青春18きっぷの旅Part3~紀勢編(5日目) [鉄道・鉄道旅行]
5日目は熊野三山の残り那智大社に行き、その後は電車を乗り継ぎ和歌山(和歌山市)まで辿り着くという行程です。
朝の新宮方面列車の到着まで少し時間があったので、ちょいと浜辺にでも。
普段は海水浴場かと思いますが、週末に開催されると思われる花火大会の準備中らしく、海への立ち入りが閉鎖されビニールテープで囲いがされたり、堤防には仮設の観客台が設けられていました。
熊野市駅に向かう途中、波に侵食されたと思われる岩肌を見かけました。
大昔はここまで海面だったことを伺わせます。
朝の熊野市駅。
列車待ちの乗客が何人かいましたが、ひっそりしていました。
特急停車駅なので改札は有人。
前日は18きっぷ未使用でしたが本日は行使。
ここで4回目の利用開始です。
新宮への折り返しもキハ48形が来るのを期待しましたが、到着したのは(おなじみ)通勤仕様のキハ25形。
通勤・通学客をさばくためか、増結の4両編成での運行でした。
おNEWの車両なので車内は快適なのは確かでしたが…。
この列車は新宮止まりなので乗り換えをして最寄の那智駅まで行くのですが、新宮から先の列車の時間が空いてしまうので、少しでも時間を短縮するため敢えてバスを利用します。
(事前にバス時刻表をチェックしたところ、計算上那智駅に30分早く着くことができ、1便前の那智山行きのバスに乗り継ぎできるため)
バスの行き先は潮岬ですが、途中の那智駅で下車します。
勿論この分のバス代は自腹ですが、やむを得ないです…。
新宮から約30分で那智駅に到着。
ここで那智山行きのバスの到着を待ちます。
駅舎は那智大社に似たデザインで、割と立派な造りです。
といっても無人駅なので、きっぷが無くてもホームの立ち入りは可能です。
そうこうしているうちに那智山行きのバスが来たので、乗車しました。
バスは終点ではなく、途中の大門坂(駐車場前)で下車。
ここから大門坂経由で頂上の那智大社を目指します。
ちなみにバス停付近の駐車場にはなでしこジャパンの記念モニュメントもありました。
大門坂入り口。
ここも熊野古道の一部に当たります。
右側の道は車道(バスも更に上へ行きます)。
入り口から少し歩いた場所にある「鏡石」と「夫婦杉」。
夫婦杉は樹齢800年と言われる大木。
坂の参道は杉並木で、ちょっとした山登り気分です。
ただ当日は降雨に見舞われなかったものの、曇りで湿度がMAX。
梅雨みたいな気候でした。
途中木陰からは那智の滝が見えました。
大門坂を登りきり、みやげ店も並ぶ表参道の階段へ。
この近くに終点のバス停があります。
表参道の階段も上り、那智大社の鳥居に着きました。
頂上まであと少し。
勿論那智大社の一帯も世界遺産登録を受けています。
ようやく到着。
とりあえずお参りをしてご朱印を受け、各ポイントを回ります。
※参考:熊野那智大社公式HP
拝殿の横には樹齢800年のクスノキがありますが、幹の根元が空洞になっていて中を通り抜ける「胎内くぐり」ができます。
護摩木に願い事を書いてくぐると願い事がかなうということ。
有料(護摩木代:300円)ですが、せっかくなのでくぐってみることに。
(願い事は無難に「身体安全」)
樹内の空洞。
胎内くぐりというと岩の空洞(トンネル状のもの)が多いですが、樹内をくぐるのは初めてお目にかかりました。
ちなみに願い事を書いた護摩木はそのまま持ちながらくぐり、出口の棚に納めるようになります。
この後宝物殿も見て、隣接する青岸渡寺(せいがんとじ)へ。
※宝物殿の入館料:300円
那智大社を含めここ神社は数多く訪れましたが、今回お寺(寺院)はここだけですね。
(寺院のご朱印を受けるのも今回の旅行ではここだけでした)
漂うお香の匂いをかぐと、妙にほっとした気分になりました。
境内敷地の高台から見た三重塔と那智の滝。
記念撮影のポイントになっていました。
(カメラマンが待機していて、サービスで自分も一枚撮影してもらいました)
先ほどより近い位置で撮影した三重塔と那智の滝。
これも何と言うか定番の撮影ポイント、絵になる光景です。
三重塔はコンクリート製で中にエレベーターもあり展望台的な施設ですが、実際は青岸渡寺の建物です。
(そのためか搭の内部には千手観音像や不動明王像などが安置されている)
ちなみに三重塔も有料です(300円)。
これもせっかくなので上って那智の滝を撮ってみました。
