奈良への旅2013(1日目) [旅行]
9月から勤め先の職場(会社)が変わる関係で少し休暇期間を取り、その間にまた奈良へ3泊4日の旅に出かけました。
奈良へは昨年3月にも1日だけ回りましたが、複数日かけて回るのは約2年ぶり(2011年6月)となります。
今回の旅行期間は9/17~9/20。
本来は前日の9/16に出発予定でしたが、その日は折りしも台風18号が日本列島を直撃して新幹線も動いていない状態だったため、止む無く翌日の9/17に出発日をずらした次第です。
という訳でおもむろに新横浜から新幹線に乗り、9:30頃に名古屋駅に到着。
事前に購入していたきっぷが自由席券だったので座席が空いているかちょっと不安でしたが、乗車した列車がひかり号だったため無事着席できました。
新幹線ホームの東京寄り端にて撮影。奥はあおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)の車両です。
(あおなみ線は名古屋港方面へ向かう路線で、終点がリニア鉄道館の最寄り駅)
名古屋からは近鉄線に乗って奈良方面へ向かいますが、その前にちょっと寄り道を。
名古屋駅の南寄り、名鉄デパート内にあるという、名駅のアイドルこと「ナナちゃん人形」を見に。
この時点で名鉄デパートが開店前だったので10時の開店まで待つ必要があるかと思いましたが、幸いデパート入り口外の回廊にあったので開店前でも見ることができました。
ネットで調べたところ、何でも昔とあるイベント用に作成された巨大マネキンを譲り受けて、デパートのシンボル(待ち合わせ場所)としたそうです。
設置されたのが昭和48年だそうで、かなり年代ものということですね。
アップで撮影。
人形の巨大さといい、奇怪な体格(首が異様に長いなど)といい、「電車でD」で怪人扱いされるのも実物を見て納得しました。
(この人形の存在も電車でDを読んで知りました)
ちなみに人形のコスチュームは定期的に変わるそうですが、この時のコスチュームはあまり特徴がないですね(野球のユニフォーム?)。
もっとも服のサイズも巨大なので、作るほうも大変かと思いますが…。
寄り道はこれまでにして、近鉄線の駅へ向かいます。
3日間有効のフリーパスと途中駅までの特急券を購入し、早速乗車ホームへ。
タイミング良く、最新鋭の特急「しまかぜ」が来ました(50000系)。
さすがにデビューしたての車両ということで、写真を撮る方が大勢いました。
尤もこの列車は伊勢方面へ向かうので、乗車するのは次の特急でしたが…。
しまかぜが発車した後すぐ到着したのが21000系「アーバンライナーplus」。
今回乗車するのはこの車両。
電車でDにて中里が乗車する車両と同形式(色は勿論黒ではないです)。
2年前もこの車両に乗りましたが…。
今回は最初の目的地が室生寺のため、大和八木ではなく1つ前の名張(なばり)という駅で特急から普通列車に乗り換えます。
そして名張から3駅先の「室生口大野」駅で下車。
実はこの駅も電車でD(burningStage)でのバトルの舞台で、ここを複線ドリフトで駆け抜けるというイベントシーンがありましたが、なるほど格好のコーナーという感じですね。
勿論実車での複線ドリフトはある筈もない(あの話はあくまでフィクション)ですが、特急列車がかなりの速度で駅を通過しますので、なかなかの迫力です。
台風一過ということもあって雲ひとつない快晴。
旅行中の4日間終始快晴でした。
駅に到着したのは12時過ぎでしたが、次の室生寺方面へのバスが13時とのことでしたので、待ち時間を利用して駅から数分程度の場所にある「大野寺」に行きました。
寺の境内は小規模ですが、この寺で有名なのは境内の外、川の対岸にある巨大石仏「大磨崖仏」ですね。
石仏といっても立体ではなく、崖の岩に凹みを切り込んで内面を磨いた後に仏の立像を線で彫ったもの。
とはいえ、全高13.8m(凹みの部分)なので、かなり巨大です。
この像が作られたのが鎌倉時代とのことなので、重機など無い時代にこれほど巨大な石仏が作られたこと自体驚きですね。
ちなみに上の写真のように、境内の堂越しに石仏を見ることもできます。
(ちょうど上手い具合に写真に納まりました)
一通り周って駅に戻って少し待った後にバスが到着したので、乗車して室生寺に向かいます。
バスを降りて昼食を取った後に、いよいよ室生寺へ。
山中にある寺で、「女人高野」という別称で親しまれています。
ここを訪れるのは大学生の時以来10数年ぶり。
金堂へと続く階段(鎧坂)。
