川崎大師詣で&プチ乗り鉄 [お出かけ・小旅行]
先週の連休(2/12)に川崎大師に遅い初詣に行ってきましたが、そのついでにJR南武支線と鶴見線を攻略するというプチ乗り鉄をしてみました。
ということでまずは川崎大師への往路で、川崎の1つ手前の尻手駅から南武支線に乗車。
(ちょうどタイミングよく浜川崎行きの電車があったので)
南武支線の車両は205系(1000番台)の2両編成。
かつて山手線で走っていた車両を、後継車種のE231系導入のタイミングで配置転換、先頭車化改造したという経歴です。
日中は尻手と浜川崎の間を1編成でピストン運行している模様。
南武支線は大体貨物線の線路と並行していますが、尻手を出発して少しの間は都市部では珍しい単線区間を走行します。
※逆かぶりつきなので写真奥が尻手方面
尻手の1駅先の八丁畷(はっちょうなわて)で下車し、京急線に乗り換えます。
八丁畷駅はJRー京急間の連絡改札はありませんが、ICカード用の入場・出場用のタッチ改札があり、タッチをしないと正規の経由と異なる運賃を取られる恐れがあるので注意が必要です。
今回はJRから京急に乗り換えるので、出場用の改札にタッチ。
階段を降りると京急の八丁畷駅ホーム。
京急の八丁畷は普通列車のみ停車なので、(本数の多い)快特・急行などのそ速達列車が次々と通過していきます。
この辺りは特急街道(京急の場合快特街道か)の通過駅の悲哀といったところか…。
約10分待って、ようやく普通列車が到着。
乗車するのは1駅だけですが。
京急川崎駅手前で前面(かぶりつき)視点で撮影。
いわゆる「電車でGO」視点ですが「電車でD」と言った方が良いか。
ちなみに前方に見えるのはもちろん対向列車です。
(電車競技で後追いという訳ではない)
京急川崎駅で下車して本線ホームから階段を下りて大師線に乗り換え。
普段はJR川崎駅から京急川崎駅に移動してそのまま大師線に乗りますが、JR川崎~京急川崎間が徒歩10分くらいかかるので、八丁畷経由だと乗り換え時間が短縮できます。
反面八丁畷では前述した通り普通列車のみ停車なので、待ち時間のロスがあるのでどっちもどっちではありますが…。
ということで川崎大師駅に到着。
ちょうど対向列車(京急川崎行き)も同時到着だったので撮影してみました。
この後は川崎大師へお参り。
駅から徒歩10分程度。
仲見世通りを抜けて入口の山門に到着。
当日は祝日(建国記念の日の振り替え休日)ということもあり、それなりの参拝客でした。
天気もほぼ快晴ですが、前日と比べるとちょっと寒かったです。
土休日は屋台が並びますが、その中で好物なのがこの特大サイズのお好み焼き。
これで500円は安いと思う。
他に焼き鳥やもつ煮・チョコバナナなど屋台のメニューは豊富ですが、お好み焼きの他に好きなのはふりふりポテトですか。
フライドポテトにコンソメ・青のりなどの味付けをしたもので、味付けを選べます。
境内内にある八角五重塔。
以前は(鳥害除けと思われる)ネットが張られていましたが、取り外されて美しい姿が見られました。
境内西側(駐車場横)にある薬師殿。
アジアというかインド風な外観。
ここから離れた場所(高速の大師インター付近)にある自動車祈禱殿も同様のデザインです。
本殿と薬師殿間にある池。
境内で比較的景色の良い場所です。
中央の中島には鶴の像(噴水を兼ねている)があり、池には鯉や亀などが生息しています。
帰りに仲見世通りで土産品を買いつつ、川崎大師駅に戻ります。
帰りの京急川崎行きの電車で、普段は撮影しない運転席視点の写真を撮ってみます。
(逆かぶりつき)
京急川崎駅の手前(国道15号線の下を通る付近)では"急カーブが連続する区間があり、かなり速度を落として運行。
現状大師線内でボトルネックとなっている区間の一つですが、大師線では地下化を含む路線改良工事が進行中で、将来的にはこの区間も廃線となる予定です。
国道409号線(だったか)と交差する踏切。
この踏切は車でよく通ります(東扇島に行く時など)。
駅の手前、本線との連絡線が見えます。
大師線の京急川崎駅も地下化される計画ですが、そうなるとこの本線との連絡線はどうなるのでしょうか…?
