる

西新井駅を出発後、左に折れて…。

高架ですが単線

高架ですが単線区間。
その先が終点の大師前駅です。

大師前駅に到着

大師前駅に到着。

駅のホームは広い

駅のホームは2両分しか停車するスペースはないものの、ホーム自体は広いです。
ちなみに1駅の区間しかない東武大師線ですが、はるか昔(戦前の頃)に大師前から鹿浜・板橋付近を経由して東上線まで延伸する計画があったようです。
(戦前の混乱と用地買収の面で計画は頓挫してしまいましたが…)

ほぼ10分間隔で運行されている

列車自体はほぼ10分間隔で運行されているようで、思ったより待たずに乗車できる感じです。
(便数的には京急大師線と同じくらい?)
駅間も短い(乗車時間も2分足らず)ので、1編成のみの車両でピストン運行しているといった運用。

ホーム端の階段を降りて…

ホーム端の階段を降りて…。

草だんご列車も運行されている模様

緑色をまとった「草だんご列車」なる編成も運行されているようですが、当日はノーマル塗装の編成でした。

改札の跡?

同駅の改札ですが、有人改札の跡らしきものが残っているだけな状態。

大師前駅の駅舎

改札の外に出て、大師前駅の駅舎を撮影。
改札周りには駅員さんの人気は無い様子。

券売機のスペースもシャッターが降りたままだった

券売機のスペースもシャッターが降りたままでした。

きっぷの販売は行っていない旨の案内があった

その横には「当駅ではきっぷの販売はいたしておりません」との案内があり、自動改札機はおろかICカード用のタッチ端末すらない模様。
つまり同駅では自動券売機も含めて駅の改札業務を一切行っておらず、運賃は全て隣の西新井駅(の改札)で清算するという仕組みを取っているようです。
1駅しかない超ミニマム路線ならではの運用体系ですね。

駅のすぐ近くを環七通りが通る

駅のすぐ近くを環七通りが通ります。

裏参道を進む

駅の横の参道(実は裏参道だった)を進んで…。

西新井大師の山門前に到着

西新井大師の山門前に到着。
さすがに立派な門です。

この後は西新井大師の境内を散策。

堂内のお地蔵さんの足元にたっぷりと塩が盛られている

山門から入ったすぐ横にある「塩地蔵」。
堂内のお地蔵さんの足元にたっぷりと塩が盛られている様子が何とも…。

堂内に安置されているお地蔵さん(地蔵菩薩)が特にいぼ取りに霊験ありと伝えられており、堂内の塩をいただきその功徳があった時に倍の塩をお返しするところから「塩地蔵」と呼ばれるようになったそうです。

境内中央に位置する大本堂

境内中央に位置する大本堂。
尚「西新井大師」は通称ですが寺院の正式名称は「総持寺」になります。
(もっと正確に言うと「五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)で、真言宗豊山派の寺院)

藤棚の藤がすでに開花していた

境内手前の右側(大本堂を正面に見て、塩地蔵のちょうど反対側?)にある池と藤棚。
5月の初頭にも関わらず、藤棚の藤がすでに一部が開花していました。

三匝堂・水子地蔵など

境内の(大本堂を正面に見て)左側にある三匝堂・水子地蔵など。
一番左の塔状の建物が三匝堂で、三層の建物内に合わせて25もの菩薩がまつられています。

四国八十八箇所お砂踏み霊場と弘法大師立像

大本堂の向かって左側にある四国八十八箇所お砂踏み霊場(手前)と弘法大師立像(奥)。
八十八箇所霊場はいわゆる「ミニお遍路」で、川崎大師にも同様のものがあります。

弘法大師立像のアップ

弘法大師立像のアップ。
大師様が四国を行脚された時のお姿を再現した立像ですが、こちらも川崎大師に同様のものがあります。



弘法大師立像の奥には日本庭園風の池もあります。

池に浮いている蓮の上にカモが乗っかっていた

池に浮いている蓮の上にカモが乗っかっていました。
カモが乗っても沈まないということは蓮自体にある程度の浮力があるということでしょうか?

