青春18きっぷの旅Part3~紀勢編(3日目) [鉄道・鉄道旅行]
3日目は松阪から紀勢本線を乗り継いで和歌山県に到達、本州最南端の地である潮岬と橋杭岩まで行って新宮まで戻るという行程です。
紀勢本線の前に支線の乗りつぶしもあるので、この日は乗り鉄がメインです。
朝少し早めに出発して、松阪駅へ。
(勿論松阪から18きっぷを行使)
早めに出たのは松阪を起点とする支線の名松(めいしょう)線に乗車するためです。
名松線はJR東海髄一の閑散路線なので、本数が少なめなもので…。
といっても2時間に1本ペースなので、極端に少ないという訳ではありませんが。
車両はキハ11形という閑散路線向けの車両。
最近までは紀勢本線でも運用されていましたが、紀勢本線にも新型車両が投入された関係で運用範囲が狭まった模様。
ということで7:32に松阪駅を出発。
松阪を出て少しの間は紀勢本線(と近鉄線)と併走。
その後紀勢本線と分岐して西へと進みます。
暫くは見慣れた田園の風景が続きます。
その後渓谷の風景に変わります。
松阪から40分弱、現在の終点となる家城(いえき)駅に到着。
名松線の本来の終点はこの先の伊勢奥津駅となり家城はちょうど中間地点の駅になるのですが、ここから先は平成21年10月の台風による被害により不通となっています。
平成21年ということはもう6年近く前。
未だ全線復旧の見込みは立っておらず、家城から先はこのまま廃止となる可能性が濃厚なようです。
(既に事実上の廃止と言われている状態)
写真の線路の奥には車止めが設けられており、右側のホーム(列車行き違いの設備)も長らく使われていない様子からも、復旧の望みは薄いことが伺えます…。
ちなみに名松線の「名」は名張を意味し元は松阪と名張を結ぶ路線として計画されていましたが、実際は近鉄線がその役割を果たしておりその時点でこの路線の存在意義は薄れていた訳で、路線の一部が不通の現在では全通の夢は望むべくも無いのは言うまでもないです。
尤も終点の伊勢奥津までは代行バスが運行しているため18きっぷを利用して伊勢奥津まで到達することは可能ですが、この後の時間的余裕がないことから今回はここで引き返します。
折り返し列車の車内はご覧の通りがらがら。
(前よりの車両に何人は他の乗客がいるだけ)
行きの列車で通学の高校生たちでそれなりの乗車率でしたが…。
普通の片側1面ホームの途中駅に見えますが、この先線路が不自然にカーブしているので、元々は右側(草むらの部分)にも線路とホームが存在していたことが伺えます。
単線の路線での列車交換設備ですが、列車の本数が少ないので不要ということで撤去されたということですね。
調べたところ名松線内で列車交換設備を持つ駅は家城駅のみですが、前の写真の通り2面のホームはあるものの長らく利用されている形跡が無いので名松線内では現状列車交換設備は無いということになります。
何とも寂しい限り…
線路の上を木々が重なりトンネル状になっているのが面白いです。
松阪の手前で紀勢本線と合流。
複線に見えますが、実際はそれぞれの単線が並行している状態。
(左が名松線、右が紀勢本線)
ちなみに写真の右端にちょこっと見える架線が近鉄線。
紀勢本線の列車遅れの影響で、松阪の手前で数分の間停車。
その間こちらをよそに近鉄線の電車が駆け抜けました。
家城から乗車している列車は松阪から先紀勢本線に乗り入れ、参宮線との分岐駅である多気(たき)駅が終着でした。
ここから紀勢本線の新宮方面の列車へ乗り換えます。
ホームから新宮方面を見る。
直進して左方向に行く線路が参宮線(伊勢市・鳥羽方面)、右にカーブする線路が紀勢本線(新宮方面)です。
先行で到着した特急ワイドビュー南紀(紀伊勝浦行き)。
これに乗れば昼前に目的地に到着できますが、特急料金を払っても18きっぷでは乗車不可。
(目的地までの運賃も必要)
時間を惜しむなら身銭を切ってでも乗るという手段もありますが、それでは18きっぷ旅行の趣旨から外れるため、そのまま見送り。
