年初めの乗り鉄2023~富士回遊 [鉄道・鉄道旅行]
ということで例年通り年初めの乗り鉄旅行に行ってきました。
今回も日帰りですが、関東圏から少し足を延ばして大月・富士吉田・河口湖方面を対象エリアとしました。
なのでサブタイトルを東京方面から河口湖まで直通する新設の特急「富士回遊」から引用しましたが、今回も例年通り普通列車のみの乗車なので特急には乗車していません。
※ちなみに新年の挨拶については一応喪中に当たるため、割愛させていただきます。
それはさておき…
(中央線に接続する)立川までは南武線に乗車。
南武線乗車中に撮影した、早朝の多摩川。
(南多摩~府中本町間)
立川駅で中央線の電車待ち合わせ中ですが、隣の線路には貨物列車が待機中でした。
先頭の機関車はEH200形(愛称ブルーサンダー)。
程なく高尾行きの中央線電車が到着。
立川~日野間で多摩川を渡るところですが、本日も富士山の眺めはばっちりの模様。
乗車中の電車で高尾まで乗って大月方面の電車に乗り換えても良かったのですが、車内アナウンスで次の大月行き電車が豊田始発とのことなので、途中豊田駅で下車します。
豊田駅は中央線の車庫がある駅ということで、豊田始発の列車も時折あります。
降りたホームの隣から大月行きの電車が出る模様。
(先のアナウンスだと高尾乗り換えの場合は乗り換えるホームが変わるらしい)
少し待って大月行きの電車が到着。
車両は近郊型の211系(長野車)。
豊田駅を出発、左手に車庫が見えます。
正面にちらりと富士山が見えました。
八王子駅に到着するところ。
左側に横浜線の車両が見えます。
高尾駅に到着するところ。
大抵の列車(中央快速線)は高尾が終点ですが、乗車中の列車は大月行きなのでこのまま先に進みます。
高尾から先はトンネル区間が続くためか運転席側の窓を閉められたためかぶりつきは不可。
以降は側面からの撮影となります。
こちらは車内から見た高尾山。
八王子ジャンクション、ないしは高尾山登山の記事でも紹介した湯の花トンネル付近。
写真左手に辛うじて上り線のトンネルが見えます。
参考までに、昨年10月の高尾山登山時に撮影した下り線の湯の花トンネル。
トンネル通過中に撮影したものですが、かなり広いエリアの路線案内図。
長野車両センター所属の車両なので主に長野県内のJR線が中心ですが山梨・新潟の路線も含まれ、更に(JR東海の管轄となる)飯田線や中央西線、第三セクター線のしなの鉄道・えちごトキめき鉄道線も掲載されています。
現在走行中の区間はちょうど案内図の右下あたり(中央東線)。
ついでに形式表記も撮影してみましたが、何故か「クハ」の部分だけ明朝体でした…。
トンネルを抜けると中央自動車道の高架橋が見えましたが、なかなかダイナミックな光景です。
高尾の1つ先の相模湖駅ともう1つ先の藤野駅は神奈川県内にある駅。
(次の上野原駅から山梨県に突入)
上野原駅を飛ばしましたがその次の四方津(しおつ)駅に到着。
当駅で特急列車通過待ちのため少々停車するということで、ホームに降りてみました。
四方津駅といえば、駅前から高台へと延びる長い斜行エレベーターが目に入ります。
四方津駅と高台の先にあるニュータウン「コモアしおつ」を結ぶ日本最長の斜行エレベーター(210m)で、斜行エレベーター(2基)の他にエスカレーターもある模様。
左側の線路を特急列車が通過。
頻繁に特急列車が運行されている「特急街道」たる中央本線ならではの光景ですね。
この区間(高尾~大月)は特急列車か日没後乗車でしか乗車する機会がなかったので、こうしてこまめに沿線を撮影できたのは貴重でした。
特急通過後程なくして四方津を出発。
今度は谷(川)側を撮影してみました。
鳥沢~猿橋間にある鉄橋上から撮影しましたが、またまたダイナミックな光景。
朝方なのでどうしても逆光になってしまうのが難点ですが…。
大月の一つ手前の猿橋駅に到着。
ここで下車します。
駅名の通り日本三奇橋の一つ「猿橋」の最寄り駅。
猿橋駅の駅舎も何となく猿橋をイメージしている感じ?