滝の近景はこの後に行く飛瀧神社からも見れますが、滝つぼも含めて全体像見れるのはここだけとのことです。
滝の反対側、写真奥が勝浦つまり海方面です。
これだけ見ると山の上に来たなという感じです。
坂を下って滝に再接近。
最後の訪問ポイントはずばり那智の御滝をご神体とする飛瀧神社(ひろうじんじゃ)。
ここまでは無料ですが、滝に最接近できる「御滝拝所」は有料です(300円)。
日本一の落差を誇る滝を間近で見ると、さすがに迫力満点でしばらく見入りました。
飛瀧神社でもご朱印を受け、一通り回ったのでみがげ街で昼食を取り、帰りのバスの到着を待ちます。
それにしても有料施設にことごとく入ったので、入館・参拝料がかなりかかりました。
(ご朱印代を含めて合計で2.000円以上…)
帰りは那智山発のバスの終点、紀伊勝浦駅まで乗車しました。
尤も駅に着いたものの、次の電車の到着まで50分位は空いていたので…
駅前の店で地ビールが売っていたのでふと購入し、これまた駅前に足湯があったので浸かりながらビールを飲みました。
自分は日中に酒を飲む習慣はない(ましてや「呑み鉄」はやらない)のですが、これは以外に旨かったですね。
新しい発見でした。
…尤も時間的に余裕が無いと出来ないことですが。
到着10分前くらいに駅のホームに入りましたが、手前のホームには名古屋からの特急「南紀」が停車していました。
南紀はここ紀伊勝浦が終点なので、この列車は再び名古屋まで戻ることになりますが…。
乗車したのは普通の串本行きですが、時間帯・車両とも一昨日乗車したものと同じだったりします。
途中駅で新宮行きの特急列車とすれ違い。
車掌は283系(通称オーシャンアロー)
再び串本駅に到着。
ただしここから先は普通列車の接続が悪く1時間以上待つようになるため、時短のためこの後来る特急(くろしお号)に乗車することにしました。
18きっぷ旅行の趣旨から逸れてしまいますが、今回は止むを得ずということで…。
乗車区間はここ(串本)から御坊(ごぼう)という駅まで。
車両はこの地でながらく活躍している国鉄型の381系。
後で鉄道誌で確認したところ9月末で381系が「くろしお」から撤退する予定なので、引退前に一度乗るという意味でも丁度良かったと思います。
車窓は引き続き海が続きます。
御坊までの停車駅は周参見(すさみ)・白浜と紀伊田辺。
白浜は有数のリゾート地でここから乗車する客が多いことから、この駅で前より3両増結して9両編成になりました。
紀伊田辺までは単線のため比較的スピードは出ませんでしたが、ここから先は複線になるため特急ならではの快走ぶりを見せます。
(景色はまた海辺が続きますが…)
ちなみに乗車した381系ですが、日本初の振子式車両として登場し、乗り物酔いしやすい車両として有名だそう。
(そのためか、車内にエチケット袋が備え付けてある)
ただ乗車区間が短かったため、振子式特有の乗り心地があったかについては何とも言えなかったです。
特に酔うこともなかったですが、車内のクーラーが利きすぎて逆に寒かったです…。
そんなこんなで御坊に到着。
くろしお号とはここでお別れ。
ちなみに反対側の先頭車両は展望グリーン車だったりします。
(これももうすぐ見納めか…)
反対側のホームには、普通で運用されている平面顔の113系が停車していました。
この車両も乗車したかったのですが、今回は縁がなく…。
但し特急を利用したことにより予定より早く到着できたので、少し寄り道をしてみることに。
御坊から市街地の西御坊を結ぶ「紀州鉄道」に乗車してみます。
車両は「レールバス」と呼ばれる2軸(4輪)の短い車体。
車内もほぼバスと同じ構造。
ちなみにレールバス規格の車両が運用されているのはこの路線のみのようです。
尤もこの車両も他の廃止されて路線から譲渡されたものですが。
ちなみに当日は車両の冷房装置故障のため、窓全開で走っていました。
正直暑かったですが、これもまたノスタルジックな感じでしたね。
途中駅には運休中の車両も見られました。
(念のため、廃車ではなく運休中みたいです)
10分足らずで終点西御坊駅に到着。
ホームは1両の車両が何とか止まれる程度で、駅舎も一体化して非常にコンパクト…というか完全に街に溶け込んでいますね。
ある意味鉄道模型のレイアウトみたいな光景で、何ともいえないです。
西御坊駅周辺は旧い町並みが残る「寺内町」ということで、列車の次の発車を見計らってちょっと町を散策してみました。
町全体ではないですが、所々で旧い町並みが残ります。
