夏休みの乗り鉄旅行2022~成田詣り [鉄道・鉄道旅行]
GW乗り鉄の記事から感覚が空いてしまいましたが、今年も夏休みの乗り鉄旅行へ。
当初は久しぶりの泊りの行程(1泊2日)を検討していましたが、昨年と同様にコロナの感染拡大が続いているので日帰りの行程で。
行先はGWと同様に千葉エリアですが、今回は成田空港の散策と成田山新勝寺の参拝を兼ねて、空港アクセス線と周辺路線の乗りつぶしが主旨となります。
ということでまずは都心から成田空港を目指すのですが、今回は京成線~北総・スカイアクセス線経由で行ってみます。
北総・スカイアクセス線経由で成田空港に向かう「アクセス特急」の車両。
(高砂駅にて撮影)
結果今回はこの車両に乗車することなく…
都心(都営浅草線内)から途中の青砥までは京急線の車両に乗車でした。
少し前に戻り、都営浅草線の押上駅から京成線に入り、地上に出たところ。
左側の高架線路は東武線(スカイツリーライン)。
横の車窓を見ると、複数の路線が交差する複雑な地点。
いずれも東武線の線路ですが左側がスカイツリーライン(半蔵門線からの連絡線を含む)、右側が亀戸線です。
合流した奥には(東武線の)曳舟駅も見えます。
地上に出てしばらくは高架化された線路を走行。
以前は地上で踏切もありましたが、この度高架化工事が完了したようです。
八広駅を出発、荒川の鉄橋を渡るところ。
荒川の鉄橋を走行中。
奥に(首都高中央環状線の)葛飾ハープ橋が見えます。
立石駅に到着するところですが、この辺りは高架化の工事中。
現状荒川を渡ったところまで高架化が完了していて、最終的に押上~青砥間(押上線の全区間)が高架化される模様です。
青砥駅に到着するところ。
青砥駅は京成本線との合流地点で駅ホームが方向別の2層構造になっています。
ちょうど京急蒲田駅と同じ構造ですが、完成したのはこちらの方が早いはず…。
青砥駅に到着。
先に述べた通り乗車中の電車は青砥止まりなので…。
ホーム隣に(京成本線から)来た電車に乗り換え。
尤も次の高砂止まりでしたが…。
1駅だけですがかぶりつき。
青砥~高砂間は複々線になっています。
(中川を渡るところ)
あっという間に高砂駅に到着。
ここから先(北総線)は初めて乗る区間になります。
(右上の新柴又方面が北総線)
上の写真の行先表示ではどちらも次の列車が成田空港行きになっていますが、つまりは本線経由・北総(スカイアクセス)線経由のどちらでも行けるということ。
特急・アクセス特急共に運賃のみで乗車できますが(京成線の場合別料金がかかるのはスカイライナーを含む「ライナー」のみ)、運賃自体は北総・スカイアクセス線の方が若干高いです。
(高砂駅で確認したところ、成田空港まで本線経由が930円、北総・スカイアクセス線経由が1.000円)
4番線ホームに到着した本線経由の特急成田空港行き。
その後3番線ホームに(北総・スカイアクセス線経由の)アクセス特急成田空港行きが到着。
※記事冒頭で掲載した写真
本来この列車に乗る予定でしたが、運転席前にかぶりつきの先客がいた関係でスルーして次の列車を待って…。
後続の普通・印旛日本医大行きに乗車。
(思えばこの選択が今後の時間ロスにつながる要因の一つになりましたが)
高砂駅を出発して程なく江戸川を渡り…
地下駅の矢切(やぎり)駅。
ちらっと聞こえた駅メロも「矢切の渡し」だったような。
東松戸でスカイライナー通過待ちのため少々停車。
少しするとホームの反対側をスカイライナーがあっという間に通過していきました。
ちなみに東松戸はJR武蔵野線との乗換駅。
武蔵野線のこの区間も以前乗車したのですが、夜間だったので風景はなにも覚えていない…。
東松戸までトンネル区間が多かったせいか運転席側の窓にカーテンがかかっていましたが、ようやくカーテンが空いたのでここからかぶりつきが可能に。
(しかし窓ガラスが汚れ気味だった…)
北総線は踏切のない高規格路線で線路もほぼ直線なので普通列車でもスピードは出ます。
(進行方向)左手の車窓には新京成線の車庫が。
新京成線はまだ乗車したことがないですが、いずれ乗ってみたいですね。
新鎌ヶ谷駅に到着するところ。
右側に新京成線のホームが並んでいます。
新鎌ヶ谷駅は新京成線の他に東武野田線(アーバンパークライン)と接続。
野田線の線路は北総線・新京成線の下を直交する形で交差しています。
ここから先は田んぼも広がり、郊外に来たという感じがします。
千葉ニュータウン中央駅に到着。
北総線内でも基幹駅にあたるのかも(といってもスカイライナーは止まりませんが)。
この辺りから両脇を国道が通る広いスペースに。
線路両脇にも更に線路を通せるようなスペースがありますが、将来的に高速列車を開通させるものかもしれません。
(これについては後程触れます)
次の印西牧の原に到着。
北総線の車庫がある関係で2面4線のホームになっています。
何か塔のようなものが見えますが…。
印旛日本医大に到着。
「松虫姫」という副駅名が付けられています。
高砂から乗車した列車は当駅止まりのため、この後回送に。
印旛日本医大の駅舎は何でも奇抜なデザインとの噂だったので改札を出てみましたが、なるほど確かに未来志向というか(今まで見てきた駅舎の中でも)かなり奇抜です。
反対側から撮影。
改札口を含めると西洋風の建物ということになるのか?