ということでここから当日最初の観光地となる猿橋に行ってみます。
猿橋駅(北口)から少し歩くと国道20号線(甲州街道)に出ますが、歩道橋下の案内板によると向かって右手(高尾方面)が猿橋方面の模様。
ここから1.3kmとのことです。
向かう途中の橋から撮影しましたが、なかなかにいい眺め。
左側の赤い高架橋が中央自動車道、下に流れる川は相模川の上流となる桂川です。
奥に見える山は地図で確認する限りでは扇山という名前らしい。
国道20号線を歩き、ようやく次の交差点を左に曲がると猿橋とのこと。
名勝 猿橋の入口に到着。
いきなりですが、猿橋の全景。
橋の下には「甲斐の猿橋」の銘板が。
名勝 猿橋の解説。
現在の猿橋は昭和59年(1984年)8月にかけ替えられましたが、江戸時代のものと同様の形で再現されているとのことです。
別の角度(上流側にある新橋)から撮影。
峡谷のかなり高い位置に橋が架けられていることが分かります。
猿橋の特徴である橋脚部分。
橋脚と書きましたが実際は橋脚ではなく、両岸から張り出した4層(5層?)のはね木で支えられているという珍しい構造をしています。
川の両側が断崖絶壁に近く橋脚の設置が困難なため、はね木で支えるという工法を取ったのだと思われます。
交互に組まれたはね木に屋根(笠木と言った方が良いのか)が架かっている独特の意匠も見事です。
橋の手前にバリケードがもうけられていたため、残念ながら橋の上は通行できませんでした。
猿橋の隣(上流側)にある新猿橋。
現在ではこちらが通行用の橋として役割を果たしていて、アーチ橋(上路アーチ橋)の構造となっています。
欄干のエンド部分には新猿橋の名称が。
(それぞれ左側と右側のもの)
下の展望地点(ちょうど新猿橋の真下あたり)から見た猿橋。
奥に見える橋は発電所の水路橋のようです。
展望地点の反対側(大月方面)は良い景色。
川の奥に中央自動車道の赤い高架橋が見えます。
川の両岸の岩肌も見事。
(2枚目は新猿橋の上から撮影)
展望地点から先は少し遊歩道が続いています。
両脇にはあじさいが点在しているので、6月頃だとあじさいの花が鑑賞できるのかと。
遊歩道の終点にある公園。
遊歩道から猿橋の入口に戻りましたが、入口駐車場脇(トイレの前)には三猿塔がありました。
日光東照宮で見られる三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)を表現しています。
最後に新猿橋から撮影した猿橋。
猿橋の奥に発電所の水路橋、更に奥に見える赤い橋は国道20号線の橋です。
来た道を引き返して猿橋駅まで戻っても良かったのですが、敢えて逆方向(高尾方面)に進んで1つ手前の鳥沢駅まで歩いてみることに。
ちなみに先程見えた国道20号線の橋も「新猿橋」という名称の模様。
国道20号線の橋から猿橋方面を撮影。
写真中央やや上に猿橋が見えます。
この先国道20号線(甲州街道)を延々と歩くことに。
距離もさることながら、車の通行量も多いので結構怖い…。
ようやく中央本線の鉄橋が見えましたが、ちょうど鉄橋を特急列車が通過していきました。
この長い鉄橋は新桂川橋梁と言いますが、間近で見ると雄大な光景です。
その後線路の横を通っていき…
跨線橋越しに鳥沢駅のホームが見えました。
反対(大月方面)を撮影。
線路の先が先程見た新桂川橋梁になります。
鳥沢駅で一旦次の電車到着時刻を確認して、駅周辺を散策。
この辺りは旧甲州街道の鳥沢宿(宿場町)にあたり、ところどころで古い町並みの様子が見られます。
少し歩くと神社が…。
福地八幡神社という名前。
神社の本殿はこじんまりとした感じ。
境内側から振り返ると鳥居の先に山々が。
駅の方に戻りますが、部分的に古い町並みが残る感じです。
左に曲がると鳥沢駅、街の散策はここまで。
シンプルな造りの鳥沢駅の駅舎。
ホームは1面2線のいわゆる島式ホームですが、ホームの幅はかなり狭い感じ…。
先に高尾方面の電車が到着(中央快速線に直通する列車の模様)。
続いて大月方面の電車が到着、こちらに乗車します。
再び新桂川橋梁を渡るところ。
ちょうど正面に見える山の麓を歩いてきたので、結構な距離でしたね…。
大月駅の手前から見える岩殿山。
大月駅に到着。
富士急行線に乗り換えるのでここで下車します。
JR線のホームから直接富士急行線に行ける乗り換え口もありましたが、一旦改札を出ます。
JR大月駅の駅舎は山小屋風。
すぐ隣に富士急行線の駅舎があります。
ちなみに富士急行線もスイカ等ICカードが利用可能なので、すぐさまピピっと入場。
駅ホームに入ると、真っ赤な車両がお出迎え。
車両は元JR205系で、富士急行線内では6000系という形式名で統一。
ちなみに205系の他路線への譲渡先としては、国内では富士急行線が唯一です。
(他はインドネシアが大半)
ホーム反対側には特急用車両が停車中。
こちらは元JR東海の371系で、水戸岡氏によるデザインでリニューアルされています。
ただ当日は運行されていない様子でした。
(富士急行線内特急は土休日のみ運行の模様で、当日は平日だった)
これから乗車するのは左側の普通列車ですが、右側の特急車両の両車両とも派手なデザインです。
乗車する車両はアニメ「NARUTO」とのコラボデザイン車両らしく、車外・車内共々東上するキャラクターがプリントされています。
(富士急ハイランド内にNARUTO関連のアトラクションがある模様)
車内は水戸岡デザインによる「日本一豪華な通勤車両」の仕様ではなくJR時代とさほど差はないですが、つり革の持ち手が木目調でした。
ということで大月駅を出発。
ご覧のように運転席越しの正面に富士山が見えるというベストアングル。
さすがは「日本一富士山に近い路線」を名乗るだけはあります。
富士急行線は全線単線なので途中何度か対向列車とすれ違いをしますが、JRの車両も乗り入れをしており、特急「富士回遊」の他普通列車の乗り入れも少ないながらあるようです。
大月から終点の河口湖駅まで終始上り坂が続く感じ。
起点の大月駅と終点の河口湖駅との標高差が500mくらいあり、最大で40 ‰の勾配もある山岳路線です。
富士急行線の駅名標は各駅に「きかんしゃトーマス」に登場するキャラクター(機関車)があてられていますが、富士急ハイランド内に「トーマスランド」というアトラクションがあることに由来しています。
途中の都留市駅は「ビクター」。
都留文科大学前駅は「ゴードン」。
ゴードンはきかんしゃトーマスの中で比較的メジャーなキャラクターかと。
再び対向列車とすれ違い。
6000系(元205系)ではこのカラーリングがノーマル仕様なのか?
