秋の大山登山2022ex [アウトドア(釣り・登山・スキー等)]
前回の高尾山登山の記事で今年は大山に行かないと書きましたが、また土曜日に休みが取れて天候も良かったので、年末にさしかかる時期(12月10日)ながらもこのタイミングで大山登山に行ってきました。
伊勢原駅へ向かう途中で電車内から撮影した写真ですが、当日の大山周辺はご覧の通り快晴でした。
電車での経路は途中海老名までは相鉄線で。
(車両はネイビーブルーカラーの9000系)
海老名から伊勢原までは小田急線。
(車両は最新鋭の5000系)
伊勢原駅で下車後、"ホーム反対側の線路を特急ロマンスカーが通過していきました。
(快速急行ながらも特急の通過待ちだった)
伊勢原駅前にある鳥居(阿夫利神社参道の一の鳥居)の足元には既に初詣向けの看板が立っていました。
年明けまで1か月を切っていたので、まあこの辺は納得…。
伊勢原駅から大山ケーブルバス停までは30分強。
今回は直行便ではなかったので若干時間がかかりました。
(+通学と思われる乗客もいたので、車内はほぼ満員だった)
バス停から少し歩いて土産店が並ぶこま参道へ。
(ネタバレで言うと)今回はここに戻ってこない予定なので、土産は先に購入しました。
ケーブルカーの大山ケーブル駅(麓駅)に到着したところ。
土曜日で登山シーズンから若干外れていたためか、ケーブルカーもさほど混んでいない様子でした。
この先途中大山寺によるため今回はケーブルカーに乗車はしませんでした。
大山ケーブル駅の少し先にある女坂の起点にある看板ですが、女坂七不思議の案内の下には大山山頂のトイレが凍結により利用できない旨の注意書きがありました。
先の看板から少し歩いたところにある橋ですが、この辺りのモミジは紅葉前でした。
大山寺手前のお堂では紅葉ないしは散り始めの状態。
大山寺の階段、モミジの名所ですが既に散ってました。
やはりこの場所の紅葉シーズンは先月(11月)下旬頃ということで…。
階段の上から撮影。
ほぼ散っていますが、右側の一部のモミジと奥のイチョウの木が紅(黄)葉しているのが確認できます。
寺の本堂でお参り。
その後名物(?)のかわらけ投げもやってみましたが、今回も先にある輪には入らず。
2枚もらえる「かわらけ」が円盤状なので、普通に投げるよりはフリスビーを飛ばす要領で投げる方が距離が飛ぶことが分かりました。
※かわらけは2枚で300円
お参りを済ませた後は登山再開。
七不思議の1つ「潮音洞」前を通過。
下に見えるのは七不思議の1つ「眼形石」。
下社の少し下、男坂と女坂の合流地点付近ですが、この辺りの紅葉も綺麗でした。
下社下の茶屋前に到着。
一部残っているものの、こちらも紅葉は終了後といったところ…。
下社の階段上から撮影。
下社の本殿前。
ご覧の通り、天気は絶好調。
下社の展望台からの眺め。
江の島や三浦半島までは見え、こちらも眺望は良好でした。
今回はケーブルカーに乗りませんでしたが、一応阿夫利神社駅(山頂駅)に停車中のケーブルカーの写真も…。
ひなたぼっこをしているシカさん。
ケーブルカー阿夫利神社駅から茶屋前の広場に向かう途中に飼育(?)されているシカさんがいるのですが、定位置ではなく隅っこの陽が当たる場所に佇んでいました。
下社のお参りと周辺の散策を済ませた時点でちょうど昼時(12時ちょっと前)だったので、昼食は茶屋の名物のルーメソを…。
※ルーメソ=ラーメン、ですが、縦型の「ラーメン」ののぼりを写真のように横向きにしたところ「ルーメソ」と読めるので、その名称が定着したようです。
山菜ルーメソと冷ややっこを注文。
(冷ややっこは撮影前に食べてしまったので山菜ルーメソのみの撮影)
スープは普通の醤油味(いわゆる中華そば)ですが、実はかなり美味だったりします。
もしかしたら有名ラーメン店からの技術提供があるのではないかと思ったりしましたが、その辺りは未確認…。
昼食後ですが、天気は絶好調なのでちょっと迷いましたが、時間が遅すぎる(正午を過ぎてからの登山は控えるよう警告もあり)のと自身の体力面を考慮して山頂方面の登山は断念。
(山頂のトイレが使用不可なのも理由の1つ)