町中を小川が流れますが、小川に家が接しているのもなかなか見られない光景です。
ここは昔ながらの醤油屋のようです。
鳥居には「八幡宮」と記載されていますが、小竹八幡神社という名称です。
町中は醤油屋が多いためか、所々で醤油の匂いが漂っていました。
町を一通り回ったところで、西御坊駅に戻ってきました。
(時間の都合上全部は回れませんでしたが)
車両の前面から撮影。
町中のローカル線という感じですね。
紀州鉄道は御坊から西御坊まで4駅ですが、途中駅はほぼ西御坊側に集中しており御坊から次の駅(学門)までは比較的距離があり、沿線は田んぼが広がっています。
ちなみに学門駅では名前にあやかって受験生向けに記念きっぷを発売しているようです。
(尤も駅自体は無人のため、他の有人駅で入手することになると思われますが)
そんな感じで御坊駅に戻り、再びJR線に戻ります。
本来予定外であった紀州鉄道(キテツ)に乗車した感想ですが、廃止されずによくぞ残っているなという感じですね。
Wikpediaで調べたところ本業が不動産で副業として鉄道を所有しているという体系のようなので、それが起因しているかと思われます。
尤も西御坊から先で一部廃線区間があるのですが…。
御坊から先は本数も増え(30分に1本ペース)、車両も新型になります。
今回乗車した車両もJR西日本最新鋭の225系。
線路も複線なので普通列車でもスピードは出ます。
紀伊由良(きいゆら)駅にて。
これ以降は日没のため車窓の撮影は不可。
19:30近くになりましたがようやく和歌山に到着。
宿泊するホテルの最寄り駅が和歌山市駅なので、更に奥の電車に乗り換え。
隣に停車していた和歌山線の車両は、帯のデザインが派手でした。
(勿論これには乗車せず)
車両自体は和歌山市行きも同じなのですが…。
(きのくに線でも見られた105系500番台)
2駅先の和歌山市に到着して、5日目の行程終了です。
※5日目まとめ
本来禁じ手であるワープ(特急の利用)をしましたが、これが功を奏して予定外であった紀州鉄道にも乗車できたので良かったと思います。
(381系にも乗れたし)
その分那智大社も含めてお金は余分にかかりましたが…。
(6日目に続く)
朝の新宮方面列車の到着まで少し時間があったので、ちょいと浜辺にでも。
普段は海水浴場かと思いますが、週末に開催されると思われる花火大会の準備中らしく、海への立ち入りが閉鎖されビニールテープで囲いがされたり、堤防には仮設の観客台が設けられていました。
熊野市駅に向かう途中、波に侵食されたと思われる岩肌を見かけました。
大昔はここまで海面だったことを伺わせます。
朝の熊野市駅。
列車待ちの乗客が何人かいましたが、ひっそりしていました。
特急停車駅なので改札は有人。
前日は18きっぷ未使用でしたが本日は行使。
ここで4回目の利用開始です。
新宮への折り返しもキハ48形が来るのを期待しましたが、到着したのは(おなじみ)通勤仕様のキハ25形。
通勤・通学客をさばくためか、増結の4両編成での運行でした。
おNEWの車両なので車内は快適なのは確かでしたが…。
この列車は新宮止まりなので乗り換えをして最寄の那智駅まで行くのですが、新宮から先の列車の時間が空いてしまうので、少しでも時間を短縮するため敢えてバスを利用します。
(事前にバス時刻表をチェックしたところ、計算上那智駅に30分早く着くことができ、1便前の那智山行きのバスに乗り継ぎできるため)
バスの行き先は潮岬ですが、途中の那智駅で下車します。
勿論この分のバス代は自腹ですが、やむを得ないです…。
新宮から約30分で那智駅に到着。
ここで那智山行きのバスの到着を待ちます。
駅舎は那智大社に似たデザインで、割と立派な造りです。
といっても無人駅なので、きっぷが無くてもホームの立ち入りは可能です。
そうこうしているうちに那智山行きのバスが来たので、乗車しました。
バスは終点ではなく、途中の大門坂(駐車場前)で下車。
ここから大門坂経由で頂上の那智大社を目指します。
ちなみにバス停付近の駐車場にはなでしこジャパンの記念モニュメントもありました。
大門坂入り口。
ここも熊野古道の一部に当たります。
右側の道は車道(バスも更に上へ行きます)。
入り口から少し歩いた場所にある「鏡石」と「夫婦杉」。
夫婦杉は樹齢800年と言われる大木。
坂の参道は杉並木で、ちょっとした山登り気分です。