比較的JR時代に近い雰囲気を残しています。
車内の正面だけでなく側面からも富士山がばっちり見えます。
富士急行線内では唯一の一文字の駅名で、寿=ことぶき、という縁起の良い駅名です。
次の駅は「よしいけおんせんまえ」ですが、漢字で書くと「葭池温泉前」です。
同駅のキャラクターは「ダンカン」。
次の下吉田駅では、ホーム横の留置線に何故かブルートレインの客車が止まっていました。
ちなみにその前に止まっている車両は以前銚子電鉄で見たことがあるような…。
(元京王車だったと思う)
その元京王車の奥に下吉田駅の駅舎が見えます。
程なく富士山駅に到着するところですが、ここまでくると富士山がかなり近くに見える感じです。
河口湖方面を見ると、富士急ハイランドのジェットコースターも見えます。
間もなく富士山駅に到着。
大月から乗車した電車はここ富士山駅で折り返し(スイッチバックし)て河口湖方面に向かいますが、当日2つ目の観光地点となる北口本宮冨士浅間神社に行くために同駅で下車します。
富士山駅は標高809m(ちなみに始点の大月駅は標高358m)。
同駅のキャラクターは「ジェームス」。
ジェームスもきかんしゃトーマスの中ではかなりメジャーですね。
別の場所にある駅名標では「富士吉田」の表記もありましたが、富士吉田は旧駅名です。
(「あっち」「こっち」は置いといて…)
ホーム隣に停車中の車両はスイスの登山鉄道(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)との提携デザイン車でした。
ホーム屋根下にある駅名標はシンプルなデザイン。
富士山駅はいわゆるスイッチバック構造の駅で、全ての列車が同駅で進行方向を変えて運行されます。
写真奥が河口湖及び大月方面で、手前は行き止まり。
構造的には平面スイッチバックですが、ある程度勾配もあるので山岳スイッチバックにも該当するのかもしれません。
駅ホームから富士山全体が見えます。
富士山駅の駅舎は駅ビルと一体化していますが、駅改札の入口が神社の鳥居状になっています。
ここから南(富士山方面)に向かって北口本宮冨士浅間神社に向かいます。
駅の近くにある金鳥居。
金鳥居から一直線に伸びる道を、ほぼ富士山に向かう感じでひたすら歩きます。
富士山駅から(徒歩で)約25分程で北口本宮冨士浅間神社の入口に到着。
(以下北口本宮と呼称)
杉並木の間を一直線に伸びる、北口本宮の参道。
北口本宮境内の入口にある大鳥居。
木造の鳥居としては国内最大とされています。
境内の山門に当たる随神門。
随神門と拝殿の間、境内中央にある神楽殿。
新年ということでお供え物の熊手が祀られていました。
北口本宮の拝殿。
ひとまずここでお参り。
拝殿手前にある御神木の1つ、太郎杉。
神楽殿の左側にある手水舎。
(ちょっと写真のピントが合っていませんが…)
拝殿の裏手。
手前の根元だけ映っている杉の木は次郎杉。
拝殿・本殿の裏手左側にある東宮。
(左奥に見えるのは神武天皇社)
東宮の反対側(拝殿・本殿裏手右側)にある西宮。
西宮の右奥にある冨士登山道吉田口の鳥居。
(前の西宮の写真でも右奥にちらっと見えます)
鳥居の奥にあるのは祖霊社。
北口本宮から(富士山の方向に向かって)徒歩5分の位置にある大塚丘。
大塚丘は北口本宮発祥の地と言われています。
大塚丘からさらに奥に歩くと…
富士山吉田口登山道と遊歩道の入口が。
ここを奥に進むと吉田口登山道ですが、この辺りで引き返して北口本宮へ戻るとします。
引き返す途中で富士登山遭難者の慰霊碑がありました。
北口本宮の境内に戻り本殿の横を通り過ぎるて目につく、ちょうど太郎杉の反対側にある御神木「夫婦桧」。
こちらはスギではなくヒノキの木ですね。
北口本宮拝殿の向かって右側にある諏訪神社(拝殿)。
北口本宮では本宮と大塚丘、ここ諏訪神社の三社の御朱印を頂きました。
最後にお参りしたのは大鳥居の右手にある稲荷社。
一通りお参りを済ませた後は遅めの昼食としましたが、屋台で購入した富士宮焼きそばを…。
そして屋台の定番ふりふりポテトも。
昼食の後は富士山駅に引き返すのですが、途中で諏訪内山神社へ。
鳥居上部の銘板を見る限りは「諏訪内」「山神社」と読むのでしょうか?
富士山吉田口に向かう道には「御師」と呼ばれる富士登山参拝者の案内役が営んでいた宿坊が今も何軒か残っており、この大国屋(田辺家)もその1つです。
大国屋の屋内は非公開のようでしたので、入口で引き返します。
もう1つ「御師 旧外川家住宅」もあり…
こちらは屋内拝観可能でした。
(観覧料:100円)
屋内の座敷や居間など一通りの部屋が公開され、部屋の一部では当時の御師や行者の衣装などが展示されています。
多少寄り道があったものの、富士山駅に戻ってきました。
再び富士急行線に乗り、今度は河口湖方面へ。
駅ホームから駅ビル(改札口)方面を撮影。
こうして見るとホームの先は行き止まりになっていることが分かります。
ちなみに富士急行の鉄道部門の会社名が近年「富士山麓電気鉄道」に変わりましたが、路線名は富士急行線で変わりないようです。
駅ホームから見える富士山は相変わらずいい眺めです。
しばし待機ののち、大月方面からの普通列車が到着。
きかんしゃトーマスのラッピング車でした。
間を置かず今度は河口湖方面から特急富士回遊が到着。
両列車とも当駅で方向転換(スイッチバック)してそれぞれ逆方向に向かいます。
自分は河口湖方面に向かうので、大月方面から来た普通に乗車します。
車内もトーマス仕様…というかちょっと怖い?
ということで富士山駅を出発…といっても乗車するのは2駅間だけですが。
正面に富士急ハイランドのジェットコースターの線路が見えます。
富士急ハイランド駅に到着。
駅名標下のキャラクターは主役のトーマス。
副駅名が「トーマスランド」なのでこのあたりは当然といったところか。
駅ホームの向こう側には様々なジェットコースターの線路が。
見るからに絶叫マシーンのオンパレードといった感じ。
短い区間ながらも、終点まで上り坂が続きます。
間もなく終点の河口湖駅。
河口湖駅に到着。
反対側のホームには特急富士回遊の車両が停車中。
終点なのでこの先は行き止まり。
河口湖駅の駅舎は木造風。
副駅名が「富士河口湖温泉郷」なので、温泉宿をイメージしているのかもしれません。
そして改札口の向かい側にあったパネルが河口湖の温泉むすめ「河口湖多佳美」。
河口湖ではかなり温泉むすめ推しらしく、各所で様々なコスチュームのパネルが見受けられます。
こちらは河口湖駅ホームにあったパネルで、富士急行線制服バージョン。
富士急行線では「鉄道むすめ」は見受けられなかったので、その代役といったところでしょうか?