当初の予定通り、見晴台を経由して日向薬師に辿り着くハイキング的なルートで行きます。
遅ればせながら、今回の登山(ハイキング)ルートを案内。
(ケーブルカー阿夫利神社駅付近にある案内板)
上の案内板を拡大してルートを矢印で書き足したもの。
大山ケーブルバス停から大山寺を経由して阿夫利神社下社へ。
下社から見晴台を経由して最終的に日向薬師に辿り着く行程です。
最後日向薬師の少し手前まで戻っていますが、それは追って説明します。
ここ(阿夫利神社下社)から日向薬師までは5.5kmとのことなので、距離的的には結構あります。
ひとまずの目的地となる見晴台までは1.3km。
先の行先標の近くにある、おおやまめぐりルートの案内。
案内に乗っているのはメインの登山ルートですね。
去年はこのルートでの行程でした。
(大山ケーブルバス停より下は含まれていませんが)
案内の右側では3方面のルートが紹介されていますが、今回の日向薬師方面は癒し・スピリチュアルルートになるようです。
尤も終点の広沢寺温泉まではいきませんが…。
ということで下社を出発。
この辺りもまだ紅葉前な感じ。
下社から少し歩いたところにある二重滝。
冬にさしかかっているためか、水量はかなり少な目でした。
二重滝の横にある二重社。
下社の受付で二重社の御朱印もあったので、今回受領しました。
(下社と頂上本社の御朱印は既に受領済み)
下社~見晴台間の登山道は谷の途中を沿って歩く感じ。
以前は台風の度にがけ崩れにより通行止めになることが多かったですが、間に橋が架けられるなど工事が行われたことにより通行止めになることはほぼなくなりました。
途中にある巨大なスギの木ですが、後で頂いたガイド冊子によると「絆の木」という名称の模様。
影で分かりませんが、上に山頂方面からの登山道が見えます。
見晴台に到着(奥が大山山頂)。
実はこの時点で13時少し前ですが、いつもの時期(10月下旬頃)の15時くらいの感覚です。
(周囲の明るさ加減の意味合いで)
ベンチで休憩中に撮影。
草自体は枯れているものの、ススキの穂は残っています。
小休止の後に再度出発。
日向薬師まで4.2km。
見晴台を出発した直後は標高がそれなりに高い(下社より若干高い)ので、下の山々が見渡すことができます。
登山道から遠くに阿夫利神社下社の本殿が見えます。
(写真の中央)
こちらは高取山方面。
山の奥に見えるのが秦野市街で、更に奥が小田原方面か。
木々の奥に見えるのは厚木市街方面の模様。
眺望の良い場所から徐々に森の中に入っていきます。
もう1箇所だけ眺望の良い場所があったので撮影。
奥に見えるのが湘南平(大磯)方面。
日向キャンプ場方面に向かう分岐地点がありましたが、今回はそのまま直進します。
お地蔵さんがある地点に到着。
このお地蔵さんは「勝五郎地蔵」という名前だそう。
お地蔵さんの先は「九十九曲」と呼ばれるつづら折り状の道に。
延々と続くので、特に上りルートだと地獄です…。
(一度だけ上りで通ったことがありますが、途中で心が折れた記憶が…)
その九十九曲がりですが、近年の大雨により登山道がかなり浸食されている様子で、場所によっては水流により道がえぐられている感じでした。
ようやく下の林道が見えてきました。
林道との合流地点に到着。
このまま林道を下っても日向薬師方面に行けますが…
※上の写真では奥が上り(見晴台方面)
林道では徒歩だと遠回りになってしまうので、林道を渡って引き続き登山道を下ります。
九十九曲がりほどではないですが、つづら折りになっている場所もあり。
小川にかかる木橋を渡って…
見晴台方面登山道の入口に到着。
案内板を見ると、ここから日向薬師まで1.9kmとのこと。
(右側の案内板では所要時間50分と記載)
ここから先は林道を下る方向で。
当日はこの林道周辺でサイクリングをされている方を多く見かけました。
この辺りはちょうど渓流沿いということもあり、キャンプ場も点在しています。
(日向渓谷と呼ばれている)
石雲寺(せきうんじ)に到着。
大山寺と同じく「雨降山」の山号を持つ、曹洞宗の寺院です。
石雲寺の本堂。
本道右側の軒下には木彫りの魚が吊るされていますが、これは木魚なのか?