四季によって様々な風景が楽しめます。
この日は弥勒堂内特別拝観期間中ということで、別途拝観料を払って中を見てみました。
(勿論堂内は撮影禁止)
こちらは金堂。
金堂左手の階段を上ると本堂へ。左奥には五重塔。
階段を上り、五重塔へ。
このアングルで写真を撮られる方が多いですね。
五重塔を別のアングルで撮影。
逆光で見づらいですが、このアングルだと塔の全体像が分かりやすいですね。
室生寺の五重塔は現存する屋外に立つ五重塔としては国内で最小のものとして知られています。
平成10年の台風で屋根などに大きな損傷を受けましたが、2年後に復旧。
(前回訪問時は平成7年だったので、損傷を受ける前の創建時の状態だった)
五重塔を通り過ぎ、山の上にある奥の院へ。
暫く急な階段が続くので、ちょっとした山登りになります。
少し疲れましたが、奥の院に到着。
この建物は斜面に建っているため、建物の下は清水寺ほどではないですが格子の柱が組まれています。
堂の上から景色を眺めつつ、ちょっと休憩。
天気が良く、景色は良かったです。
奥の院の建物で重要文化財に指定されているのがこの「御影堂」。
(室生寺内の建物では五重塔・金堂・本堂が国宝に指定、弥勒堂と御影堂が重文に指定)
せっかくここまで来たということで、ここで集印帖を買ってご朱印を押してもらうことに。
今後各寺社にて朱印を押すことになったので、これが意外な出費になりました…。
その後山を降りて元の境内へ。
この近辺にしか生えていない、珍しいシダです(勿論採取禁止)。
入り口の山門でもう一つ朱印を押してもらい、下山。
帰りのバスに乗り室生口大野駅に戻ってきたのは16時前でした。
当初は室生寺の後飛鳥路を散策することも予定していましたが、この時間ではさすがに遅すぎるので断念。
かといってこのまま予約したホテルに直行するのも時間が早すぎるので、思いついたのが3つ先の桜井駅で降りて「山の辺の道」の未走区間を歩く、ということにしました。
という訳で桜井駅で下車。
駅前には「山の辺の道」の標識が。
ここが桜井駅側の出発点ということか。
山の辺の道は前回(2年前)にほぼ完走していますが、スタート地点が桜井駅の1つ先の三輪駅だったため、厳密に言うと残りのルートが少しあり、今回それを補完しようという試みです。
歩く区間がここから大神神社(三輪駅が最寄)なため、時間的にも丁度良いかと。
※参考:2年前の山の辺の道走破時の記事
という訳でスタート。
暫くは普通の車道を歩きますが、所々に案内表示があるのでルートが正しいかを確認できました。
駅から20分ほど歩いた地点。
ここから歩道となるので、ここが散策路としての出発点ということでしょうか。
ちなみに奥に見える山は三輪山。
稲の収穫前ということもあって、田んぼの緑がとても綺麗でした。
今回の台風で特に京都方面では田畑が大きな被害を受けましたが、奈良では被害は比較的少なかったようです。
前の写真の場所から少し先にあった「仏教伝来之地」の碑。
山の辺の道の所々には古墳や相撲発祥の地といった、「日本の歴史上で最古の場所」が点在しています。
先ほどの仏教伝来之地から少し中に入った位置にある「海柘榴市(つばいち)観音」。
海柘榴市という名前の通り、古来この一帯は市場だったようですが、現在はこの海柘榴市観音に名を残すのみ。
住宅地の中にひっそりとある、小さい神社です。
この後は一路大神神社を目指します。
この辺りは古い町並みが残っており、なかなか雰囲気が良いです。
小さいながらも立派な造りの神社も残っていたり。
道端にはヒガンバナも咲いていました。
金屋の石仏(かなやのせきぶつ)。
前回はここまで来たので、これで補完区間は完走。
ここから10分程度で、大神神社(おおみわじんじゃ)に到着。
17時を過ぎており社務所が閉まっていた関係でご朱印はいただけませんでしたが、本殿は相変わらず立派でした。
日が長ければこの先の桧原神社まで行こうかと思いましたが、さすがに今回は断念。
お参りした後最寄の三輪駅(JR桜井線)に向かいました。
近年JR西日本が推進する地域カラー(桜井線は和歌山地区に所属するため、スカイブルー)一色に塗装された105系。
関東の通勤電車はほぼステンレス車体の車両に統一されましたが、関西では従来の鋼製車体の車両が数多く残っています。
この列車は奈良行きなので、乗車したのは下の写真の車両。
(同じく105系ですが…)
今回宿泊するホテルは八木駅の近くだったため、JR桜井線の最寄駅である畝傍駅で下車。
ホテルに到着して、1日目の行程が終了しました。
(2日目に続く)
