奥多摩へドライブ [お出かけ・小旅行]
先週の連休を利用して、奥多摩へドライブに行ってきました。
毎年この時期に日帰りでドライブに行くようにしていますが、山方面に行くのは久しぶりですね。
(近年は江の島や三浦半島などの海方面が多かったので)
当日は朝から曇天で一時的に雨(雪?)が降ったりと天候はあまり芳しくはなかったのですが、最終的には晴れ間も見えたので良かったです。
ルート的には自宅から立川・五日市を経由して途中秋川に寄り、その後奥多摩周遊道路を走り奥多摩湖を周回し、青梅を経由して自宅に戻るという感じです。
高速の利用は一切無かったので、時間はそれなりにかかりました。
ということで、まずは五日市の少し先にある秋川渓谷へ。
ひと口に秋川渓谷と言っても範囲が広いですが、自分がドライブの途中でよく立ち寄るのが檜原村にある払沢(ほっさわ)の滝です。
JR五日市駅から車で20分ほどなので、比較的行きやすいスポットではないかと。
バスも出ているので、公共交通機関を利用しても行けます。
滝の麓に駐車場があり、駐車場から徒歩15分くらいで滝に到着できます。
当日は麓の駐車場が満車で、更に離れた村営の駐車場を利用する羽目になりましたが…。
(いずれの駐車場も無料です)
滝までの歩道は整備されているので比較的歩きやすかったのですが、途中倒木もあったりしたのでやや注意が必要かと。
(まあ山道での倒木はそれほど珍しいものではないのですが)
山の澄んだ空気を満喫しつつ、滝に到着。
アップで撮影。
払沢の滝は「日本の滝百選」にも選ばれており、滝の落差は1段目(アップの写真)で26m、全体(4段)で60m。
東京都内で見られる滝としては最大級ではないかと思いますが、滝の大きさよりも形が美しいので見ごたえがあります。
また真冬の氷点下になると滝が凍る様子が見られるそうですが、暖冬の今シーズンは果たして見られたのでしょうか?
ちなみに秋川周辺では他にもいくつかの滝があり、払沢の滝の近くでは天狗滝と綾滝があります。
滝へ向かう登山道の途中の土産屋(郵便局)の横に望遠鏡があり、覗くとちょうど天狗滝が見えるようにセットされていました。
手持ちのカメラでズームをかけて撮影してみたところ、一応形が分かるように撮れました。
近くまで行けなくもないかもしれないですが、時間的に厳しいこともあってそれは断念することに。
※後で調べたところ天狗滝は車道から登山道で30分くらいで行けるそうですが、殆んど上り坂なのでちょっとした登山になってしまうことと、車を停めるスペースも厳しいようなので今回行かなくて良かったです。
最寄のバス停もあるので、公共交通機関を利用する際に行ければと思います。
駐車場付近まで戻り秋川のほとりまで下りて昼食を取った後、再び車に乗り奥多摩湖方面へ。
払沢の滝から奥多摩周遊道路の入り口(檜原側)までは割りと距離がありますが、途中信号は殆んど無かったので大体30分くらいで入り口に到着しました。
奥多摩周遊道路に入ると峠道ということもあり、急カーブと上り坂の連続。
(それまでもカーブは続いていましたが)
周遊道路2番目のビューポイントである浅間尾根駐車場にて。
空気が澄んでいれば東京都心の景色も見えるそうですが、生憎曇りだったので見ることはできず…。
(というか一時的に雪が降っていた)
ちなみにこの駐車場の少し先が周遊道路の最高地点(標高1,146m)で、ここからは下り坂に。
周遊道路第一のビューポイントである月夜見第一駐車場。
バイクでツーリングをしている方々が多く、走り屋とおぼしき車もちらほら見かけました。
(まあ名の知れた峠道ですので…)
周遊道路随一のビューポイントということもあり、奥多摩湖の前景が見渡せます。
(ブログ冒頭の写真と同じアングル)
湖の外周を青梅街道が走り、(写真の)湖の最奥にあるのが小河内ダム(この後訪れます)。
前の写真のちょうど反対側を見た写真。
奥が周遊道路の終点と丹波山村・山梨方面。
周遊道路の終点(奥多摩側)にある三頭橋。
この辺りが奥多摩湖の最奥地点。
ここから更に奥の道を進めば山梨県(大月or甲府方面)に辿り着きますが、さすがに当日中の帰宅が困難なのでここで都心方面の帰路(青梅街道)へ進むとします。
このまま直帰でもよかったのですが、奥多摩最後のビューポイントということで小河内ダムに立ち寄ってみました。
水面にまるで鏡のように景色が映りこんでいる写真(我ながらよく撮れた!)ですが、中央の白いコンクリートがダム本体です。
当然ですが湖をせき止めているダムの本体は水面下に続いており、水深は最大で150m近くになるそう。
前の写真の反対(下流側)から撮影。
水深が深くなるほど高い水圧がかかり下層ほど厚くする必要があるためにこのような三角状の構造となっていますが、それにしても何と巨大な構造物なこと!