ちなみに「松虫姫」の副駅名ですが、駅近くの寺に聖武天皇の第三皇女である松虫姫が埋葬されていることが由来。
更に言うと同駅の開通前の仮駅名は「印旛松虫」だったそう。
さて勢いで途中下車してしまいましたが、恐る恐る運賃表を確認すると…
何とも高価な運賃。
北総線は日本一高価な運賃設定ということは聞いていましたが、まさかここまでとは…。
初乗りで310円(隣の印西牧の原駅まで)なので、高めの初乗り200円よりも更に100円ちょっと上乗せの金額です。
高砂から成田空港まで通しで1.000円でしたが、高砂~当駅(印旛日本医大)まで840円、当駅~成田空港まで720円なので合計すると1.560円。
途中下車したため560円のロスというのは何とも高くついたものです…。
そんな北総線ですが、ようやく運賃値下げの動きがあるようです。
案内によると今年10月からの適用になりますが、特に通学定期が平均64.7%と大幅な値下げになる模様。
ただ運賃自体は平均11.6%にとどまるようです。
再度改札を通りホームに戻ると、反対側に羽田空港行きのアクセス特急が到着。
アクセス特急は成田空港~羽田空港間で運行されているようです。
羽田空港行きに乗ってしまうと逆戻りしてしまうので、こちらの成田空港行きにのアクセス特急に乗車。
都営浅草線の車両ですが、アクセス特急は必ずしも京成の専用車での運用ということではなさそうです。
ただ「かぶりつき」を行う分には結果的のこの車両で良かったのかも。
駅を出発したところですが、中ほどの引き上げ線に先程の回送列車が停車中でした。
この先が成田スカイアクセス線になりますが、まるで新幹線のようなストレートが続きます。
先程の印旛日本医大駅で撮影したものですが、「AE160」「特急120」の表記が。
AEはスカイライナーを指していて、160は最高速度を指しているものかと。
つまり成田スカイアクセス線では最高160km/hまで出せるということで、これは現状在来線の最速区間になります。
※以前は北越急行(ほくほく線)でも160km/h運転がされていましたが、同線内の特急列車廃止により現在は運用がない
尤もスカイアクセス線でも160km/hまで出せるのはスカイライナーに限りますが、同線内の普通列車に当たるアクセス特急でも最高速度が120km/hまで出せます。
(実際に走行中に運転席の速度計を見たところ確かに120km/hの表示でした)
見渡す限り田んぼが広がる風景ですが、高速で走行しているので新幹線に乗っている感覚に近いのかも。
スカイアクセス線唯一の途中駅となる成田湯川駅。
駅ナンバリングが「KS」から始まるので、正式には京成線に属する駅となるのか。
ホーム構成としては新幹線の途中駅のような真ん中2線が通過線の構造。
ポイントも長めの構造となっており、これも新幹線に似ています。
写真を撮り損ねましたが駅停車中に反対方向から来たスカイライナーがもの凄い速度で通過していきました…。
成田湯川から先は単線区間。
やはりポイントが長めになっていて、高速で通過できるようになっていることが確認できます。
JR線との合流地点。
丁度NEX(成田エクスプレス)も成田空港を目指して先行しています。
2枚目の写真で左側にスペースがありますが、これは成田新幹線用に造られた高架橋の一部分です。
この辺りから成田空港まではほぼ成田新幹線用に造られた高架橋等を転用してアクセス線が造られましたが、ここだけ未使用の施設が残っています。
この先成田空港まではJR線と並走。
両方とも1線ずつで「双単線」と呼ばれる構成。
なのでJR線と同方向に列車が進行する光景が見られます。
先のNEXとかなり距離が離れていますが、「電車でD」のバトルで後追いで走行している感じを受けました。
ちなみにJR線と京成(スカイアクセス)線では線路の幅が異なり、走行中の右側、京成線の線路の方が広幅になっていることが確認できます。
京成線側にのみ行き違い設備がありますが、JR線のものと場所をずらしている模様。
次の駅まで"いくつかのトンネルを抜けます。