ちなみに後ろの「ようこそ!富士河口湖温泉郷へ」のパネルにあるコスチュームがノーマルの模様。
「温泉むすめ」は全国の各温泉地をモチーフとした想像上の二次元キャラクター(人ではなく架空の神様という設定)で、山梨県内では他に石和温泉に存在。
草津・下呂・有馬の三大温泉はもとより、日本以外でも台湾にも存在するようです。
※参考:温泉むすめ公式サイト
富士河口湖温泉郷×温泉むすめ
今までに見た温泉むすめは、修善寺温泉の「修善寺透子」。
(2019年5月撮影)
それはそうと河口湖での観光ですが、河口湖遊覧船「天晴」や周遊バスなど見どころはいっぱいありますが、時間的な余裕がない(河口湖駅に到着した時点で15:20過ぎ)ので右側に掲示の「富士山パノラマロープウェイ」を目指すとします。
駅前には富士急行の前身「富士山麓電気鉄道」の時代に運用されていた車両「モ1号」が展示されていました。
モ1号についての解説。
下の注意書きには2022年4月1日付けで富士急行から当時の社名である「富士山麓電気鉄道」が復活したという記載があり、実は創業時の社名に戻ったということだったのですね。
駅から約10分程度で河口湖畔に到着。
奥に見えるのが河口湖大橋。
横を見ると遊覧船「天晴」が停泊中。
ただその直後に…
出航していきました…(恐らくこれが当日の最終便っぽい)。
そもそもこの時点でかなり寒く遊覧船はさすがに無理だったので、予定通りロープウェイを目指すとします。
ロープウェイ入口に到着。
当日の上り最終便が16時で到着したのが20分位前だったので、何とか間に合った感じです。
乗車券を購入後、早速ロープウェイに乗車。
※乗車料金:片道500円・往復900円 今回は往復で乗車
頂上(天上山)までの所要時間は6分程度。
ちなみに乗車中の車内ガイド(日本語)は温泉むすめ「河口湖多佳美」が担当しています。
(CV:大西沙織)
語尾が「~ですわ」なので、お嬢様キャラという設定のようです。
いきなりですが、天上山の展望台から見た富士山。
さすがに絶景です。
富士山のふもと、富士急ハイランドの全景。
やはりジェットコースターだらけ…。
こちらは河口湖のほぼ全景。
ちょうど中央に河口湖大橋が見えます。
天上山は昔話「カチカチ山」の舞台。
うさぎがたぬきを懲らしめる話ですが、たぬきの背中に火をつけたり挙句の果ては泥舟に乗せて湖に沈めてしまうという、よくよく考えるとかなり残酷な話ですね。
茶屋(売店)の横には昔話由来のうさぎ神社がありました。
反対側にはかわらけ投げも。
鳥居の下にある輪の中にかわらけが入ると幸運が。
更にその奥の小さな鳥居の間にかわらけが入るとありえない幸運があるとのことですが、小さな鳥居は見逃してしまいました。
(当日の結果は2回とも鳥居下の輪の中に入った)
茶屋前にあった河口湖多佳美パネル。
カチカチ山つながりということで、うさぎの着ぐるみ姿のコスチューム。
更に上の展望台もあるようなので、高台を目指します。
途中絶景を楽しめる空中ブランコも。
要チケットの施設ですが当日は既にチケット販売終了だった模様…。
もう少しで展望台へ。
展望台の入口は(戦国時代の)陣地風。
甲斐の国の武将、武田信玄をフィーチャーしている感じ。
展望台から見た富士山ですが、これぞ絶景!でした。
河口湖方面もGOOD。
この先は三つ峠方面につながる登山道になりますが、さすがに今から行くのは無理なのでここで引き返します。
茶屋(売店)の屋上から撮影しましたが、帰りのロープウェイを待つ行列ができていました。
帰りの移動手段はロープウェイの他徒歩しかないので、仕方なく行列に並ぶことに。
(そもそも往復の乗車券を購入しているので)
約20分くらいで帰りのロープウェイに乗車できましたが、こうして見ると高低差はかなりあります。
よく見るとゴンドラの上にうさぎが乗っているデザインでした。
ロープウェイを降りた後、湖畔のクッキー店の前にあったパネル。
これもコラボコスチュームらしい。
遊覧船「天晴」は当日の運行を終了していた模様…。
強引ですが、前の写真を拡大すると遊覧船「天晴」コスチュームのパネルが確認できました。
この後河口湖駅に戻るのですが、途中道を思いっきり間違えて…。
駅に着いた頃には日が暮れていました。
これも強引ですが、前の写真でバスガイドコスチュームのパネルが確認できました。
富士急行線の線路を見ると、ちょうど車庫線から特急列車が入線するところでした。
線路越しに見た富士山。
帰路はそのまま電車(富士急行線経由)かバスで御殿場経由かどちらにするか迷いましたが、ちょうど御殿場駅行きのバスが早く発車するようなのでバスに乗ることに。
駅舎内にあったパネル(これが当日最後)。
御殿場駅行きのバスが到着したので乗車。
一気に御殿場駅までワープ?という訳ではありませんが、日没のためバス乗車中の車窓の撮影は不可。
河口湖駅~御殿場駅までの所要時間は1時間20分程度。
途中富士山駅・北口本宮前・山中湖・篭坂峠・須走インター付近を経由しました。
駅前広場のイルミネーションが綺麗でした。
御殿場からは国府津方面に向かいますが、次の電車が15分位後なので待ち時間はそれほどでもなかったのが幸い。
乗り鉄継続中なので一応駅名標を撮影。
JR東海車に乗るのは久しぶり。
途中松田で下車して…。
小田急線に乗り換え。
小田急線の新松田駅はJR線の改札を出て向かいにあるので、乗り換え時間はそれほどかかりません。
5分ほど待って新宿行きの急行電車が到着。