ただ当日は降雨に見舞われなかったものの、曇りで湿度がMAX。
梅雨みたいな気候でした。
途中木陰からは那智の滝が見えました。
大門坂を登りきり、みやげ店も並ぶ表参道の階段へ。
この近くに終点のバス停があります。
表参道の階段も上り、那智大社の鳥居に着きました。
頂上まであと少し。
勿論那智大社の一帯も世界遺産登録を受けています。
ようやく到着。
とりあえずお参りをしてご朱印を受け、各ポイントを回ります。
※参考:熊野那智大社公式HP
拝殿の横には樹齢800年のクスノキがありますが、幹の根元が空洞になっていて中を通り抜ける「胎内くぐり」ができます。
護摩木に願い事を書いてくぐると願い事がかなうということ。
有料(護摩木代:300円)ですが、せっかくなのでくぐってみることに。
(願い事は無難に「身体安全」)
樹内の空洞。
胎内くぐりというと岩の空洞(トンネル状のもの)が多いですが、樹内をくぐるのは初めてお目にかかりました。
ちなみに願い事を書いた護摩木はそのまま持ちながらくぐり、出口の棚に納めるようになります。
この後宝物殿も見て、隣接する青岸渡寺(せいがんとじ)へ。
※宝物殿の入館料:300円
那智大社を含めここ神社は数多く訪れましたが、今回お寺(寺院)はここだけですね。
(寺院のご朱印を受けるのも今回の旅行ではここだけでした)
漂うお香の匂いをかぐと、妙にほっとした気分になりました。
境内敷地の高台から見た三重塔と那智の滝。
記念撮影のポイントになっていました。
(カメラマンが待機していて、サービスで自分も一枚撮影してもらいました)
先ほどより近い位置で撮影した三重塔と那智の滝。
これも何と言うか定番の撮影ポイント、絵になる光景です。
三重塔はコンクリート製で中にエレベーターもあり展望台的な施設ですが、実際は青岸渡寺の建物です。
(そのためか搭の内部には千手観音像や不動明王像などが安置されている)
ちなみに三重塔も有料です(300円)。
これもせっかくなので上って那智の滝を撮ってみました。
滝の近景はこの後に行く飛瀧神社からも見れますが、滝つぼも含めて全体像見れるのはここだけとのことです。
滝の反対側、写真奥が勝浦つまり海方面です。
これだけ見ると山の上に来たなという感じです。
坂を下って滝に再接近。
最後の訪問ポイントはずばり那智の御滝をご神体とする飛瀧神社(ひろうじんじゃ)。
ここまでは無料ですが、滝に最接近できる「御滝拝所」は有料です(300円)。
日本一の落差を誇る滝を間近で見ると、さすがに迫力満点でしばらく見入りました。
飛瀧神社でもご朱印を受け、一通り回ったのでみがげ街で昼食を取り、帰りのバスの到着を待ちます。
それにしても有料施設にことごとく入ったので、入館・参拝料がかなりかかりました。
(ご朱印代を含めて合計で2.000円以上…)
帰りは那智山発のバスの終点、紀伊勝浦駅まで乗車しました。
尤も駅に着いたものの、次の電車の到着まで50分位は空いていたので…
駅前の店で地ビールが売っていたのでふと購入し、これまた駅前に足湯があったので浸かりながらビールを飲みました。
自分は日中に酒を飲む習慣はない(ましてや「呑み鉄」はやらない)のですが、これは以外に旨かったですね。
新しい発見でした。
…尤も時間的に余裕が無いと出来ないことですが。
到着10分前くらいに駅のホームに入りましたが、手前のホームには名古屋からの特急「南紀」が停車していました。
南紀はここ紀伊勝浦が終点なので、この列車は再び名古屋まで戻ることになりますが…。
乗車したのは普通の串本行きですが、時間帯・車両とも一昨日乗車したものと同じだったりします。
途中駅で新宮行きの特急列車とすれ違い。
車掌は283系(通称オーシャンアロー)
再び串本駅に到着。
ただしここから先は普通列車の接続が悪く1時間以上待つようになるため、時短のためこの後来る特急(くろしお号)に乗車することにしました。
18きっぷ旅行の趣旨から逸れてしまいますが、今回は止むを得ずということで…。
乗車区間はここ(串本)から御坊(ごぼう)という駅まで。
車両はこの地でながらく活躍している国鉄型の381系。
後で鉄道誌で確認したところ9月末で381系が「くろしお」から撤退する予定なので、引退前に一度乗るという意味でも丁度良かったと思います。
車窓は引き続き海が続きます。
御坊までの停車駅は周参見(すさみ)・白浜と紀伊田辺。
白浜は有数のリゾート地でここから乗車する客が多いことから、この駅で前より3両増結して9両編成になりました。