池の中央にある弁天堂

池の中央にある弁天堂。

弁天堂そばの橋から大本堂方面を見る

弁天堂そばの橋から大本堂方面を見た写真。

大本堂の裏手にある奥の院

奥の院についての解説

大本堂の裏手にある奥の院。
手前にある解説によると「高野山の奥の院を関東に奉迎して当地にまつりました」とあり、江戸時代から今日まで高野山の代拝所として親しまれてきたとのことです。

大本堂の右奥にある出世稲荷

大本堂の右奥にある出世稲荷。
当境内にある唯一の「神社」(弁天堂は神社にあたるのか微妙ですが…)。

境内を時計回りに回って大本堂に戻ってきたところ

境内を時計回りに回って大本堂に戻ってきたところ。

大きな鯉のぼりが掲げられていた

もうすぐこどもの国というころで、大きな鯉のぼりが掲げられていました。

境内の外にあるぼたん園

一旦境内の外に出て、参道の向かい側にある牡丹園へ。
境内にも牡丹園がありますが、ここが一番広い牡丹園とのこと。

開花中の牡丹もあり(1)

開花中の牡丹もあり(2)

園内の牡丹は大半が開花前(もしくは開花後)でしたが、一部開花中の牡丹もありました。

牡丹園入口の前にある東門

牡丹園入口の前にある東門。
比較的新しい様子でしたが、平成26年落慶とのこと。

大本殿前に戻ったところ、お車の祈祷中だった

最後に大本殿前に戻ったところ、お車の祈祷中でした。
川崎大師だと自動車祈祷専門の祈祷殿がありますが、西新井大師では大本殿前で行うスタイルの模様。

帰りは表参道経由で

一通り参拝(散策)を終えた後大師前駅に戻りますが、帰りは山門前から直進して表参道経由で。

表参道(仲見世通り)の入口

表参道(仲見世通り)の入口。

大師前駅に戻ってきた

ということで大師前駅に戻ってきました。

西新井行きの電車が到着

駅ホームに着いて程なく西新井行きの電車が到着。

行きに乗車した電車と同じですが…

といっても行きに乗車した電車と同じですが…。

モハの表記が旧国鉄っぽい

車内にあった車号表記を撮影してみましたが、「モハ」という表記がJR「というか旧国鉄」っぽいと感じるのは自分だけでしょうか?

西新井駅に戻ってきた

ということであっという間に西新井駅に戻ってきました。
(この跨線橋の先で初めて改札を通過する)

この後はスカイツリーライン乗り換えで北千住方面に向かうのですが、ここで前日(4月20日)に訪れた獨協大学前駅周辺の散策(と帰路の乗り鉄)の記事を挟みます。

--------------------ここから------------------------

獨協大学前の駅名標

4月20日、所用で獨協大学前に行った時の写真。
スカイツリーライン内の駅で、各駅停車のみの停車。
以前は「松原団地」という駅名でした。
(「電車でD」でも松原団地の駅名で表記)

獨協大学前の東口

獨協大学前の駅前(東口)。

草加松原の最寄り駅

獨協大学前は別駅名でもある「草加松原」の最寄り駅。

スカイツリーライン沿線観光情報にも掲載されている

草加松原はスカイツリーライン沿線観光情報にも掲載されています。
尤も春日部駅の横にある「防災地下神殿」がひときわ目立ちますが…。
※この写真のみ大師前駅で撮影したもの

草加松原内にある主要道を跨ぐ橋

それはともかく、所用を終えたあとその「草加松原」を少し散策してみました。
上の写真は主要道を跨ぐ橋(歩道橋)ですが、江戸時代の太鼓橋風のデザインです。

立派な松並木が残る

ご覧の通り、周辺には立派な松並木が残っています。

松並木から見た綾瀬川

松並木から見た綾瀬川。
かつては「国内ワーストの汚い川」という悪名がありましたが、現在では水質がかなり改善された様子です。

「名勝 奥の細道の風景地 草加松原」の碑

「名勝 奥の細道の風景地 草加松原」の碑。

川の対岸から見た松並木

川の対岸から見た松並木。

草加松原の解説板

草加松原についての解説板。
説明によると明治~昭和初期には松並木の総数が800本前後だったものの、昭和40年代には自動車の排気ガスの影響により成木が60数本まで減少。
その後松並木保存会による保護・捕植などにより現在では約600本まで回復しているとのことです。