海老名まで乗車します。
海老名駅で下車時に、偶然車庫線に止まっていたVSEに出くわしました。
(VSEは最近定期運用を終了した)
海老名から横浜まで、ラストは相鉄線で。
最中的に帰宅できたのが22時前なので、なかなかにハードな行程でした。
今回は少し遠出だったので、日帰りだとやはり時間が押しますね…。
今回も日帰りですが、関東圏から少し足を延ばして大月・富士吉田・河口湖方面を対象エリアとしました。
なのでサブタイトルを東京方面から河口湖まで直通する新設の特急「富士回遊」から引用しましたが、今回も例年通り普通列車のみの乗車なので特急には乗車していません。
※ちなみに新年の挨拶については一応喪中に当たるため、割愛させていただきます。
それはさておき…
(中央線に接続する)立川までは南武線に乗車。
南武線乗車中に撮影した、早朝の多摩川。
(南多摩~府中本町間)
立川駅で中央線の電車待ち合わせ中ですが、隣の線路には貨物列車が待機中でした。
先頭の機関車はEH200形(愛称ブルーサンダー)。
程なく高尾行きの中央線電車が到着。
立川~日野間で多摩川を渡るところですが、本日も富士山の眺めはばっちりの模様。
乗車中の電車で高尾まで乗って大月方面の電車に乗り換えても良かったのですが、車内アナウンスで次の大月行き電車が豊田始発とのことなので、途中豊田駅で下車します。
豊田駅は中央線の車庫がある駅ということで、豊田始発の列車も時折あります。
降りたホームの隣から大月行きの電車が出る模様。
(先のアナウンスだと高尾乗り換えの場合は乗り換えるホームが変わるらしい)
少し待って大月行きの電車が到着。
車両は近郊型の211系(長野車)。
豊田駅を出発、左手に車庫が見えます。
正面にちらりと富士山が見えました。
八王子駅に到着するところ。
左側に横浜線の車両が見えます。
高尾駅に到着するところ。
大抵の列車(中央快速線)は高尾が終点ですが、乗車中の列車は大月行きなのでこのまま先に進みます。
高尾から先はトンネル区間が続くためか運転席側の窓を閉められたためかぶりつきは不可。
以降は側面からの撮影となります。
こちらは車内から見た高尾山。
八王子ジャンクション、ないしは高尾山登山の記事でも紹介した湯の花トンネル付近。
写真左手に辛うじて上り線のトンネルが見えます。
参考までに、昨年10月の高尾山登山時に撮影した下り線の湯の花トンネル。
トンネル通過中に撮影したものですが、かなり広いエリアの路線案内図。
長野車両センター所属の車両なので主に長野県内のJR線が中心ですが山梨・新潟の路線も含まれ、更に(JR東海の管轄となる)飯田線や中央西線、第三セクター線のしなの鉄道・えちごトキめき鉄道線も掲載されています。
現在走行中の区間はちょうど案内図の右下あたり(中央東線)。
ついでに形式表記も撮影してみましたが、何故か「クハ」の部分だけ明朝体でした…。
トンネルを抜けると中央自動車道の高架橋が見えましたが、なかなかダイナミックな光景です。
高尾の1つ先の相模湖駅ともう1つ先の藤野駅は神奈川県内にある駅。
(次の上野原駅から山梨県に突入)
上野原駅を飛ばしましたがその次の四方津(しおつ)駅に到着。
当駅で特急列車通過待ちのため少々停車するということで、ホームに降りてみました。
四方津駅といえば、駅前から高台へと延びる長い斜行エレベーターが目に入ります。
四方津駅と高台の先にあるニュータウン「コモアしおつ」を結ぶ日本最長の斜行エレベーター(210m)で、斜行エレベーター(2基)の他にエスカレーターもある模様。
左側の線路を特急列車が通過。
頻繁に特急列車が運行されている「特急街道」たる中央本線ならではの光景ですね。
この区間(高尾~大月)は特急列車か日没後乗車でしか乗車する機会がなかったので、こうしてこまめに沿線を撮影できたのは貴重でした。
特急通過後程なくして四方津を出発。
今度は谷(川)側を撮影してみました。
鳥沢~猿橋間にある鉄橋上から撮影しましたが、またまたダイナミックな光景。
朝方なのでどうしても逆光になってしまうのが難点ですが…。
大月の一つ手前の猿橋駅に到着。
ここで下車します。
駅名の通り日本三奇橋の一つ「猿橋」の最寄り駅。
猿橋駅の駅舎も何となく猿橋をイメージしている感じ?
ということでここから当日最初の観光地となる猿橋に行ってみます。
猿橋駅(北口)から少し歩くと国道20号線(甲州街道)に出ますが、歩道橋下の案内板によると向かって右手(高尾方面)が猿橋方面の模様。
ここから1.3kmとのことです。
向かう途中の橋から撮影しましたが、なかなかにいい眺め。
左側の赤い高架橋が中央自動車道、下に流れる川は相模川の上流となる桂川です。
奥に見える山は地図で確認する限りでは扇山という名前らしい。
国道20号線を歩き、ようやく次の交差点を左に曲がると猿橋とのこと。
名勝 猿橋の入口に到着。
いきなりですが、猿橋の全景。
橋の下には「甲斐の猿橋」の銘板が。
名勝 猿橋の解説。
現在の猿橋は昭和59年(1984年)8月にかけ替えられましたが、江戸時代のものと同様の形で再現されているとのことです。
別の角度(上流側にある新橋)から撮影。
峡谷のかなり高い位置に橋が架けられていることが分かります。
猿橋の特徴である橋脚部分。
橋脚と書きましたが実際は橋脚ではなく、両岸から張り出した4層(5層?)のはね木で支えられているという珍しい構造をしています。
