秋の大山登山2016 [アウトドア(釣り・登山・スキー等)]
毎年恒例の秋の大山登山ですが、今年は少し遅めの11月6日(日曜日)。
昨年に比べて一か月半ほど遅いですが、当日は天候にも恵まれコンディション的にもばっちりでした。
麓の大山ケーブルバス停付近ですがご覧の通りすこぶる快晴。
否が応でもテンションが上がります。
ちなみに当日は自宅を出たのが7時ちょっと前で、大山ケーブルバス停の到着が8時40分頃。
公共交通機関で所要時間を2時間切ったのは初めてではないかと思います。
思えば乗車した列車が全て速達(東横線:急行→相鉄線:特急→小田急線:急行)で乗り継ぎのロスも殆どなし。
更に小田急線伊勢原駅からのバスも大山ケーブルバス停までの直行便だったので、ほぼこれが最速ダイヤではないかと。
ということで、いつもよりかなり早い時刻に現地に到着できました。
今回上りルートについては正規の登山道(下社→山頂)ですが下りについては別地点に到着予定なので、土産品については事前に購入しました。
(定番のきゃらぶきと煎餅)
上りの下社までですが、昨年の記事での予告通り昨年リニューアルしたばかりのケーブルカーに乗車してみようと思います。
昨年の記事
時刻は9時過ぎでも日曜日ということもあって、大山ケーブル駅はご覧の通り大変混雑していました。
まず切符を購入するのに10分程度、その後乗車するのに20分程度待つことに。
それでもケーブルカーがフル稼働(8分間隔で運行)していたので、トータル30分待ちで乗車できたのですが。
新型車両のケーブルカーが到着。
自分も含めて皆写真を撮りまくっていました。
新型車両の一番大きな特徴が前後非対称のデザインで、山麓駅側(上の写真)の全面が大きな一枚窓となっていて、窓からの眺望は抜群です。
対して山上駅側は平面でレトロ(もしくは和風)なデザインとなっています。
※終点の阿夫利神社駅にて撮影
およそ半世紀ぶりにリニューアルした大山ケーブルカーですが、車両デザインは小田急ロマンスカー50000形VSE車・60000形MSE車や箱根登山鉄道の新型車両(3000形アレグラ号)を担当した岡部憲明アーキテクチャーネットワークによるもので、既存のケーブルカーとは一線を画す斬新なデザイン。
ということもあり、2016年度のグッドデザイン賞を受賞したそうです。
参考:60000形MSE車(2015年9月 本厚木駅にて撮影)
確かにデザインに共通点が多く見られます。
尤も同じ登山車両の3000形アレグラ号の方がデザイン的に似ているかもしれません。
※箱根登山鉄道3000形電車(Wikipediaの記事)
ケーブルカー車内の天井も丸みを帯びていて、50000形VSE車のドーム型天井(Vault=ヴォールト)を彷彿されるデザイン。
ケーブルカーとは思えない高級感が漂います。
阿夫利神社駅を発車するケーブルカー。
尚今回のリニューアルにあたって以前あった架線は撤去されましたが、新型車両にもパンタグラフは備わっています。
上の写真で確認できるのですが、駅終端部分の線路上に剛体式の架線が設置されています。
この剛体架線は大山ケーブル・阿夫利神社の両終端駅と途中の大山寺駅に設けられていて、駅停車時にパンタグラフから集電して途中区間は蓄電池にて車内の電源を賄うといった方式が取られています。
車内からの眺望を確保するために、架線を撤去するという大掛かりな改良がされたのです。
(ちなみに線路脇の架線柱については残されている)
参考までに、上の写真が以前のケーブルカー車両。
約半世紀に渡って活躍した車両ですが、さすがに月日の差を感じずにはいられません。
あと思い出すのがケーブルカーの発車時に合図として発する「ブ~~」というブザー音。
これを聞くと大山ケーブルカーに乗っているなあという実感がわきました。
(ちなみに新車は特急列車風な警笛音になりました)
と、長々とリニューアルしたケーブルカーについて語ってしまいましたが、下車して阿夫利神社下社へ。
やはり大勢の参拝者で賑わっています。
紅葉は少し色づき始めたという感じで、今月下旬が見頃といったところでしょうか?