ダム堤頂部の手前にある2本の塔が展望塔で、写真奥側の塔のみ見学可能です。
(元々はダムの監視目的で造られたと思われる)
ちなみに展望塔は耐震補強工事を行うため4月から暫くの間は入れなくなるようです。
ダムの真下には水力発電所があり、湖に貯えられた水は発電所で利用された後に多摩川へ放流されて下流にて水道原水として取水されます。
ダムの堤頂部は歩道(緊急時は車も通行可能)になっており、対岸にあるダム工事犠牲者の慰霊碑や散策路(奥多摩湖いこいの路)に通じています。
散策路は冬季期間中につき閉鎖されていました(4月から)。
※上記2枚の写真は展望塔より撮影
対岸から撮影。
右奥に見える水門は奥多摩湖の基準水位を超えた際の排水口です。
排水口と言ってもこれまた大規模なもので、一般河川の水門と比較しても大がかりなものでないかと思います。
尤も近年は奥多摩湖が満水になることは稀なようで、使用されている形跡は見られなかったのですが…。
慰霊碑の反対側には湖の上流にあるドラム缶橋の一部と、工事の際に使われたコンクリートバケットが展示されていました。
ドラム缶を浮きとして写真の構造物を連続してつなげて湖を横断するための橋としたもので、現在もドラム缶橋は存在するものの浮き部分はプラスチック製になっています。
コンクリートバケットは容器(といってもこれまた巨大ですが)の中に材料のコンクリートを充填してクレーンで吊り上げられて現地の打設場所へ輸送するためのものだそうです。
小河内ダム概要の案内板。
ざっと説明すると、ダムは戦前(昭和13年11月)に起工され、その後太平洋戦争の影響で一旦は工事中止となったものの戦後(昭和23年9月)から工事が再開。
湖底にあった集落945世帯の移転と、工事における87名の尊い犠牲のもと、19年余りの歳月と約150億円の総工費をもって昭和32年11月に完成しました。
東京の水がめの役割を担って作られた小河内ダムですが、現在では東京都の主たる水源ではない(都の水源の約20%)ものの、東京都の独自水源として重要な役割を果たしています。
ここが「東京水」の源ということですね。
一通りダムを見学した後は併設の「奥多摩 水と緑のふれあい館」の展示物を見て帰路につきました。
途中渋滞もあったことから、帰宅できたのは3時間後。
久しぶりの長距離ドライブでしたが、たまには良いかと。
毎年この時期に日帰りでドライブに行くようにしていますが、山方面に行くのは久しぶりですね。
(近年は江の島や三浦半島などの海方面が多かったので)
当日は朝から曇天で一時的に雨(雪?)が降ったりと天候はあまり芳しくはなかったのですが、最終的には晴れ間も見えたので良かったです。
ルート的には自宅から立川・五日市を経由して途中秋川に寄り、その後奥多摩周遊道路を走り奥多摩湖を周回し、青梅を経由して自宅に戻るという感じです。
高速の利用は一切無かったので、時間はそれなりにかかりました。
ということで、まずは五日市の少し先にある秋川渓谷へ。
ひと口に秋川渓谷と言っても範囲が広いですが、自分がドライブの途中でよく立ち寄るのが檜原村にある払沢(ほっさわ)の滝です。
JR五日市駅から車で20分ほどなので、比較的行きやすいスポットではないかと。
バスも出ているので、公共交通機関を利用しても行けます。
滝の麓に駐車場があり、駐車場から徒歩15分くらいで滝に到着できます。
当日は麓の駐車場が満車で、更に離れた村営の駐車場を利用する羽目になりましたが…。
(いずれの駐車場も無料です)
滝までの歩道は整備されているので比較的歩きやすかったのですが、途中倒木もあったりしたのでやや注意が必要かと。
(まあ山道での倒木はそれほど珍しいものではないのですが)
山の澄んだ空気を満喫しつつ、滝に到着。
アップで撮影。
払沢の滝は「日本の滝百選」にも選ばれており、滝の落差は1段目(アップの写真)で26m、全体(4段)で60m。
東京都内で見られる滝としては最大級ではないかと思いますが、滝の大きさよりも形が美しいので見ごたえがあります。
また真冬の氷点下になると滝が凍る様子が見られるそうですが、暖冬の今シーズンは果たして見られたのでしょうか?