目的の新宮行き普通列車の到着を待ちます。
その間一旦駅の外に出てみたり。
参宮線との分岐駅であるものの、小じんまりとした駅舎。
ホームの隣に止まっていたこの車両(キハ48形)が引き上げ線に入って折り返してきたのでようやく乗れる!と思ったのもつかの間…
新宮行きの列車として到着したのは、あろうことかキハ25形・・・。
新鋭の車両ではあるものの、車内はロングシート。
ここから新宮まで延べ3時間半超の乗車になりますが、これで行くのか…。
とはいっても次の普通列車は昼過ぎになってしまうので車両を選ぶことはできないため、止む無く乗車することに。
この後暫くの間は山中を走るようになります。
多気を出発して最初の特急停車駅となる、三瀬谷駅に到着。
車窓から見えた三瀬谷ダム。
渓流沿いを走りますが、この辺りの景色は良かったですね。
伊勢柏崎駅にて、対向列車行き違いのため一休み。
一旦車両の外に出て撮影。何となくローカル線の旅という雰囲気が出ていますね。
大内山駅。ここから急勾配というか高低差が激しくなります。
連続したトンネルを抜けると…
海が見えてきました。
間もなく中核駅の紀伊長島。
紀伊長島でしばし(30分近く)停車。
特に行き違いがある訳ではなかったのですが、この列車のみ長時間停車になりました。
(元々そういうダイヤである模様)
ここから先は海岸沿いを走るようになり、良い眺望が続きます。
海水浴場もあったり。
途中の紀伊井田駅。
改札口の先はすぐ海岸、海沿いの小さな駅といった感じ。
熊野川を渡れば、終点の新宮まであと少し。
ようやく新宮に到着。
お疲れと言いたいところですが、この後更に別の電車に乗り換えます。
ここまでのロングドライブの感想ですが、率直に言うと新型の車両で揺れも少なく、シートのすわり心地も悪くないのでそれほど疲れはありませんでした。
悲しいかな旧型車両と比べると通勤仕様の車両とはいえ、乗り心地の差は歴然かと。
ただロングシートなので風情が無いのは否めませんが。
駅の待合室で昼食(弁当)を取ったあとはこちらの車両に乗車。
JR西日本の、オリジナルの105系電車。
(新宮から管轄がJR西日本に変わり、路線名もきのくに線という愛称に変わります)
「オリジナル」と書いたのは新製の105系という意味で、105系には他に103系から改造された500番台も存在します。
宇部線(山口)や桜井線(奈良)などでも乗車したことのある車両ですが、最近和歌山エリアのローカル線に集中投入されるようになり、車両色もスカイブルー一色に統一されています。
新宮から先も引き続き海沿いを走行。
「制限25」の標識がでているため、この付近は速度を落としての走行です。
リアス式海岸のような入り組んだ地形の海岸も見られます。
串本の手前、名勝の橋杭岩が見えました。
(橋杭岩は後ほど行きます)
本州最南端の駅、串本に到着。
ここからバスにて本州最南端地となる潮岬へと向かいます。
駅からバスで20分ほど、まずは潮岬の少し手前にある潮岬灯台へ。
以前行った観音崎灯台と同じく、日本の灯台50選の一つ。
雰囲気的にも観音崎灯台と似ています。
(入館料200円)
灯台の上から潮岬方面を見る。
さすがに海面は綺麗でした。
反対側、方角的には白浜方面か。
手前に見える神社は潮御崎神社。
神社は灯台に登る前にちょっと行ってみました。
当日は風が強く灯台の上は結構怖かったので、長居はせずに潮岬に向かいます。
(灯台から徒歩10分程度、バス停2つ分)
岬の高台にある「潮岬観光タワー」。
レストランと展望施設があり入館すると本州最南端の地に到達した証明書が貰えるそうですが、残念ながら閉館ぎりぎりの時間だったため入館は断念。
岬へと向かいます。
(観光タワーの入館料は300円)
本州最南端の碑。
とりあえず到達したということで一枚。
岩の向こうが本当の最南端ということになるのでしょうか?
