年初めの乗り鉄2018~中国地方のローカル線巡り(1日目) [鉄道・鉄道旅行]
ということで、今年も行ってまいりました。
今回は中国地方(広島・島根・岡山県が中心)ということで、例年以上に遠い地域。
昨年夏休みの乗り鉄旅行が無かった(日帰りで秩父に行きましたが)ため、その分を補うという意味もあり3泊4日と例年より1日多い日程で、夏休み乗り鉄旅行と同じかそれ以上のボリュームとなりました。
初日の1日目は首都圏から広島を目指してひたすら列車を乗り継ぐという行程。
(途中の観光なし)
さすがに広島まで全て在来線では気が遠くなるので、最初は京都まで新幹線でワープします。
※ワープ=18きっぷ用語で自腹をきって新幹線・特急等で時短を図ること
ということで新横浜からのぞみ号に乗車。
自由席特急券でしたがのぞみ号でも問題なく着席できました。
(1号車、進行方向最前の車両)
新幹線だとさすがに早く、30分ほどすれば三島の先。
天気も快晴で、"今年は富士山がばっちり見えました。
新幹線車内からにしては上手く撮れたと我ながら思いました。
浜松の先、浜名湖を通過。
新横浜を出発してちょうど1時間経過したところ。
関ケ原(のトンネル)を通過したあたりですが、一面の雪景色。
あたかも東北新幹線(もしくは上越)からの車窓かと見間違う光景ですが東海道新幹線です、念のため。
米原を過ぎてからもしばらくは雪が積もっている感じでした。
ということで京都到着。
ほぼ9時ジャスト。新横浜を出たのも7時ちょっと過ぎなので、所要時間のちょうど2時間といったところ。
在来線だとゆうに半日以上かかるので、さすがに早い…。
京都から先は在来線で、例年通り18きっぷを利用。
最初は姫路行きの新快速に乗車。
出発してほどなく桂川を通過。
※姫路までは進行方向側(かぶりつき)で撮影
阪急京都線の大山崎駅近く、JRと阪急線が立体交差する地点。
電車でD(同人誌および同人ゲーム)のPlus話で出てくる「大山崎コークスクリュー」付近。
乗車中の電車は高槻に向かっているので、ちょうど写真の手前が(レースの)ゴール地点。
横を見るとちょうど阪急電車とすれ違いました。
その奥は新幹線の線路。
JR在来線・阪急線・新幹線の3路線が並行して走行するという、まさしく電車バトルに相応しい区間です。
(無論、現実には電車バトルは行われませんが…)
新大阪を過ぎて淀川を通過、間もなく大阪駅。
京都~新大阪の新快速の途中停車駅は高槻のみ。
最高速度も130km/h出るので、新幹線にはかなわないもののかなり速いです。
大阪駅に到着。
目の前にはちょうど大阪環状線の新型車両(323系)が停車中でした。
大阪駅を発車してすぐ、梅田スカイビルが見えました。
大阪駅は何度か通り過ぎたことはありますが、まともに見たのは初めてかもしれません。
京都から神戸にかけての複々線区間で新快速が走行するのは通称「列車線」と呼ばれる外側の線路。
内側の線路は「電車線」と呼ばれる主に普通列車が走行する線路で、上の写真ではちょうど内側の電車線を走る普通列車を追い抜こうとしています。
神戸の手前、三ノ宮に到着。
東海道本線は神戸までで、神戸から先は山陽本線になります。
といっても乗車中の新快速は何事もなくそのまま神戸を出発しましたが…。
神戸の1つ先の兵庫駅にて。
下に見えるのは山陽本線の支線となる通称「和田岬線」の車両。
兵庫~和田岬間1駅だけという、都会のローカル線ともいえる路線。
今回は乗車する機会はありませんでした。
神戸から先は海側(進行方向左側)が普通列車用の電車線、山側(同右側)が特急・快速用の列車線という線路形態となります。
上の写真ではちょうど上り(大阪方面)の普通列車とすれ違うところです。
正面には明石海峡大橋が見えますが、何とも巨大。
それとこの区間、3段に渡って線路があるのが面白いです。