ちなみに秋川周辺では他にもいくつかの滝があり、払沢の滝の近くでは天狗滝と綾滝があります。
滝へ向かう登山道の途中の土産屋(郵便局)の横に望遠鏡があり、覗くとちょうど天狗滝が見えるようにセットされていました。
手持ちのカメラでズームをかけて撮影してみたところ、一応形が分かるように撮れました。
近くまで行けなくもないかもしれないですが、時間的に厳しいこともあってそれは断念することに。
※後で調べたところ天狗滝は車道から登山道で30分くらいで行けるそうですが、殆んど上り坂なのでちょっとした登山になってしまうことと、車を停めるスペースも厳しいようなので今回行かなくて良かったです。
最寄のバス停もあるので、公共交通機関を利用する際に行ければと思います。
駐車場付近まで戻り秋川のほとりまで下りて昼食を取った後、再び車に乗り奥多摩湖方面へ。
払沢の滝から奥多摩周遊道路の入り口(檜原側)までは割りと距離がありますが、途中信号は殆んど無かったので大体30分くらいで入り口に到着しました。
奥多摩周遊道路に入ると峠道ということもあり、急カーブと上り坂の連続。
(それまでもカーブは続いていましたが)
周遊道路2番目のビューポイントである浅間尾根駐車場にて。
空気が澄んでいれば東京都心の景色も見えるそうですが、生憎曇りだったので見ることはできず…。
(というか一時的に雪が降っていた)
ちなみにこの駐車場の少し先が周遊道路の最高地点(標高1,146m)で、ここからは下り坂に。
周遊道路第一のビューポイントである月夜見第一駐車場。
バイクでツーリングをしている方々が多く、走り屋とおぼしき車もちらほら見かけました。
(まあ名の知れた峠道ですので…)
周遊道路随一のビューポイントということもあり、奥多摩湖の前景が見渡せます。
(ブログ冒頭の写真と同じアングル)
湖の外周を青梅街道が走り、(写真の)湖の最奥にあるのが小河内ダム(この後訪れます)。
前の写真のちょうど反対側を見た写真。
奥が周遊道路の終点と丹波山村・山梨方面。
周遊道路の終点(奥多摩側)にある三頭橋。
この辺りが奥多摩湖の最奥地点。
ここから更に奥の道を進めば山梨県(大月or甲府方面)に辿り着きますが、さすがに当日中の帰宅が困難なのでここで都心方面の帰路(青梅街道)へ進むとします。
このまま直帰でもよかったのですが、奥多摩最後のビューポイントということで小河内ダムに立ち寄ってみました。
水面にまるで鏡のように景色が映りこんでいる写真(我ながらよく撮れた!)ですが、中央の白いコンクリートがダム本体です。
当然ですが湖をせき止めているダムの本体は水面下に続いており、水深は最大で150m近くになるそう。
前の写真の反対(下流側)から撮影。
水深が深くなるほど高い水圧がかかり下層ほど厚くする必要があるためにこのような三角状の構造となっていますが、それにしても何と巨大な構造物なこと!
ダム堤頂部の手前にある2本の塔が展望塔で、写真奥側の塔のみ見学可能です。
(元々はダムの監視目的で造られたと思われる)
ちなみに展望塔は耐震補強工事を行うため4月から暫くの間は入れなくなるようです。
ダムの真下には水力発電所があり、湖に貯えられた水は発電所で利用された後に多摩川へ放流されて下流にて水道原水として取水されます。
ダムの堤頂部は歩道(緊急時は車も通行可能)になっており、対岸にあるダム工事犠牲者の慰霊碑や散策路(奥多摩湖いこいの路)に通じています。
散策路は冬季期間中につき閉鎖されていました(4月から)。
※上記2枚の写真は展望塔より撮影
対岸から撮影。
右奥に見える水門は奥多摩湖の基準水位を超えた際の排水口です。
排水口と言ってもこれまた大規模なもので、一般河川の水門と比較しても大がかりなものでないかと思います。
尤も近年は奥多摩湖が満水になることは稀なようで、使用されている形跡は見られなかったのですが…。
慰霊碑の反対側には湖の上流にあるドラム缶橋の一部と、工事の際に使われたコンクリートバケットが展示されていました。
ドラム缶を浮きとして写真の構造物を連続してつなげて湖を横断するための橋としたもので、現在もドラム缶橋は存在するものの浮き部分はプラスチック製になっています。
コンクリートバケットは容器(といってもこれまた巨大ですが)の中に材料のコンクリートを充填してクレーンで吊り上げられて現地の打設場所へ輸送するためのものだそうです。
小河内ダム概要の案内板。
ざっと説明すると、ダムは戦前(昭和13年11月)に起工され、その後太平洋戦争の影響で一旦は工事中止となったものの戦後(昭和23年9月)から工事が再開。
湖底にあった集落945世帯の移転と、工事における87名の尊い犠牲のもと、19年余りの歳月と約150億円の総工費をもって昭和32年11月に完成しました。
東京の水がめの役割を担って作られた小河内ダムですが、現在では東京都の主たる水源ではない(都の水源の約20%)ものの、東京都の独自水源として重要な役割を果たしています。
ここが「東京水」の源ということですね。
一通りダムを見学した後は併設の「奥多摩 水と緑のふれあい館」の展示物を見て帰路につきました。
途中渋滞もあったことから、帰宅できたのは3時間後。
久しぶりの長距離ドライブでしたが、たまには良いかと。
2016-03-27 10:36
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