冒頭で触れた橋を渡ってみる

最後に冒頭で触れた橋を渡ってみます。

橋の頂点から撮影

橋の頂点から撮影。
松並木が更に奥に続いています。

駅に戻り帰路につく

散策を終えた後駅に戻り、帰路につきます。

多彩な電車が行き交う

複々線区間ということもあり、多彩な電車が行き交います。
尤も車種が多彩なのは外側を走行する急行線の方ですが…。
(ちなみに上の写真では左側が東武車で右側が東急車になります)

高架化工事が完了した竹ノ塚駅付近

高架化工事が完了した竹ノ塚駅付近。
目の前のポイントから右手に入るのが車庫へとつながる線路と思われます。
(その右側は下り線の線路)

上り線から捉えた梅島駅

上り線から捉えた(先に取り上げた)梅島駅。
手前に見えるホームは下り線のもので、その奥に上り線のホームがあります。

京成本線の高架と交差

北千住からは東京メトロ線(日比谷線)となり、北千住駅を出て程なく京成本線の高架と交差。

隅田川の鉄橋を渡るところ

南千住駅の手前で隅田川の鉄橋を渡るところ。
右側の大きいサイズの鉄橋はつくばエクスプレス線とJR常磐線のもの。

地下鉄区間のトンネルに入るところ

窓ガラスが汚れて見づらいですが、三ノ輪駅の手前で地下鉄区間のトンネルに入るところ。
4月20日の行程はここで終了。

--------------------ここまで------------------------

西新井駅のスカイツリーラインのホーム

本題(5月4日)の行程に戻り、西新井駅のスカイツリーラインのホームに到着。

スカイツリーラインで北千住・浅草方面に向かう

スカイツリーライン(急行線)で北千住・浅草方面に向かいます。
乗車するのは東京メトロ(半蔵門線)の車両ですが…。

地下鉄仕様車はかぶりつき撮影には向いていない?

東京メトロ車などの地下鉄仕様車は全面ガラスの構造上からか、かぶりつき撮影には向いていないのかも?
写真のピントが合わせづらいです(言い訳)。

荒川の鉄橋を渡るところ

北千住の手前で荒川の鉄橋を渡るところ。

北千住で普通列車に乗り換え

北千住で隣ホームに停車していた普通列車に乗り換え。
次の牛田駅で下車しますが、牛田駅は普通しか停車しないためです。
(区間急行もしくは区間準急は停車しますが、日中時間帯は運行していない)

この車両はかぶりつき撮影しやすい

この車両(東武10000系)はかぶりつき撮影しやすいです。

牛田駅に到着するところ

1駅先の牛田駅に到着するところ。
真ん中の車庫線は駅の手前まで続いている感じでした。

牛田駅で下車

牛田駅で下車し、京成本線に乗り換えます。

この時間帯の普通列車は浅草~北千住間の折り返し運転の模様

対向列車の行先が北千住になっているので、この時間帯の普通列車は浅草~北千住間の折り返し運転の模様。
急行や準急は専ら曳舟で半蔵門線に直通する列車に限られているようです。

牛田駅の改札を出たところ

牛田駅の改札を出たところ。

道路を挟んで反対側が京成関谷駅

そして道路を挟んで反対側が京成関谷駅。

駅の反対側出口の前は大通り

駅の反対側出口の前は大通り(墨堤通)。

京成関谷駅も普通のみの停車

京成関谷駅も普通のみの停車。
(ちなみに駅名標は「関谷」と略されている)

程なくして電車が到着

程なくして電車が到着。
高砂で乗り換えして柴又まで乗車します。

再び荒川を渡る

関谷駅を発車して程なく再び荒川を渡るところ。
ちなみにこの橋については老朽化に伴い近々架け替えが予定されているそうです。

電Dのバトルっぽいカーブ

お花茶屋駅に到着するところですが、電D(電車でD)のバトルっぽいカーブですね。
(複線ドリフトで切り抜けるような)

青砥駅手前の2層に分かれる地点

青砥駅手前の2層に分かれる地点。
以前は押上方面から撮影しましたが、今回は本線の上野方面からの撮影。

押上方面から来た電車と並走

押上方面から来た電車と並走して中川を渡るところ。
(これも電Dのバトルっぽい?)