ちなみに上段が山陽電鉄線、中段がJR列車線、下段がJR電車線です。
舞子駅を過ぎたあたり、明石海峡大橋の全景が見えました。
やはりダイナミックな光景。
複々線区間は西明石までで、西明石から先は複線になります。
並行する新幹線の高架橋が水面に映るという、ちょっと不思議な光景。
終点の姫路まであと少し、ラストスパート。
姫路に到着。京都からの所要時間は1時間半くらい。
新快速はここまでで、これから先は全て普通列車になります。
新快速と同じ形式の車両(223系)ですがこちらは普通列車。
赤穂線直通の播州赤穂行きですが、赤穂線には乗らないので途中の相生まで乗車します。
車窓も少しのどかな風景に変わります。
網干(あぼし)駅に到着。
大規模な車両基地がある駅ということもあり、網干行きの列車が数多く設定されています。
新幹線の接続駅でもある相生(あいおい)駅に到着。
姫路から乗車した列車はこの先赤穂線に直通するため、ここで別の列車に乗り換えます。
次の電車で岡山まで。
国鉄形の車掌(115系)ですが、倉敷を舞台としたアニメ「ひるね姫」のラッピング車両でした。
相生から岡山(の手前)までは基本的に山あいの区間になります。
同区間の海側を赤穂線が走っています。
※岡山までは進行方向反対側(逆かぶりつき)で撮影
佐用・智頭・鳥取方面へと向かう智頭急行線との接続駅である上郡(かみごおり)駅。
特急スーパーはくと・スーパーいなばは上郡から智頭急行線に乗り入れて鳥取まで向かいます。
山陽本線でよく見られる線路形態として、ゆるやかな大カーブが見られます。
上の写真ではあまりよく分かりませんが、直線の奥で線路が右側に大きくカーブしています。
相生~岡山間のちょうど中間となる和気(わけ)駅。
かつては和気から同和鉱業片上線というローカル私鉄が走っていましたが、現在は廃止されています。
比較的大きめな川ですが、地図で確認したところ吉井川という名前。
何となく撮影してみましたが、こうしてみると特急の本数が減ったとはいえ、本線の風格が漂います。
万富(まんとみ)駅にて。
畑の向こうに新幹線の高架橋が続く光景。
夏であれば結構絵になるシーンではないかと。
相生で分岐した赤穂線と再び合流する東岡山駅。
何故かやたらロングな駅標…。
岡山の手前、西河原・就実駅。
就実大学の最寄り駅ということで近年できた駅のようです。
岡山駅に到着。
相生から乗車した列車はここまでなので、別の列車に乗り換えます。
ホームの反対側には出雲市へと向かう特急やくも号が停車していました。
(岡山着でその後回送となった車両?)
ちなみに特急やくもは明後日乗車することになります。
詳細は後日の記事にて…。
次の列車は三原行きでしたが、かなり混雑気味でしたので乗車を見送り、遅めの昼食を取りました。
ということで次に来た糸崎行きに乗車。
時刻表をチェックして前の列車より30分遅れで広島着なので1本見送りました。
(今の時期は日没が早いのでこの30分差が大きいといえば大きいのですが、まあいいか…)
車両的にはあまり変わり映えしない感じ。
倉敷駅、古い町並みをイメージした壁が印象的。
新見・米子へと向かう伯備線とはここで分岐。
伯備線に沿って流れる高梁川を渡ります。
この辺りは河口に近いので、川幅がかなり広いです。
金光=こんこう、というご利益ありそうな駅名。
金光教本部の最寄り駅であることが駅名の由来。
似たようなケースは奈良の天理駅が該当しますか。
途中の貨物駅にて、ここでもハイブリッド機関車(HD-300型)が活躍中。
入れ替え用ディーゼル機関車も着実に世代交代が進んでいる模様。
福山駅に到着。
新幹線の他、府中・三次方面へと向かう福塩線との接続駅。
福塩線も今回の行程で乗車候補の路線でしたが、ルートの関係で外れたためまたの乗車ということで。
尾道付近で海に近づきますが、道路と建物の向こうに船という、何ともシュールな光景!