まずは下社拝殿でお参り。
家に掲げているお札も新しいものに授与します。
その後登山口へ。
麓の大山ケーブル駅手前にある、ハイキングコース案内図。
これは昨年撮影したものですが、ケーブルカーのリニューアルに合わせて各所にある案内板も新しくなりました。
ちなみにこれらの案内板についてもグッドデザイン賞を受賞した模様。
案内図を拡大。青い矢印で書き加えたのが今回のルートです。
上り(山頂まで)についてはケーブルカー経由の王道ルートですが、下りについては山頂からヤビツ峠を経由して秦野側の麓となる蓑毛(みのげ)に到達するという裏のルート。
山頂~ヤビツ峠間は一昨年上りで通りましたが、その先のヤビツ峠~蓑毛間は今回初めて通るルートとなります。
ということで登山の始まり。
長い階段を上って少し歩いた後の6丁目付近。
杉並木が美しい地点です。
当ブログでも何度か記事にしているルートなので、山頂までの写真は少なめとします。
14丁目にある「牡丹岩」の案内板。
「足元などに見られる球体の岩のこと」と記載があるので足元をよく見ると…
なるほどこういうことだったのですね。
確かに牡丹の花に似てなくもないです。
今まで付近の岩壁ばかり見ていたので気づかなかったです。
(というか今頃気づいたのか!と少し反省…)
次の15丁目の「天狗の鼻突き岩」についてはそのままですね。
穴の中にさい銭があったのはご愛敬。
16丁目分岐点。
ここの案内板もリニューアルされていました。
20丁目の富士見台より。
今回は富士山がばっちり見えました。
ズームで撮影。
この場所で撮ると、手前の山の稜線と相まって浮世絵のような写真になるのが面白いです。
25丁目のヤビツ分岐。
ヤビツ峠からの登山者もちらほら見受けられました。
ここまで来れば山頂まであと少し。
山頂到着。
途中で休憩したのと他の登山者とペースを合わせたため、下社から山頂までの登山時間は標準の90分弱といったところ。
前日までの仕事で疲労気味だったのにも関わらず比較的楽に登山できたのですが、やはりメインの登山ルートは「〇丁目」の石標でポイントごとで進捗状況が把握できるというのが利点といことを改めて実感しました。
あと常に他の登山者がいるというのも、心理的に安心感があります。
(昨年の日向薬師から見晴台まではほぼ孤独だったので本当に辛かった…)
山頂周辺の広場は昨年同様に登山客で混雑していました。
下界の様子その1。
奥が相模湾。左側が平塚市。
写真ではわからないと思いますが、かすんでいたものの江の島も見えました。
下界の様子その2。
相模原方面?
もっと空気が澄んでいれば新宿の高層ビル群や東京タワーなどが見えるのかも。
左上に鳥が写っているのはご愛敬。
山頂からも富士山が見えました。
これなら山頂まで登った甲斐があるというもの。
山頂のアンテナ施設。
この中の1つが普段聴いているFMヨコハマのアンテナだそう。
(恐らく左側のアンテナ)
丁度正午(12時)だったのでこの付近で昼食を取りつつ一休みして、下山することに。
山頂手前の鳥居。
まだまだ登山客が多いです。
再びヤビツ分岐。
今度はひとまずヤビツ峠を目指しますが、ここから下社まで1.7km・ヤビツ峠まで2.1kmなので若干距離が長いようです。
ヤビツ峠までの登山道は確かに距離はあるかもしれませんが、全体的に緩やかな坂道で歩きやすく、途中の景色もなかなか良好です。
この辺りがちょうど中間地点。
場所によってはこのように急な斜面もありますが、ほんの数か所程度です。
逆に上りになる地点も。
この辺りも尾根づたいという感じで面白いです。
何となく心が和む風景。
(というか、ここまで一昨年通った時もほぼ同じ場所で撮影していたような)
ヤビツ峠の車道や秦野市など麓の風景が見えてきたので、あと少しといったところ。
藪道を抜けて…
ヤビツ峠(バス停)に到着。
山頂を出発したのが12:40頃で到着が13:30過ぎだったで山頂からの所要時間は50分強といったところ。
このように登山ルートの途中に売店やトイレがあるのは非常に有難いです。
ちなみに山頂のトイレもそうでしたが、入口にチップを入れる箱が設けられていました。
チップについては任意になりますが、施設の維持に協力するという意味で(自分は)入れたいと思います。
あと駐車場ですが、当日も走り屋と思わしき車は見かけませんでした。
(やはり夜でないと見られないのか…)
その代わりサイクリングをする方が比較的多かったように思われます。
ここから更に蓑毛へ。
距離にして3.4km。
結構長そうですが、所要時間は50分とのこと。
出発して早々、巨大な岩肌が。
反対側から撮影。
やはりダイナミックな感じ。
ヤビツ峠から蓑毛までの道のりは「柏木林道」という名前が付いていますが、山の斜面に沿って進む山道という感じです。
山頂からヤビツ峠までのルートは本道と比べるとぐっと登山客が減るもののちらほらとは見受けられましたが、この道のりについてはほぼ単独でした。
途中がけ崩れを起こしている地点もあるので、注意が必要です。
杉並木を抜ける場所もあり。
ここも見事な杉並木です。
道がつづら折りになっている所もありました。
水の流れが聞こえてきましたが、その先には小さな滝が。
山道の周りが開けて陽が当たるように。
だいぶ下ってきた感じです。
突然ガードレールが見えたので車道に出たのかと思いましたが、そうではない様子。
「ヤビツ峠」とのみ書かれた道標が立っていましたが、ガードレールに沿って直進する道がはどこにつながっているのでしょうか…?