京急川崎駅に到着後、本線の普通列車に乗り換えて再び八丁畷へ。
八丁畷駅の京急線ホームからJR線ホームに登ると、ちょうど電気機関車が単機で通り過ぎていきました。
実は南武支線の線路(左手前)の横は東海道貨物線の線路なので、貨物列車が割と頻繁に来ます。
そのためか、貨物列車狙いの撮り鉄さんと思われる方も(JR線ホームに)いらっしゃいました。
先ほどの反対側の視点で撮影。
左側にカーブしていく2本の線路が東海道貨物線です。
というか乗り換え時間のタイミングを少々間違えて、次の電車まで20分以上待つことに…。
(上りと下りを読み間違えた)
待っている間、"高架の下を京急線の電車が次々と通り過ぎていきました。
大半が通過列車で、たまに普通列車が来るという感じ。
ようやく浜川崎行きの電車が到着。
電車は貨物線の脇を間借りする感じで走行します。
南武支線の途中駅は八丁畷の他に川崎新町と小田栄があり、小田栄駅はごく最近にできた駅です。
終点の浜川崎に到着。
貨物線の線路を跨いだ先にある、行き止まりの駅です。
車両の側面には「NAMBU LINE」の文字と音符のイラストが入った帯が。
登場時と若干デザインが変わったようです。
「クモハ204-1003」の現在(改造後)の形式の裏に、よく見るとうっすらと元の形式の文字が…。
元の形式は「モハ204-23」と読めます。
つまり中間電動車であるモハ204形に運転室を取り付けて制御電動車のクモハ204形に改造し、車号も1000番台1000とした、ということですね。
駅の前は貨物線の線路が複雑に入り乱れています。
奥の左にカーブする線路が東海道貨物線か。
南武支線の浜川崎駅改札を出て…。
道路の反対側にある鶴見線のの浜川崎駅改札へ。
浜川崎駅は南武支線と鶴見線の乗り換え駅ではありますが、直接の連絡通路はなく一旦改札を出る必要があります。
ちなみに両駅とも無人駅ですが、ICカード利用で乗り換える場合は改札にあるICカード読み取り機にタッチしないようにと注意書きがありました。
鶴見線の浜川崎駅ホーム。
2番線までありますが、かなり狭い様子。
道路側改札の反対側はJFEの工場勤務者専用の改札ということで、「これより先無断立ち入り禁止」の表示が。
この辺は工業地帯を走る路線ならではですね。
鶴見線の浜川崎駅時刻表を見て、次の電車の到着時刻を確認したところ…。
浜川崎から終点の扇町まで行き、折り返して鶴見に移動する予定でしたが、現在の時刻がちょうど15:30。
扇町行きの15時台の電車は無く、次が16:13発ということで40分以上の待ち時間。
手持ちの携帯(GoogleMap)で調べたところ、浜川崎駅から扇町駅まで徒歩でも30分程度とのことなので、またもや徒歩での移動を決定!
