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筑波山へ山登り [アウトドア(釣り・登山・スキー等)]

GWの最終日(5/6)に筑波山へ山登りに行ってきました。
大山・高尾山・御岳山といった近場の山よりは少し遠いですが、まだ行ったことがなかったのでこの際にということで。
交通手段は従来と同じく公共機関(電車・バス)です。

自宅を7:00過ぎに出発。
つくばエクスプレス(TX)線の始発駅となる秋葉原を出発したのが8:20頃。

守谷駅にて撮影

TX線に乗ったこともなかったので、この路線に乗車することも目的の一つでした。
踏切無し、直線が多い線形が良い路線で最高速度も130kmということもあって、秋葉原から終点のつくば駅までは50分くらいで到着します(快速利用)。

TXつくば駅

つくば駅からは直通のシャトルバスに乗り、約40分くらいで中腹の交通拠点となる筑波山神社入口バス停に到着。
到着はちょうど10時頃で、自宅から3時間程。
TX線が開通して身近になったとはいえ、やはり遠いですね。

尚今回はTX線の各駅で発売されている「筑波山きっぷ」を利用してみました。

筑波山きっぷ

TX線とつくば駅~最寄バス停までの往復と筑波山ケーブルカー・ロープウェイが2日間乗り放題のフリーきっぷです。
きっぷの値段はTX線の始発駅によって異なりますが、今回乗車した秋葉原駅からの場合は4.300円です。
TX線・シャトルバスの往復とケーブルカーを往復で乗れば元は取れるという計算ですね。

ということで最寄バス停に到着後、おもむろに筑波山神社へ。

神社入り口の鳥居

実はその前に早めの昼食を取りましたが…。
ちなみに食べたのはつくばうどん。

神社拝殿

少し階段を登って神社拝殿へ。
神社拝殿は立派な造りなのですが、当日は生憎の雨模様…。

お参りした後に下で「ガマの油売り口上」のデモンストレーションが始まったので、途中から拝見(拝聴)してみました。

ガマの油売り口上

何重に折った紙を刀で切って紙ふぶきにしたシーン。
ちなみにあくまでデモンストレーションのため、ガマの油は最寄のお土産屋で買ってくださいとのことでした。

筑波山の登山コース

筑波山の登山コース(パンフレットのイラストを拝借)
徒歩の登山ルートは大きく分けて3通りありますが、いずれも山頂付近が急斜面(岩場)で結構ハードだと思います。
ただご覧の通りケーブルカーとロープウェイの2つの移動手段があり、いずれも山頂付近まで到達しているので殆んど歩くことなく山頂まで行けます。
ロープウェイの麓駅(つつじヶ丘)と筑波山神社入口間もバスで移動できるので、これらを活用すれば公共交通機関のみで巡回が可能という、他の山にはない充実ぶりです。

登山コースなどの詳細についてはこちらも参照。
http://www.mir.co.jp/towntopics/tsukubasan/

体力作りで徒歩で登山…といきたいところでしたが、悪天候なことと時間を有効活用したいなどの理由で今回は公共交通機関を利用。
まずはケーブルカーにて男体山山頂付近まで。

ケーブルカー(もみじ号)

筑波山のケーブルカーは上記写真のもみじ号(赤)と、後で紹介するわかば号(緑)。
車両のネーミングは高尾山と似ていて(高尾山はもみじ号&あおば号)、車両の色は大山ケーブルと同一といったところでしょうか。
筑波山ケーブルカーの特徴としては山頂付近で線路が大きくカーブすることと、車両にパンタグラフが無いといったところでしょうか。
麓と山頂駅近辺のみに第三軌条形式の集電ゾーンが設けられていますが、そもそもケーブルカーは自走する訳ではないので必ずしも架線が必要ではないということですね。

余談はこれまでにして、約8分で山頂駅(御幸ヶ原)に到着。

霧で殆んど見えない…

この地点で山頂より若干低い程度の標高(800m位)ですが、霧が濃く周囲は殆んど見えない状態でした。
とりあえずはここから男体山頂を目指します。
といっても山頂駅から15分くらいで到達できるくらいの近さなのですが、生憎の悪天候で岩場も滑りやすいため、結構危険でした。

天候がよければ何ともないのですが…

pic1134.jpg

男体山頂に到着(標高871m)。
天候がよければ下界が見渡せるのですが、ご覧の通り霧の中…。

これは無理だ…

この後「自然探求路」ルートにて男体山を周回する予定でしたが、上の写真の通りルートの一部が崩壊して通行止めになっていたので、一部を通行するのみとなりました。

立身石

大石重ね

自然探求路ルートの途中にある「立身石(上)」と「大石重ね(下)」。
後述しますが筑波山にはこういった奇岩が数多く点在します。

一部周回して山頂駅に戻った後は反対側の女体山頂へ。

女体山頂への道

尤も女体山頂も15分位で着いてしまうのですが。

セキレイ石

ガマ石

女体山頂への道中にある奇岩「セキレイ石(上)」と「ガマ石(下)」。
ガマ石はガマ(カエル)というよりは恐竜の頭に見えなくもないです。
(昔は竜石と呼ばれていたらしい)

女体山頂に到着

ほどなく女体山頂に到着。
山頂付近のみ急な階段なので天候がよければハイキング気分なのですが、雨で道がぬかるんでいたので滑らないよう注意が必要でした。

これはこれで絶景?

山頂の岩場からの眺め。
残念ながら霧で何も見えませんでしたが、これはこれで絶景?