京急の黄色い電車とすれ違い

直後に京急の黄色い電車とすれ違い。
(西武線とのコラボ企画のラッピング車で、幸せの黄色い電車と言われているらしい)

京成高砂駅で下車

京成高砂駅で下車して…。

金町線の電車に乗り換え

金町線の電車に乗り換え。

金町線のホームは高架にある

金町線のホームは本線上部の高架にあります。

高架上から本線の車庫を見る

高砂駅を発車後、高架上から本線の車庫を見た写真。

こう見るとレール幅が広いことが分かる

柴又駅の手前ですが、こう見るとレール幅が広いことが分かります。
(京成線も京急線と同様にレール幅は標準軌の1.435mm)

柴又駅に到着

柴又駅に到着。
駅名標はご覧の通り寅さん(男はつらいよ)デザインです。

都会のローカル線的な駅構内

柴又駅は駅構内に線路を横断する踏切があり、この辺りは都会のローカル線的な光景ですね。

柴又駅の改札を出たところ

柴又駅の改札を出たところ。

駅周辺の地図

駅周辺の地図。
ここで散策する観光スポットは…。

地図を少々拡大

柴又帝釈天→矢切の渡し→寅さん記念館、の順で周ります。

駅前広場にある寅さん像

駅前広場にある寅さん像。
台座には「フーテンの寅」と記載。

見送るさくら像

そばには寅さんの妹の「見送るさくら像」ありました。

渥美清寄贈の常夜燈も

更には寅さんを演じた渥美清寄贈の常夜燈も。

帝釈天参道の入口

帝釈天参道の入口。

男はつらいよのポスターも

途中には映画「男はつらいよ」のポスターも。

かなりの混雑だった

参道はご覧の通りかなりの混雑でした…。

帝釈天の入口に到着

帝釈天の入口(二天門)に到着したところ。

帝釈堂参拝の行列が出来ていた

メインのお堂となる帝釈堂の前は参拝の行列が出来ていました。

参拝後も行列が続いていた

帝釈堂の参拝後も行列が続いていました。

ようやく行列がおさまった感じ

少し経ってからようやく行列がおさまった感じ。

帝釈天境内案内図

遅れましたが帝釈天の境内案内。
表門である二天門をくぐり正面、境内の中央に位置するのが帝釈堂。
帝釈堂は本堂ではなく、渡り廊下でつながっている右側の建物が本堂です。
その他釈迦堂・大鐘楼・大客殿・南大門などの建物があり、帝釈堂の奥には庭園(邃渓園)があります。
尚柴又帝釈天は通称で正式名称は「経栄山題経寺」といい、日蓮宗の寺院になります。

帝釈堂の右手にある本堂

帝釈堂の右手にある本堂。
別名を祖師堂といい、元々は帝釈堂の建物だったものを移築して現在の位置に移ったそう。

本堂と釈迦堂

本堂(手前)と右向かいにある釈迦堂(奥)。

境内の左手前にある大鐘楼

二天門の左手、境内の左手前にある大鐘楼(奥の建物)。

二天門の右側にある南大門

二天門の右側にある南大門。
門をくぐるとちょうど正面に本堂が見えます。

帝釈堂と本堂を結ぶ渡り廊下の下を抜けて…

帝釈堂と本堂を結ぶ渡り廊下の下を抜けて…。

庭園の入口

帝釈堂の奥にある庭園の入口に到着。
ここからは別途拝観料がかかります。
※拝観料:大人400円(庭園と後述する彫刻ギャラリー共通券)

庭園の様子1

庭園(邃渓園)の様子。

庭園の様子2

庭園全体を屋根付きの回廊を通じて周回できるつくりになっています。
(順路としては反時計回りに周回する恰好)

庭園の様子3

途中池を跨ぐ箇所もあり、風景は実に見事。

庭園の様子4

こちらもなかなかのビューポイント。
奥に見える建物が大客殿で、その更に奥が帝釈堂(彫刻ギャラリー)。

庭園の様子5

回廊を周回して入口近くに戻ってきたところ。

ガラスの壁で囲われた彫刻ギャラリー

次は帝釈堂の奥部分にあたる彫刻ギャラリーへ。
木彫が施されている堂の壁面をガラスの壁で囲われ、その間の空間が回廊となっている構造です。
ちょうど上の写真の左側が入口になっていて、まずは上層を右奥方向に進み、一番奥で階段を降りて下層から入口に戻るというような造りになっています。