まあ年明けの三江線のことを考えると、どうということはないです。
地図を確認すると間に工場の敷地があるためそのまま鶴見線の線路沿いに歩くことはできず、工場の敷地をよける感じで迂回する道順になります。
駅前の貨物線の踏切を渡りますが、ひときわ高い架線(送電線を兼ねている?)が工業地帯っぽい感じで印象的です。
貨物線(東海道貨物線)の下をくぐり…
その先は大通りの交差点。
トラックが頻繁に通行する産業道路と、その上は首都高横羽線。
普段(仕事など)は車で通る道なので、歩いて通るのは稀ではないかと。
産業道路から脇道に入り、進路方向を海側に。
東扇島などに釣りに行く際に(車で)付近を通ることはありますが、この道は微妙に通ったことはないです。
いかにも工業地帯という光景だったので撮影。
釣りの穴場になるか?と思いましたが、水深がかなり浅いのでだめっぽい。
道を挟んで反対側は鶴見線(と並行するかも線)の線路。
工業地帯の鉄道という感じで良い風景です。
できれば電車が通る時に撮影したかったのですが…。
浜川崎の1つ先、昭和駅に到着。
ぱっと見で複線に見えますが、手前の線路は貨物線なので(鶴見線単体では)単線です。
昭和駅の駅標。
駅名の由来は昭和時代という訳ではなく…。
駅に隣接している昭和電工の工場が駅名の由来(のはず)。
ちなみに元号が含まれている駅名としてはここ昭和の他に大正(JR大阪環状線)、明治はズバリの駅名ではないですが明治神宮前(東京メトロ千代田線・副都心線)。
平成という駅名は多分無いですが、九州で平成筑豊鉄道という路線名があります。
昭和駅も無人駅ということで、ホームへの立ち入りは自由。
この辺がローカル線ならではといったところ。
ホームの屋根を支える鉄骨のデザインなど、いかにも「昭和」風でいい味出しています。
反対側の改札口周辺。
こちらは屋根が付け替えられたりスロープが付くなど、今時の駅に改修されています。
昭和駅を後にして、終点の扇町駅を目指します。
交差点を斜め右に進むと扇町駅に着くはず…。
工場方面に進む踏切を渡る途中、振り返ると奥に扇町駅が。
ちょっと行き過ぎてしまいました。
駅舎はコンクリートブロック造りのシンプルな構造。
駅舎の手前には猫が2匹。
終着駅には猫が住み着いていることが多い気がします。
扇町駅のホームもやっぱり昭和風。
奥の工場の煙突から煙が出ているなど、鶴見線ならではの風景ですね。
駅ホームから改札口方面を撮影。
扇町駅もなかなかの終着駅感があります。
扇町駅の時刻表。
朝夕のラッシュ帯は(平日で)1時間3~4本に対して日中は2時間に1本ペースと、日中の列車本数が極端に少ないことが分かります。
つまりは工業地帯の通勤に特化した路線ということですね。
鶴見線の電車は3両編成。
車両は南武支線と同じく205系の先頭車化改造車です。
先頭車の形式は「クモハ204-1105」とあり。
これも南武支線の車両と同じく中間電動車(モハ)から制御電動車(クモハ)に改造された訳ですが、車番は1100番台になっています。
南武支線の1000番台との違いはワンマン運転非対応であること。
つまり鶴見線の場合、車掌さんも乗車しているということです。
それはともかく、扇町駅を出発。
扇町駅を出発して昭和駅に到着するところ。
写真の中央にある「電車は大丈夫か?」という標識が気になる…。
昭和駅から浜川崎駅の間。
鶴見線は一番左側の線路を走行。
右側は広大な貨物線の操車場が広がります。
浜川崎から先は複線。
ぱっと見で本線のような線路に見えなくもないですが、走行スピードは変わらずゆっくりめ。
浜川崎の1つ先の武蔵白石駅。
海沿いでも旧国名に照らし合わせると「武蔵の国」ということか。
弁天橋駅付近にある鶴見線の車庫。
鶴見小野(つるみおの)駅に到着。
こう見るとJR線(もしくは国鉄線)というよりは私鉄線の駅っぽい雰囲気です。
JR線で3両編成の電車線で複線区間というのはかなり稀で、同じ形態で言うと東急池上線あたりに似ています。
架線の形状で辛うじてJR線であることが分かるか…。
鶴見川を渡った先にある、国道(こくどう)というこれまたマニアックな駅。
駅名の由来は駅の真下を走る国道15号線(第一京浜)から。
駅ホーム真下にある改札口周辺が実にレトロな風景であることが知られていますが、今回は下車しなかったのでまたの機会に紹介できればと思います。
終点の鶴見駅に到着。
やはりJRでなく私鉄っぽい。