一瞬霧がなくなりました

その後一瞬霧がなくなり、かろうじて下界の風景を見ることができました。
といっても岩場が滑りやすく危険でそれなりに混雑もしていたのであまり長居はせず、一旦下山。
一回目はロープウェイを利用して、麓駅のつつじヶ丘まで移動。
(何故一回目かというと、後述しますが実はこの後再度徒歩で下山することになるからです)

山頂~つつじヶ丘まで約6分

ロープウェイ山頂駅から麓のつつじヶ丘までは約6分。さすがに早いです。

背後の巨大ガマ像が何とも…

つつじヶ丘駅前の駐車場の様子。
背後の巨大ガマ像が何とも…というか、昭和時代的な哀愁感が漂います。

この後は「迎場コース」経由で一旦筑波山神社に戻ることに。

つつじヶ丘と筑波山神社を結ぶ「迎場コース」は緩やかな斜面の歩きやすい道なりで、道中は杉並木なので歩いていて気持ちよい感じでした。

迎場コース道中

酒迎場分岐

迎場コースと女体山頂まで通じる「白雲橋コース」に分かれる分岐点(酒迎場分岐)。
尤も下りなので分岐ではなく合流点なのですが…。

女体山頂ルート登山道入り口

女体山頂ルート(白雲橋コース・迎場コース)の登山道入り口。
ここから程なくして元の筑波山神社拝殿に到着。
つつじヶ丘から約30分でした。

この時点でまだ13:30。
さすがにそのまま帰るのは早すぎるので、もう一度山頂まで行くことを決行。
今度は徒歩で登山しようと一瞬思いましたが、雨は止んだものの足場のコンディションが悪いため、登りは再度ケーブルカーを利用し下山は徒歩で、ということにしました。

2度目は「わかば号」

ということで再度ケーブルカーに乗車。
2度目は緑の「わかば号」。

今度は辛うじて下界の様子が…

再度山頂付近に到着。
展望台から撮影しましたが、午後になって霧が薄くなり辛うじて下界の様子が見えました。

展望台から見た男体山頂

午前中は全く見えなかった男体山頂も、ご覧の通り。

こちらは女体山頂

反対側の女体山頂も。

登山コースイラスト

この後そのままケーブルカーの線路と並行するルート(御幸ヶ原コース)で下山するか女体山頂付近からつつじヶ丘までのルート(おたつ石コース)で下山するか検討しましたが、奇岩が多く点在するおたつ石コースにて下山することに決定。

とはいうものの…

いきなりの急斜面

女体山頂付近はいきなりの急斜面。
登りだったらかなりハードですが、下りも岩場が湿って滑りやすいのでかなり危険。
ころばないように、慎重に…。

大仏岩

ここから先は巨岩奇岩の連続。
まずは「大仏岩」。

北斗岩

点に向かってそそり立つ「北斗岩」。
岩の形状もさることながら、ネーミングもかっこいい。
岩の下部中央は穴になっていて、この中をくぐって通行します。

出船入船

二艘の船に見立てた「出船入船」。

胎内くぐり

巨岩の下を潜り抜ける「胎内くぐり」。
中央の白い岩の奥に狭い通路があり、そこを潜り抜けます。
天井の高さも自分の背丈ぎりぎりでした…。

高天原

古事記の神話にも登場する岩の名が付いた「高天原(たかまがはら)」。
両側の階段を上った先に小さな神社があります。

弁慶七戻り

「弁慶七戻り」という名の付いた巨岩。
かの弁慶も恐怖して七歩後ずさりしたことからこの名前が付いたとか。
確かに今にも巨岩が落ちそうに見えるので、見るからに怖い…。

弁慶茶屋跡(合流点)

おたつ石コースと白雲橋コースの分岐点(合流点)となる弁慶茶屋跡。
一瞬白雲橋コースで筑波山神社まで行こうかと思いましたが、時間的・体力的に厳しそうなので予定通りおたつ石コースでからつつじヶ丘方面へ向かいます。

結構いい眺め

最初はやや急な階段が続きますが、やがて森が開けて高原っぽいいい眺めに変わります。

つつじ高原

あと少しでつつじヶ丘駅に到着。
折りしもツツジのシーズンということもあり、付近は花が満開で非常に綺麗でした。

夕方になってようやく日差しが…

再度つつじヶ丘駅に到着。
この時点で16時過ぎでしたが、夕方になってようやく日差しが出てきました。
写真中央奥が(多分)女体山頂。

16:30つつじヶ丘発のシャトルバスに乗り、帰路へ。

朝からこの天候だったら…

帰りのバスの車窓から撮った筑波山。
朝からこの天候だったら…と思った次第でした。
まあまたの機会にということで(泣)。

つくば駅に到着後再びTX線に乗り、とんぼ帰りで都心方面へ。
自宅に着いたのは19:30頃でした。

※まとめ
徒歩は殆んど下山行だったものの、1日で2回上り下りをするという他の山ではあり得ない山登り(山下り?)となりました。
ケーブルカーとロープウェイ(+バス)という徒歩以外の交通手段が充実している筑波山ならではの行程ですね。
もちろんフリーきっぷの存在も大きいことは言うまでもないですが。
ただ冒頭にも述べた通りやや遠いので、日帰り登山をするにはちょっと厳しいかもしれませんね。
(この日のような日が長い時期ならば多少の無理はききますが)
あと当日は生憎の悪天候でかつかなり寒かったので、結構厳しいコンディションでした。
(下りの道中で2回ほど足が滑りましたが、転倒に至らなかったのが幸いでした)

次回は晴れた日に徒歩での登山にチャレンジしたいですね。
(いつになるかは分かりませんが…)
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