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「機動戦士ガンダム展」に行ってきました [ガンダム・ガンプラ]

カテゴリ「ガンダム」の記事は何年ぶりだろうか…。

ということで、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」に行ってきました。

機動戦士ガンダム展公式HP

1979年放映のTVアニメ「機動戦士ガンダム」における1.000点にも及ぶ製作資料を一挙公開するという、かつてなかった企画の展示会です。
展示内容はガンダム生みの親である総監督・富野喜幸(現・由悠季)氏による企画段階のメモ(当初タイトルはガンダムではなく「ガンボーイ」だった、など)、キャラクターデザインの安彦良和氏による原画・絵コンテ、美術監督の中村光毅氏による美術ボード、メカニックデザイナー大河原邦男氏による設定画が主で、冒頭のプロジェクションマッピング映像や立体模型(主にガンプラを利用したジオラマ)など、いわゆる「ファーストガンダム」のみであるもののとにかく内容はてんこ盛りでした。
※劇場版ガンダム3部作を含む

展示スペースの大半を占めていたのはアニメの映像の元となった絵コンテの数々で、実際の映像とシンクロさせて絵コンテを映像化しているのが面白かったです。
またアニメの各シーンの設定資料の原画も膨大で、なるほどと思いました。
(ホワイトベース・ムサイの艦橋やジャブローの司令室、果てはオデッサ作戦におけるマ・クベの執務室なんてのもあった)
劇場版ガンダム3部作のポスターやイメージイラストの原画もあるので、こちらも貴重です。
(ただし大河原邦男氏作のイラスト原画については当展ではコピーで、後述する「メカニックデザイナー大河原邦男展」にて原画を展示)
自分も子供の頃劇場版ガンダムは見たのでポスターの絵柄は勿論見たことはあるのですが、その原画を見れたのは感動ものでした。

これら展示品の大半は撮影禁止のためここでは写真での紹介はできませんが、一部撮影可能なスペースもあったのでそこで撮った写真のみ紹介します。

ガンダムヘッド

「ガンダムヘッド」と名付けられた立体展示物。
見ての通り大破したガンダムの頭部ですが、実物大(1/1スケール)なのでインパクトは十分です。

MS設定イラスト(主に連邦)

MS設定イラスト(主にジオン)

アニメで登場した主だったモビルスーツ(MS)のイメージイラストも展示されていました。
(大河原邦男氏が製作当時の画風で近年新たに描き直したもの)

純金・純プラチナ製ガンダム

純金製と純プラチナ製ガンダム像なんてのもありました。
高さ125mmとあるので、どうやら1/144スケールのようです。
※18000(18m)÷144=125

コロニー内に侵入するザク

ガンプラを利用したジオラマ群。
コロニー内に侵入するザク。第1話冒頭のシーン。

正面のガラス(アクリル板?)に立体的に見える加工がされているので、現物では遠近感がアップされてより立体的に見ることができます。
写真だとどうしても背後の写りこみが生じてしまうので、それはご勘弁を。

トリプルドム

迫撃・トリプルドム、黒い三連星のジェットストリームアタックのシーン。

水中を進むズゴックとゴッグ

水中を進むズゴックとゴッグ。色合いが綺麗。

化け物

巨大モビルアーマー・ビグザムに蹂躙される連邦軍のジムとボール。
ビグザムはプラモではなくモビルスール・イン・アクションの製品を使っているのかもしれません。

取りかえしのつかないこと

ララァが乗るモビルアーマー・エルメスのコックピットをガンダムがビームサーベルで貫いてしまうシーン。
背景のフラッシュが実際のアニメ映像のイメージと重なります。

ラストシューティング

ご存知クライマックスの「ラストシューティング」の場面。
これも実際のアニメ映像さながらのイメージです。

ミュージアムショップで購入した会場限定ガンプラと展覧会図録

ミュージアムショップでは会場限定ガンプラなどのオリジナルグッズが多数販売されていましたが、とりあえず自分は1/144のガンダム(会場限定品)と展覧会図録を購入しました。
1/144のガンダムについては一般に販売されているHGUC191 ガンダムにオリジナルの台座と盾に貼るガンダム展のシールが付属するだけなので正直ここで買わなくても良かったのですが、一応記念にということで。
このガンプラについては先代の同製品(HGUC021 ガンダム)より可動範囲が大幅にアップしてプロポーションも洗練されたということなので、(暇がある時に)作ってみて先代製品と比べてみたいと思います。