下にある解説によると梆(ほう)というもので、木魚の原型だそうです。
修行僧の食事の時間の合図に利用されていたとのこと。
石雲寺でお参りを済ませた後は再び林道を下ります。
下り坂は続きますが林を抜けたところ。
橋の向こう側にあるのは浄発願寺(じょうはつがんじ)の本堂と三重塔。
浄発願寺はかつて石雲寺よりも上流にありましたが、1938年の台風による山津波で全山が流されたため、現在は下流側のこの位置にあります。
(上流側は浄発願寺奥ノ院として跡地が残されている)
浄発願寺を過ぎると右側は田んぼが広がります。
更に先を行くと、日陰道という遊歩道がある模様。
川(日向川)を挟んで反対側を林道と並行する遊歩道のようなので、そちらに行ってみます。
最初は田んぼの脇を通る感じ。
川の上を通りますが、この辺りは結構標高差があります。
ルートが全体的に「日かげ側」なのが日陰道の名前の由来だそうですが、確かに日かげっぽいというか何だか幻想的な風景です。
日陰道は全体で1.5kmですが、途中迷わないように各所に順路の案内標が設置されています。
急に開けた場所に出ましたが、奥に見える橋を渡って先に進めばよいのでしょうか?
橋を渡った先に案内標があるので間違いない模様。
(上の写真の奥が山頂方面)
道の両脇に紫陽花(アジサイ)があるので、この辺りは紫陽花のシーズンには花が楽しめそうです。
尤も紫陽花のシーズンは6月なので、今は完全にオフシーズンですが…。
沿道では他にヒガンバナの開花時も見どころのようです。
振り返ると遠くに大山山頂が見えました。
この辺りだと山の全景が見える感じ。
日陰道の終点に到着。
ちょうど日向薬師バス停から2つ分手前の位置。
なのでここから日向薬師に向かうため山頂方面に少し戻る形になります。
以前は見ることがなかった日向地区の歓迎の案内板。
日向薬師参道の入口に到着。
バスの発車時刻確認のためバス停に行った際にあった日向地区の観光案内。
観光案内を部分的に拡大。
ここまでは見晴台から九十九曲・石雲寺・は浄発願寺を経由して日陰道へ。
日陰道終点から日向薬師バス停に戻ってきたところ。
これから最後の目的地となる日向薬師に向かいます。
日向薬師に向かう石段。
「衣裳場(いしば)」と呼ばれる場所で、源頼朝が日向薬師に参詣した際にここで旅装から衣装を白装束に着替えたという言い伝えがあります。
ここから日向薬師本堂まで(上りで)15分位かかる模様。
2体の金剛力士像(仁王像)が祀られている、日向薬師の仁王門。
仁王門から先は本堂へ向かう山道が続きます。
奥の階段を登ると本堂。
日向薬師の本堂に到着。
日向薬師の本堂(薬師堂)は茅葺屋根なのが特徴。
本堂は「平成の大修理」と称される大掛かりな修理が行われ、2016年に修理が完了しました。
ちなみに宝城坊は日向薬師の別名。
かつては霊山寺という名称でしたが後に宝城坊と呼ばれ、現在では略称の日向薬師として広く知られています。
本堂の手前脇にある鐘楼。
寺のご神木である「幡かけの杉」。
こちらは境内右手の大木の中にある「虚空蔵菩薩」。
境内の紅葉は(少ないながらも)見ごろな感じでした。
境内の散策と宝物館を見た後は日向薬師バス停に戻ります。
(上の写真は本堂境内側から見た階段)
山道(参道)を戻り…
裏から見た仁王門。
最後にバス停近くにある日向神社にお参り。
日向薬師バス停に到着し、本日の行程終了。
上の写真は日向薬師バス停から見た大山方面。
辛うじて大山山頂が見えます。
~終わりに~
今回も横浜に出て相鉄線・小田急線と乗り継いで最寄り駅の伊勢原に行きましたが、横浜を経由して行くのは今回で最後になるのかもしれません。
(上の写真は相鉄線横浜駅にて撮影した20000系)
というのも、ついに来年3月に相鉄・東急直通線が開業予定なので。
直通線が開通すると自宅の最寄り駅となる日吉駅から大幅にショートカットできるので、次回からはかなり早く着ける感じです。
(ちなみに緑で記されている相鉄・JR直通線は既に開通済み)