奈良へは昨年3月にも1日だけ回りましたが、複数日かけて回るのは約2年ぶり(2011年6月)となります。
今回の旅行期間は9/17~9/20。
本来は前日の9/16に出発予定でしたが、その日は折りしも台風18号が日本列島を直撃して新幹線も動いていない状態だったため、止む無く翌日の9/17に出発日をずらした次第です。
という訳でおもむろに新横浜から新幹線に乗り、9:30頃に名古屋駅に到着。
事前に購入していたきっぷが自由席券だったので座席が空いているかちょっと不安でしたが、乗車した列車がひかり号だったため無事着席できました。
新幹線ホームの東京寄り端にて撮影。奥はあおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)の車両です。
(あおなみ線は名古屋港方面へ向かう路線で、終点がリニア鉄道館の最寄り駅)
名古屋からは近鉄線に乗って奈良方面へ向かいますが、その前にちょっと寄り道を。
名古屋駅の南寄り、名鉄デパート内にあるという、名駅のアイドルこと「ナナちゃん人形」を見に。
この時点で名鉄デパートが開店前だったので10時の開店まで待つ必要があるかと思いましたが、幸いデパート入り口外の回廊にあったので開店前でも見ることができました。
ネットで調べたところ、何でも昔とあるイベント用に作成された巨大マネキンを譲り受けて、デパートのシンボル(待ち合わせ場所)としたそうです。
設置されたのが昭和48年だそうで、かなり年代ものということですね。
アップで撮影。
人形の巨大さといい、奇怪な体格(首が異様に長いなど)といい、「電車でD」で怪人扱いされるのも実物を見て納得しました。
(この人形の存在も電車でDを読んで知りました)
ちなみに人形のコスチュームは定期的に変わるそうですが、この時のコスチュームはあまり特徴がないですね(野球のユニフォーム?)。
もっとも服のサイズも巨大なので、作るほうも大変かと思いますが…。
寄り道はこれまでにして、近鉄線の駅へ向かいます。
3日間有効のフリーパスと途中駅までの特急券を購入し、早速乗車ホームへ。
タイミング良く、最新鋭の特急「しまかぜ」が来ました(50000系)。
さすがにデビューしたての車両ということで、写真を撮る方が大勢いました。
尤もこの列車は伊勢方面へ向かうので、乗車するのは次の特急でしたが…。
しまかぜが発車した後すぐ到着したのが21000系「アーバンライナーplus」。
今回乗車するのはこの車両。
電車でDにて中里が乗車する車両と同形式(色は勿論黒ではないです)。
2年前もこの車両に乗りましたが…。
今回は最初の目的地が室生寺のため、大和八木ではなく1つ前の名張(なばり)という駅で特急から普通列車に乗り換えます。
そして名張から3駅先の「室生口大野」駅で下車。
実はこの駅も電車でD(burningStage)でのバトルの舞台で、ここを複線ドリフトで駆け抜けるというイベントシーンがありましたが、なるほど格好のコーナーという感じですね。
勿論実車での複線ドリフトはある筈もない(あの話はあくまでフィクション)ですが、特急列車がかなりの速度で駅を通過しますので、なかなかの迫力です。
台風一過ということもあって雲ひとつない快晴。
旅行中の4日間終始快晴でした。
駅に到着したのは12時過ぎでしたが、次の室生寺方面へのバスが13時とのことでしたので、待ち時間を利用して駅から数分程度の場所にある「大野寺」に行きました。
寺の境内は小規模ですが、この寺で有名なのは境内の外、川の対岸にある巨大石仏「大磨崖仏」ですね。
石仏といっても立体ではなく、崖の岩に凹みを切り込んで内面を磨いた後に仏の立像を線で彫ったもの。
とはいえ、全高13.8m(凹みの部分)なので、かなり巨大です。
この像が作られたのが鎌倉時代とのことなので、重機など無い時代にこれほど巨大な石仏が作られたこと自体驚きですね。
ちなみに上の写真のように、境内の堂越しに石仏を見ることもできます。
(ちょうど上手い具合に写真に納まりました)
一通り周って駅に戻って少し待った後にバスが到着したので、乗車して室生寺に向かいます。
バスを降りて昼食を取った後に、いよいよ室生寺へ。
山中にある寺で、「女人高野」という別称で親しまれています。
ここを訪れるのは大学生の時以来10数年ぶり。
金堂へと続く階段(鎧坂)。
四季によって様々な風景が楽しめます。
この日は弥勒堂内特別拝観期間中ということで、別途拝観料を払って中を見てみました。
(勿論堂内は撮影禁止)
こちらは金堂。