今度はJR線側の行き違い設備がありましたが、ちょうど対向列車となるNEXが待機中でした。
(前照灯がついているので対向列車で違いないはず…)
地下区間に入り、次駅の手前で京成本線と合流。
成田空港の1つ手前、空港第2ビル駅に到着。そして…
すぐさま終点の成田空港駅に到着しました。
ホームに出て…
駅の改札へ。
経由で料金体系が異なるため、同じ京成線でも本線とアクセス線とで改札が分かれています。
そして空港の外に出ました。
近代的なビル群の中にも竹林をイメージしたスペースもあり、外国人向けに日本の風景をアピールしている感じです。
空港ビルを正面から見た写真。
中央の歩道橋を挟んで反対側にも竹林スペース(?)がありました。
成田空港駅は空港ビルの地下にあるという特性から駅舎に当たる施設が存在しませんが、敢えて挙げるならこの地下改札への入口か。
これだと地下鉄駅の入口とほぼ相違ないですが…。
成田空港第一ターミナルビルは中央の建物(主に商業施設)から南ウイングと北ウイングという2つの出発・到着口があります。
上の写真は(北ウイング方向から見た)南ウイング。
こちらは(南ウイング方向から見た)北ウイング。
そういえば昔「北ウイング」という題名の歌謡曲がありましたね。
まずは"南ウイングから中に入り、4階の搭乗口(国際線)へ。
5階から俯瞰した南ウイングの搭乗口。
フロア全体が吹き抜けの、非常に広い空間で圧倒されます。
南ウイング到着便(1階)の案内板。
(起点が)バンコク・シンガポール・ホーチミンシティなどアジアの国が多いです。
南ウイング搭乗口から外に出てみましたが、目の前も車道に。
出発便用と到着便用とで完全に分けられている構造です。
その後中央ビル5階にある展望デッキへ。
展望デッキの先は滑走路が広がり、目の前で飛行機が次々と離陸する様子が見られます。
離陸用の滑走路へと向かうPeach(ピーチ)機。
ピーチ機が離陸した後すぐさまANA機が離陸用滑走路へ向かいます。
別のPeach機が離陸に入ったところで今度はJAL機が。
そして先程のANA機が離陸。
これまた派手な色の機体。
撮影時は航空会社が不明ですが後で調べたところ「ベトジェットエア」というベトナムの航空会社らしいです。
(よく見ると確かに手前のジェットエンジン部にベトナムの国旗が書かれています)
その後北ウイングの4階搭乗口(国際線)へ。
何か天井の照明も薄暗く、窓口の大半が閉まっている様子ですが…。
5階から俯瞰した北ウイングの搭乗口。
一部の搭乗口のみ開いていて、そこだけ搭乗する乗客の列ができていました。
北ウイング出発便の案内板。
南ウイングに比べると便数が少ないですが、やはりコロナの影響で便数がかなり削減されているのかもしれません。
行先はソウル・ジャカルタ・ハノイなどやはりアジア系が多め。
航空会社もLCC(格安航空会社)が大半な気がします。
※自分は航空便には詳しくないので何とも言えませんが…
北ウイング搭乗口のフロアの窓越しにみた滑走路ですが、手前の発着エリアに停まっている機体は貨物便っぽいです。
前の写真の窓の手前には"コカ・コーラの缶の形をした自販機も…。
北ウイング搭乗口から外へ。
目の前の車道はその先で高速道路に直結しているようです。
(勿論分岐して下の道にも行ける構造になっていますが)
成田空港(第1ビル)の見学はここまでにして、シャトルバス(ターミナル連絡バス)を利用して第2ビルへ向かいます。
ターミナル連絡バスは第1ビル~第2ビル間を周回しており、無料で乗車可能。
空港第2ビル駅の改札口に到着。
ここから東成田駅(旧成田空港駅)に向かうのですが、連絡道の入口がどこにあるか分からず少し探してしまいました…。
脇の改札口(出口専用)の近くにありました。
実は正面改札から奥まった位置に…。
東成田駅まで(地下道を通って)500mとのこと。
この先は長~い地下道が続きます。
最初は緩い下り坂な感じ。
長~い地下道その2。
一応地下道内は冷房が効いているのですが、古いビル特有のかび臭い匂い(?)が漂います。
この辺りがちょうど中間地点?