伊勢原駅へ向かう途中で電車内から撮影した写真ですが、当日の大山周辺はご覧の通り快晴でした。
電車での経路は途中海老名までは相鉄線で。
(車両はネイビーブルーカラーの9000系)
海老名から伊勢原までは小田急線。
(車両は最新鋭の5000系)
伊勢原駅で下車後、"ホーム反対側の線路を特急ロマンスカーが通過していきました。
(快速急行ながらも特急の通過待ちだった)
伊勢原駅前にある鳥居(阿夫利神社参道の一の鳥居)の足元には既に初詣向けの看板が立っていました。
年明けまで1か月を切っていたので、まあこの辺は納得…。
伊勢原駅から大山ケーブルバス停までは30分強。
今回は直行便ではなかったので若干時間がかかりました。
(+通学と思われる乗客もいたので、車内はほぼ満員だった)
バス停から少し歩いて土産店が並ぶこま参道へ。
(ネタバレで言うと)今回はここに戻ってこない予定なので、土産は先に購入しました。
ケーブルカーの大山ケーブル駅(麓駅)に到着したところ。
土曜日で登山シーズンから若干外れていたためか、ケーブルカーもさほど混んでいない様子でした。
この先途中大山寺によるため今回はケーブルカーに乗車はしませんでした。
大山ケーブル駅の少し先にある女坂の起点にある看板ですが、女坂七不思議の案内の下には大山山頂のトイレが凍結により利用できない旨の注意書きがありました。
先の看板から少し歩いたところにある橋ですが、この辺りのモミジは紅葉前でした。
大山寺手前のお堂では紅葉ないしは散り始めの状態。
大山寺の階段、モミジの名所ですが既に散ってました。
やはりこの場所の紅葉シーズンは先月(11月)下旬頃ということで…。
階段の上から撮影。
ほぼ散っていますが、右側の一部のモミジと奥のイチョウの木が紅(黄)葉しているのが確認できます。
寺の本堂でお参り。
その後名物(?)のかわらけ投げもやってみましたが、今回も先にある輪には入らず。
2枚もらえる「かわらけ」が円盤状なので、普通に投げるよりはフリスビーを飛ばす要領で投げる方が距離が飛ぶことが分かりました。
※かわらけは2枚で300円
お参りを済ませた後は登山再開。
七不思議の1つ「潮音洞」前を通過。
下に見えるのは七不思議の1つ「眼形石」。
下社の少し下、男坂と女坂の合流地点付近ですが、この辺りの紅葉も綺麗でした。
下社下の茶屋前に到着。
一部残っているものの、こちらも紅葉は終了後といったところ…。
下社の階段上から撮影。
下社の本殿前。
ご覧の通り、天気は絶好調。
下社の展望台からの眺め。
江の島や三浦半島までは見え、こちらも眺望は良好でした。
今回はケーブルカーに乗りませんでしたが、一応阿夫利神社駅(山頂駅)に停車中のケーブルカーの写真も…。
ひなたぼっこをしているシカさん。
ケーブルカー阿夫利神社駅から茶屋前の広場に向かう途中に飼育(?)されているシカさんがいるのですが、定位置ではなく隅っこの陽が当たる場所に佇んでいました。
下社のお参りと周辺の散策を済ませた時点でちょうど昼時(12時ちょっと前)だったので、昼食は茶屋の名物のルーメソを…。
※ルーメソ=ラーメン、ですが、縦型の「ラーメン」ののぼりを写真のように横向きにしたところ「ルーメソ」と読めるので、その名称が定着したようです。
山菜ルーメソと冷ややっこを注文。
(冷ややっこは撮影前に食べてしまったので山菜ルーメソのみの撮影)
スープは普通の醤油味(いわゆる中華そば)ですが、実はかなり美味だったりします。
もしかしたら有名ラーメン店からの技術提供があるのではないかと思ったりしましたが、その辺りは未確認…。
昼食後ですが、天気は絶好調なのでちょっと迷いましたが、時間が遅すぎる(正午を過ぎてからの登山は控えるよう警告もあり)のと自身の体力面を考慮して山頂方面の登山は断念。
(山頂のトイレが使用不可なのも理由の1つ)
当初の予定通り、見晴台を経由して日向薬師に辿り着くハイキング的なルートで行きます。
遅ればせながら、今回の登山(ハイキング)ルートを案内。