この先も分岐点の道標がありましたが、直進すると「髭僧の滝」なる滝があるようなので行ってみるとします。
これが滝か?と思いましたが人口の構造物なのでまだ先のようです。
といいつつも結構長い、そして急坂な道のり。
ようやく滝入口の案内板が。
これが髭僧の滝。
奥地にこれほど立派な滝があるとは、新しい発見!
苦労して登った甲斐があるというものです。
髭僧の滝の由来についての案内板。
胸まで伸びる長い髭を生やした僧侶がここで修行をしたことに由来すると記載がありますが、滝自体が長い髭のように見えなくもないと思ったのは自分だけでしょうか?
滝を見た後は元の分岐点に戻り、終点の蓑毛へ。
分岐点の少し先(蓑毛寄り)にあった案内板には、髭僧の滝まで530mと記載。
分岐点の案内板にも距離の記載があれば心の準備もできたのにと思ったのも自分だけ?
(今回はちょっと遅かった…)
ここから舗装された道になり、バイクであれば通行できそうです。
(ただこの辺りで足が結構疲れてきました…)
常夜灯が目印の蓑毛分岐。
写真手前が蓑毛方面、向かって左側が(今回下ってきた)髭僧の滝・ヤビツ峠方面、右側が阿夫利神社下社・大山山頂方面です。
蓑毛バス停前の道路の反対側にある宝蓮寺大日堂と仁王門。
本堂に平安時代後期の作とされる大日如来像が安置されていることが名前の由来ですが、像は通常公開されていない模様。
仁王門は例によって門の左右に仁王像(阿形・吽形)が安置されていますが、こちらは見ることができます。
蓑毛バス停に到着。
目的地に到着したのでここで本日の行程終了としても良かったのですが…。
道中にあったパンフレットによると蓑毛周辺でもいくつか見所があるようなので、まだ時間的にも余裕もあり足ももう少し持ちそうなので少し散策してみるとします。
(ちょうどパンフレットがあった場所で付近に在住の方のご厚意により、同じパンフレットを頂きました)
バス停の近くにある民家にて、何故か舟形にかたどられた植木を見かけました。
頂いたパンフレットによるとここが御師の家(御師=大山参詣の人々を案内する先導師)とのことですが、窓が閉まっていて普通の民家のようでした。
沿道は田舎らしいのどかな風景で、ほっとする感じです。
道の右手(下)が「桜ともみじのワクワク広場」と名付けられた広場。
名前の通り、桜と紅葉が点在しています。
荒地だった場所を整備して桜と紅葉を植栽したそうですが、確かに桜の時期には綺麗な風景が楽しめそうです。
田んぼにあったカカシの夫婦?