帝釈堂の木彫についての解説

帝釈堂の木彫についての解説。
外壁の木彫は法華経の説話を選び出して彫刻したものとのこと。
ちなみ以前はこの外壁の木彫は金網で覆われていただけでしたが鑑賞がしづらいということもあり、堂の周りに回廊をめぐらしてその外側に総ガラス張りの壁を設けて彫刻ギャラリーとして完成した、との説明もあります。

外壁の木彫1

外壁の木彫2

堂の外壁は三方のほぼ全面に木彫が施されており、木彫自体も実に精巧な造りです。

軒下の構造物も龍の彫刻になっている

軒下の構造物も龍の彫刻になっているのがこれまた見事。

この後矢切の渡し方面に向かう

境内を一通り散策した後は矢切の渡し方面に向かいます。

山本亭の入口

ちょうど帝釈天(庭園)の裏手にある山本亭の入口。
門を入って敷地内を通ると寅さん記念館への近道になりますが…。

山本亭をスルーして矢切の渡し方面へ

山本亭は今回スルーして矢切の渡し方面へ。
(山本亭は帰りに通るようになります)

江戸川の土手が見えた

江戸川の土手が見えました。

江戸川の土手に上ったところ

江戸川の土手に上ったところ。
奥が上流側で、遠くにJR常磐線の鉄橋が見えます。

下流側を見る

反対の下流側を見た写真。
奥に北総線(成田スカイアクセス線)の鉄橋が見えます。

手前の人が集まっているところが矢切の渡し?

正面の江戸川を見ると、何やら川の手前で人が集まっていますがそこが矢切の渡し?

渡し舟を待つ人の行列のようだった

どうやら間違いなく、渡し舟を待つ人の行列のようでした。

川の手前にある案内柱

川の手前には「矢切の渡し」と書かれた案内柱(?)もあり。

細川たかし「矢切の渡し」の歌碑

案内柱の手前には細川たかしの「矢切の渡し」の歌碑もありました。
(写真では文字が全く読めませんが…)
ちなみに北総線の矢切駅の駅メロもこの「矢切の渡し」が採用されています。

鉄橋をスカイライナーが通り過ぎていく

再び北総線の鉄橋を見ると、ちょうどスカイライナーが通り過ぎていきました。

そのまま寅さん記念館方面に向かう

土手まで戻り、そのまま寅さん記念館方面に向かいます。

寅さん記念館の入口

寅さん記念館の入口に到着。
早速館内を見学します。
※入館料:一般500円(併設の山田洋次ミュージアムを含む)

撮影で使用された「くるまや」のセット

館内では実際のドラマの撮影で使用されたセットなどが公開。
こちらは劇中の「くるまや」のセット。

劇中のセットの模型も

セットの実物以外にも劇中のセットを再現した模型も。

駅の改札?

駅の改札がありますがこちらは劇中のセットではなく架空の駅舎の模様。
頂いたパンフレットによると「駅員が切符を切っていた時代の駅舎を再現」したとのこと。

改札の事務室も精巧に再現されている

駅舎内の改札の事務室も実に精巧に再現されています…。

帝釈人車鉄道を再現した模型

駅舎の奥にはかつてあった「帝釈人車鉄道」を再現した模型もあり。
ちなみに模型の人車は実際に可動します(!)。

「寅さんが愛した鈍行列車の旅」のコーナー

人車模型の反対側は「寅さんが愛した鈍行列車の旅」と称したコーナーになっていて、懐かしの客車の席から映像で劇中の旅の名場面が見られます。
ちなみに席上の「オハ35 2015」の銘板は実車のものなのでしょうか?

オハ35形の模型

ちなみ(2)にこちらがオハ35形の模型(筆者所有のNゲージ模型)。
戦前~戦後にかけて大量に生産された旧型客車の代表形式です。

DL牽引の2両編成

DL牽引の2両編成の写真も。
(DE10形+オハ35形+オハフ33形)

併設の山田洋次ミュージアム内の様子

いつの間にか鉄分が濃くなってしまった(鉄道ネタに偏ってしまいました)が、最後に併設の山田洋次ミュージアム内の様子を。
「男はつらいよ」を手掛けた山田洋次監督に関する展示がされています。
写真手前の模型(ジオラマ)は山田監督の映画作りの土台となった「松竹大船撮影所」のもの。
ジオラマの奥には撮影に使用されたカメラなどの機材が展示。

山本亭の正門

寅さん記念館の展示を一通り見た後は柴又駅に戻りますが、駅方面の近道になるということで記念館の隣にある山本亭の通路を通ることに。
こちらが山本亭の正門に当たると思われますが、どちらかというと洋風な造り。

建物も和風と洋風がミックスされている

山本亭の建物も和風と洋風がミックスされている感じです。

池には蓮の花が咲いていた

通路の途中にあった池には蓮の花が咲いていました。

今回は館内には入らず

山本亭も館内の見学が可能(内部に庭園もあり)ですが、別途料金がかかるのと時間があまりないということもあり今回はスルーします。

こちらは裏門だった?