果敢にも真の最南端を目指してロッククライミングしている方を見かけました。
本州最南端の碑その2。
奥のデッキからの眺めも良好でした。
この後はバス(潮岬発の最終便)で串本駅を経由して橋杭岩へ。
かの弘法大師が大島まで橋をかけようとしたが途中で断念して杭だけが残ったという伝説がある奇岩地帯。
橋杭岩の全体像をパノラマ写真で撮ってみました。
干潮時には下が砂洲になって岩の端まで到達できるらしいです。
橋杭岩の手前は路の駅になっていて、観光客の殆んどはマイカーで来ているようでした。
潮岬も同じでしたが、電車・バスなどの公共交通機関を利用しているのは自分だけかもしれません。
路の駅の土産コーナー内にあったポスターを確認すると、どうやら熊野三山発の巫女萌えキャラがいるらしいです。
それぞれ「本宮てるて(本宮大社)」「那智霧乃(那智大社)」「速玉ナギ(速玉大社)」という名前だそう。
ネットで情報を探ったところ昨年末に名前を公募の上決定したので、最近できたキャラのようです。
「熊野三山三巫女物語」と称して土産品の大福も販売されていました。
(本宮=いちご味 那智=ごまだれ味 速玉=抹茶クリーム味)
翌日以降に行く熊野三山現地の土産店では見かけなかったので、ここで購入して良かったです。
ちなみに…
本宮てるて→天然系の王道ヒロイン
那智霧乃→眼鏡っ子お姉さん系
速玉ナギ→ツインテールの妹系
と、各キャラとも萌え要素のツボは押さえているようです。
(勿論全員巫女さん属性であることは言うまでもない)
尚このキャラは現地のバス会社である熊野交通が企画したようですが、会社の公式HPを確認しても特に専用のコーナーが無いんですね。
(辛うじてブログにて情報が確認できる程度)
あとは断片的に個人的なブログ等で記事を取り上げているのを確認できました。
(こちらとか)
細かいキャラ設定などもあるようなので、もっと大々的に取り上げても良いかと思うのですが、誕生間もないようなのでこれから専用コーナーが出来るのではないかと、ちょっと期待してみたり。
あとフィギュアとか出来ないのかなと思いましたが、どうやら非売品ながらもフィギュアも作られたようです。
(熊野交通ブログを参照)
そんな感じで陽も暮れてきたので、帰りの電車に乗るため串本駅まで戻りました。
串本駅行きのバスは終了していたので、駅までは徒歩。
橋杭岩から20分程度なので歩けなくはないですが、さすがに疲れました。
大阪方面と紀伊方面を結ぶ特急くろしお号。
事情により明後日乗車することになるのですが…。
新宮行きの普通列車。
車両は103系改造の105系500番台。
国鉄時代の旧型車両で車内もロングシートなので、これで1時間乗車するのは正直かったるかったです。
(風情はあるのですが…)
これ以降は日没のため撮影不可。
途中遅れもあり、新宮に到着したのは20時過ぎ。
ということで3日目の行程が終了。
※3日目まとめ
当初の予定では那智大社(那智の滝)に行って潮岬は明後日(5日目)の予定でしたが、明後日の天気予報が思わしくないため急遽スケジュールを入れ替えました。
相変わらずタイトなスケジュールでしたが、当日は天候が良かったので結果的にOKでした!
(4日目に続く)
紀勢本線の前に支線の乗りつぶしもあるので、この日は乗り鉄がメインです。
朝少し早めに出発して、松阪駅へ。
(勿論松阪から18きっぷを行使)
早めに出たのは松阪を起点とする支線の名松(めいしょう)線に乗車するためです。
名松線はJR東海髄一の閑散路線なので、本数が少なめなもので…。
といっても2時間に1本ペースなので、極端に少ないという訳ではありませんが。
車両はキハ11形という閑散路線向けの車両。
最近までは紀勢本線でも運用されていましたが、紀勢本線にも新型車両が投入された関係で運用範囲が狭まった模様。
ということで7:32に松阪駅を出発。
松阪を出て少しの間は紀勢本線(と近鉄線)と併走。
その後紀勢本線と分岐して西へと進みます。
暫くは見慣れた田園の風景が続きます。
その後渓谷の風景に変わります。
松阪から40分弱、現在の終点となる家城(いえき)駅に到着。
名松線の本来の終点はこの先の伊勢奥津駅となり家城はちょうど中間地点の駅になるのですが、ここから先は平成21年10月の台風による被害により不通となっています。
平成21年ということはもう6年近く前。
未だ全線復旧の見込みは立っておらず、家城から先はこのまま廃止となる可能性が濃厚なようです。
(既に事実上の廃止と言われている状態)
写真の線路の奥には車止めが設けられており、右側のホーム(列車行き違いの設備)も長らく使われていない様子からも、復旧の望みは薄いことが伺えます…。
ちなみに名松線の「名」は名張を意味し元は松阪と名張を結ぶ路線として計画されていましたが、実際は近鉄線がその役割を果たしておりその時点でこの路線の存在意義は薄れていた訳で、路線の一部が不通の現在では全通の夢は望むべくも無いのは言うまでもないです。
尤も終点の伊勢奥津までは代行バスが運行しているため18きっぷを利用して伊勢奥津まで到達することは可能ですが、この後の時間的余裕がないことから今回はここで引き返します。
折り返し列車の車内はご覧の通りがらがら。
(前よりの車両に何人は他の乗客がいるだけ)
行きの列車で通学の高校生たちでそれなりの乗車率でしたが…。