川の両側が断崖絶壁に近く橋脚の設置が困難なため、はね木で支えるという工法を取ったのだと思われます。
交互に組まれたはね木に屋根(笠木と言った方が良いのか)が架かっている独特の意匠も見事です。
橋の手前にバリケードがもうけられていたため、残念ながら橋の上は通行できませんでした。
猿橋の隣(上流側)にある新猿橋。
現在ではこちらが通行用の橋として役割を果たしていて、アーチ橋(上路アーチ橋)の構造となっています。
欄干のエンド部分には新猿橋の名称が。
(それぞれ左側と右側のもの)
下の展望地点(ちょうど新猿橋の真下あたり)から見た猿橋。
奥に見える橋は発電所の水路橋のようです。
展望地点の反対側(大月方面)は良い景色。
川の奥に中央自動車道の赤い高架橋が見えます。
川の両岸の岩肌も見事。
(2枚目は新猿橋の上から撮影)
展望地点から先は少し遊歩道が続いています。
両脇にはあじさいが点在しているので、6月頃だとあじさいの花が鑑賞できるのかと。
遊歩道の終点にある公園。
遊歩道から猿橋の入口に戻りましたが、入口駐車場脇(トイレの前)には三猿塔がありました。
日光東照宮で見られる三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)を表現しています。
最後に新猿橋から撮影した猿橋。
猿橋の奥に発電所の水路橋、更に奥に見える赤い橋は国道20号線の橋です。
来た道を引き返して猿橋駅まで戻っても良かったのですが、敢えて逆方向(高尾方面)に進んで1つ手前の鳥沢駅まで歩いてみることに。
ちなみに先程見えた国道20号線の橋も「新猿橋」という名称の模様。
国道20号線の橋から猿橋方面を撮影。
写真中央やや上に猿橋が見えます。
この先国道20号線(甲州街道)を延々と歩くことに。
距離もさることながら、車の通行量も多いので結構怖い…。
ようやく中央本線の鉄橋が見えましたが、ちょうど鉄橋を特急列車が通過していきました。
この長い鉄橋は新桂川橋梁と言いますが、間近で見ると雄大な光景です。
その後線路の横を通っていき…
跨線橋越しに鳥沢駅のホームが見えました。
反対(大月方面)を撮影。
線路の先が先程見た新桂川橋梁になります。
鳥沢駅で一旦次の電車到着時刻を確認して、駅周辺を散策。
この辺りは旧甲州街道の鳥沢宿(宿場町)にあたり、ところどころで古い町並みの様子が見られます。
少し歩くと神社が…。
福地八幡神社という名前。
神社の本殿はこじんまりとした感じ。
境内側から振り返ると鳥居の先に山々が。
駅の方に戻りますが、部分的に古い町並みが残る感じです。
左に曲がると鳥沢駅、街の散策はここまで。
シンプルな造りの鳥沢駅の駅舎。
ホームは1面2線のいわゆる島式ホームですが、ホームの幅はかなり狭い感じ…。
先に高尾方面の電車が到着(中央快速線に直通する列車の模様)。
続いて大月方面の電車が到着、こちらに乗車します。
再び新桂川橋梁を渡るところ。
ちょうど正面に見える山の麓を歩いてきたので、結構な距離でしたね…。
大月駅の手前から見える岩殿山。
大月駅に到着。
富士急行線に乗り換えるのでここで下車します。
JR線のホームから直接富士急行線に行ける乗り換え口もありましたが、一旦改札を出ます。
JR大月駅の駅舎は山小屋風。
すぐ隣に富士急行線の駅舎があります。
ちなみに富士急行線もスイカ等ICカードが利用可能なので、すぐさまピピっと入場。
駅ホームに入ると、真っ赤な車両がお出迎え。
車両は元JR205系で、富士急行線内では6000系という形式名で統一。
ちなみに205系の他路線への譲渡先としては、国内では富士急行線が唯一です。
(他はインドネシアが大半)
ホーム反対側には特急用車両が停車中。
こちらは元JR東海の371系で、水戸岡氏によるデザインでリニューアルされています。
ただ当日は運行されていない様子でした。
(富士急行線内特急は土休日のみ運行の模様で、当日は平日だった)
これから乗車するのは左側の普通列車ですが、右側の特急車両の両車両とも派手なデザインです。
乗車する車両はアニメ「NARUTO」とのコラボデザイン車両らしく、車外・車内共々東上するキャラクターがプリントされています。
(富士急ハイランド内にNARUTO関連のアトラクションがある模様)
車内は水戸岡デザインによる「日本一豪華な通勤車両」の仕様ではなくJR時代とさほど差はないですが、つり革の持ち手が木目調でした。
ということで大月駅を出発。
ご覧のように運転席越しの正面に富士山が見えるというベストアングル。
さすがは「日本一富士山に近い路線」を名乗るだけはあります。
富士急行線は全線単線なので途中何度か対向列車とすれ違いをしますが、JRの車両も乗り入れをしており、特急「富士回遊」の他普通列車の乗り入れも少ないながらあるようです。
大月から終点の河口湖駅まで終始上り坂が続く感じ。
起点の大月駅と終点の河口湖駅との標高差が500mくらいあり、最大で40 ‰の勾配もある山岳路線です。
富士急行線の駅名標は各駅に「きかんしゃトーマス」に登場するキャラクター(機関車)があてられていますが、富士急ハイランド内に「トーマスランド」というアトラクションがあることに由来しています。
途中の都留市駅は「ビクター」。
都留文科大学前駅は「ゴードン」。
ゴードンはきかんしゃトーマスの中で比較的メジャーなキャラクターかと。
再び対向列車とすれ違い。
6000系(元205系)ではこのカラーリングがノーマル仕様なのか?