線路は尾道大橋の下を通過します。
尾道駅に到着。
奥の居酒屋?の看板が何とも味わい深いです…。
尾道を発車してから数分で、山陽本線髄一の絶景ポイントにさしかかります。
奥に見えるのは因島大橋。
先の尾道大橋と共に本州・四国連絡道の尾道~今治ルート(しまなみ海道と呼ばれる)の一部を構成しています。
目の前にはおだやかな瀬戸内海。
こうした風景が見れるのは在来線ならではですね。
(新幹線だとこの辺りはトンネルの中)
一度は乗車してみることをお勧めします。
三原の1つ手前の糸崎駅に到着。
岡山から乗車した列車は糸崎止まりのため、ここで乗り換え。
岡山・広島の地域カラーである黄色一色で塗られた105系。
105系は以前山口地区や紀勢線などで乗ったことがありますが、広島地区では後継車両の導入なので運用範囲が狭まっているようです。
ホーム反対側では岡山駅で見かけた車両が停車していました。
(三原で折り返して戻ってきた感じ?)
駅舎は小ぢんまりとした感じ。
糸崎から乗車するのは広島地区の新鋭車両となる227系。
227系の愛称は「RedWing」。
宮島の厳島神社・紅葉・広島カープなどの赤を基調とした、大変良いネーミングだと思います。
ということで糸崎駅を出発、広島を目指します。
程なく1駅先の三原駅に到着。
新幹線の他、海沿いを走る呉線との接続駅。
※広島までかぶりつきにて撮影
三原を出てすぐ、新幹線・在来線の双方がトンネルに入ります。
長いトンネルの入り口に見えますが、それほど長くなかったです。
三原から広島の手前まで、再び山あい区間に入ります。
頭上を巨大な高架橋が通る…、これもダイナミックな光景ですね。
地図で確認したところ、山陽自動車道の模様。
かなり古めかしいトンネルの入り口(ポータル)。
電化する前(SLが走っていた頃)に造られたものかと。
白市駅・西条駅と山あい区間の主要駅を経て…。
八本松駅に到着。
かつて補機の待機地点であったため、駅構内は比較的広め。
(補機についてはこの後説明)
八本松駅から次の瀬野駅までは勾配区間の連続。
この区間は「セノハチ」と呼ばれる交通の難所で、22.6パーミル(1kmあたり22.6mの高低差)の急勾配が続きます。
(ちなみに碓氷峠の場合66.7パーミル)
そのためこの区間を通過する列車は補機と呼ばれる後押し用の機関車によるサポートが必要で、現在でも一部の貨物列車で補機の運用があります。
急勾配&カーブ。
乗車中の列車は八本松から瀬野に向かっているため、下り勾配で進行しています。
途中補機用の待避線と思われる設備もありました。
(現在は使われていない模様)
対向列車とすれ違い。
(対向列車が上り勾配側)
この区間を走る電車は国鉄形の115系(写真の電車)と乗車中の227系電車のいずれも勾配対策が取られているため、単独で問題なく走行できます。
麓の瀬野駅に到着。
かつては前述した補機が駅構内に待機していましたが、現在その姿はありません。
瀬野駅の先も引き続き勾配区間が続きますが、若干ゆるくなった感じ。
三原で分かれた呉線と再び合流する海田市駅。
ここからは平坦な区間。
広島手前の貨物ターミナルにて。
ここにセノハチの補機専用機であるEF67型が待機していました。
補機が必要な場合、現在ではここから西条駅までが補機運用区間になるそうです。
間もなく広島。
左手にマツダスタジアムの観客席が見えます。
広島駅に到着。
列車は岩国行きですが、ここで下車。
これで目的地の広島に着きましたが、まだ時間に余裕があるので広島郊外を結ぶ可部線に乗ってみます。
現在可部線で運用されているのは国鉄形の113系・115系と新鋭227系。
以前は通勤タイプの車両(105系など)が運用されていましたが、現在は無い模様。
(あるいはラッシュ時のみ運用か?)