(ケーブルカー阿夫利神社駅付近にある案内板)
上の案内板を拡大してルートを矢印で書き足したもの。
大山ケーブルバス停から大山寺を経由して阿夫利神社下社へ。
下社から見晴台を経由して最終的に日向薬師に辿り着く行程です。
最後日向薬師の少し手前まで戻っていますが、それは追って説明します。
ここ(阿夫利神社下社)から日向薬師までは5.5kmとのことなので、距離的的には結構あります。
ひとまずの目的地となる見晴台までは1.3km。
先の行先標の近くにある、おおやまめぐりルートの案内。
案内に乗っているのはメインの登山ルートですね。
去年はこのルートでの行程でした。
(大山ケーブルバス停より下は含まれていませんが)
案内の右側では3方面のルートが紹介されていますが、今回の日向薬師方面は癒し・スピリチュアルルートになるようです。
尤も終点の広沢寺温泉まではいきませんが…。
ということで下社を出発。
この辺りもまだ紅葉前な感じ。
下社から少し歩いたところにある二重滝。
冬にさしかかっているためか、水量はかなり少な目でした。
二重滝の横にある二重社。
下社の受付で二重社の御朱印もあったので、今回受領しました。
(下社と頂上本社の御朱印は既に受領済み)
下社~見晴台間の登山道は谷の途中を沿って歩く感じ。
以前は台風の度にがけ崩れにより通行止めになることが多かったですが、間に橋が架けられるなど工事が行われたことにより通行止めになることはほぼなくなりました。
途中にある巨大なスギの木ですが、後で頂いたガイド冊子によると「絆の木」という名称の模様。
影で分かりませんが、上に山頂方面からの登山道が見えます。
見晴台に到着(奥が大山山頂)。
実はこの時点で13時少し前ですが、いつもの時期(10月下旬頃)の15時くらいの感覚です。
(周囲の明るさ加減の意味合いで)
ベンチで休憩中に撮影。
草自体は枯れているものの、ススキの穂は残っています。
小休止の後に再度出発。
日向薬師まで4.2km。
見晴台を出発した直後は標高がそれなりに高い(下社より若干高い)ので、下の山々が見渡すことができます。
登山道から遠くに阿夫利神社下社の本殿が見えます。
(写真の中央)
こちらは高取山方面。
山の奥に見えるのが秦野市街で、更に奥が小田原方面か。
木々の奥に見えるのは厚木市街方面の模様。
眺望の良い場所から徐々に森の中に入っていきます。
もう1箇所だけ眺望の良い場所があったので撮影。
奥に見えるのが湘南平(大磯)方面。
日向キャンプ場方面に向かう分岐地点がありましたが、今回はそのまま直進します。
お地蔵さんがある地点に到着。
このお地蔵さんは「勝五郎地蔵」という名前だそう。
お地蔵さんの先は「九十九曲」と呼ばれるつづら折り状の道に。
延々と続くので、特に上りルートだと地獄です…。
(一度だけ上りで通ったことがありますが、途中で心が折れた記憶が…)
その九十九曲がりですが、近年の大雨により登山道がかなり浸食されている様子で、場所によっては水流により道がえぐられている感じでした。
ようやく下の林道が見えてきました。
林道との合流地点に到着。
このまま林道を下っても日向薬師方面に行けますが…
※上の写真では奥が上り(見晴台方面)
林道では徒歩だと遠回りになってしまうので、林道を渡って引き続き登山道を下ります。
九十九曲がりほどではないですが、つづら折りになっている場所もあり。
小川にかかる木橋を渡って…
見晴台方面登山道の入口に到着。
案内板を見ると、ここから日向薬師まで1.9kmとのこと。
(右側の案内板では所要時間50分と記載)
ここから先は林道を下る方向で。
当日はこの林道周辺でサイクリングをされている方を多く見かけました。
この辺りはちょうど渓流沿いということもあり、キャンプ場も点在しています。
(日向渓谷と呼ばれている)
石雲寺(せきうんじ)に到着。
大山寺と同じく「雨降山」の山号を持つ、曹洞宗の寺院です。
石雲寺の本堂。
本道右側の軒下には木彫りの魚が吊るされていますが、これは木魚なのか?
