秋の大山登山2017 [アウトドア(釣り・登山・スキー等)]
日常の仕事が立て込んでいた関係で記事の投稿が遅くなってしまいましたが、今年も秋の大山登山に行ってきました。
ここ数年間は休日・祝日に行ってましたが、今年は平日(10月31日)の登山となりました。
今年の出発地点ですが、昨年の終着地となった蓑毛(みのげ)。
蓑毛から直接山頂を目指しますが16丁目で本道に合流するので途中からは山頂まで去年と同ルート。
山頂からの下山ルートは定番となる見晴台を経由して阿夫利神社下社~大山寺~大山ケーブルバス停といった道順です。
今回のルートを図で示すとこんな感じ。
比較として昨年のルートも記載しています(現地の地図の写真に矢印を加筆)。
青の矢印が去年、マゼンタの矢印が今年のルートです。
今年のルートで途中意味不明な寄り道もありますが、それについては後程説明。
(端的に言うと、下社~蓑毛越え間を往復した)
あと今回ですが、昨年と同様に「丹沢・大山フリーパス」を利用しましたが、今回は相鉄線横浜駅できっぷを購入。
Bきっぷ(ケーブルカーの利用なし)で1.480円と、相鉄線横浜~海老名往復と小田急線海老名できっぷを購入した場合と比較して多少安めでした。
蓑毛バス停からヤビツ峠へと向かう峠道のスタート地点。
この峠道は頭文字D(アニメでは5th Stage)のバトルの舞台ということでいかにもスタート地点っぽいアングルだったので撮影してみましたが、アニメの映像を確認したところ上り(ヒルクライム)のスタート地点はここではなく少し上の地点らしいです。
(ダウンヒルのスタート地点についてはヤビツ峠バス停前で間違いない模様)
それはさておき…
まずはバス停の近くにある大日堂でお参り。
少し坂を上って最初の分岐地点。
向かって左手がヤビツ峠・髭僧の滝方面、右手が大山山頂方面です。
去年は左手から来ましたが、今年は右手の大山山頂方面へと進みます。
ここから中間地点の蓑毛越えまで1.4km、下社(阿夫利神社)までは2.9kmだそう。
いよいよ登山開始。
蓑毛から阿夫利神社下社まで向かうこの登山道は裏登拝道とも言われ、途中石畳が引かれた地点もありある程度整備された登山道といった感じです。
途中林道を横切る箇所もあります。
杉並木が続き、少し標高が上がった感じ。
またも分岐地点。
左手の階段(奥の矢印)が大山山頂方面ということでこの時点では山頂方面に進むのですが、この道順だと蓑毛越えという中間地点を経由しないため、後程再度ここに来ることになります。
どうやらこの道は山頂方面へのショートカットとして設けられたようで、かなり急勾配。
途中道を倒木が遮るなど、難所的な雰囲気。
ショートカットの道を登り切ったところでさらなる分岐。
奥に向かう「蓑毛」の矢印から到達。右が大山山頂、左が蓑毛越えと表記。
この時点では右の大山山頂に進みますが、このポイントも後程再度来ることになります。
途中お地蔵さんがありましたが、見るとほっとします。
何でもこの地点は「賽の河原」と呼ばれているそうです。
引き続き登山道は続きますが、この辺は多少緩やかな勾配な感じです。
「是迄二十八丁目」の石碑。
恐らく蓑毛からここまでという意味だと思いますが、ここまで同様の石碑は見られませんでした。
(辛うじて少し手前に二十七丁目の石碑がありました)
二十八丁目の石碑の隣には女人禁制の碑もあり。
江戸時代にはこの先女性の立ち入りは禁止されていたそうです。
一瞬下り勾配になり…。
「西の峠」という分岐地点に到着。
右手の「みのげ越え」から来て左手の「山頂」へと進みます。
奥の矢印方向へ進むと阿夫利神社下社。
山頂方面からこの地点を経由して阿夫利神社下社へと進むルートは以前通ったことがあるので、蓑毛からここまでが初めて通過したルートで、ここからは既に通ったルートということになります。
ここから本道16丁目へ。
途中下界が見えるポイントがあったので撮影。
手前が秦野、その奥が小田原市街。
更に真鶴半島が伸びているのも確認できます。
前にこのルートを通った時にも取り上げましたが、道の両脇の木の根元がかなり浸食されて土が無くなっています。
本道16丁目に到着。