上の車両は勾配非対応の113系ですが、現在では113系自体レアな存在だったりします。
新白鳥駅付近。
川の先に原爆ドームがあるはずですが、さすがに見えませんでした。
横川を過ぎて太田川を渡るところ。
新幹線・山陽本線と分かれて線路は北方向へ。
住宅街の間を抜け、郊外のローカル線といった雰囲気です。
単線ですが本数は比較的多めなので、途中何度か対向列車と行き違いがあります。
※逆かぶりつきで撮影
可部線は太田川に沿って走行。
可部線の終点となるあき亀山駅に到着。
広島からの所要時間は50分程度。
真新しい駅構内。
というのもあき亀山駅は昨年3月に開業したばかり。
更には新規開業ではなく、一旦は廃線となった区間が一部復活したという全国で初めてのケースとして開業したといういきさつがあります。
今回開業したのはこのあき亀山駅と河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅の2駅。
以前はここからはるか先の三段峡までだったので復活したのはわずかな区間ですが、それでも廃線が復活という初の事例となったことは大変意義があると思います。
駅から道路をはさんで反対側、ここから先が廃線区間。
先を辿ると線路がそのまま残る箇所もありました。
駅から少し上った場所にある公園に、旧河戸駅の施設(駅標と待合室)が保存されていました。
地元も今回の延伸開業を歓迎していました。
駅周辺を一通り散策した後、再びあき亀山駅。
陽が落ちてあたりはすっかり夜。
停車中の電車に乗って広島に戻ります。
もう1つの新規開業駅となる河戸帆待川(こうどほまちがわ)。
ちょっと難解な駅名?
しばらくの間終着駅だった可部駅。
下祇園(しもぎおん)。
少し変わった駅名なので撮影。
広島に戻ってきました。
これにて1日目の行程終了。
在来線とはいえ本線中心なので、乗り換えの待ち時間はそれほどありませんでした。
2日目はこの旅のメインイベントとなる超ローカル線に乗車予定。
(2日目に続く)
今回は中国地方(広島・島根・岡山県が中心)ということで、例年以上に遠い地域。
昨年夏休みの乗り鉄旅行が無かった(日帰りで秩父に行きましたが)ため、その分を補うという意味もあり3泊4日と例年より1日多い日程で、夏休み乗り鉄旅行と同じかそれ以上のボリュームとなりました。
初日の1日目は首都圏から広島を目指してひたすら列車を乗り継ぐという行程。
(途中の観光なし)
さすがに広島まで全て在来線では気が遠くなるので、最初は京都まで新幹線でワープします。
※ワープ=18きっぷ用語で自腹をきって新幹線・特急等で時短を図ること
ということで新横浜からのぞみ号に乗車。
自由席特急券でしたがのぞみ号でも問題なく着席できました。
(1号車、進行方向最前の車両)
新幹線だとさすがに早く、30分ほどすれば三島の先。
天気も快晴で、"今年は富士山がばっちり見えました。
新幹線車内からにしては上手く撮れたと我ながら思いました。
浜松の先、浜名湖を通過。
新横浜を出発してちょうど1時間経過したところ。
関ケ原(のトンネル)を通過したあたりですが、一面の雪景色。
あたかも東北新幹線(もしくは上越)からの車窓かと見間違う光景ですが東海道新幹線です、念のため。
米原を過ぎてからもしばらくは雪が積もっている感じでした。
ということで京都到着。
ほぼ9時ジャスト。新横浜を出たのも7時ちょっと過ぎなので、所要時間のちょうど2時間といったところ。
在来線だとゆうに半日以上かかるので、さすがに早い…。
京都から先は在来線で、例年通り18きっぷを利用。
最初は姫路行きの新快速に乗車。
出発してほどなく桂川を通過。
※姫路までは進行方向側(かぶりつき)で撮影
阪急京都線の大山崎駅近く、JRと阪急線が立体交差する地点。
電車でD(同人誌および同人ゲーム)のPlus話で出てくる「大山崎コークスクリュー」付近。
乗車中の電車は高槻に向かっているので、ちょうど写真の手前が(レースの)ゴール地点。
横を見るとちょうど阪急電車とすれ違いました。
その奥は新幹線の線路。
JR在来線・阪急線・新幹線の3路線が並行して走行するという、まさしく電車バトルに相応しい区間です。