妙に気になったので撮ってみました。
水車小屋と緑水庵。
緑水庵は移築復元された古民家で中も見学可能とのことですが、当日は催し物が開催されていたらしく中までは入れませんでした。
(土間に当時の農具や日用品などが展示)
大日堂と道挟んで反対側にある、宝蓮寺の本堂。
比較的新しめな建物で、前庭も綺麗でした。
再び蓑毛バス停に戻り、本日の行程終了。
蓑毛からのバスは秦野駅行きで、16:30発のバスに乗車。
秦野駅から小田急線に乗って帰宅しました。
今回は下山ルートで結構距離を歩いたので、案の定翌日(翌々日)に足が筋肉痛に。
普段体を動かす仕事をしているとはいえ、使う筋肉の箇所が異なるのでやはり登山で酷使した部位が筋肉痛になります。
とはいえ体力的に疲れたものの天候にも恵まれ、良い気分転換になりました。
来年もまた行きたいですね。
昨年に比べて一か月半ほど遅いですが、当日は天候にも恵まれコンディション的にもばっちりでした。
麓の大山ケーブルバス停付近ですがご覧の通りすこぶる快晴。
否が応でもテンションが上がります。
ちなみに当日は自宅を出たのが7時ちょっと前で、大山ケーブルバス停の到着が8時40分頃。
公共交通機関で所要時間を2時間切ったのは初めてではないかと思います。
思えば乗車した列車が全て速達(東横線:急行→相鉄線:特急→小田急線:急行)で乗り継ぎのロスも殆どなし。
更に小田急線伊勢原駅からのバスも大山ケーブルバス停までの直行便だったので、ほぼこれが最速ダイヤではないかと。
ということで、いつもよりかなり早い時刻に現地に到着できました。
今回上りルートについては正規の登山道(下社→山頂)ですが下りについては別地点に到着予定なので、土産品については事前に購入しました。
(定番のきゃらぶきと煎餅)
上りの下社までですが、昨年の記事での予告通り昨年リニューアルしたばかりのケーブルカーに乗車してみようと思います。
昨年の記事
時刻は9時過ぎでも日曜日ということもあって、大山ケーブル駅はご覧の通り大変混雑していました。
まず切符を購入するのに10分程度、その後乗車するのに20分程度待つことに。
それでもケーブルカーがフル稼働(8分間隔で運行)していたので、トータル30分待ちで乗車できたのですが。
新型車両のケーブルカーが到着。
自分も含めて皆写真を撮りまくっていました。
新型車両の一番大きな特徴が前後非対称のデザインで、山麓駅側(上の写真)の全面が大きな一枚窓となっていて、窓からの眺望は抜群です。
対して山上駅側は平面でレトロ(もしくは和風)なデザインとなっています。
※終点の阿夫利神社駅にて撮影
およそ半世紀ぶりにリニューアルした大山ケーブルカーですが、車両デザインは小田急ロマンスカー50000形VSE車・60000形MSE車や箱根登山鉄道の新型車両(3000形アレグラ号)を担当した岡部憲明アーキテクチャーネットワークによるもので、既存のケーブルカーとは一線を画す斬新なデザイン。
ということもあり、2016年度のグッドデザイン賞を受賞したそうです。
参考:60000形MSE車(2015年9月 本厚木駅にて撮影)
確かにデザインに共通点が多く見られます。
尤も同じ登山車両の3000形アレグラ号の方がデザイン的に似ているかもしれません。
※箱根登山鉄道3000形電車(Wikipediaの記事)
ケーブルカー車内の天井も丸みを帯びていて、50000形VSE車のドーム型天井(Vault=ヴォールト)を彷彿されるデザイン。
ケーブルカーとは思えない高級感が漂います。
阿夫利神社駅を発車するケーブルカー。
尚今回のリニューアルにあたって以前あった架線は撤去されましたが、新型車両にもパンタグラフは備わっています。
上の写真で確認できるのですが、駅終端部分の線路上に剛体式の架線が設置されています。
この剛体架線は大山ケーブル・阿夫利神社の両終端駅と途中の大山寺駅に設けられていて、駅停車時にパンタグラフから集電して途中区間は蓄電池にて車内の電源を賄うといった方式が取られています。
車内からの眺望を確保するために、架線を撤去するという大掛かりな改良がされたのです。
(ちなみに線路脇の架線柱については残されている)
参考までに、上の写真が以前のケーブルカー車両。
約半世紀に渡って活躍した車両ですが、さすがに月日の差を感じずにはいられません。
あと思い出すのがケーブルカーの発車時に合図として発する「ブ~~」というブザー音。
これを聞くと大山ケーブルカーに乗っているなあという実感がわきました。
(ちなみに新車は特急列車風な警笛音になりました)
と、長々とリニューアルしたケーブルカーについて語ってしまいましたが、下車して阿夫利神社下社へ。
やはり大勢の参拝者で賑わっています。
紅葉は少し色づき始めたという感じで、今月下旬が見頃といったところでしょうか?