そして矢切の渡しに向かう途中で通った地点に戻りましたが、こちらは裏門だった?

柴又駅近くの踏切

柴又駅近くの踏切まで戻り…

駅付近にある八幡神社

駅付近にある八幡神社へ。

寅さんのマスコット

駅前の店にあった、劇中のおなじみの恰好をした寅さんのマスコット。
この辺りで柴又を後にします。

金町まで乗車

駅ホームに入って程なくして金町行きの電車が到着。
金町まで乗車します(といっても1駅だけですが)。

街中を走る単線の線路

街中(住宅街)を走る単線の線路という組み合わせが何とも面白いです。

終点の京成金町駅に到着

京成金町駅の駅名標

終点の京成金町駅に到着。
駅のホームが湾曲していることが分かります。

駅の改札も小規模

京成金町駅は駅の改札も小規模で、やはり都会のローカル線といった趣き。

JR常磐線の金町駅

JR常磐線の金町駅は歩いてすぐの場所にあります。

金町駅の駅名標

JR常磐線の金町駅は各駅停車(JL)のみの停車。

貨物線用の留置線がある

金町駅の駅構内には貨物線用の留置線がありますが、これはここ金町駅から総武線の新小岩を結ぶ貨物連絡線(通称:新金線)がある関係からかと。
ちなみにこの新金線を旅客化しようという計画も最近上がってきています。

ホームの横を快速線の列車が通過していく

先に触れた通り金町駅には快速線のホームはなく、ホームの横を快速線の列車が通過していきました。

東京メトロ車が多い感じ

北千住方面の電車が到着したので乗車。
常磐線各駅停車は北千住(正確には綾瀬)からそのまま東京メトロ千代田線に乗り入れるためか、車両は東京メトロ車が多い感じです。
(他にJR車・稀に小田急車の運用もある)

中川を渡る

中川を渡り…。

亀有駅で下車

お隣の亀有駅で下車。

駅の改札を出ると…

駅の改札(南口)を出ると…。

こち亀の両さん像がお出迎え

こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)の両さん像がお出迎え。
こちらはアニメの設定そのままのカラフルな色合いで、中川さん・麗子さんとの組み合わせ。
※以下「こち亀」と表記

駅近辺には多くのこち亀関連の像が点在しているようで…

像の横にある地図を見ると、駅近辺には多くのこち亀関連の像が点在しているようで…。

駅周辺のみ散策することに

さすがに全部回るのは時間がかかるので、駅周辺のみ散策することに。

祭り姿の両さん像

駅前ロータリーを半時計回りに進んでまず目に着いたのが、こちらの祭り姿の両さん像。
(両津勘吉祭り姿像)
金色がかった派手な感じで、上には「ようこそ亀有へ!」の看板も。

ベンチの端に腰かけている恰好の両さん像

駅前ロータリー中央の歩道部分にある、ベンチの端に腰かけている恰好の両さん像。
こちらは「ようこそ亀有へ両さん像」という名称。

小サイズの中川像

駅前ロータリー交差点の反対側の歩道にある中川像。
8等身の小サイズの像なので、場所がちょっとわかりづらかったです。

中川像の地点付近から見た南口駅前ロータリー

中川像の地点付近から見た南口駅前ロータリー。
奥が亀有駅。

北口駅前ロータリー

次は北口周辺の像を散策。

駅北口正面にある両津勘吉像

駅北口正面にある両津勘吉像。
こちらが最初にできた両さん像かと思われます。
口を大きく開けて笑う表情は漫画(もしくはアニメ)のものを忠実に再現していますが、銅像にするとちょっと不気味かも…。