というのも元を正せば国鉄時代(もっと前か)に私鉄路線だったものを買収したためかと思います。
乗車した電車は折り返しで支線である海芝浦行きに。
鶴見線は今回乗車した本線の鶴見~扇町間の他に海芝浦行きと大川行きの支線もありますが、これもまたの機会に乗車できればということで。
鶴見からは京浜東北線・南武線(本線)と乗り継いで帰宅しました。
ということで今回のプチ乗り鉄は終了。
たまには近場の隠れた路線に乗ってみるのもまた新たな発見があって面白いですね。
ということでまずは川崎大師への往路で、川崎の1つ手前の尻手駅から南武支線に乗車。
(ちょうどタイミングよく浜川崎行きの電車があったので)
南武支線の車両は205系(1000番台)の2両編成。
かつて山手線で走っていた車両を、後継車種のE231系導入のタイミングで配置転換、先頭車化改造したという経歴です。
日中は尻手と浜川崎の間を1編成でピストン運行している模様。
南武支線は大体貨物線の線路と並行していますが、尻手を出発して少しの間は都市部では珍しい単線区間を走行します。
※逆かぶりつきなので写真奥が尻手方面
尻手の1駅先の八丁畷(はっちょうなわて)で下車し、京急線に乗り換えます。
八丁畷駅はJRー京急間の連絡改札はありませんが、ICカード用の入場・出場用のタッチ改札があり、タッチをしないと正規の経由と異なる運賃を取られる恐れがあるので注意が必要です。
今回はJRから京急に乗り換えるので、出場用の改札にタッチ。
階段を降りると京急の八丁畷駅ホーム。
京急の八丁畷は普通列車のみ停車なので、(本数の多い)快特・急行などのそ速達列車が次々と通過していきます。
この辺りは特急街道(京急の場合快特街道か)の通過駅の悲哀といったところか…。
約10分待って、ようやく普通列車が到着。
乗車するのは1駅だけですが。
京急川崎駅手前で前面(かぶりつき)視点で撮影。
いわゆる「電車でGO」視点ですが「電車でD」と言った方が良いか。
ちなみに前方に見えるのはもちろん対向列車です。
(電車競技で後追いという訳ではない)
京急川崎駅で下車して本線ホームから階段を下りて大師線に乗り換え。
普段はJR川崎駅から京急川崎駅に移動してそのまま大師線に乗りますが、JR川崎~京急川崎間が徒歩10分くらいかかるので、八丁畷経由だと乗り換え時間が短縮できます。
反面八丁畷では前述した通り普通列車のみ停車なので、待ち時間のロスがあるのでどっちもどっちではありますが…。
ということで川崎大師駅に到着。
ちょうど対向列車(京急川崎行き)も同時到着だったので撮影してみました。
この後は川崎大師へお参り。
駅から徒歩10分程度。
仲見世通りを抜けて入口の山門に到着。
当日は祝日(建国記念の日の振り替え休日)ということもあり、それなりの参拝客でした。
天気もほぼ快晴ですが、前日と比べるとちょっと寒かったです。
土休日は屋台が並びますが、その中で好物なのがこの特大サイズのお好み焼き。
これで500円は安いと思う。
他に焼き鳥やもつ煮・チョコバナナなど屋台のメニューは豊富ですが、お好み焼きの他に好きなのはふりふりポテトですか。
フライドポテトにコンソメ・青のりなどの味付けをしたもので、味付けを選べます。
境内内にある八角五重塔。
以前は(鳥害除けと思われる)ネットが張られていましたが、取り外されて美しい姿が見られました。
境内西側(駐車場横)にある薬師殿。
アジアというかインド風な外観。
ここから離れた場所(高速の大師インター付近)にある自動車祈禱殿も同様のデザインです。
本殿と薬師殿間にある池。
境内で比較的景色の良い場所です。
中央の中島には鶴の像(噴水を兼ねている)があり、池には鯉や亀などが生息しています。
帰りに仲見世通りで土産品を買いつつ、川崎大師駅に戻ります。
帰りの京急川崎行きの電車で、普段は撮影しない運転席視点の写真を撮ってみます。
(逆かぶりつき)
京急川崎駅の手前(国道15号線の下を通る付近)では"急カーブが連続する区間があり、かなり速度を落として運行。
現状大師線内でボトルネックとなっている区間の一つですが、大師線では地下化を含む路線改良工事が進行中で、将来的にはこの区間も廃線となる予定です。
国道409号線(だったか)と交差する踏切。
この踏切は車でよく通ります(東扇島に行く時など)。
駅の手前、本線との連絡線が見えます。
大師線の京急川崎駅も地下化される計画ですが、そうなるとこの本線との連絡線はどうなるのでしょうか…?
