奈良への旅2013(2日目) [旅行]
2日目は吉野山方面へ。
吉野山といえば桜の名所として有名なのでで今の時期(9月)では完全に時期を外していますが、何故ここに行こうかと思ったのは単に奈良の中で一度も行ったことが無い場所という理由です。
あとオフシーズンかつ平日なので空いているだろうということも。
ということで、NHKの朝ドラ(あまちゃん)を見終わった後ホテルを出発し、最寄の近鉄線大和八木駅から橿原神宮前駅へ、そこから吉野線に乗り換えて終点吉野駅を目指します。
乗車した車両はたまたまでしたが近鉄線の昔の塗装がされていました。
(いわゆるリバイバルカラー)
側面には昔懐かしい「ラビットカー」のマークも…。
一昔前の関西私鉄ではこぞって「○○カー」という愛称を付けて車両の高性能さをアピールしていた時期がありました。
(近鉄だと「ビスタカー」は今でも残っているか)
ちょっと話がそれてしまいましたが、終点の吉野駅に到着。
吉野線は単線かつ急勾配の路線ということもあってか、橿原神宮前から1時間近くかかりました。
吉野駅からはロープウェイで山の入り口(吉野山駅)まで行けますが、当日はロープウェイが点検で運休していたため、代行のバスにて上まで移動しました。
そこから総門(黒門)をくぐりゆるい坂を上ると金峯山寺(きんぷせんじ)の山門が見えました。
山門には定番(?)の仁王像が。
金峯山寺の本堂である「蔵王堂」。
堂内には国内最大の秘仏本尊とされる「金剛蔵王大権現像」が安置されていますが、秘仏が開帳される時期(3月~6月)ではなかったため、残念ながら拝見することはできず。
(入り口に幕がかかっていました)
堂の奥にある「金剛蔵王権現像(大がつかない)」は拝見できました。
※拝観料:400円
堂内をぐるっと回りご朱印を頂いた後、次は「吉水神社(よしみずじんじゃ)」へ。
神社境内は自由に入れますが、奥の書院は別途拝観料(400円)が必要。
源義経潜居の間・後醍醐天皇玉座の間などがあり、豊臣秀吉が花見の本陣を置いた場所でもあります。
書院内にはこれらにまつわる各展示物もあり。
書院の前は小規模ながら庭園になっています。
庭園からは蔵王堂が見えました。
吉水神社を見終わった時点で昼近くになったので一旦昼食を取り、次の場所へ。
急な坂道を上り、次は竹林院(ちくりんいん)の庭園へ。
その前に道中で小さな寺でお参りしたところお寺の方から勧められる形でご朱印を頂くことに。
ガイドにも載っていないですが、ご朱印から確認したところ「善福寺」という名前の模様。
ちょっと寄り道になりましたが、少し歩いて竹林院に到着。
※拝観料:300円
正面の建物は本堂ですが、思いっきり逆光のため建物が真っ黒で何も分からないです…。
庭園はこんな感じ。
「群芳園」という名前で、大和三庭園の一つ。
今は緑一色ですが、桜の時期はさぞかし綺麗なのでしょうね。
竹林院の後は反対側の山にある如意輪寺(にょいりんじ)という寺を目指しますが、途中の近道(車道)が先日の台風の影響でがけ崩れがあり通行止めになったため、迂回路の歩道を通ることに。
道が曲がりくねっている上にアップダウンも激しかったため、この時点で結構疲れました。
この辺りが谷底で、この後は急な上り坂(階段)。
階段を上って、ようやく如意輪寺に到着(竹林院から30分位)。
如意輪寺境内は拝観自由ですが、付属の宝物殿は別途拝観料(400円)が必要。
楠木正行(まさつら)が出陣の際に辞世の歌を刻んだ扉などが展示されており、宝物殿の天井にはあお向けになって拝む観音様(ねおがみの観音)が描かれていました。
上の写真の「多宝塔」も宝物殿の敷地内にあります。
如意輪寺は後醍醐天皇の勅願寺でもあり、本堂奥の高台には後醍醐天皇陵もありました。
(こちらは宝物殿の敷地外のため、拝観自由)
この後は「上千本」と呼ばれる吉野山の上手を目指しますが、長い上り坂となり半ば山登りの様相になってきました。
途中、がけ崩れを起こした現場を目の当たりに。
ほぼ道の前面が崩壊しており、徒歩で通行することすらできない状態でした。
(通行止め地点の両サイドにガードマンが立っていた)
奈良は比較的被害が少なかったようですが、山沿いではそこかしこに被害が発生していました。
道の回りはほぼ桜の木でしたが、場所によっては杉並木も。
かなり高い地点まで上りました。
奥の茶色い屋根が蔵王堂、手前に先ほどの道路崩落現場が見えます。
如意輪寺を出た後50分位かけて、上千本地区の目的地としていた吉野水分(みくまり)神社に到着。