ここから山頂までは去年と同ルートとなります。
ここから山頂まであと40分。
反対の蓑毛まで90分(1時間30分)ですが、今回はここまで約1時間40分で到達しました。
(ちなみに言うまでもなく、下りより上りの方が所要時間は長くなります)
去年は無かったと思いますが、木製の歩道が整備されて歩きやすくなりました。
この辺りも両脇の樹木の根元が風雨によってかなり浸食されています。
登山道の19丁目。
20丁目の富士見台より。
残念ながら今年は天候は思わしくなく、富士山は拝めず…。
登山道に沿って、山頂への物資輸送用と思われるモノレールの線路が設けられています。
麓はまだですが、山頂に近づくとちょうど紅葉の時期にさしかかっている感じです。
途中の休憩所のベンチで仰向けになって撮影。
一瞬だけ青空が見えました。
(この後は終始曇り空)
25丁目、ヤビツ分岐に到着。
山頂まであと少し。
間もなく…
山頂到着。
麓の蓑毛からの所要時間は約2時間半。
若干ゆっくりめでしたが、その分疲れは軽減できたかと思います。
下界の様子その1。
平塚ないしは茅ヶ崎方面、ちょうど写真の真ん中に江の島が見えます。
下界の様子その2。
秦野市方面。
下界の様子その3。
ちょうど写真の中央が横浜のみなとみらい地区。
晴れていればちょうど正面に富士山が見えるポイントですが、残念ながらやはり富士山は見えず…。
当日は平日ということもあり山頂周辺もそれほど混雑せず、ベンチに座って昼食を取ることができました。
山頂周囲を散策したところモノレールの終点があり、ちょうど物資輸送用の車両(?)が確認できました。
一通り散策しましたが日差しがないとかなり寒いため、これ以上は長居せずに下山することに。
今回はヤビツ峠とは逆の見晴台に進みます。
山頂から見晴台まで2.5km。
ヤビツ峠は2.4kmと記載があるのでほんの少しだけ距離があるといった感じ。
山頂から見晴台への歩道は見事に整備されています。
(尤も山頂付近のみですが)
山頂から少し下ると一瞬だけ平坦な道と上り坂になりますが、この辺りは大山の肩と呼ばれています。
不動尻(広沢温泉方面)への分岐地点。
今回の蓑毛からの登山で大山山頂への主だったルートを制覇して残るはこの不動尻からの登山道のみとなりましたが、距離も長く最難関のルートと思われるので挑戦できるのはいつの日になることやら…。
過去に遭難があったという話も聞きますので、このルートで行く場合は今回のような単独登山は止めるべきかと。
このようにがけ崩れを起こしている箇所も一部で見かけます。
紅(黄)葉がかっており、いかにも秋らしい風景で心地よいです。
ススキ越しに下界が見える地点。
やや足場の悪かったり、道がつづら折れになっている場所もあります。
こういう場所は登り・下りともきついですが、下りの場合は特に足に負担がかかります。
もうすぐ見晴台に到着。
下に見える道は下社方面に向かう登山道で、この後進むことに。
道が見晴台を境に、鉄道で言うスイッチバックの形態になっています。
見晴台に到着。
写真の奥が大山山頂。
やはり平日のため人が少なめだったので、ベンチでゆっくり休憩が取れます。
ということでベンチで一休み。
目の前に広がるススキが秋を感じさせます。
一休みした後、下社方面へ。
わかりづらいですが写真の右上が山頂方面からの登山道です。
(手前が見晴台)
足場の悪い箇所が続くので、滑落危険の標識が各所で見られます。
見晴台~下社間の登山道は以前からがけ崩れが多く通行止めになることが多かったですが、最近になって崩れた箇所に橋が架けられたり落石防止の金網が設けられたため、通行止めになることは少なくなりました。
途中巨大杉と二重滝を過ぎて…(二重滝を見るのは久しぶりだったりする)。
下社に到着。
下社拝殿、珍しく人がいない状態で撮影できました。
さすが平日。
新しい木札を買ったりと一通りお参りを済ませた後は下山するだけなのですが、少し時間が早いのでちょっと寄り道をしてみることに。
ちょっとどころではない無駄な寄り道ルートになりましたが…。
というのも、上の図のとおり最初の登山時に途中ショートカットしたため「蓑毛越え」というビューポイントを通らなかったので、この際ルートの穴埋めというとで下社~蓑毛越え間の往復とその付近のルートを周回してみました。