(無論、現実には電車バトルは行われませんが…)
新大阪を過ぎて淀川を通過、間もなく大阪駅。
京都~新大阪の新快速の途中停車駅は高槻のみ。
最高速度も130km/h出るので、新幹線にはかなわないもののかなり速いです。
大阪駅に到着。
目の前にはちょうど大阪環状線の新型車両(323系)が停車中でした。
大阪駅を発車してすぐ、梅田スカイビルが見えました。
大阪駅は何度か通り過ぎたことはありますが、まともに見たのは初めてかもしれません。
京都から神戸にかけての複々線区間で新快速が走行するのは通称「列車線」と呼ばれる外側の線路。
内側の線路は「電車線」と呼ばれる主に普通列車が走行する線路で、上の写真ではちょうど内側の電車線を走る普通列車を追い抜こうとしています。
神戸の手前、三ノ宮に到着。
東海道本線は神戸までで、神戸から先は山陽本線になります。
といっても乗車中の新快速は何事もなくそのまま神戸を出発しましたが…。
神戸の1つ先の兵庫駅にて。
下に見えるのは山陽本線の支線となる通称「和田岬線」の車両。
兵庫~和田岬間1駅だけという、都会のローカル線ともいえる路線。
今回は乗車する機会はありませんでした。
神戸から先は海側(進行方向左側)が普通列車用の電車線、山側(同右側)が特急・快速用の列車線という線路形態となります。
上の写真ではちょうど上り(大阪方面)の普通列車とすれ違うところです。
正面には明石海峡大橋が見えますが、何とも巨大。
それとこの区間、3段に渡って線路があるのが面白いです。
ちなみに上段が山陽電鉄線、中段がJR列車線、下段がJR電車線です。
舞子駅を過ぎたあたり、明石海峡大橋の全景が見えました。
やはりダイナミックな光景。
複々線区間は西明石までで、西明石から先は複線になります。
並行する新幹線の高架橋が水面に映るという、ちょっと不思議な光景。
終点の姫路まであと少し、ラストスパート。
姫路に到着。京都からの所要時間は1時間半くらい。
新快速はここまでで、これから先は全て普通列車になります。
新快速と同じ形式の車両(223系)ですがこちらは普通列車。
赤穂線直通の播州赤穂行きですが、赤穂線には乗らないので途中の相生まで乗車します。
車窓も少しのどかな風景に変わります。
網干(あぼし)駅に到着。
大規模な車両基地がある駅ということもあり、網干行きの列車が数多く設定されています。
新幹線の接続駅でもある相生(あいおい)駅に到着。
姫路から乗車した列車はこの先赤穂線に直通するため、ここで別の列車に乗り換えます。
次の電車で岡山まで。
国鉄形の車掌(115系)ですが、倉敷を舞台としたアニメ「ひるね姫」のラッピング車両でした。
相生から岡山(の手前)までは基本的に山あいの区間になります。
同区間の海側を赤穂線が走っています。
※岡山までは進行方向反対側(逆かぶりつき)で撮影
佐用・智頭・鳥取方面へと向かう智頭急行線との接続駅である上郡(かみごおり)駅。
特急スーパーはくと・スーパーいなばは上郡から智頭急行線に乗り入れて鳥取まで向かいます。
山陽本線でよく見られる線路形態として、ゆるやかな大カーブが見られます。
上の写真ではあまりよく分かりませんが、直線の奥で線路が右側に大きくカーブしています。
相生~岡山間のちょうど中間となる和気(わけ)駅。
かつては和気から同和鉱業片上線というローカル私鉄が走っていましたが、現在は廃止されています。
比較的大きめな川ですが、地図で確認したところ吉井川という名前。
何となく撮影してみましたが、こうしてみると特急の本数が減ったとはいえ、本線の風格が漂います。
万富(まんとみ)駅にて。
畑の向こうに新幹線の高架橋が続く光景。
夏であれば結構絵になるシーンではないかと。
相生で分岐した赤穂線と再び合流する東岡山駅。
何故かやたらロングな駅標…。
岡山の手前、西河原・就実駅。
就実大学の最寄り駅ということで近年できた駅のようです。
岡山駅に到着。
相生から乗車した列車はここまでなので、別の列車に乗り換えます。
ホームの反対側には出雲市へと向かう特急やくも号が停車していました。
(岡山着でその後回送となった車両?)
