ao2の鉄道模型レイアウト制作プロジェクト~その2 [ホビー(鉄道模型)]
前回(2023年8月)から大分経ってしまいましたが、引き続きこつこつと制作中の鉄道模型レイアウトについて進捗のレポートを。
今回は駅下のスロープからトンネル周りと鉄橋周辺の作りこみが中心といったところです。
前回(その1)の完成状態。
まずはここから、左奥から手前に向かう感じでスロープ部分の壁とトンネルになる部分を作っていきます。
地面・地形の造形用の素材は引き続きスタイロフォームを使用しますが、接着剤を既存の木工用ボンドに加えて発泡素材専用の「スチのり」も使用していきます。
スチのりは久しぶりに使いますが(学生時代に建築模型の制作などに使った記憶がある)、結構強力な接着力があります。
スロープ部分の壁、施工前。
手前の駅ホームの下に加工したパーツを取り付け。
直線部分の「壁」は比較的加工・設置とも順調に進みましたが…
曲線&段差が少ないこの辺はなかなか加工が難しいです。
前回から使用している勾配用のベースも併用しつつ、何とか収めました。
手前の曲線部分の壁も付けて、このセクションについてはこれでひとまず完成。
次はトンネル部分の制作に入るのですが、トンネルのポータル(坑口=入口部分)にはグリーンマックス製のトンネルポータルセットを使用します。
「非電化単線用」のもので古い石積み風のデザインで、ポータルの高さも少し低め。
トンネルポータルセットのパッケージ。
「創る楽しみいっぱい!」のキャッチフレーズはともかく非電化単線用ということで気動車が描かれていますが、一体いつの時代の気動車なのか?という感じです。
※尚入手したパッケージは旧製品のもので、現行品のパッケージでは「創る楽しみいっぱい!」のキャッチフレーズは記載されていません。
トンネルポータル両脇につける壁部分のパーツは(下のように)2つに分割して使用します。
トンネルポータル(と両脇壁部分のパーツ)を設置した状態。
トンネルポータル周囲の造形をして上を屋根状態にして塞いだ状態。
トンネル内の「壁」も作っていますが、詳細は後程反対側の入口制作時に記載します。
続いては鉄橋周辺の作りこみ。
まずは鉄橋の両サイドにデッキガーター橋を設置するのですが…
今回入手したのが「津川洋行」という聞きなれないメーカーの製品。
デッキガーター橋のキットではグリーンマックスも同様の製品がありましたが、当製品は軟質素材使用でカーブ状態の鉄橋も作れる!ということでこちらを選んでみました。
※津川洋行ホームページ
ストラクチャー(建造物)・レイアウト用品を中心に出していますが、一部車両もラインアップされています。
そしてデッキガーター橋のレール部分に使用するのがこちらのKATO製フレキシブルレール。
長さ90cm位のレール1本で販売されていて、(レイアウトに合わせて)適宜の長さに切って使用するという製品。
更に「フレキシブル」という名の通り任意にカーブが付けられるという特徴を持っています。
別売りのレールジョイント(写真の下に写っている銅製のパーツ)にて他のレールと接続する構造。
実はこの製品、KATOが現行品の「ユニトラック」以前に出していた固定レイアウト向けレールの名残で、現在でも販売中の製品。
(しかも最近枕木の部分が白い「PC道床」タイプのフレキシブルレールも出たらしい)
基本的に同社のユニトラックとの組み合わせ使用が前提ですが、他社(TOMIX)のレールとの組み合わせも可能ではあります(ジョイント部分の加工が多少必要ではありますが)。
デッキガーター橋の組み立てとフレキシブルレールの加工を済ませた状態。
前述したように少し「カーブ」を付けて組み立てています。
軟質素材なのでこのような形態も作れますが、素材的な欠点として少々脆いのが玉の傷か。
(この辺はガンプラでザクなどの動力パイプで軟質素材が採用されることがあり、同様の欠点がある)
制作したデッキガーター橋(とレール)をレイアウトの線路に組み込んだ状態。
デッキガーター橋を片側のみ拡大して撮影。
既存製品の橋脚に「乗っかかる」ようにするために下部の両端を適宜切り欠くなどして加工しています。
ここまで進んだ後にレイアウトの台自体を180度回転させ、鉄橋周辺が手前に来るように配置変更。
鉄橋周辺の地形の修正と、トンネル反対側の作りこみに着手します。
一旦レールを撤去し、地面部分に当たるスタイロフォームを敷きなおします。
勾配を考慮して(なるべく均等になるように)下部分のレールを敷きなおしていきます。
高架部分のレールも再配置して地形の修正はひとまず完了。
次にトンネル反対側の作りこみですが、こちらは施工前(仮配置)の状態。
※レールを外した段階での撮影
まずはトンネル内部の横壁を設置。
反対側のトンネルポータルを取り付け。
トンネルポータル周りの斜面?を設置。
屋根をかぶせて一応完成。
分からないかもしれませんが、トンネルポータルの位置を少し後退させました。
更に薄手のスタイロボードも併用して…