(所要時間は約1時間)
出だしはあまり整備されていない山道といった感じ。
がけ崩れで道が崩れている箇所もあり、辛うじて通行できる状態。
この辺りはがけ崩れが無く、普通の山道。
途中開けた箇所も。
道中は基本平坦ですが、この付近はアップダウンしています。
蓑毛越えに到着。
(下社から約20分)
4方向に分岐する地点ですが、特段景色が良いという訳ではなく休憩地点といった感じ。
蓑毛越えから一旦山頂方面へ。
下社からの登山道本道に似た感じの上り坂で、それなりの急勾配。
程なく午前中に通った分岐地点に到着。
一旦蓑毛方向に戻ります。
午前中に通ったショートカット道を今度は下りますが、急勾配すぎて転がり落ちていく感じでした…。
ちなみに道はつづら折りになっています。
※上の写真は午前中に撮影
最初の分岐地点に戻ってきましたが、今度は右手の蓑毛越え方面(下社・日向薬師)へと進みます。
緩やかな上り坂。
石壁もあり、正規の登山道といった感じ。
再び蓑毛越えに戻ってきました。
蓑毛越えから大山寺に直接行きたいところですが、ショートカットできる道は無いので来た道を戻り再び下社へ。
大山山頂・西の峠方面の「かごや道」との合流地点。
ここから下社まではすぐ。
ということで再び下社に戻ってきました。
左手が山頂本道入口の登拝門。
紅葉の一部は紅葉となり、もうすぐシーズンを迎えるといったところです。
ケーブルカー阿夫利神社駅の手前、シカが一匹佇んでいました。
去年も同じ構図で写真を撮ったような…。
ちょっと足が疲れたので、途中の大山寺までケーブルカーに乗車します。
ケーブルカー車内から、麓方面の眺望。
車両の全面がガラスになったことと途中線路の架線が撤去されたことで、リニューアル前より格段に良くなっています。
大山寺には立ち寄るため、中間地点の大山寺駅で下車します。
ケーブルカーの構造上行き違いの設備は必ずあるのですが、大山ケーブルの場合行き違い地点に駅があるのが最大の特徴。
なのでこのように駅ホームから上り・下りの車両いっぺんに撮影できます。
ちなみに丹沢・大山フリーパスのパンフレット表紙の写真と大体同じアングル。
そういえば大山寺駅で途中下車したのも今回が初めてだったりします。
反対側の列車は山頂・阿夫利神社方面へと上っていきます。
のり場案内として、上り・下り列車の見分け方が表記されています。
線路にロープのある方が上り、ない方が下り、とのこと。
実際に確認すると…
跨線橋の上から、下り方面(大山ケーブル駅側)の線路を見る。
向かって右側の線路にロープがあるので、次の上り列車は右側のホーム(今回自分が降りた側)ということ。
反対の上り方面(阿夫利神社駅側)の線路。
向かって左側の線路にロープがあります。
(自分が降りたホームも左側)
ケーブルカーはロープに引っ張られて上り下りするので当然といえば当然ですが、なるほど!と改めて思いました。
こういったケーブルカーのしくみを確認できるのも、途中駅があればこそですね。
駅から大山寺へは徒歩2~3分。
当日は秘仏の御開帳日ということでしたので、合わせて拝観しました。
(拝観料:400円)
大山寺の階段のモミジはまだ紅葉前でした。
このブログを書いている頃(11/20前後)であれば紅葉しているのではないかと。
夜間のライトアップも始まっていると思います。
大山寺から麓のバス停までは再び徒歩。
ケーブルカー麓駅の大山ケーブル駅を通過。
大山名産のきゃらぶき製造元の大津屋。
例年同様にここでみやげ品としてきゃらぶきを購入。
きゃらぶきは他の観光地でも見かけますが、やはり大山のきゃらぶきが一番美味しいですね。
間違いなくおすすめの一品。
こま参道(商店街)の入り口に到着。
これにて今年の大山登山は終了。
9:00頃に登山開始でここに到着したのが16:30頃なので、所要時間は7時間半。
殆ど徒歩の行程で結構な距離でしたが、思ったより翌日の足の疲れは感じませんでした。
やはり日ごろ体を動かす仕事をしている賜物といったところでしょうか?
次回は…どうしようかな。
一人でなく、誰かを誘ってみようか?