金堂左手の階段を上ると本堂へ。左奥には五重塔。
階段を上り、五重塔へ。
このアングルで写真を撮られる方が多いですね。
五重塔を別のアングルで撮影。
逆光で見づらいですが、このアングルだと塔の全体像が分かりやすいですね。
室生寺の五重塔は現存する屋外に立つ五重塔としては国内で最小のものとして知られています。
平成10年の台風で屋根などに大きな損傷を受けましたが、2年後に復旧。
(前回訪問時は平成7年だったので、損傷を受ける前の創建時の状態だった)
五重塔を通り過ぎ、山の上にある奥の院へ。
暫く急な階段が続くので、ちょっとした山登りになります。
少し疲れましたが、奥の院に到着。
この建物は斜面に建っているため、建物の下は清水寺ほどではないですが格子の柱が組まれています。
堂の上から景色を眺めつつ、ちょっと休憩。
天気が良く、景色は良かったです。
奥の院の建物で重要文化財に指定されているのがこの「御影堂」。
(室生寺内の建物では五重塔・金堂・本堂が国宝に指定、弥勒堂と御影堂が重文に指定)
せっかくここまで来たということで、ここで集印帖を買ってご朱印を押してもらうことに。
今後各寺社にて朱印を押すことになったので、これが意外な出費になりました…。
その後山を降りて元の境内へ。
この近辺にしか生えていない、珍しいシダです(勿論採取禁止)。
入り口の山門でもう一つ朱印を押してもらい、下山。
帰りのバスに乗り室生口大野駅に戻ってきたのは16時前でした。
当初は室生寺の後飛鳥路を散策することも予定していましたが、この時間ではさすがに遅すぎるので断念。
かといってこのまま予約したホテルに直行するのも時間が早すぎるので、思いついたのが3つ先の桜井駅で降りて「山の辺の道」の未走区間を歩く、ということにしました。
という訳で桜井駅で下車。
駅前には「山の辺の道」の標識が。
ここが桜井駅側の出発点ということか。
山の辺の道は前回(2年前)にほぼ完走していますが、スタート地点が桜井駅の1つ先の三輪駅だったため、厳密に言うと残りのルートが少しあり、今回それを補完しようという試みです。
歩く区間がここから大神神社(三輪駅が最寄)なため、時間的にも丁度良いかと。
※参考:2年前の山の辺の道走破時の記事
という訳でスタート。
暫くは普通の車道を歩きますが、所々に案内表示があるのでルートが正しいかを確認できました。
駅から20分ほど歩いた地点。
ここから歩道となるので、ここが散策路としての出発点ということでしょうか。
ちなみに奥に見える山は三輪山。
稲の収穫前ということもあって、田んぼの緑がとても綺麗でした。
今回の台風で特に京都方面では田畑が大きな被害を受けましたが、奈良では被害は比較的少なかったようです。
前の写真の場所から少し先にあった「仏教伝来之地」の碑。
山の辺の道の所々には古墳や相撲発祥の地といった、「日本の歴史上で最古の場所」が点在しています。
先ほどの仏教伝来之地から少し中に入った位置にある「海柘榴市(つばいち)観音」。
海柘榴市という名前の通り、古来この一帯は市場だったようですが、現在はこの海柘榴市観音に名を残すのみ。
住宅地の中にひっそりとある、小さい神社です。
この後は一路大神神社を目指します。
この辺りは古い町並みが残っており、なかなか雰囲気が良いです。
小さいながらも立派な造りの神社も残っていたり。
道端にはヒガンバナも咲いていました。
金屋の石仏(かなやのせきぶつ)。
前回はここまで来たので、これで補完区間は完走。
ここから10分程度で、大神神社(おおみわじんじゃ)に到着。
17時を過ぎており社務所が閉まっていた関係でご朱印はいただけませんでしたが、本殿は相変わらず立派でした。
日が長ければこの先の桧原神社まで行こうかと思いましたが、さすがに今回は断念。
お参りした後最寄の三輪駅(JR桜井線)に向かいました。
近年JR西日本が推進する地域カラー(桜井線は和歌山地区に所属するため、スカイブルー)一色に塗装された105系。
関東の通勤電車はほぼステンレス車体の車両に統一されましたが、関西では従来の鋼製車体の車両が数多く残っています。
この列車は奈良行きなので、乗車したのは下の写真の車両。
(同じく105系ですが…)
今回宿泊するホテルは八木駅の近くだったため、JR桜井線の最寄駅である畝傍駅で下車。
ホテルに到着して、1日目の行程が終了しました。
(2日目に続く)
2013-09-22 10:59
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