水分神社境内。
本殿は桃山期の華麗な建築です。
ここから更に「奥千本」と呼ばれる吉野山でも最奥の地域に道は続いていますが、この時点で既に15時。
その上自分の足が限界に近づいていたので、奥千本を目指すのはさすがに断念してここから元の蔵王堂方面へ下山することに。
しかし下山といっても蔵王堂まではご覧の通り、かなり距離があります。
(ちなみに距離にして3km位)
水分神社までがほぼ上り坂だったため、今度は逆に下り坂。
体力はあまり使いませんが、足の負担がきついです。
およそ1時間くらいかけて、蔵王堂まで戻ってこられました。
(途中休憩を取ったので実質45分くらいか)
このまま駅まで戻っても良かったのですが、蔵王堂(金峯山寺)境内に「脳天大神龍王院」なる何とも仰々しい名前の場所があるとのことでしたので、残り時間を利用して見ることに。
ついでということで行ってみたものの、実際はかなり長い階段(下り)が続きました。
名前に「脳天」と付いているだけあり、頭が良くなるご利益があるようで、掛けられていた絵馬は志望大学合格などの願掛けが多かったです。
しかし凄いネーミングでインパクトは十分ですね。
実はここから更に下って吉野駅まで行けるかと思っていましたが、実際は駅までは通じていないようでこの後階段を上って蔵王堂まで引き返す羽目に。
吉野山の入り口となる黒門(ロープウェイ吉野山駅)から近鉄吉野駅までの帰路の徒歩で行きました。
(吉野山駅~近鉄吉野駅下りは大体15分位)
近鉄吉野駅に到着したのは17:30頃。
行きは逆光でうまく撮影ができませんでしたが、吉野駅構内はこんな感じ。
吉野線は特急が列車3本に1本の割合で走っています。
こんなところまで特急に乗る人がいるのか?と疑問に思いましたが、全く空席というわけではなかったので一定の需要はあるようですね。
大阪方面へ直接向かうには便利ですが、私は橿原神宮前までなので今回は普通列車でしたが。
ホームの逆サイドから撮影。
何となく「電車でD」のスタート地点っぽいアングル。
帰りの電車に乗り、大和八木に戻ってきたのが19時位。
駅の周りで夕食をとったあとホテルに戻り、2日目の行程が終了しました。
(3日目に続く)
吉野山といえば桜の名所として有名なのでで今の時期(9月)では完全に時期を外していますが、何故ここに行こうかと思ったのは単に奈良の中で一度も行ったことが無い場所という理由です。
あとオフシーズンかつ平日なので空いているだろうということも。
ということで、NHKの朝ドラ(あまちゃん)を見終わった後ホテルを出発し、最寄の近鉄線大和八木駅から橿原神宮前駅へ、そこから吉野線に乗り換えて終点吉野駅を目指します。
乗車した車両はたまたまでしたが近鉄線の昔の塗装がされていました。
(いわゆるリバイバルカラー)
側面には昔懐かしい「ラビットカー」のマークも…。
一昔前の関西私鉄ではこぞって「○○カー」という愛称を付けて車両の高性能さをアピールしていた時期がありました。
(近鉄だと「ビスタカー」は今でも残っているか)
ちょっと話がそれてしまいましたが、終点の吉野駅に到着。
吉野線は単線かつ急勾配の路線ということもあってか、橿原神宮前から1時間近くかかりました。
吉野駅からはロープウェイで山の入り口(吉野山駅)まで行けますが、当日はロープウェイが点検で運休していたため、代行のバスにて上まで移動しました。
そこから総門(黒門)をくぐりゆるい坂を上ると金峯山寺(きんぷせんじ)の山門が見えました。
山門には定番(?)の仁王像が。
金峯山寺の本堂である「蔵王堂」。
堂内には国内最大の秘仏本尊とされる「金剛蔵王大権現像」が安置されていますが、秘仏が開帳される時期(3月~6月)ではなかったため、残念ながら拝見することはできず。
(入り口に幕がかかっていました)
堂の奥にある「金剛蔵王権現像(大がつかない)」は拝見できました。
※拝観料:400円
堂内をぐるっと回りご朱印を頂いた後、次は「吉水神社(よしみずじんじゃ)」へ。
神社境内は自由に入れますが、奥の書院は別途拝観料(400円)が必要。
源義経潜居の間・後醍醐天皇玉座の間などがあり、豊臣秀吉が花見の本陣を置いた場所でもあります。
書院内にはこれらにまつわる各展示物もあり。
書院の前は小規模ながら庭園になっています。
庭園からは蔵王堂が見えました。
吉水神社を見終わった時点で昼近くになったので一旦昼食を取り、次の場所へ。
急な坂道を上り、次は竹林院(ちくりんいん)の庭園へ。