*おまけ*
後日(11月3日)に撮影した大山と富士山。
綾瀬市にて撮影。
当日は曇りで富士山が見えなかったもので…。
ここ数年間は休日・祝日に行ってましたが、今年は平日(10月31日)の登山となりました。
今年の出発地点ですが、昨年の終着地となった蓑毛(みのげ)。
蓑毛から直接山頂を目指しますが16丁目で本道に合流するので途中からは山頂まで去年と同ルート。
山頂からの下山ルートは定番となる見晴台を経由して阿夫利神社下社~大山寺~大山ケーブルバス停といった道順です。
今回のルートを図で示すとこんな感じ。
比較として昨年のルートも記載しています(現地の地図の写真に矢印を加筆)。
青の矢印が去年、マゼンタの矢印が今年のルートです。
今年のルートで途中意味不明な寄り道もありますが、それについては後程説明。
(端的に言うと、下社~蓑毛越え間を往復した)
あと今回ですが、昨年と同様に「丹沢・大山フリーパス」を利用しましたが、今回は相鉄線横浜駅できっぷを購入。
Bきっぷ(ケーブルカーの利用なし)で1.480円と、相鉄線横浜~海老名往復と小田急線海老名できっぷを購入した場合と比較して多少安めでした。
蓑毛バス停からヤビツ峠へと向かう峠道のスタート地点。
この峠道は頭文字D(アニメでは5th Stage)のバトルの舞台ということでいかにもスタート地点っぽいアングルだったので撮影してみましたが、アニメの映像を確認したところ上り(ヒルクライム)のスタート地点はここではなく少し上の地点らしいです。
(ダウンヒルのスタート地点についてはヤビツ峠バス停前で間違いない模様)
それはさておき…
まずはバス停の近くにある大日堂でお参り。
少し坂を上って最初の分岐地点。
向かって左手がヤビツ峠・髭僧の滝方面、右手が大山山頂方面です。
去年は左手から来ましたが、今年は右手の大山山頂方面へと進みます。
ここから中間地点の蓑毛越えまで1.4km、下社(阿夫利神社)までは2.9kmだそう。
いよいよ登山開始。
蓑毛から阿夫利神社下社まで向かうこの登山道は裏登拝道とも言われ、途中石畳が引かれた地点もありある程度整備された登山道といった感じです。
途中林道を横切る箇所もあります。
杉並木が続き、少し標高が上がった感じ。
またも分岐地点。
左手の階段(奥の矢印)が大山山頂方面ということでこの時点では山頂方面に進むのですが、この道順だと蓑毛越えという中間地点を経由しないため、後程再度ここに来ることになります。
どうやらこの道は山頂方面へのショートカットとして設けられたようで、かなり急勾配。
途中道を倒木が遮るなど、難所的な雰囲気。
ショートカットの道を登り切ったところでさらなる分岐。
奥に向かう「蓑毛」の矢印から到達。右が大山山頂、左が蓑毛越えと表記。
この時点では右の大山山頂に進みますが、このポイントも後程再度来ることになります。
途中お地蔵さんがありましたが、見るとほっとします。
何でもこの地点は「賽の河原」と呼ばれているそうです。
引き続き登山道は続きますが、この辺は多少緩やかな勾配な感じです。
「是迄二十八丁目」の石碑。
恐らく蓑毛からここまでという意味だと思いますが、ここまで同様の石碑は見られませんでした。
(辛うじて少し手前に二十七丁目の石碑がありました)
二十八丁目の石碑の隣には女人禁制の碑もあり。
江戸時代にはこの先女性の立ち入りは禁止されていたそうです。
一瞬下り勾配になり…。
「西の峠」という分岐地点に到着。
右手の「みのげ越え」から来て左手の「山頂」へと進みます。
奥の矢印方向へ進むと阿夫利神社下社。
山頂方面からこの地点を経由して阿夫利神社下社へと進むルートは以前通ったことがあるので、蓑毛からここまでが初めて通過したルートで、ここからは既に通ったルートということになります。
ここから本道16丁目へ。
途中下界が見えるポイントがあったので撮影。
手前が秦野、その奥が小田原市街。
更に真鶴半島が伸びているのも確認できます。
前にこのルートを通った時にも取り上げましたが、道の両脇の木の根元がかなり浸食されて土が無くなっています。
本道16丁目に到着。
ここから山頂までは去年と同ルートとなります。
ここから山頂まであと40分。
反対の蓑毛まで90分(1時間30分)ですが、今回はここまで約1時間40分で到達しました。