北口駅前ロータリーにある看板は両津勘吉像が掲載

北口駅前ロータリーにある「ようこそ亀有へ!」の看板は両津勘吉像が掲載。

葛飾区内にあるアニメ・映画関連の銅像の所在地を示した地図

こちらは金町駅で見た葛飾区内にあるアニメ・映画関連の銅像の所在地を示した地図。
(併せて観光スポットも紹介)
ここで紹介されている両さん像も北口の両津勘吉像で、先に柴又駅で見た寅さん像も掲載。
他に京成押上線の四つ木駅近くにある「キャプテン翼」銅像も紹介されています。
(キャプテン翼もこち亀と同じジャンプ作品ですね)
葛飾区もアニメツーリズムができるということか…。

ひとやすみ両さん像

駅の北側にある亀有公園内には2種類の両さん像があり、こちらがその1つの「ひとやすみ両さん像」。
ベンチの中央に腰かけて両手を広げている恰好の銅像です。
一応像の左右に座ることはできる模様。

ダブルピース両さん像

もう1つの「ダブルピース両さん像」。
青銅色の像でやや小ぶり。

地区センター内にある麗子像

最後に訪れたのがリリオ館(駅前南口にあるショッピングセンター)7階の地区センター内にある麗子像。
中川像と同じく8等身の小サイズの像です。

再び常磐線に乗車

一通り散策した後亀有駅に戻り、再び常磐線に乗車。
※上の写真は乗車した電車ではありません。イメージということで…

隣の綾瀬駅で下車

隣の綾瀬駅で下車。
綾瀬駅はJR常磐線と東京メトロ千代田線との境界駅に当たりますが、駅名標等が東京メトロのものなので駅自体は東京メトロに所属しているのかもしれません。

0番線に停車している綾瀬支線の電車に乗り換え

そして0番線に停車している綾瀬支線の電車に乗り換え。
(この0番線を探すのに少々迷いました…)

綾瀬支線は1駅のみの路線

綾瀬支線は次の北綾瀬まで1駅のみ。
千代田線の車両基地までの引込線を一部旅客化した路線になります。

大きくカーブして北方向へ

綾瀬駅を発車してすぐに左手に大きくカーブして北方向へ。

これだけ見ると本線と何ら変わりない光景

カーブした後少しの間直線区間が続きますが、これだけ見ると本線と何ら変わりない光景ですね。
ちょうど北綾瀬始発の対向列車とすれ違うところ。

北綾瀬駅に到着するところ

終点の北綾瀬駅に到着するところ。
右側の線路には車庫線から出てきた小田急車が停車中。

北綾瀬駅に到着

ということで北綾瀬駅に到着。

駅の改良工事で本線直通の10両編成の列車も停車できるようになった

綾瀬支線は元々(乗車してきた)3両編成の列車がピストン運行するだけの運行体系でしたが、近年に駅の改良工事がされて本線直通の10両編成の列車も停車できるようになりました。
(上の写真では3両編成の列車が停車中の状態)

10分間隔のダイヤ

以前(3両編成のみの時)は大体30分間隔らしかったですが、本線直通の列車を挟むようになってほぼ10分間隔のダイヤになった感じです。

駅ホームから車両基地方面を撮影

駅ホームから車両基地方面を撮影。

車内運転室越しからも撮影してみた

車内運転室越しからも撮影してみました。

北綾瀬駅の改札

北綾瀬駅の改札。
こちらは環七通りを渡った先にある北口。

北口改札も駅改良工事で出来た感じ

北口改札も駅改良工事で出来た感じです。
写真奥の高架部分の下を環七通りが通ります。

広大な車両基地

駅から北方向に歩いた先の歩道橋から撮影した車両基地の様子。
千代田線メインの車両基地だけあって結構広大です。
ここが東京メトロ線で北の「最果ての地」ということか。
(最北ということで言えば南北線の赤羽岩淵駅とほぼ同等ですが…)