京急川崎駅に到着後、本線の普通列車に乗り換えて再び八丁畷へ。
八丁畷駅の京急線ホームからJR線ホームに登ると、ちょうど電気機関車が単機で通り過ぎていきました。
実は南武支線の線路(左手前)の横は東海道貨物線の線路なので、貨物列車が割と頻繁に来ます。
そのためか、貨物列車狙いの撮り鉄さんと思われる方も(JR線ホームに)いらっしゃいました。
先ほどの反対側の視点で撮影。
左側にカーブしていく2本の線路が東海道貨物線です。
というか乗り換え時間のタイミングを少々間違えて、次の電車まで20分以上待つことに…。
(上りと下りを読み間違えた)
待っている間、"高架の下を京急線の電車が次々と通り過ぎていきました。
大半が通過列車で、たまに普通列車が来るという感じ。
ようやく浜川崎行きの電車が到着。
電車は貨物線の脇を間借りする感じで走行します。
南武支線の途中駅は八丁畷の他に川崎新町と小田栄があり、小田栄駅はごく最近にできた駅です。
終点の浜川崎に到着。
貨物線の線路を跨いだ先にある、行き止まりの駅です。
車両の側面には「NAMBU LINE」の文字と音符のイラストが入った帯が。
登場時と若干デザインが変わったようです。
「クモハ204-1003」の現在(改造後)の形式の裏に、よく見るとうっすらと元の形式の文字が…。
元の形式は「モハ204-23」と読めます。
つまり中間電動車であるモハ204形に運転室を取り付けて制御電動車のクモハ204形に改造し、車号も1000番台1000とした、ということですね。
駅の前は貨物線の線路が複雑に入り乱れています。
奥の左にカーブする線路が東海道貨物線か。
南武支線の浜川崎駅改札を出て…。
道路の反対側にある鶴見線のの浜川崎駅改札へ。
浜川崎駅は南武支線と鶴見線の乗り換え駅ではありますが、直接の連絡通路はなく一旦改札を出る必要があります。
ちなみに両駅とも無人駅ですが、ICカード利用で乗り換える場合は改札にあるICカード読み取り機にタッチしないようにと注意書きがありました。
鶴見線の浜川崎駅ホーム。
2番線までありますが、かなり狭い様子。
道路側改札の反対側はJFEの工場勤務者専用の改札ということで、「これより先無断立ち入り禁止」の表示が。
この辺は工業地帯を走る路線ならではですね。
鶴見線の浜川崎駅時刻表を見て、次の電車の到着時刻を確認したところ…。
浜川崎から終点の扇町まで行き、折り返して鶴見に移動する予定でしたが、現在の時刻がちょうど15:30。
扇町行きの15時台の電車は無く、次が16:13発ということで40分以上の待ち時間。
手持ちの携帯(GoogleMap)で調べたところ、浜川崎駅から扇町駅まで徒歩でも30分程度とのことなので、またもや徒歩での移動を決定!