まずは下社拝殿でお参り。
家に掲げているお札も新しいものに授与します。
その後登山口へ。
麓の大山ケーブル駅手前にある、ハイキングコース案内図。
これは昨年撮影したものですが、ケーブルカーのリニューアルに合わせて各所にある案内板も新しくなりました。
ちなみにこれらの案内板についてもグッドデザイン賞を受賞した模様。
案内図を拡大。青い矢印で書き加えたのが今回のルートです。
上り(山頂まで)についてはケーブルカー経由の王道ルートですが、下りについては山頂からヤビツ峠を経由して秦野側の麓となる蓑毛(みのげ)に到達するという裏のルート。
山頂~ヤビツ峠間は一昨年上りで通りましたが、その先のヤビツ峠~蓑毛間は今回初めて通るルートとなります。
ということで登山の始まり。
長い階段を上って少し歩いた後の6丁目付近。
杉並木が美しい地点です。
当ブログでも何度か記事にしているルートなので、山頂までの写真は少なめとします。
14丁目にある「牡丹岩」の案内板。
「足元などに見られる球体の岩のこと」と記載があるので足元をよく見ると…
なるほどこういうことだったのですね。
確かに牡丹の花に似てなくもないです。
今まで付近の岩壁ばかり見ていたので気づかなかったです。
(というか今頃気づいたのか!と少し反省…)
次の15丁目の「天狗の鼻突き岩」についてはそのままですね。
穴の中にさい銭があったのはご愛敬。
16丁目分岐点。
ここの案内板もリニューアルされていました。
20丁目の富士見台より。
今回は富士山がばっちり見えました。
ズームで撮影。
この場所で撮ると、手前の山の稜線と相まって浮世絵のような写真になるのが面白いです。
25丁目のヤビツ分岐。
ヤビツ峠からの登山者もちらほら見受けられました。
ここまで来れば山頂まであと少し。
山頂到着。
途中で休憩したのと他の登山者とペースを合わせたため、下社から山頂までの登山時間は標準の90分弱といったところ。
前日までの仕事で疲労気味だったのにも関わらず比較的楽に登山できたのですが、やはりメインの登山ルートは「〇丁目」の石標でポイントごとで進捗状況が把握できるというのが利点といことを改めて実感しました。
あと常に他の登山者がいるというのも、心理的に安心感があります。
(昨年の日向薬師から見晴台まではほぼ孤独だったので本当に辛かった…)
山頂周辺の広場は昨年同様に登山客で混雑していました。
下界の様子その1。
奥が相模湾。左側が平塚市。
写真ではわからないと思いますが、かすんでいたものの江の島も見えました。
下界の様子その2。
相模原方面?
もっと空気が澄んでいれば新宿の高層ビル群や東京タワーなどが見えるのかも。
左上に鳥が写っているのはご愛敬。
山頂からも富士山が見えました。
これなら山頂まで登った甲斐があるというもの。
山頂のアンテナ施設。
この中の1つが普段聴いているFMヨコハマのアンテナだそう。
(恐らく左側のアンテナ)
丁度正午(12時)だったのでこの付近で昼食を取りつつ一休みして、下山することに。
山頂手前の鳥居。
まだまだ登山客が多いです。
再びヤビツ分岐。
今度はひとまずヤビツ峠を目指しますが、ここから下社まで1.7km・ヤビツ峠まで2.1kmなので若干距離が長いようです。
ヤビツ峠までの登山道は確かに距離はあるかもしれませんが、全体的に緩やかな坂道で歩きやすく、途中の景色もなかなか良好です。
この辺りがちょうど中間地点。
場所によってはこのように急な斜面もありますが、ほんの数か所程度です。
逆に上りになる地点も。
この辺りも尾根づたいという感じで面白いです。
何となく心が和む風景。
(というか、ここまで一昨年通った時もほぼ同じ場所で撮影していたような)
ヤビツ峠の車道や秦野市など麓の風景が見えてきたので、あと少しといったところ。
藪道を抜けて…
ヤビツ峠(バス停)に到着。
山頂を出発したのが12:40頃で到着が13:30過ぎだったで山頂からの所要時間は50分強といったところ。
このように登山ルートの途中に売店やトイレがあるのは非常に有難いです。
ちなみに山頂のトイレもそうでしたが、入口にチップを入れる箱が設けられていました。
チップについては任意になりますが、施設の維持に協力するという意味で(自分は)入れたいと思います。
あと駐車場ですが、当日も走り屋と思わしき車は見かけませんでした。
(やはり夜でないと見られないのか…)
その代わりサイクリングをする方が比較的多かったように思われます。
ここから更に蓑毛へ。
距離にして3.4km。
結構長そうですが、所要時間は50分とのこと。
出発して早々、巨大な岩肌が。
反対側から撮影。
やはりダイナミックな感じ。
ヤビツ峠から蓑毛までの道のりは「柏木林道」という名前が付いていますが、山の斜面に沿って進む山道という感じです。
山頂からヤビツ峠までのルートは本道と比べるとぐっと登山客が減るもののちらほらとは見受けられましたが、この道のりについてはほぼ単独でした。
途中がけ崩れを起こしている地点もあるので、注意が必要です。
杉並木を抜ける場所もあり。
ここも見事な杉並木です。
道がつづら折りになっている所もありました。
水の流れが聞こえてきましたが、その先には小さな滝が。
山道の周りが開けて陽が当たるように。
だいぶ下ってきた感じです。
突然ガードレールが見えたので車道に出たのかと思いましたが、そうではない様子。
「ヤビツ峠」とのみ書かれた道標が立っていましたが、ガードレールに沿って直進する道がはどこにつながっているのでしょうか…?