その前に道中で小さな寺でお参りしたところお寺の方から勧められる形でご朱印を頂くことに。
ガイドにも載っていないですが、ご朱印から確認したところ「善福寺」という名前の模様。
ちょっと寄り道になりましたが、少し歩いて竹林院に到着。
※拝観料:300円
正面の建物は本堂ですが、思いっきり逆光のため建物が真っ黒で何も分からないです…。
庭園はこんな感じ。
「群芳園」という名前で、大和三庭園の一つ。
今は緑一色ですが、桜の時期はさぞかし綺麗なのでしょうね。
竹林院の後は反対側の山にある如意輪寺(にょいりんじ)という寺を目指しますが、途中の近道(車道)が先日の台風の影響でがけ崩れがあり通行止めになったため、迂回路の歩道を通ることに。
道が曲がりくねっている上にアップダウンも激しかったため、この時点で結構疲れました。
この辺りが谷底で、この後は急な上り坂(階段)。
階段を上って、ようやく如意輪寺に到着(竹林院から30分位)。
如意輪寺境内は拝観自由ですが、付属の宝物殿は別途拝観料(400円)が必要。
楠木正行(まさつら)が出陣の際に辞世の歌を刻んだ扉などが展示されており、宝物殿の天井にはあお向けになって拝む観音様(ねおがみの観音)が描かれていました。
上の写真の「多宝塔」も宝物殿の敷地内にあります。
如意輪寺は後醍醐天皇の勅願寺でもあり、本堂奥の高台には後醍醐天皇陵もありました。
(こちらは宝物殿の敷地外のため、拝観自由)
この後は「上千本」と呼ばれる吉野山の上手を目指しますが、長い上り坂となり半ば山登りの様相になってきました。
途中、がけ崩れを起こした現場を目の当たりに。
ほぼ道の前面が崩壊しており、徒歩で通行することすらできない状態でした。
(通行止め地点の両サイドにガードマンが立っていた)
奈良は比較的被害が少なかったようですが、山沿いではそこかしこに被害が発生していました。
道の回りはほぼ桜の木でしたが、場所によっては杉並木も。
かなり高い地点まで上りました。
奥の茶色い屋根が蔵王堂、手前に先ほどの道路崩落現場が見えます。
如意輪寺を出た後50分位かけて、上千本地区の目的地としていた吉野水分(みくまり)神社に到着。
水分神社境内。
本殿は桃山期の華麗な建築です。
ここから更に「奥千本」と呼ばれる吉野山でも最奥の地域に道は続いていますが、この時点で既に15時。
その上自分の足が限界に近づいていたので、奥千本を目指すのはさすがに断念してここから元の蔵王堂方面へ下山することに。
しかし下山といっても蔵王堂まではご覧の通り、かなり距離があります。
(ちなみに距離にして3km位)
水分神社までがほぼ上り坂だったため、今度は逆に下り坂。
体力はあまり使いませんが、足の負担がきついです。
およそ1時間くらいかけて、蔵王堂まで戻ってこられました。
(途中休憩を取ったので実質45分くらいか)
このまま駅まで戻っても良かったのですが、蔵王堂(金峯山寺)境内に「脳天大神龍王院」なる何とも仰々しい名前の場所があるとのことでしたので、残り時間を利用して見ることに。
ついでということで行ってみたものの、実際はかなり長い階段(下り)が続きました。
名前に「脳天」と付いているだけあり、頭が良くなるご利益があるようで、掛けられていた絵馬は志望大学合格などの願掛けが多かったです。
しかし凄いネーミングでインパクトは十分ですね。
実はここから更に下って吉野駅まで行けるかと思っていましたが、実際は駅までは通じていないようでこの後階段を上って蔵王堂まで引き返す羽目に。
吉野山の入り口となる黒門(ロープウェイ吉野山駅)から近鉄吉野駅までの帰路の徒歩で行きました。
(吉野山駅~近鉄吉野駅下りは大体15分位)
近鉄吉野駅に到着したのは17:30頃。
行きは逆光でうまく撮影ができませんでしたが、吉野駅構内はこんな感じ。
吉野線は特急が列車3本に1本の割合で走っています。
こんなところまで特急に乗る人がいるのか?と疑問に思いましたが、全く空席というわけではなかったので一定の需要はあるようですね。
大阪方面へ直接向かうには便利ですが、私は橿原神宮前までなので今回は普通列車でしたが。
ホームの逆サイドから撮影。
何となく「電車でD」のスタート地点っぽいアングル。
帰りの電車に乗り、大和八木に戻ってきたのが19時位。
駅の周りで夕食をとったあとホテルに戻り、2日目の行程が終了しました。
(3日目に続く)
2013-09-25 10:44
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