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ao2の鉄道模型レイアウト制作プロジェクト~その1 [ホビー(鉄道模型)]

前回記事のその0(準備編)に引き続き今回はその1ということで、いよいよ本格的なレイアウト制作に入りたいと思います。
といっても今回は基礎的なレイアウト土台の構築(施工)と、想定している線路配置でのレール敷設までということで。

10年くらい前にレールを仮配置した状態

10年くらい前レールを仮配置した状態の写真(前回の記事でも掲載)ですが、イメージとしてはこんな感じ。
1400×910(mm)の台に二重の円状(もしくは8の字状)に単線の線路を配置してレイアウト全体で勾配を付けて立体交差を設けているのが主な特徴で、仮配置段階では勾配部分を段差を付けたベニヤ板と既存所有の高架橋脚と鉄橋を併用して再現。
全体的なイメージとしては筆者が当ブログの記事で多用している「山あい区間」のローカル路線の風景の再現を目指しています。

山あい区間のイメージ

参考:山あい区間のイメージ
※2016年4月 JR磐越東線の区間にて撮影

10年くらい前に書いた線路配置の図面

前の写真の仮設置状態の配置の元となった線路配置の図面(10年くらい前に書いた手書きのもの)。
今回計画しているのも大まかにはこれと変わりはないです。
(ホーム周辺の直線部分を少し長くして4両編成まで停車できるようにしたのが変更点か)

使用するレールは全てTOMIX製。
筆者が元々同社のレールを所有していて既存所有のレールも一使用し、他社(KATO製のユニトラックなど)のレールの併用はできないことから、レールはTOMIX一択になります。
レールの種類は直線レール(図面上でSの表記、S280・S140等)とカーブレール(図面上でCの表記、C317-45・C280-45等)が主体で、S72.5やC280-15といった短いサイズのレールをレイアウト全体の調整用として使用しています。
駅構内に当たる部分は(列車の行き違いが可能なように)複線とし、そのために駅構内の両サイドにポイントを設けています(図面上でPと表記)。

ちなみに今回使用するポイントがちょっと特殊なもので…

ちょっと特殊なカーブポイント

こちらのカーブポイント(左右1組)を使用。
今回の計画では横幅1400mmの台に直線で4両分の駅ホームを設置できるスペースを確保するため曲線上にポイントを設ける関係で、この形状のポイントの使用が必須となります。
TOMIX製のレールはこうした特殊な形態のレールを多くラインアップしているのが他社(といっても対象はKATOのみですが…)と比較しての利点だったりします。

ただこのポイントですが、構造上かなり脱線しやすいのが難点。
繰り返し行った動作確認の結果からTOMIXやKATOなどの主要な製品では(スピードを出し過ぎない限りは)脱線は起こりにくいのですが、動力車以外で比較的自重の軽い車両(鉄道コレクションなど先頭車にライトユニットを搭載していない車両)だと脱線率は高いです。

しかしながらこの性質の組み合わせで上手くいくとドリフトが発生することも!
「電車でD」の主要テクニックである複線ドリフトです。

ドリフトが成功した例を撮影した動画がこちら。



逆状態(内→外)のドリフトですが、3回中2回成功しています。
半分脱線していてガリガリ音を立てていますが、ポイント合流後に元に戻り通常走行に至っているのでなかなか良い成功例かと。



もう1例。
こちらは後ろの車両がドリフト状態になり、車輪の脱線もなくスムーズに通過していく感じです。
※2例ともテスト走行時の線路にて撮影

で、このようなカーブポイントは実際の路線の線路で実在するのかとふと疑問に思っていたのですが…。

カーブポイントは実在する

実在しました!
※JR相模線 海老名駅構内にて(以前の記事「GWの乗り鉄orお出かけその1」の行程中にて撮影したもの)

カーブポイントを電車が通過していくところ

そのカーブポイントを電車が通過していくところ。

前置きはここまでにして、ここからは実際にレイアウトを作る過程の様子を紹介したいと思います。

続きを読む:いよいよレイアウト制作に入る