尚当展では(一般的な美術系展覧会と同様に)音声ガイドのサービスがありますが、3タイプあるので好みで選んで利用してみるのが良いと思います。

・「白の章」:古谷徹氏(アムロ・レイ役)
・「赤の章」:池田秀一氏(シャア・アズナブル役)
・「黄の章」:白石冬美氏(ミライ・ヤシマ役)

※各利用料金520円(税込み)

自分は無難(?)に「白の章」を借りてみましたが、他の方のナレーションも捨てがたいですね。
(ミライさんの声も良いかもしれない)

※追記
後日になりますが、上野の森美術館で開催中の「メカニックデザイナー大河原邦男展」にも行ってきました。

大河原邦男展 公式HP

展示会の看板

こちらは大河原邦氏がメカニックデザインを担当したアニメ作品の原画・設定資料の展示ですが、氏が関わった作品全般が対象なので当然ガンダム以外のタイトルが多数含まれています。

サブングル・ヤッターマン・ガンダムなど

ガンダム・ボトムズ・勇者シリーズなど

ガンダム以外の主な作品はガッチャマン・ヤッターマンなどのタツノコプロ作品、ボルテスV・ダイターン3・エクスカイザー・ガオガイガー等「勇者シリーズ」などのスーパーロボットもの・ザブングル・ダグラム・ボトムズなどのリアルロボットもの(ザブングルはちょっと違うかもしれないが…)など、要はゲーム「スーパーロボット大戦」に登場するであろう主だった主役ロボットのメカデザインを手がけている訳で、展示内容もこれまたかなりのボリュームでした。
(特に黎明期の作品では自分も全く知らなかったものもありました)
またスーパーロボットものの作品で、メカの合体シーンが詳細に解説している設定画面があったことも興味深かったです。
ガンダムなどのリアルロボットものを見慣れていると「ここまでやるか!」みたいなかなり回りくどい合体シーンもありましたが、スーパーロボットものでは「合体」は重要な要素なので、これも氏が並ならぬこだわりによるものだと解釈すべきかもしれません。

ガンダムシリーズについてもファーストだけではなく続編のZガンダム・F91・Vガンダム・ガンダムSEED・最新の「ビルドファイターズ」など主だった作品に関わっています。
(Vガンダム以降は主に原案デザインのみで、詳細な設定は後継のメカニックデザイナーに引き継いでいる)

当展についても主だった展示物は撮影禁止でしたが、一部のみ撮影可能なスペースがあります。
(上の写真のロボットが一列に並んだパネルなど)

ロボットのように変形するコンセプトカー

一部アニメ関連以外の展示物もあり、上の写真は大河原氏のデザインによる「ロボットのように変形する」コンセプトカー。
2人掛けの座席が前に持ち上がり、ロボットに乗ったような視点が楽しめるとのことです。

他には地方自治体のマスコットや次世代消防車のコンセプトイラストなど。

ちなみにこちらでも会場限定ガンプラが販売されていましたが、マスターグレード仕様(1/100)のものだったのでこちらは購入しませんでした。

あと前述した「機動戦士ガンダム展」の半券チケットを持参すれば本展(大河原邦男展)の入場料が200円割引になります。
逆に大河原邦男展の半券チケットで機動戦士ガンダム展の入場料が200円割引になりますので、両展覧会で相互割引を行っているということですね。
(自分は前者で割引を適用)
更に両展覧会の半券を持参してお台場のガンダムフロント東京に行くとスペシャルグッズが当たる抽選に参加できるという特典もあるそうですが、さすがにお台場までは行けそうにない…。

ということで両展覧会とも旧来のガンダム(もしくはロボットアニメ)ファンであれば見逃せないと思います。
いずれの展覧会も会期は9/27までなので、まだ見ていない方はお早めに…。
コメント(1) 

コメント 1

師子乃

初めまして。

ジオラマ、胸が熱くなるシーンばかりでした!
by 師子乃 (2020-05-02 21:55) 

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