比較的JR時代に近い雰囲気を残しています。
車内の正面だけでなく側面からも富士山がばっちり見えます。
富士急行線内では唯一の一文字の駅名で、寿=ことぶき、という縁起の良い駅名です。
次の駅は「よしいけおんせんまえ」ですが、漢字で書くと「葭池温泉前」です。
同駅のキャラクターは「ダンカン」。
次の下吉田駅では、ホーム横の留置線に何故かブルートレインの客車が止まっていました。
ちなみにその前に止まっている車両は以前銚子電鉄で見たことがあるような…。
(元京王車だったと思う)
その元京王車の奥に下吉田駅の駅舎が見えます。
程なく富士山駅に到着するところですが、ここまでくると富士山がかなり近くに見える感じです。
河口湖方面を見ると、富士急ハイランドのジェットコースターも見えます。
間もなく富士山駅に到着。
大月から乗車した電車はここ富士山駅で折り返し(スイッチバックし)て河口湖方面に向かいますが、当日2つ目の観光地点となる北口本宮冨士浅間神社に行くために同駅で下車します。
富士山駅は標高809m(ちなみに始点の大月駅は標高358m)。
同駅のキャラクターは「ジェームス」。
ジェームスもきかんしゃトーマスの中ではかなりメジャーですね。
別の場所にある駅名標では「富士吉田」の表記もありましたが、富士吉田は旧駅名です。
(「あっち」「こっち」は置いといて…)
ホーム隣に停車中の車両はスイスの登山鉄道(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)との提携デザイン車でした。
ホーム屋根下にある駅名標はシンプルなデザイン。
富士山駅はいわゆるスイッチバック構造の駅で、全ての列車が同駅で進行方向を変えて運行されます。
写真奥が河口湖及び大月方面で、手前は行き止まり。
構造的には平面スイッチバックですが、ある程度勾配もあるので山岳スイッチバックにも該当するのかもしれません。
駅ホームから富士山全体が見えます。
富士山駅の駅舎は駅ビルと一体化していますが、駅改札の入口が神社の鳥居状になっています。
ここから南(富士山方面)に向かって北口本宮冨士浅間神社に向かいます。
駅の近くにある金鳥居。
金鳥居から一直線に伸びる道を、ほぼ富士山に向かう感じでひたすら歩きます。
富士山駅から(徒歩で)約25分程で北口本宮冨士浅間神社の入口に到着。
(以下北口本宮と呼称)
杉並木の間を一直線に伸びる、北口本宮の参道。
北口本宮境内の入口にある大鳥居。
木造の鳥居としては国内最大とされています。
境内の山門に当たる随神門。
随神門と拝殿の間、境内中央にある神楽殿。
新年ということでお供え物の熊手が祀られていました。
北口本宮の拝殿。
ひとまずここでお参り。
拝殿手前にある御神木の1つ、太郎杉。
神楽殿の左側にある手水舎。
(ちょっと写真のピントが合っていませんが…)
拝殿の裏手。
手前の根元だけ映っている杉の木は次郎杉。
拝殿・本殿の裏手左側にある東宮。
(左奥に見えるのは神武天皇社)
東宮の反対側(拝殿・本殿裏手右側)にある西宮。
西宮の右奥にある冨士登山道吉田口の鳥居。
(前の西宮の写真でも右奥にちらっと見えます)
鳥居の奥にあるのは祖霊社。
北口本宮から(富士山の方向に向かって)徒歩5分の位置にある大塚丘。
大塚丘は北口本宮発祥の地と言われています。
大塚丘からさらに奥に歩くと…
富士山吉田口登山道と遊歩道の入口が。
ここを奥に進むと吉田口登山道ですが、この辺りで引き返して北口本宮へ戻るとします。
引き返す途中で富士登山遭難者の慰霊碑がありました。
北口本宮の境内に戻り本殿の横を通り過ぎるて目につく、ちょうど太郎杉の反対側にある御神木「夫婦桧」。
こちらはスギではなくヒノキの木ですね。
北口本宮拝殿の向かって右側にある諏訪神社(拝殿)。
北口本宮では本宮と大塚丘、ここ諏訪神社の三社の御朱印を頂きました。
最後にお参りしたのは大鳥居の右手にある稲荷社。
一通りお参りを済ませた後は遅めの昼食としましたが、屋台で購入した富士宮焼きそばを…。
そして屋台の定番ふりふりポテトも。
昼食の後は富士山駅に引き返すのですが、途中で諏訪内山神社へ。
鳥居上部の銘板を見る限りは「諏訪内」「山神社」と読むのでしょうか?
富士山吉田口に向かう道には「御師」と呼ばれる富士登山参拝者の案内役が営んでいた宿坊が今も何軒か残っており、この大国屋(田辺家)もその1つです。
大国屋の屋内は非公開のようでしたので、入口で引き返します。
もう1つ「御師 旧外川家住宅」もあり…
こちらは屋内拝観可能でした。
(観覧料:100円)
屋内の座敷や居間など一通りの部屋が公開され、部屋の一部では当時の御師や行者の衣装などが展示されています。
多少寄り道があったものの、富士山駅に戻ってきました。
再び富士急行線に乗り、今度は河口湖方面へ。
駅ホームから駅ビル(改札口)方面を撮影。
こうして見るとホームの先は行き止まりになっていることが分かります。
ちなみに富士急行の鉄道部門の会社名が近年「富士山麓電気鉄道」に変わりましたが、路線名は富士急行線で変わりないようです。
駅ホームから見える富士山は相変わらずいい眺めです。
しばし待機ののち、大月方面からの普通列車が到着。
きかんしゃトーマスのラッピング車でした。
間を置かず今度は河口湖方面から特急富士回遊が到着。
両列車とも当駅で方向転換(スイッチバック)してそれぞれ逆方向に向かいます。
自分は河口湖方面に向かうので、大月方面から来た普通に乗車します。
車内もトーマス仕様…というかちょっと怖い?
ということで富士山駅を出発…といっても乗車するのは2駅間だけですが。
正面に富士急ハイランドのジェットコースターの線路が見えます。
富士急ハイランド駅に到着。
駅名標下のキャラクターは主役のトーマス。
副駅名が「トーマスランド」なのでこのあたりは当然といったところか。
駅ホームの向こう側には様々なジェットコースターの線路が。
見るからに絶叫マシーンのオンパレードといった感じ。
短い区間ながらも、終点まで上り坂が続きます。
間もなく終点の河口湖駅。
河口湖駅に到着。
反対側のホームには特急富士回遊の車両が停車中。
終点なのでこの先は行き止まり。
河口湖駅の駅舎は木造風。
副駅名が「富士河口湖温泉郷」なので、温泉宿をイメージしているのかもしれません。
そして改札口の向かい側にあったパネルが河口湖の温泉むすめ「河口湖多佳美」。
河口湖ではかなり温泉むすめ推しらしく、各所で様々なコスチュームのパネルが見受けられます。
こちらは河口湖駅ホームにあったパネルで、富士急行線制服バージョン。
富士急行線では「鉄道むすめ」は見受けられなかったので、その代役といったところでしょうか?