ちなみに特急やくもは明後日乗車することになります。
詳細は後日の記事にて…。
次の列車は三原行きでしたが、かなり混雑気味でしたので乗車を見送り、遅めの昼食を取りました。
ということで次に来た糸崎行きに乗車。
時刻表をチェックして前の列車より30分遅れで広島着なので1本見送りました。
(今の時期は日没が早いのでこの30分差が大きいといえば大きいのですが、まあいいか…)
車両的にはあまり変わり映えしない感じ。
倉敷駅、古い町並みをイメージした壁が印象的。
新見・米子へと向かう伯備線とはここで分岐。
伯備線に沿って流れる高梁川を渡ります。
この辺りは河口に近いので、川幅がかなり広いです。
金光=こんこう、というご利益ありそうな駅名。
金光教本部の最寄り駅であることが駅名の由来。
似たようなケースは奈良の天理駅が該当しますか。
途中の貨物駅にて、ここでもハイブリッド機関車(HD-300型)が活躍中。
入れ替え用ディーゼル機関車も着実に世代交代が進んでいる模様。
福山駅に到着。
新幹線の他、府中・三次方面へと向かう福塩線との接続駅。
福塩線も今回の行程で乗車候補の路線でしたが、ルートの関係で外れたためまたの乗車ということで。
尾道付近で海に近づきますが、道路と建物の向こうに船という、何ともシュールな光景!
線路は尾道大橋の下を通過します。
尾道駅に到着。
奥の居酒屋?の看板が何とも味わい深いです…。
尾道を発車してから数分で、山陽本線髄一の絶景ポイントにさしかかります。
奥に見えるのは因島大橋。
先の尾道大橋と共に本州・四国連絡道の尾道~今治ルート(しまなみ海道と呼ばれる)の一部を構成しています。
目の前にはおだやかな瀬戸内海。
こうした風景が見れるのは在来線ならではですね。
(新幹線だとこの辺りはトンネルの中)
一度は乗車してみることをお勧めします。
三原の1つ手前の糸崎駅に到着。
岡山から乗車した列車は糸崎止まりのため、ここで乗り換え。
岡山・広島の地域カラーである黄色一色で塗られた105系。
105系は以前山口地区や紀勢線などで乗ったことがありますが、広島地区では後継車両の導入なので運用範囲が狭まっているようです。
ホーム反対側では岡山駅で見かけた車両が停車していました。
(三原で折り返して戻ってきた感じ?)