ようやく角にさしかかりました。
駅まであと少し。
ようやく東成田駅の改札口に到着。
正面奥に見える階段が、旧成田空港駅時代のメインの出入り口。
右奥に現行の改札口が見えます。
(第2ビルから通ってきた連絡通路の出口は改札口とメイン階段の間にあります)
東成田駅は京成線と芝山鉄道線の境界駅なので、両線の駅を兼ねています。
券売機の横には芝山鉄道についての説明と成田空港(第1ビル)までの道順の案内も。
ここから第1ビルまで徒歩で行けるとのことですが、事前に調べたところ途中に検問所があるっぽいので今回は第2ビルから歩いてきました。
ここから芝山鉄道に乗車して終点の芝山千代田まで向かうのですが、駅に到着後ちょうど芝山千代田行きの電車が発車したところ。
次の電車まで40分くらい時間が空くので、その間駅周辺を散策することに。
券売機の横(メイン階段を下りた際のちょうど正面)にある「曲水の宴」と題された壁画。
(立体画なので絵というよりは彫刻?)
絵の右脇にある説明によれば、平安時代に貴族の間で流行した優雅な遊び「曲水の宴」を再現したものとのこと。
設置日が「1980年5月21日」と記載があるので、初代成田空港駅として開業と同時に駅のモニュメントとして設置されたものがそのまま残っています。
曲水の宴の反対側(メイン階段の左側)には歴代スカイライナーのポスターも。
初代AE型が1978年、2代目のAE100形が1990年、現行の新AE型が2010年にデビューしたことと、初代成田空港駅が開業した時の写真や(JR線と接続する)日暮里駅が改装された際の写真などが掲載されています。
メイン階段の横にエスカレーターがありましたが、停止していました…。
「只今」とあるので時間帯によっては稼働しているのでしょうか?
メイン階段を上った先にある入口。
目の前の道路を渡って離れた場所から、駅入口の全景を撮影。
やはりかつての成田空港駅ということもあり、比較的広いスペースであることが分かります。
メインの入口の反対側(方向で言うと成田空港寄り?)にもう一方の駅入口がありますが、こちらは閉鎖されていました。
駅入口の周囲を見渡してみても成田空港へ通じるような道(歩道)は見当たらないので、仕方なく引き返すことに。
階段を下りて改札方面へ向かいます。
改札フロアに戻ったあともう一か所の入口へ。
(曲水の宴を正面に見て右側に進む。上の写真では奥の右側に曲水の宴の壁画がある)
階段を少し上るともう一か所の入口に到着。
第5ゲートと記載がある駅入口。
先程の階段との間に守衛所があり、ガードマンが駐在していました。
一応空港敷地内なので、テロ対策等でチェックが必要ということでしょうか。
こちらの入口は第1・第2ターミナル(ビル)への連絡バス(先程乗車したシャトルバス)の乗り場と貨物地区に通じているので、一応行ける場所はあるということです。
(というか現状東成田駅の存在意義が貨物地区の職員の通勤用ということみたい…)
目の前の道路のちょうど向かい側が第2ターミナルですが、やはり徒歩ではそのまま移動は無理っぽい…。
シャトルバスに乗って移動するしかなさそうです。
金網越しから見たメインの駅舎(先程行った駅入口)。
本当に目の前なのですが、金網にさえぎられていて行くことができません。
このように東成田駅は駅から他の場所へ行く手段がない(ごく一部に限られている)ことから、ある意味「秘境駅」に分類されるのかもしれません。
そろそろ次の電車の発車時刻が近くなってきた(それでも10分くらい余裕がありますが)ので、改札から駅構内に入ります。
ちなみに芝山鉄道はICカードが利用できないので、券売機で切符を購入の上入場。
※東成田~芝山千代田間の運賃は200円
ホームに降りる階段の奥も駅構内ですが、現在は壁で塞がれて奥には行けない模様。
同じ場所から改札方面を撮影。
ホームに降りる階段の手前には、臨時の清算所と思われる窓口も。
その右側は壁で塞がれています。
駅ホームに降りたところと、東成田駅の駅名標。
現行の駅ホームの奥には(現在使われていない)旧ホームが。
旧ホーム側の駅名標は「なりたくうこう」の表記。
駅名標の下にあるベンチも何とも昭和な感じ。
現行ホームから京成成田方面に向かって撮影。
こうして見ると、かつては2面4線のホームであったことが分かります。
反対に芝山千代田方面に向かって撮影。
現行ホームの線路は先に続いていますが、"旧ホーム側は行き止まりになっています。
ベンチの上にある広告など、ホームが閉鎖された時からそのまま時間が止まった感じを受けます。
現行ホームのエスカレーターは半分(昇りのみ)稼働していました。