ちなみに後ろの「ようこそ!富士河口湖温泉郷へ」のパネルにあるコスチュームがノーマルの模様。
「温泉むすめ」は全国の各温泉地をモチーフとした想像上の二次元キャラクター(人ではなく架空の神様という設定)で、山梨県内では他に石和温泉に存在。
草津・下呂・有馬の三大温泉はもとより、日本以外でも台湾にも存在するようです。
※参考:温泉むすめ公式サイト
富士河口湖温泉郷×温泉むすめ
今までに見た温泉むすめは、修善寺温泉の「修善寺透子」。
(2019年5月撮影)
それはそうと河口湖での観光ですが、河口湖遊覧船「天晴」や周遊バスなど見どころはいっぱいありますが、時間的な余裕がない(河口湖駅に到着した時点で15:20過ぎ)ので右側に掲示の「富士山パノラマロープウェイ」を目指すとします。
駅前には富士急行の前身「富士山麓電気鉄道」の時代に運用されていた車両「モ1号」が展示されていました。
モ1号についての解説。
下の注意書きには2022年4月1日付けで富士急行から当時の社名である「富士山麓電気鉄道」が復活したという記載があり、実は創業時の社名に戻ったということだったのですね。
駅から約10分程度で河口湖畔に到着。
奥に見えるのが河口湖大橋。
横を見ると遊覧船「天晴」が停泊中。
ただその直後に…
出航していきました…(恐らくこれが当日の最終便っぽい)。
そもそもこの時点でかなり寒く遊覧船はさすがに無理だったので、予定通りロープウェイを目指すとします。
ロープウェイ入口に到着。
当日の上り最終便が16時で到着したのが20分位前だったので、何とか間に合った感じです。
乗車券を購入後、早速ロープウェイに乗車。
※乗車料金:片道500円・往復900円 今回は往復で乗車
頂上(天上山)までの所要時間は6分程度。
ちなみに乗車中の車内ガイド(日本語)は温泉むすめ「河口湖多佳美」が担当しています。
(CV:大西沙織)
語尾が「~ですわ」なので、お嬢様キャラという設定のようです。
いきなりですが、天上山の展望台から見た富士山。
さすがに絶景です。
富士山のふもと、富士急ハイランドの全景。
やはりジェットコースターだらけ…。
こちらは河口湖のほぼ全景。
ちょうど中央に河口湖大橋が見えます。
天上山は昔話「カチカチ山」の舞台。
うさぎがたぬきを懲らしめる話ですが、たぬきの背中に火をつけたり挙句の果ては泥舟に乗せて湖に沈めてしまうという、よくよく考えるとかなり残酷な話ですね。
茶屋(売店)の横には昔話由来のうさぎ神社がありました。
反対側にはかわらけ投げも。
鳥居の下にある輪の中にかわらけが入ると幸運が。
更にその奥の小さな鳥居の間にかわらけが入るとありえない幸運があるとのことですが、小さな鳥居は見逃してしまいました。
(当日の結果は2回とも鳥居下の輪の中に入った)
茶屋前にあった河口湖多佳美パネル。
カチカチ山つながりということで、うさぎの着ぐるみ姿のコスチューム。
更に上の展望台もあるようなので、高台を目指します。
途中絶景を楽しめる空中ブランコも。
要チケットの施設ですが当日は既にチケット販売終了だった模様…。
もう少しで展望台へ。
展望台の入口は(戦国時代の)陣地風。
甲斐の国の武将、武田信玄をフィーチャーしている感じ。
展望台から見た富士山ですが、これぞ絶景!でした。
河口湖方面もGOOD。
この先は三つ峠方面につながる登山道になりますが、さすがに今から行くのは無理なのでここで引き返します。
茶屋(売店)の屋上から撮影しましたが、帰りのロープウェイを待つ行列ができていました。
帰りの移動手段はロープウェイの他徒歩しかないので、仕方なく行列に並ぶことに。
(そもそも往復の乗車券を購入しているので)
約20分くらいで帰りのロープウェイに乗車できましたが、こうして見ると高低差はかなりあります。
よく見るとゴンドラの上にうさぎが乗っているデザインでした。
ロープウェイを降りた後、湖畔のクッキー店の前にあったパネル。
これもコラボコスチュームらしい。
遊覧船「天晴」は当日の運行を終了していた模様…。
強引ですが、前の写真を拡大すると遊覧船「天晴」コスチュームのパネルが確認できました。
この後河口湖駅に戻るのですが、途中道を思いっきり間違えて…。
駅に着いた頃には日が暮れていました。
これも強引ですが、前の写真でバスガイドコスチュームのパネルが確認できました。
富士急行線の線路を見ると、ちょうど車庫線から特急列車が入線するところでした。
線路越しに見た富士山。
帰路はそのまま電車(富士急行線経由)かバスで御殿場経由かどちらにするか迷いましたが、ちょうど御殿場駅行きのバスが早く発車するようなのでバスに乗ることに。
駅舎内にあったパネル(これが当日最後)。
御殿場駅行きのバスが到着したので乗車。
一気に御殿場駅までワープ?という訳ではありませんが、日没のためバス乗車中の車窓の撮影は不可。
河口湖駅~御殿場駅までの所要時間は1時間20分程度。
途中富士山駅・北口本宮前・山中湖・篭坂峠・須走インター付近を経由しました。
駅前広場のイルミネーションが綺麗でした。
御殿場からは国府津方面に向かいますが、次の電車が15分位後なので待ち時間はそれほどでもなかったのが幸い。
乗り鉄継続中なので一応駅名標を撮影。
JR東海車に乗るのは久しぶり。
途中松田で下車して…。
小田急線に乗り換え。
小田急線の新松田駅はJR線の改札を出て向かいにあるので、乗り換え時間はそれほどかかりません。
5分ほど待って新宿行きの急行電車が到着。
海老名まで乗車します。
海老名駅で下車時に、偶然車庫線に止まっていたVSEに出くわしました。
(VSEは最近定期運用を終了した)
海老名から横浜まで、ラストは相鉄線で。
最中的に帰宅できたのが22時前なので、なかなかにハードな行程でした。
今回は少し遠出だったので、日帰りだとやはり時間が押しますね…。
2023-01-06 10:39