この先も分岐点の道標がありましたが、直進すると「髭僧の滝」なる滝があるようなので行ってみるとします。
これが滝か?と思いましたが人口の構造物なのでまだ先のようです。
といいつつも結構長い、そして急坂な道のり。
ようやく滝入口の案内板が。
これが髭僧の滝。
奥地にこれほど立派な滝があるとは、新しい発見!
苦労して登った甲斐があるというものです。
髭僧の滝の由来についての案内板。
胸まで伸びる長い髭を生やした僧侶がここで修行をしたことに由来すると記載がありますが、滝自体が長い髭のように見えなくもないと思ったのは自分だけでしょうか?
滝を見た後は元の分岐点に戻り、終点の蓑毛へ。
分岐点の少し先(蓑毛寄り)にあった案内板には、髭僧の滝まで530mと記載。
分岐点の案内板にも距離の記載があれば心の準備もできたのにと思ったのも自分だけ?
(今回はちょっと遅かった…)
ここから舗装された道になり、バイクであれば通行できそうです。
(ただこの辺りで足が結構疲れてきました…)
常夜灯が目印の蓑毛分岐。
写真手前が蓑毛方面、向かって左側が(今回下ってきた)髭僧の滝・ヤビツ峠方面、右側が阿夫利神社下社・大山山頂方面です。
蓑毛バス停前の道路の反対側にある宝蓮寺大日堂と仁王門。
本堂に平安時代後期の作とされる大日如来像が安置されていることが名前の由来ですが、像は通常公開されていない模様。
仁王門は例によって門の左右に仁王像(阿形・吽形)が安置されていますが、こちらは見ることができます。
蓑毛バス停に到着。
目的地に到着したのでここで本日の行程終了としても良かったのですが…。
道中にあったパンフレットによると蓑毛周辺でもいくつか見所があるようなので、まだ時間的にも余裕もあり足ももう少し持ちそうなので少し散策してみるとします。
(ちょうどパンフレットがあった場所で付近に在住の方のご厚意により、同じパンフレットを頂きました)
バス停の近くにある民家にて、何故か舟形にかたどられた植木を見かけました。
頂いたパンフレットによるとここが御師の家(御師=大山参詣の人々を案内する先導師)とのことですが、窓が閉まっていて普通の民家のようでした。
沿道は田舎らしいのどかな風景で、ほっとする感じです。
道の右手(下)が「桜ともみじのワクワク広場」と名付けられた広場。
名前の通り、桜と紅葉が点在しています。
荒地だった場所を整備して桜と紅葉を植栽したそうですが、確かに桜の時期には綺麗な風景が楽しめそうです。
田んぼにあったカカシの夫婦?
妙に気になったので撮ってみました。
水車小屋と緑水庵。
緑水庵は移築復元された古民家で中も見学可能とのことですが、当日は催し物が開催されていたらしく中までは入れませんでした。
(土間に当時の農具や日用品などが展示)
大日堂と道挟んで反対側にある、宝蓮寺の本堂。
比較的新しめな建物で、前庭も綺麗でした。
再び蓑毛バス停に戻り、本日の行程終了。
蓑毛からのバスは秦野駅行きで、16:30発のバスに乗車。
秦野駅から小田急線に乗って帰宅しました。
今回は下山ルートで結構距離を歩いたので、案の定翌日(翌々日)に足が筋肉痛に。
普段体を動かす仕事をしているとはいえ、使う筋肉の箇所が異なるのでやはり登山で酷使した部位が筋肉痛になります。
とはいえ体力的に疲れたものの天候にも恵まれ、良い気分転換になりました。
来年もまた行きたいですね。
2016-11-13 10:19
コメント(0)
コメント 0