まあ年明けの三江線のことを考えると、どうということはないです。
地図を確認すると間に工場の敷地があるためそのまま鶴見線の線路沿いに歩くことはできず、工場の敷地をよける感じで迂回する道順になります。
駅前の貨物線の踏切を渡りますが、ひときわ高い架線(送電線を兼ねている?)が工業地帯っぽい感じで印象的です。
貨物線(東海道貨物線)の下をくぐり…
その先は大通りの交差点。
トラックが頻繁に通行する産業道路と、その上は首都高横羽線。
普段(仕事など)は車で通る道なので、歩いて通るのは稀ではないかと。
産業道路から脇道に入り、進路方向を海側に。
東扇島などに釣りに行く際に(車で)付近を通ることはありますが、この道は微妙に通ったことはないです。
いかにも工業地帯という光景だったので撮影。
釣りの穴場になるか?と思いましたが、水深がかなり浅いのでだめっぽい。
道を挟んで反対側は鶴見線(と並行するかも線)の線路。
工業地帯の鉄道という感じで良い風景です。
できれば電車が通る時に撮影したかったのですが…。
浜川崎の1つ先、昭和駅に到着。
ぱっと見で複線に見えますが、手前の線路は貨物線なので(鶴見線単体では)単線です。
昭和駅の駅標。
駅名の由来は昭和時代という訳ではなく…。
駅に隣接している昭和電工の工場が駅名の由来(のはず)。
ちなみに元号が含まれている駅名としてはここ昭和の他に大正(JR大阪環状線)、明治はズバリの駅名ではないですが明治神宮前(東京メトロ千代田線・副都心線)。
平成という駅名は多分無いですが、九州で平成筑豊鉄道という路線名があります。
昭和駅も無人駅ということで、ホームへの立ち入りは自由。
この辺がローカル線ならではといったところ。
ホームの屋根を支える鉄骨のデザインなど、いかにも「昭和」風でいい味出しています。
反対側の改札口周辺。
こちらは屋根が付け替えられたりスロープが付くなど、今時の駅に改修されています。
昭和駅を後にして、終点の扇町駅を目指します。
交差点を斜め右に進むと扇町駅に着くはず…。
工場方面に進む踏切を渡る途中、振り返ると奥に扇町駅が。
ちょっと行き過ぎてしまいました。
駅舎はコンクリートブロック造りのシンプルな構造。
駅舎の手前には猫が2匹。
終着駅には猫が住み着いていることが多い気がします。
扇町駅のホームもやっぱり昭和風。
奥の工場の煙突から煙が出ているなど、鶴見線ならではの風景ですね。
駅ホームから改札口方面を撮影。
扇町駅もなかなかの終着駅感があります。
扇町駅の時刻表。
朝夕のラッシュ帯は(平日で)1時間3~4本に対して日中は2時間に1本ペースと、日中の列車本数が極端に少ないことが分かります。
つまりは工業地帯の通勤に特化した路線ということですね。
鶴見線の電車は3両編成。
車両は南武支線と同じく205系の先頭車化改造車です。
先頭車の形式は「クモハ204-1105」とあり。
これも南武支線の車両と同じく中間電動車(モハ)から制御電動車(クモハ)に改造された訳ですが、車番は1100番台になっています。
南武支線の1000番台との違いはワンマン運転非対応であること。
つまり鶴見線の場合、車掌さんも乗車しているということです。
それはともかく、扇町駅を出発。
扇町駅を出発して昭和駅に到着するところ。
写真の中央にある「電車は大丈夫か?」という標識が気になる…。
昭和駅から浜川崎駅の間。
鶴見線は一番左側の線路を走行。
右側は広大な貨物線の操車場が広がります。
浜川崎から先は複線。
ぱっと見で本線のような線路に見えなくもないですが、走行スピードは変わらずゆっくりめ。
浜川崎の1つ先の武蔵白石駅。
海沿いでも旧国名に照らし合わせると「武蔵の国」ということか。
弁天橋駅付近にある鶴見線の車庫。
鶴見小野(つるみおの)駅に到着。
こう見るとJR線(もしくは国鉄線)というよりは私鉄線の駅っぽい雰囲気です。
JR線で3両編成の電車線で複線区間というのはかなり稀で、同じ形態で言うと東急池上線あたりに似ています。
架線の形状で辛うじてJR線であることが分かるか…。
鶴見川を渡った先にある、国道(こくどう)というこれまたマニアックな駅。
駅名の由来は駅の真下を走る国道15号線(第一京浜)から。
駅ホーム真下にある改札口周辺が実にレトロな風景であることが知られていますが、今回は下車しなかったのでまたの機会に紹介できればと思います。
終点の鶴見駅に到着。
やはりJRでなく私鉄っぽい。
というのも元を正せば国鉄時代(もっと前か)に私鉄路線だったものを買収したためかと思います。
乗車した電車は折り返しで支線である海芝浦行きに。
鶴見線は今回乗車した本線の鶴見~扇町間の他に海芝浦行きと大川行きの支線もありますが、これもまたの機会に乗車できればということで。
鶴見からは京浜東北線・南武線(本線)と乗り継いで帰宅しました。
ということで今回のプチ乗り鉄は終了。
たまには近場の隠れた路線に乗ってみるのもまた新たな発見があって面白いですね。
2018-02-18 10:32
コメント(0)
コメント 0