鉄橋手前の地形を修正。
これでひと段落終わったところです。
(トンネル上の山は今後地形を考慮の上で進めてきます)
レイアウト制作中での試験走行の風景を動画を交えて紹介。
まずは高崎地区で活躍している(していた)107系とJR東日本標準の気動車形式ではるキハ110系(キハ111+キハ112)。
107系がトンネルから出てきたところ。
※107系はトミーテック(鉄道コレクション)製
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
107系走行中の動画(レイアウト反転前に撮影)。
鉄道コレクションは既製品(TOMIX・KATO等)で製品化されない車両がラインアップされるのでありがたい存在なのですが、動力ユニット・走行ユニットがオプションパーツなので揃えるとやっぱり高くつくのが難点といえば難点か。
107系の実車写真。
こちらはJR在籍時のもの(2015年1月 JR信越線横川駅にて撮影)。
107系は現在ではJR線から撤退しましたが、同じく高崎を起点とする私鉄の上信電鉄に移籍して活躍中です。
写真はJRリバイバルカラーカラーの車両(2021年4月 上信電鉄線上州富岡駅にて撮影)。
続いてはキハ110系、駅停車中の状態。
(キハ111+キハ112 KATO製)
鉄橋を通過中。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
キハ110系走行中の動画。
2両編成なので、勾配も楽々登っていきます。
キハ110系の実車写真。
(2018年8月 JR奥羽本線・花輪線大舘駅にて撮影)
最後に紹介するのはDE10形牽引の2軸貨車編成。
有蓋車(ワム)に混じって冷凍車・コンテナ車・タンク車など各種車両を混成。
最後尾は車掌車の「ヨ6000形」。
現在では貨物列車はほぼコンテナ車に統一されていますが、かつてはこういった雑多な種類の貨物車編成が見られました。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
DE10+2軸貨車走行中の動画。
牽引する車両の両数がかさむと、ちょっと勾配がきつい気もしなくもないです…。
DE10形の実車写真。
(2022年5月 いすみポッポの丘にて撮影)
ヨ6000形の実車写真。
(2016年8月 青森駅近くのメモリアルシップ八甲田丸船内にて撮影)
今回のレイアウト制作に関する記事はここまで。
次回は川の造形に着手する予定です(他は駅周辺の整備と山の造形など)。
今回は駅下のスロープからトンネル周りと鉄橋周辺の作りこみが中心といったところです。
前回(その1)の完成状態。
まずはここから、左奥から手前に向かう感じでスロープ部分の壁とトンネルになる部分を作っていきます。
地面・地形の造形用の素材は引き続きスタイロフォームを使用しますが、接着剤を既存の木工用ボンドに加えて発泡素材専用の「スチのり」も使用していきます。
スチのりは久しぶりに使いますが(学生時代に建築模型の制作などに使った記憶がある)、結構強力な接着力があります。
スロープ部分の壁、施工前。
手前の駅ホームの下に加工したパーツを取り付け。
直線部分の「壁」は比較的加工・設置とも順調に進みましたが…
曲線&段差が少ないこの辺はなかなか加工が難しいです。
前回から使用している勾配用のベースも併用しつつ、何とか収めました。
手前の曲線部分の壁も付けて、このセクションについてはこれでひとまず完成。
次はトンネル部分の制作に入るのですが、トンネルのポータル(坑口=入口部分)にはグリーンマックス製のトンネルポータルセットを使用します。
「非電化単線用」のもので古い石積み風のデザインで、ポータルの高さも少し低め。
トンネルポータルセットのパッケージ。
「創る楽しみいっぱい!」のキャッチフレーズはともかく非電化単線用ということで気動車が描かれていますが、一体いつの時代の気動車なのか?という感じです。
※尚入手したパッケージは旧製品のもので、現行品のパッケージでは「創る楽しみいっぱい!」のキャッチフレーズは記載されていません。
トンネルポータル両脇につける壁部分のパーツは(下のように)2つに分割して使用します。
トンネルポータル(と両脇壁部分のパーツ)を設置した状態。
トンネルポータル周囲の造形をして上を屋根状態にして塞いだ状態。
トンネル内の「壁」も作っていますが、詳細は後程反対側の入口制作時に記載します。
続いては鉄橋周辺の作りこみ。
まずは鉄橋の両サイドにデッキガーター橋を設置するのですが…
今回入手したのが「津川洋行」という聞きなれないメーカーの製品。
デッキガーター橋のキットではグリーンマックスも同様の製品がありましたが、当製品は軟質素材使用でカーブ状態の鉄橋も作れる!ということでこちらを選んでみました。
※津川洋行ホームページ
ストラクチャー(建造物)・レイアウト用品を中心に出していますが、一部車両もラインアップされています。