紀伊田辺までは単線のため比較的スピードは出ませんでしたが、ここから先は複線になるため特急ならではの快走ぶりを見せます。
(景色はまた海辺が続きますが…)
ちなみに乗車した381系ですが、日本初の振子式車両として登場し、乗り物酔いしやすい車両として有名だそう。
(そのためか、車内にエチケット袋が備え付けてある)
ただ乗車区間が短かったため、振子式特有の乗り心地があったかについては何とも言えなかったです。
特に酔うこともなかったですが、車内のクーラーが利きすぎて逆に寒かったです…。
そんなこんなで御坊に到着。
くろしお号とはここでお別れ。
ちなみに反対側の先頭車両は展望グリーン車だったりします。
(これももうすぐ見納めか…)
反対側のホームには、普通で運用されている平面顔の113系が停車していました。
この車両も乗車したかったのですが、今回は縁がなく…。
但し特急を利用したことにより予定より早く到着できたので、少し寄り道をしてみることに。
御坊から市街地の西御坊を結ぶ「紀州鉄道」に乗車してみます。
車両は「レールバス」と呼ばれる2軸(4輪)の短い車体。
車内もほぼバスと同じ構造。
ちなみにレールバス規格の車両が運用されているのはこの路線のみのようです。
尤もこの車両も他の廃止されて路線から譲渡されたものですが。
ちなみに当日は車両の冷房装置故障のため、窓全開で走っていました。
正直暑かったですが、これもまたノスタルジックな感じでしたね。
途中駅には運休中の車両も見られました。
(念のため、廃車ではなく運休中みたいです)
10分足らずで終点西御坊駅に到着。
ホームは1両の車両が何とか止まれる程度で、駅舎も一体化して非常にコンパクト…というか完全に街に溶け込んでいますね。
ある意味鉄道模型のレイアウトみたいな光景で、何ともいえないです。
西御坊駅周辺は旧い町並みが残る「寺内町」ということで、列車の次の発車を見計らってちょっと町を散策してみました。
町全体ではないですが、所々で旧い町並みが残ります。
町中を小川が流れますが、小川に家が接しているのもなかなか見られない光景です。
ここは昔ながらの醤油屋のようです。
鳥居には「八幡宮」と記載されていますが、小竹八幡神社という名称です。
町中は醤油屋が多いためか、所々で醤油の匂いが漂っていました。
町を一通り回ったところで、西御坊駅に戻ってきました。
(時間の都合上全部は回れませんでしたが)
車両の前面から撮影。
町中のローカル線という感じですね。
紀州鉄道は御坊から西御坊まで4駅ですが、途中駅はほぼ西御坊側に集中しており御坊から次の駅(学門)までは比較的距離があり、沿線は田んぼが広がっています。
ちなみに学門駅では名前にあやかって受験生向けに記念きっぷを発売しているようです。
(尤も駅自体は無人のため、他の有人駅で入手することになると思われますが)
そんな感じで御坊駅に戻り、再びJR線に戻ります。
本来予定外であった紀州鉄道(キテツ)に乗車した感想ですが、廃止されずによくぞ残っているなという感じですね。
Wikpediaで調べたところ本業が不動産で副業として鉄道を所有しているという体系のようなので、それが起因しているかと思われます。
尤も西御坊から先で一部廃線区間があるのですが…。
御坊から先は本数も増え(30分に1本ペース)、車両も新型になります。
今回乗車した車両もJR西日本最新鋭の225系。
線路も複線なので普通列車でもスピードは出ます。
紀伊由良(きいゆら)駅にて。
これ以降は日没のため車窓の撮影は不可。
19:30近くになりましたがようやく和歌山に到着。
宿泊するホテルの最寄り駅が和歌山市駅なので、更に奥の電車に乗り換え。
隣に停車していた和歌山線の車両は、帯のデザインが派手でした。
(勿論これには乗車せず)
車両自体は和歌山市行きも同じなのですが…。
(きのくに線でも見られた105系500番台)
2駅先の和歌山市に到着して、5日目の行程終了です。
※5日目まとめ
本来禁じ手であるワープ(特急の利用)をしましたが、これが功を奏して予定外であった紀州鉄道にも乗車できたので良かったと思います。
(381系にも乗れたし)
その分那智大社も含めてお金は余分にかかりましたが…。
(6日目に続く)
2015-08-29 11:07
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