下にある解説によると梆(ほう)というもので、木魚の原型だそうです。
修行僧の食事の時間の合図に利用されていたとのこと。
石雲寺でお参りを済ませた後は再び林道を下ります。
下り坂は続きますが林を抜けたところ。
橋の向こう側にあるのは浄発願寺(じょうはつがんじ)の本堂と三重塔。
浄発願寺はかつて石雲寺よりも上流にありましたが、1938年の台風による山津波で全山が流されたため、現在は下流側のこの位置にあります。
(上流側は浄発願寺奥ノ院として跡地が残されている)
浄発願寺を過ぎると右側は田んぼが広がります。
更に先を行くと、日陰道という遊歩道がある模様。
川(日向川)を挟んで反対側を林道と並行する遊歩道のようなので、そちらに行ってみます。
最初は田んぼの脇を通る感じ。
川の上を通りますが、この辺りは結構標高差があります。
ルートが全体的に「日かげ側」なのが日陰道の名前の由来だそうですが、確かに日かげっぽいというか何だか幻想的な風景です。
日陰道は全体で1.5kmですが、途中迷わないように各所に順路の案内標が設置されています。
急に開けた場所に出ましたが、奥に見える橋を渡って先に進めばよいのでしょうか?
橋を渡った先に案内標があるので間違いない模様。
(上の写真の奥が山頂方面)
道の両脇に紫陽花(アジサイ)があるので、この辺りは紫陽花のシーズンには花が楽しめそうです。
尤も紫陽花のシーズンは6月なので、今は完全にオフシーズンですが…。
沿道では他にヒガンバナの開花時も見どころのようです。
振り返ると遠くに大山山頂が見えました。
この辺りだと山の全景が見える感じ。
日陰道の終点に到着。
ちょうど日向薬師バス停から2つ分手前の位置。
なのでここから日向薬師に向かうため山頂方面に少し戻る形になります。
以前は見ることがなかった日向地区の歓迎の案内板。
日向薬師参道の入口に到着。
バスの発車時刻確認のためバス停に行った際にあった日向地区の観光案内。
観光案内を部分的に拡大。
ここまでは見晴台から九十九曲・石雲寺・は浄発願寺を経由して日陰道へ。
日陰道終点から日向薬師バス停に戻ってきたところ。
これから最後の目的地となる日向薬師に向かいます。
日向薬師に向かう石段。
「衣裳場(いしば)」と呼ばれる場所で、源頼朝が日向薬師に参詣した際にここで旅装から衣装を白装束に着替えたという言い伝えがあります。
ここから日向薬師本堂まで(上りで)15分位かかる模様。
2体の金剛力士像(仁王像)が祀られている、日向薬師の仁王門。
仁王門から先は本堂へ向かう山道が続きます。
奥の階段を登ると本堂。
日向薬師の本堂に到着。
日向薬師の本堂(薬師堂)は茅葺屋根なのが特徴。
本堂は「平成の大修理」と称される大掛かりな修理が行われ、2016年に修理が完了しました。
ちなみに宝城坊は日向薬師の別名。
かつては霊山寺という名称でしたが後に宝城坊と呼ばれ、現在では略称の日向薬師として広く知られています。
本堂の手前脇にある鐘楼。
寺のご神木である「幡かけの杉」。
こちらは境内右手の大木の中にある「虚空蔵菩薩」。
境内の紅葉は(少ないながらも)見ごろな感じでした。
境内の散策と宝物館を見た後は日向薬師バス停に戻ります。
(上の写真は本堂境内側から見た階段)
山道(参道)を戻り…
裏から見た仁王門。
最後にバス停近くにある日向神社にお参り。
日向薬師バス停に到着し、本日の行程終了。
上の写真は日向薬師バス停から見た大山方面。
辛うじて大山山頂が見えます。
~終わりに~
今回も横浜に出て相鉄線・小田急線と乗り継いで最寄り駅の伊勢原に行きましたが、横浜を経由して行くのは今回で最後になるのかもしれません。
(上の写真は相鉄線横浜駅にて撮影した20000系)
というのも、ついに来年3月に相鉄・東急直通線が開業予定なので。
直通線が開通すると自宅の最寄り駅となる日吉駅から大幅にショートカットできるので、次回からはかなり早く着ける感じです。
(ちなみに緑で記されている相鉄・JR直通線は既に開通済み)
2022-12-11 10:41