駅舎は小ぢんまりとした感じ。
糸崎から乗車するのは広島地区の新鋭車両となる227系。
227系の愛称は「RedWing」。
宮島の厳島神社・紅葉・広島カープなどの赤を基調とした、大変良いネーミングだと思います。
ということで糸崎駅を出発、広島を目指します。
程なく1駅先の三原駅に到着。
新幹線の他、海沿いを走る呉線との接続駅。
※広島までかぶりつきにて撮影
三原を出てすぐ、新幹線・在来線の双方がトンネルに入ります。
長いトンネルの入り口に見えますが、それほど長くなかったです。
三原から広島の手前まで、再び山あい区間に入ります。
頭上を巨大な高架橋が通る…、これもダイナミックな光景ですね。
地図で確認したところ、山陽自動車道の模様。
かなり古めかしいトンネルの入り口(ポータル)。
電化する前(SLが走っていた頃)に造られたものかと。
白市駅・西条駅と山あい区間の主要駅を経て…。
八本松駅に到着。
かつて補機の待機地点であったため、駅構内は比較的広め。
(補機についてはこの後説明)
八本松駅から次の瀬野駅までは勾配区間の連続。
この区間は「セノハチ」と呼ばれる交通の難所で、22.6パーミル(1kmあたり22.6mの高低差)の急勾配が続きます。
(ちなみに碓氷峠の場合66.7パーミル)
そのためこの区間を通過する列車は補機と呼ばれる後押し用の機関車によるサポートが必要で、現在でも一部の貨物列車で補機の運用があります。
急勾配&カーブ。
乗車中の列車は八本松から瀬野に向かっているため、下り勾配で進行しています。
途中補機用の待避線と思われる設備もありました。
(現在は使われていない模様)
対向列車とすれ違い。
(対向列車が上り勾配側)
この区間を走る電車は国鉄形の115系(写真の電車)と乗車中の227系電車のいずれも勾配対策が取られているため、単独で問題なく走行できます。
麓の瀬野駅に到着。
かつては前述した補機が駅構内に待機していましたが、現在その姿はありません。
瀬野駅の先も引き続き勾配区間が続きますが、若干ゆるくなった感じ。
三原で分かれた呉線と再び合流する海田市駅。
ここからは平坦な区間。
広島手前の貨物ターミナルにて。
ここにセノハチの補機専用機であるEF67型が待機していました。
補機が必要な場合、現在ではここから西条駅までが補機運用区間になるそうです。
間もなく広島。
左手にマツダスタジアムの観客席が見えます。
広島駅に到着。
列車は岩国行きですが、ここで下車。
これで目的地の広島に着きましたが、まだ時間に余裕があるので広島郊外を結ぶ可部線に乗ってみます。
現在可部線で運用されているのは国鉄形の113系・115系と新鋭227系。
以前は通勤タイプの車両(105系など)が運用されていましたが、現在は無い模様。
(あるいはラッシュ時のみ運用か?)
上の車両は勾配非対応の113系ですが、現在では113系自体レアな存在だったりします。
新白鳥駅付近。
川の先に原爆ドームがあるはずですが、さすがに見えませんでした。
横川を過ぎて太田川を渡るところ。
新幹線・山陽本線と分かれて線路は北方向へ。
住宅街の間を抜け、郊外のローカル線といった雰囲気です。
単線ですが本数は比較的多めなので、途中何度か対向列車と行き違いがあります。
※逆かぶりつきで撮影
可部線は太田川に沿って走行。
可部線の終点となるあき亀山駅に到着。
広島からの所要時間は50分程度。
真新しい駅構内。
というのもあき亀山駅は昨年3月に開業したばかり。
更には新規開業ではなく、一旦は廃線となった区間が一部復活したという全国で初めてのケースとして開業したといういきさつがあります。
今回開業したのはこのあき亀山駅と河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅の2駅。
以前はここからはるか先の三段峡までだったので復活したのはわずかな区間ですが、それでも廃線が復活という初の事例となったことは大変意義があると思います。
駅から道路をはさんで反対側、ここから先が廃線区間。
先を辿ると線路がそのまま残る箇所もありました。
駅から少し上った場所にある公園に、旧河戸駅の施設(駅標と待合室)が保存されていました。
地元も今回の延伸開業を歓迎していました。
駅周辺を一通り散策した後、再びあき亀山駅。
陽が落ちてあたりはすっかり夜。
停車中の電車に乗って広島に戻ります。
もう1つの新規開業駅となる河戸帆待川(こうどほまちがわ)。
ちょっと難解な駅名?
しばらくの間終着駅だった可部駅。
下祇園(しもぎおん)。
少し変わった駅名なので撮影。
広島に戻ってきました。
これにて1日目の行程終了。
在来線とはいえ本線中心なので、乗り換えの待ち時間はそれほどありませんでした。
2日目はこの旅のメインイベントとなる超ローカル線に乗車予定。
(2日目に続く)
2018-01-13 11:25
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