(ちなみに言うまでもなく、下りより上りの方が所要時間は長くなります)
去年は無かったと思いますが、木製の歩道が整備されて歩きやすくなりました。
この辺りも両脇の樹木の根元が風雨によってかなり浸食されています。
登山道の19丁目。
20丁目の富士見台より。
残念ながら今年は天候は思わしくなく、富士山は拝めず…。
登山道に沿って、山頂への物資輸送用と思われるモノレールの線路が設けられています。
麓はまだですが、山頂に近づくとちょうど紅葉の時期にさしかかっている感じです。
途中の休憩所のベンチで仰向けになって撮影。
一瞬だけ青空が見えました。
(この後は終始曇り空)
25丁目、ヤビツ分岐に到着。
山頂まであと少し。
間もなく…
山頂到着。
麓の蓑毛からの所要時間は約2時間半。
若干ゆっくりめでしたが、その分疲れは軽減できたかと思います。
下界の様子その1。
平塚ないしは茅ヶ崎方面、ちょうど写真の真ん中に江の島が見えます。
下界の様子その2。
秦野市方面。
下界の様子その3。
ちょうど写真の中央が横浜のみなとみらい地区。
晴れていればちょうど正面に富士山が見えるポイントですが、残念ながらやはり富士山は見えず…。
当日は平日ということもあり山頂周辺もそれほど混雑せず、ベンチに座って昼食を取ることができました。
山頂周囲を散策したところモノレールの終点があり、ちょうど物資輸送用の車両(?)が確認できました。
一通り散策しましたが日差しがないとかなり寒いため、これ以上は長居せずに下山することに。
今回はヤビツ峠とは逆の見晴台に進みます。
山頂から見晴台まで2.5km。
ヤビツ峠は2.4kmと記載があるのでほんの少しだけ距離があるといった感じ。
山頂から見晴台への歩道は見事に整備されています。
(尤も山頂付近のみですが)
山頂から少し下ると一瞬だけ平坦な道と上り坂になりますが、この辺りは大山の肩と呼ばれています。
不動尻(広沢温泉方面)への分岐地点。
今回の蓑毛からの登山で大山山頂への主だったルートを制覇して残るはこの不動尻からの登山道のみとなりましたが、距離も長く最難関のルートと思われるので挑戦できるのはいつの日になることやら…。
過去に遭難があったという話も聞きますので、このルートで行く場合は今回のような単独登山は止めるべきかと。
このようにがけ崩れを起こしている箇所も一部で見かけます。
紅(黄)葉がかっており、いかにも秋らしい風景で心地よいです。
ススキ越しに下界が見える地点。
やや足場の悪かったり、道がつづら折れになっている場所もあります。
こういう場所は登り・下りともきついですが、下りの場合は特に足に負担がかかります。
もうすぐ見晴台に到着。
下に見える道は下社方面に向かう登山道で、この後進むことに。
道が見晴台を境に、鉄道で言うスイッチバックの形態になっています。
見晴台に到着。
写真の奥が大山山頂。
やはり平日のため人が少なめだったので、ベンチでゆっくり休憩が取れます。
ということでベンチで一休み。
目の前に広がるススキが秋を感じさせます。
一休みした後、下社方面へ。
わかりづらいですが写真の右上が山頂方面からの登山道です。
(手前が見晴台)
足場の悪い箇所が続くので、滑落危険の標識が各所で見られます。
見晴台~下社間の登山道は以前からがけ崩れが多く通行止めになることが多かったですが、最近になって崩れた箇所に橋が架けられたり落石防止の金網が設けられたため、通行止めになることは少なくなりました。
途中巨大杉と二重滝を過ぎて…(二重滝を見るのは久しぶりだったりする)。
下社に到着。
下社拝殿、珍しく人がいない状態で撮影できました。
さすが平日。
新しい木札を買ったりと一通りお参りを済ませた後は下山するだけなのですが、少し時間が早いのでちょっと寄り道をしてみることに。
ちょっとどころではない無駄な寄り道ルートになりましたが…。
というのも、上の図のとおり最初の登山時に途中ショートカットしたため「蓑毛越え」というビューポイントを通らなかったので、この際ルートの穴埋めというとで下社~蓑毛越え間の往復とその付近のルートを周回してみました。
(所要時間は約1時間)
出だしはあまり整備されていない山道といった感じ。
がけ崩れで道が崩れている箇所もあり、辛うじて通行できる状態。