普通の片側1面ホームの途中駅に見えますが、この先線路が不自然にカーブしているので、元々は右側(草むらの部分)にも線路とホームが存在していたことが伺えます。
単線の路線での列車交換設備ですが、列車の本数が少ないので不要ということで撤去されたということですね。
調べたところ名松線内で列車交換設備を持つ駅は家城駅のみですが、前の写真の通り2面のホームはあるものの長らく利用されている形跡が無いので名松線内では現状列車交換設備は無いということになります。
何とも寂しい限り…
線路の上を木々が重なりトンネル状になっているのが面白いです。
松阪の手前で紀勢本線と合流。
複線に見えますが、実際はそれぞれの単線が並行している状態。
(左が名松線、右が紀勢本線)
ちなみに写真の右端にちょこっと見える架線が近鉄線。
紀勢本線の列車遅れの影響で、松阪の手前で数分の間停車。
その間こちらをよそに近鉄線の電車が駆け抜けました。
家城から乗車している列車は松阪から先紀勢本線に乗り入れ、参宮線との分岐駅である多気(たき)駅が終着でした。
ここから紀勢本線の新宮方面の列車へ乗り換えます。
ホームから新宮方面を見る。
直進して左方向に行く線路が参宮線(伊勢市・鳥羽方面)、右にカーブする線路が紀勢本線(新宮方面)です。
先行で到着した特急ワイドビュー南紀(紀伊勝浦行き)。
これに乗れば昼前に目的地に到着できますが、特急料金を払っても18きっぷでは乗車不可。
(目的地までの運賃も必要)
時間を惜しむなら身銭を切ってでも乗るという手段もありますが、それでは18きっぷ旅行の趣旨から外れるため、そのまま見送り。
目的の新宮行き普通列車の到着を待ちます。
その間一旦駅の外に出てみたり。
参宮線との分岐駅であるものの、小じんまりとした駅舎。
ホームの隣に止まっていたこの車両(キハ48形)が引き上げ線に入って折り返してきたのでようやく乗れる!と思ったのもつかの間…
新宮行きの列車として到着したのは、あろうことかキハ25形・・・。
新鋭の車両ではあるものの、車内はロングシート。
ここから新宮まで延べ3時間半超の乗車になりますが、これで行くのか…。
とはいっても次の普通列車は昼過ぎになってしまうので車両を選ぶことはできないため、止む無く乗車することに。
この後暫くの間は山中を走るようになります。
多気を出発して最初の特急停車駅となる、三瀬谷駅に到着。
車窓から見えた三瀬谷ダム。
渓流沿いを走りますが、この辺りの景色は良かったですね。
伊勢柏崎駅にて、対向列車行き違いのため一休み。
一旦車両の外に出て撮影。何となくローカル線の旅という雰囲気が出ていますね。
大内山駅。ここから急勾配というか高低差が激しくなります。
連続したトンネルを抜けると…
海が見えてきました。
間もなく中核駅の紀伊長島。
紀伊長島でしばし(30分近く)停車。
特に行き違いがある訳ではなかったのですが、この列車のみ長時間停車になりました。
(元々そういうダイヤである模様)
ここから先は海岸沿いを走るようになり、良い眺望が続きます。
海水浴場もあったり。
途中の紀伊井田駅。
改札口の先はすぐ海岸、海沿いの小さな駅といった感じ。
熊野川を渡れば、終点の新宮まであと少し。
ようやく新宮に到着。
お疲れと言いたいところですが、この後更に別の電車に乗り換えます。
ここまでのロングドライブの感想ですが、率直に言うと新型の車両で揺れも少なく、シートのすわり心地も悪くないのでそれほど疲れはありませんでした。
悲しいかな旧型車両と比べると通勤仕様の車両とはいえ、乗り心地の差は歴然かと。
ただロングシートなので風情が無いのは否めませんが。
駅の待合室で昼食(弁当)を取ったあとはこちらの車両に乗車。
JR西日本の、オリジナルの105系電車。
(新宮から管轄がJR西日本に変わり、路線名もきのくに線という愛称に変わります)
「オリジナル」と書いたのは新製の105系という意味で、105系には他に103系から改造された500番台も存在します。
宇部線(山口)や桜井線(奈良)などでも乗車したことのある車両ですが、最近和歌山エリアのローカル線に集中投入されるようになり、車両色もスカイブルー一色に統一されています。
新宮から先も引き続き海沿いを走行。
「制限25」の標識がでているため、この付近は速度を落としての走行です。
リアス式海岸のような入り組んだ地形の海岸も見られます。
串本の手前、名勝の橋杭岩が見えました。
(橋杭岩は後ほど行きます)
本州最南端の駅、串本に到着。
ここからバスにて本州最南端地となる潮岬へと向かいます。
駅からバスで20分ほど、まずは潮岬の少し手前にある潮岬灯台へ。
以前行った観音崎灯台と同じく、日本の灯台50選の一つ。
雰囲気的にも観音崎灯台と似ています。
(入館料200円)
灯台の上から潮岬方面を見る。
さすがに海面は綺麗でした。
反対側、方角的には白浜方面か。
手前に見える神社は潮御崎神社。
神社は灯台に登る前にちょっと行ってみました。
当日は風が強く灯台の上は結構怖かったので、長居はせずに潮岬に向かいます。
(灯台から徒歩10分程度、バス停2つ分)
岬の高台にある「潮岬観光タワー」。
レストランと展望施設があり入館すると本州最南端の地に到達した証明書が貰えるそうですが、残念ながら閉館ぎりぎりの時間だったため入館は断念。
岬へと向かいます。
(観光タワーの入館料は300円)
本州最南端の碑。
とりあえず到達したということで一枚。
岩の向こうが本当の最南端ということになるのでしょうか?
