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「造園」の仕事 [DIY・ガーデニング]

自分が会社で最近携わった「造園」の仕事を紹介したいと思います。
植木屋なので普段は樹木の剪定・伐採の作業がメインですが、2件ほど庭造りの仕事があったもので。

1件目:竹垣と木塀の作成・植栽・石組み

竹垣と木塀の作成・植栽・石組み

正面から撮影

手前の竹垣

小さい敷地ですがほぼ更地の状態からの庭造り。
敷地のコーナーを囲う形で竹垣と木塀の作成。
真ん中にツバキ・ユズ・クチナシなどの樹木を植え、手前に石を据えるといった内容です。

竹垣は目隠しの目的で作られる「遮蔽垣」で、種類的には木賊(とくさ)垣になるのでしょうか?
一番手前(3枚目の写真)は半透かしの竹垣で、オリジナルのものかと思います。

自分は主に正面の木塀の下の竹垣造りの担当でしたが、竹垣の天端(上のライン)を水平に揃えるのにかなり試行錯誤しました。
親方から何度もダメ出しを受けた形でしたが、最終的に揃った状態を見るとやはり美しいものがありますね。
徹底的にチェックを行い妥協をしないことで良い作品が出来上がることを痛感した次第でした。

石は溶岩で、富士山で採れたものとのこと。
ちなみに富士山ないしは浅間山産の溶岩のことを特に「ぼく石」と呼ぶそうです。
親方からの指示により、ラインが曲線になるように(極力直線にならないように)配置しました。

折りしも工事期間が大雪が降った時と重なったために地面がかなりぬかるんだ状態で作業がやや難航しましたが、予定が遅れたものの最終的に何とか完成できました。

2件目:飛び石の配置

飛び石の配置

個人宅ではなく会社(工場)の敷地の一角の細長いスペースに、土を盛った後に一列に飛び石を据えるという作業内容。
(植栽は別の業者が植えたもので、今回は風除けの支柱を立てたのみです)
地面を少し掘って石を一定間隔で平らに据えるというと一見簡単そうに見えますが、実際やってみるとその「平らに据える」ことがなかなかに難しい作業なのです。
自分は訓練校の実習で体験はしたのですが、それ以来なので前回に引き続き苦戦しました。
石の水平を見るのには「水平器」という工具が必須ですが、水平器だけに頼るのではなく見た目にも平らになっているかのチェックも必要で、更に全体的に偏った配置になっていないかも見ないといけないので、多角的な視点でチェックすることが重要ということですね。

最終的にきれいな出来栄えとなり、お客様も満足いただけたようでした。

2件とも親方のチェックが厳しかったですが、自分としては貴重な体験でした。
今回の体験(失敗も含めて)を生かして、次の作業があった時に効率よく出来ればと思います。
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