この辺りはがけ崩れが無く、普通の山道。
途中開けた箇所も。
道中は基本平坦ですが、この付近はアップダウンしています。
蓑毛越えに到着。
(下社から約20分)
4方向に分岐する地点ですが、特段景色が良いという訳ではなく休憩地点といった感じ。
蓑毛越えから一旦山頂方面へ。
下社からの登山道本道に似た感じの上り坂で、それなりの急勾配。
程なく午前中に通った分岐地点に到着。
一旦蓑毛方向に戻ります。
午前中に通ったショートカット道を今度は下りますが、急勾配すぎて転がり落ちていく感じでした…。
ちなみに道はつづら折りになっています。
※上の写真は午前中に撮影
最初の分岐地点に戻ってきましたが、今度は右手の蓑毛越え方面(下社・日向薬師)へと進みます。
緩やかな上り坂。
石壁もあり、正規の登山道といった感じ。
再び蓑毛越えに戻ってきました。
蓑毛越えから大山寺に直接行きたいところですが、ショートカットできる道は無いので来た道を戻り再び下社へ。
大山山頂・西の峠方面の「かごや道」との合流地点。
ここから下社まではすぐ。
ということで再び下社に戻ってきました。
左手が山頂本道入口の登拝門。
紅葉の一部は紅葉となり、もうすぐシーズンを迎えるといったところです。
ケーブルカー阿夫利神社駅の手前、シカが一匹佇んでいました。
去年も同じ構図で写真を撮ったような…。
ちょっと足が疲れたので、途中の大山寺までケーブルカーに乗車します。
ケーブルカー車内から、麓方面の眺望。
車両の全面がガラスになったことと途中線路の架線が撤去されたことで、リニューアル前より格段に良くなっています。
大山寺には立ち寄るため、中間地点の大山寺駅で下車します。
ケーブルカーの構造上行き違いの設備は必ずあるのですが、大山ケーブルの場合行き違い地点に駅があるのが最大の特徴。
なのでこのように駅ホームから上り・下りの車両いっぺんに撮影できます。
ちなみに丹沢・大山フリーパスのパンフレット表紙の写真と大体同じアングル。
そういえば大山寺駅で途中下車したのも今回が初めてだったりします。
反対側の列車は山頂・阿夫利神社方面へと上っていきます。
のり場案内として、上り・下り列車の見分け方が表記されています。
線路にロープのある方が上り、ない方が下り、とのこと。
実際に確認すると…
跨線橋の上から、下り方面(大山ケーブル駅側)の線路を見る。
向かって右側の線路にロープがあるので、次の上り列車は右側のホーム(今回自分が降りた側)ということ。
反対の上り方面(阿夫利神社駅側)の線路。
向かって左側の線路にロープがあります。
(自分が降りたホームも左側)
ケーブルカーはロープに引っ張られて上り下りするので当然といえば当然ですが、なるほど!と改めて思いました。
こういったケーブルカーのしくみを確認できるのも、途中駅があればこそですね。
駅から大山寺へは徒歩2~3分。
当日は秘仏の御開帳日ということでしたので、合わせて拝観しました。
(拝観料:400円)
大山寺の階段のモミジはまだ紅葉前でした。
このブログを書いている頃(11/20前後)であれば紅葉しているのではないかと。
夜間のライトアップも始まっていると思います。
大山寺から麓のバス停までは再び徒歩。
ケーブルカー麓駅の大山ケーブル駅を通過。
大山名産のきゃらぶき製造元の大津屋。
例年同様にここでみやげ品としてきゃらぶきを購入。
きゃらぶきは他の観光地でも見かけますが、やはり大山のきゃらぶきが一番美味しいですね。
間違いなくおすすめの一品。
こま参道(商店街)の入り口に到着。
これにて今年の大山登山は終了。
9:00頃に登山開始でここに到着したのが16:30頃なので、所要時間は7時間半。
殆ど徒歩の行程で結構な距離でしたが、思ったより翌日の足の疲れは感じませんでした。
やはり日ごろ体を動かす仕事をしている賜物といったところでしょうか?
次回は…どうしようかな。
一人でなく、誰かを誘ってみようか?
*おまけ*
後日(11月3日)に撮影した大山と富士山。
綾瀬市にて撮影。
当日は曇りで富士山が見えなかったもので…。
2017-11-19 10:21
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