果敢にも真の最南端を目指してロッククライミングしている方を見かけました。
本州最南端の碑その2。
奥のデッキからの眺めも良好でした。
この後はバス(潮岬発の最終便)で串本駅を経由して橋杭岩へ。
かの弘法大師が大島まで橋をかけようとしたが途中で断念して杭だけが残ったという伝説がある奇岩地帯。
橋杭岩の全体像をパノラマ写真で撮ってみました。
干潮時には下が砂洲になって岩の端まで到達できるらしいです。
橋杭岩の手前は路の駅になっていて、観光客の殆んどはマイカーで来ているようでした。
潮岬も同じでしたが、電車・バスなどの公共交通機関を利用しているのは自分だけかもしれません。
路の駅の土産コーナー内にあったポスターを確認すると、どうやら熊野三山発の巫女萌えキャラがいるらしいです。
それぞれ「本宮てるて(本宮大社)」「那智霧乃(那智大社)」「速玉ナギ(速玉大社)」という名前だそう。
ネットで情報を探ったところ昨年末に名前を公募の上決定したので、最近できたキャラのようです。
「熊野三山三巫女物語」と称して土産品の大福も販売されていました。
(本宮=いちご味 那智=ごまだれ味 速玉=抹茶クリーム味)
翌日以降に行く熊野三山現地の土産店では見かけなかったので、ここで購入して良かったです。
ちなみに…
本宮てるて→天然系の王道ヒロイン
那智霧乃→眼鏡っ子お姉さん系
速玉ナギ→ツインテールの妹系
と、各キャラとも萌え要素のツボは押さえているようです。
(勿論全員巫女さん属性であることは言うまでもない)
尚このキャラは現地のバス会社である熊野交通が企画したようですが、会社の公式HPを確認しても特に専用のコーナーが無いんですね。
(辛うじてブログにて情報が確認できる程度)
あとは断片的に個人的なブログ等で記事を取り上げているのを確認できました。
(こちらとか)
細かいキャラ設定などもあるようなので、もっと大々的に取り上げても良いかと思うのですが、誕生間もないようなのでこれから専用コーナーが出来るのではないかと、ちょっと期待してみたり。
あとフィギュアとか出来ないのかなと思いましたが、どうやら非売品ながらもフィギュアも作られたようです。
(熊野交通ブログを参照)
そんな感じで陽も暮れてきたので、帰りの電車に乗るため串本駅まで戻りました。
串本駅行きのバスは終了していたので、駅までは徒歩。
橋杭岩から20分程度なので歩けなくはないですが、さすがに疲れました。
大阪方面と紀伊方面を結ぶ特急くろしお号。
事情により明後日乗車することになるのですが…。
新宮行きの普通列車。
車両は103系改造の105系500番台。
国鉄時代の旧型車両で車内もロングシートなので、これで1時間乗車するのは正直かったるかったです。
(風情はあるのですが…)
これ以降は日没のため撮影不可。
途中遅れもあり、新宮に到着したのは20時過ぎ。
ということで3日目の行程が終了。
※3日目まとめ
当初の予定では那智大社(那智の滝)に行って潮岬は明後日(5日目)の予定でしたが、明後日の天気予報が思わしくないため急遽スケジュールを入れ替えました。
相変わらずタイトなスケジュールでしたが、当日は天候が良かったので結果的にOKでした!
(4日目に続く)
2015-08-20 09:46
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