こうして見ると東成田駅は半分稼働・半分廃墟といった感じで、現行ホームから廃墟部分を見ることができるなど全国の駅でもかなりレアな存在かもしれません。
(先程触れた秘境駅感も含めて)
ようやく芝山千代田行きの電車が到着したので乗車します。
(車両はご覧の通り京成車ですが…)
トンネルを抜けて地上に出たところ。
ちなみに芝山鉄道内は単線です。
目の前は滑走路で、まだ空港敷地内を走行していることが分かります。
終点の芝山千代田駅に到着するところ。
駅に到着、折り返しの切符を購入するため一旦駅の改札を出ます。
芝山千代田駅の駅舎。
駅前のスペースには埴輪が展示されていますが、駅の近くに古墳時代の遺跡があるようです。
駅の券売機では芝山鉄道線の他に京成線全線の切符が購入できます。
といっても芝山鉄道線は1駅だけなので、ほぼ京成線ですが…。
券売機で切符を購入して再び駅ホームに。
東成田から乗車した電車はそのまま折り返しの京成成田行きになります。
東成田方面に向かって撮影。
逆方向(終点)方向を撮影。
駅ホームの高架は将来の延伸を想定した造りにはなっています。
(一応、房総半島の太平洋側海岸あたりまで延伸する計画は存在する)
折り返しの京成成田行きに乗車して再び東成田方面へ。
東成田駅を含むトンネルを抜けた後にある、成田空港駅からの線路との合流地点。
(右側に分かれる線路が成田空港方面)
次の京成成田までは長い直線が続きます。
途中成田空港行きの対向列車とすれ違い。
途中田んぼや畑がありますが、この辺りもどちらかというと新幹線から見た車窓っぽい風景です。
カーブの先が京成成田駅。
ということで京成成田駅に到着。
ここで下車しても良かったのですが、乗りつぶし目的で…。
成田空港行きの電車に乗車します。
来た線路を戻る感じで…
今度は成田空港方面の線路に入ります。
(奥に見えているのが東成田方面の線路)
空港第2ビル駅に到着、ここで下車します。
空港第2ビル駅のホームに降りて気づいたのですが、長いホームを真ん中を境に京成本線とスカイアクセス線とで乗り場を分けている構造になっています。
上の写真では奥が成田空港方面で成田から乗車した列車が京成本線経由。
京成本線経由の列車が成田空港に向かって後ろ寄りのホームを利用し、前寄りはスカイアクセス線用のホームになるということです。
京成本線・スカイアクセス線共に(スカイライナーも含めて)最大8両編成なので、16両分のホームを作って前後で使い分けているという恰好ですね。
ちなみに京成線ホームの反対側はJR線ホームになりますが、JR線の場合は最大15両編成の列車になります。
駅の改札を出ると、目の前は東成田駅への連絡通路入口。
また戻ってきた感じです。
地上に出て、第2ターミナルの入口へ。
といっても「3F」とあるので搭乗口のフロアになります。
第2ターミナルの入口前の車道。
右奥に管制塔らしきものが見えます。
3F搭乗口フロアの内部。
第1ターミナルほどではないものの、広々とした空間。
上の階(4F)から除いた搭乗口フロア。
第2ターミナル到着便のパネル。
シンガポールやジャカルタといったアジア系が多いものの、ロサンゼルスやサンフランシスコといったアメリカの空港も目につきました。
ターミナル内には「成田アニメデッキ」なるアニメショップも。
ガンダムを中心に紹介していますが、やはり外国人向けのラインアップなのか。
肝心のガンプラですが、とりわけ充実しているということはありませんでした。
(国内の量販店も含めて現状ガンプラは品薄の状態が続いています)
タイミング的に第2ターミナル内で昼食を取って、今度はJR線を利用して成田まで。
JR線の空港第2ビル駅ホームへ。
反対側は京成線のホーム。
空港第2ビル駅は京成線のホームが1面2線なのに対して、JR線のホームは1面1線のみ。
よって全ての列車がこのホームから発車します。
成田空港行きのNEXが到着、ホーム柵が開いたところ。
その後成田方面の普通列車が到着したので乗車します。
駅を発車後トンネルを抜けて、程なくJR側の信号所を通過。
(真ん中の線路が待避線)
今度は京成線側の信号所を通過。
(左端の線路が待避線)
JRの線路は右に曲がり…
高架を下りた後左にカーブしながらスカイアクセス線の線路の下をくぐり抜けます。
(スカイアクセス線の線路と書きましたがこの付近の高架は元々成田新幹線用に造られたものを転用している)
既存の成田線(銚子方面からの線路)と合流して…
JR成田駅に到着、ここで下車します。
古風なデザインの成田駅の駅名標。
(他のホームには一般デザインの駅名標もあり)
改札口の上には成田山新勝寺をイメージした飾りが。
(どちらかというと外国人観光客向け?)