そしてデッキガーター橋のレール部分に使用するのがこちらのKATO製フレキシブルレール。
長さ90cm位のレール1本で販売されていて、(レイアウトに合わせて)適宜の長さに切って使用するという製品。
更に「フレキシブル」という名の通り任意にカーブが付けられるという特徴を持っています。
別売りのレールジョイント(写真の下に写っている銅製のパーツ)にて他のレールと接続する構造。
実はこの製品、KATOが現行品の「ユニトラック」以前に出していた固定レイアウト向けレールの名残で、現在でも販売中の製品。
(しかも最近枕木の部分が白い「PC道床」タイプのフレキシブルレールも出たらしい)
基本的に同社のユニトラックとの組み合わせ使用が前提ですが、他社(TOMIX)のレールとの組み合わせも可能ではあります(ジョイント部分の加工が多少必要ではありますが)。
デッキガーター橋の組み立てとフレキシブルレールの加工を済ませた状態。
前述したように少し「カーブ」を付けて組み立てています。
軟質素材なのでこのような形態も作れますが、素材的な欠点として少々脆いのが玉の傷か。
(この辺はガンプラでザクなどの動力パイプで軟質素材が採用されることがあり、同様の欠点がある)
制作したデッキガーター橋(とレール)をレイアウトの線路に組み込んだ状態。
デッキガーター橋を片側のみ拡大して撮影。
既存製品の橋脚に「乗っかかる」ようにするために下部の両端を適宜切り欠くなどして加工しています。
ここまで進んだ後にレイアウトの台自体を180度回転させ、鉄橋周辺が手前に来るように配置変更。
鉄橋周辺の地形の修正と、トンネル反対側の作りこみに着手します。
一旦レールを撤去し、地面部分に当たるスタイロフォームを敷きなおします。
勾配を考慮して(なるべく均等になるように)下部分のレールを敷きなおしていきます。
高架部分のレールも再配置して地形の修正はひとまず完了。
次にトンネル反対側の作りこみですが、こちらは施工前(仮配置)の状態。
※レールを外した段階での撮影
まずはトンネル内部の横壁を設置。
反対側のトンネルポータルを取り付け。
トンネルポータル周りの斜面?を設置。
屋根をかぶせて一応完成。
分からないかもしれませんが、トンネルポータルの位置を少し後退させました。
更に薄手のスタイロボードも併用して…
鉄橋手前の地形を修正。
これでひと段落終わったところです。
(トンネル上の山は今後地形を考慮の上で進めてきます)
レイアウト制作中での試験走行の風景を動画を交えて紹介。
まずは高崎地区で活躍している(していた)107系とJR東日本標準の気動車形式ではるキハ110系(キハ111+キハ112)。
107系がトンネルから出てきたところ。
※107系はトミーテック(鉄道コレクション)製
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
107系走行中の動画(レイアウト反転前に撮影)。
鉄道コレクションは既製品(TOMIX・KATO等)で製品化されない車両がラインアップされるのでありがたい存在なのですが、動力ユニット・走行ユニットがオプションパーツなので揃えるとやっぱり高くつくのが難点といえば難点か。
107系の実車写真。
こちらはJR在籍時のもの(2015年1月 JR信越線横川駅にて撮影)。
107系は現在ではJR線から撤退しましたが、同じく高崎を起点とする私鉄の上信電鉄に移籍して活躍中です。
写真はJRリバイバルカラーカラーの車両(2021年4月 上信電鉄線上州富岡駅にて撮影)。
続いてはキハ110系、駅停車中の状態。
(キハ111+キハ112 KATO製)
鉄橋を通過中。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
キハ110系走行中の動画。
2両編成なので、勾配も楽々登っていきます。
キハ110系の実車写真。
(2018年8月 JR奥羽本線・花輪線大舘駅にて撮影)
最後に紹介するのはDE10形牽引の2軸貨車編成。
有蓋車(ワム)に混じって冷凍車・コンテナ車・タンク車など各種車両を混成。
最後尾は車掌車の「ヨ6000形」。
現在では貨物列車はほぼコンテナ車に統一されていますが、かつてはこういった雑多な種類の貨物車編成が見られました。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
DE10+2軸貨車走行中の動画。
牽引する車両の両数がかさむと、ちょっと勾配がきつい気もしなくもないです…。
DE10形の実車写真。
(2022年5月 いすみポッポの丘にて撮影)
ヨ6000形の実車写真。
(2016年8月 青森駅近くのメモリアルシップ八甲田丸船内にて撮影)
今回のレイアウト制作に関する記事はここまで。
次回は川の造形に着手する予定です(他は駅周辺の整備と山の造形など)。
2024-03-17 09:06