歩道橋から北綾瀬駅方面を見る

歩道橋から(逆方向の)北綾瀬駅方面を見た写真。
真ん中の2線が北綾瀬駅に通じている「本線」で、左右の2線は少し先で行き止まりになります。

車両基地から出線する車両

駅に戻る途中で車両基地から出線する車両を撮影。
こうした光景も車両基地周辺ならでは。

何故か斜めに傾いている架線

片方の行き止まりにある架線は何故か斜めに傾いていました。
事故ではなく意図的に斜めにしたと思われますが、理由は不明…。

再び駅ホームに戻る

北口から再び駅ホームに戻ります。

改札への高架上から見た環七通り

改札への高架上から見た環七通り。
写真の奥が亀有方面。

逆側を撮影

逆側を撮影。
奥が西新井方面で、遠くに首都高の高架橋も見えます。

北口改札前

北口改札前。
実はふとここからつくばエクスプレス線の駅(六町もしくは青井)まで歩こうかと思いつきましたが、徒歩だと20分以上かかりそうだったので素直に綾瀬方面に戻ることにしました。

これだけ本数もあることだし

そもそも時刻表を見ても10分間隔とこれだけ本数もあることだし、わざわざつくばエクスプレス線の駅まで歩く必要性もないか。
(というかここまでの行程でさすがに歩き疲れた…)

復路も3両ピストン運行の電車で

綾瀬までの復路も3両ピストン運行の電車で。
ちなみにこの車両は東西線で運用されている05系ですが、以前は6000系の試作編成でした。

綾瀬駅手前のポイント

綾瀬駅手前のポイント。
このまま真っすぐ進むと0番線ホームに到着。

行き止まりの0番線ホームに到着するところ

行き止まりの0番線ホームに到着するところ。
3両用のホームでもホームドアが設置されているあたりはさすが。
折しも左側の快速線では上り・下りの電車がすれ違っていました。

三たび本線の電車に乗車して北千住方面へ

綾瀬駅に到着後三たび本線の電車に乗車して北千住方面へ。

「荒川橋りょう」を渡る

「荒川橋りょう」を渡るところ。

本日荒川を渡るのは何度目だったか

本日荒川を渡るのは何度目だったか、と思ったら4回目(2往復目)でした。

荒川を渡ってすぐさまトンネルに突入

荒川を渡ってすぐさまトンネルに突入。

千代田線の北千住駅で下車

千代田線の北千住駅で下車して…。

すぐさま常磐快速線のホームに移動

すぐさま常磐快速線のホームに移動。
(この間の改札はなし)

東武スカイツリーラインの地上ホームと隣り合わせ

常磐快速線のホームは東武スカイツリーラインの地上ホームと隣り合わせ。
北千住駅はこの上につくばエクスプレス線と東武スカイツリーライン(東京メトロ日比谷線)の高架ホームがあり、更に地下に東京メトロ千代田線のホームがあるという実に多層な構造になっています。

ラストは常磐快速線の中電に乗車

ラストは常磐快速線の土浦方面からの列車(いわゆる中電)に乗車。

一番右側の鉄橋を渡る

北千住~南千住間にある隅田川の鉄橋ですが、今度は一番右側の鉄橋を渡る恰好に。

日暮里駅を発車したところ

間を少し飛ばして日暮里駅を発車したところ。
京成本線の高架の下を通ります。

地上ホームに向かう恰好?

終点の上野駅の手前ですが、これは地上ホームに向かう恰好?
ちょうど前方信号下のLED表示で「16」と表示されているので16番線に到着する模様。

ちなみに前方に見える特急車両は「あかぎ」もしくは「草津・四万」用の車両でしょうか?

やはり地上ホームに到着する模様

やはり地上ホームに到着するようです。

上野駅到着後は回送列車に

乗車した電車は上野駅到着後は回送列車になる感じ。

地上ホーム手前にある石川啄木の歌碑

地上ホーム手前には「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを 聴きにゆく」という石川啄木の歌碑が。
かつてはここ上野駅の地上ホームもこの短歌のように地方から来た乗客で賑わっていたのですが…。

この寂れようは何とも…

ホームの先端側に移動してみましたが、人影は全くなくこの寂れようは何とも…。
かつては数多の優等列車(特急・急行など)がひっきりなしで行き交っていたはずですが、新幹線の延伸等による上野発の優等列車の廃止、特に上野東京ラインの開通以後上野駅はターミナル(終着駅)としての役割が急速に失われてきた感があります。

地上ホームは臨時ホーム的な役割なのか?

駅名標も次駅の行先が表示されていない(日暮里もしくは尾久になりますが)ので、地上ホームは臨時ホーム的な役割になったということなのでしょうか?

そんな感じで最後は湿っぽい話題になってしまいましたが、本日の行程はこれにて終了。
(というか近場なのにめっちゃ長い記事になってしまった…)