改札を出て駅前広場へ。
JR成田駅の駅舎も新勝寺をイメージしたデザインなのかも。
成田空港周辺を巡るここまでの行程を纏めてみました。
①成田スカイアクセス線で成田空港駅へ(赤)、その後空港第1ターミナルを散策。
②空港シャトルバスで第2ターミナルへ移動(黄)。
③第2ターミナルから連絡地下道を経由、徒歩で東成田駅へ移動(黄緑)。
④東成田駅から芝山鉄道線に乗車。芝山千代田駅まで行き、折り返して京成成田駅へ(薄紫)。
⑤京成成田駅から京成線(本線)で空港第2ビル駅へ(紫)。
第2ターミナル内で昼食&散策。
⑥空港第2ビル駅からJR線でJR成田駅へ(青)。
…という感じで無駄に乗りつぶしをしてみました。
※⑦については新勝寺参拝後の帰路の行程
で、ここから成田山新勝寺を目指すのですが…。
周辺地図を拡大したもの。
成田駅から新勝寺まで大体1kmの模様。
表参道を経由するのが最短っぽいです。
駅前広場から少し歩くと表参道の碑が。
ここから新勝寺の総門までが表参道。
参道両脇の建物は景観を合わせている感じ。
写真の奥中央にセブンイレブンの看板がありますが、通常の緑とオレンジの柄ではなくこげ茶色にして町の景観に馴染んでいます。
三叉路にさしかかりましたが、右側の下り坂が新勝寺方面。
三叉路の横にある薬師堂。
新勝寺の境内ではないですが、このお堂も新勝寺の一部です。
(というか新勝寺の旧本堂らしい…)
坂を下って…。
新勝寺の総門に到着。
さすがに豪華な造りです。
ちなみに門の右側の石碑には「成田山金剛王院新勝寺」と記されています。
総門をくぐって1段上にある仁王門。
仁王門をくぐると両脇に池がありますが、池の中央には亀の形をした岩が。
(写真を撮った当初は気づきませんでしたが、ウミガメのような形をしている)
反対側の池にも亀の形をした岩。
こちらは頭の部分だけ亀っぽい感じ。
池の上には参拝記念の石碑が並んでいます。
(剣型の碑もあり)
階段を上るとメインの境内へ。
左側に大本堂、右側に三重塔が見えます。
大本堂を正面から。
こう見るとメインの境内はかなり広いスペースですが、これでも正月の初詣時は参拝客でいっぱいになるのですね。
(NHKの「ゆく年くる年」を参照)
豪華な造りの三重塔。
大修理の時に塔の装飾も復元されたようです。
遅ればせながら、新勝寺の境内図。
上の境内図を拡大。
大本堂・三重塔がある広場を中心にいくつかの堂があり、境内の北側、一番高い場所に平和大塔があります。
(各所の堂については追って紹介)
最初の御朱印(大本堂)を頂いた場所でもらった成田山御朱印マップ。
大本堂を含めて計6か所あるとのこと…。
大本堂で参拝した後は左手に進み、1段高い場所にある出世稲荷へ。
出世稲荷の本殿。
新勝寺は寺院ですが、ここだけ神社?
ここで2つ目の御朱印を頂きました。
出世稲荷から見た境内北側。
手前左手が釈迦堂、奥の階段を上った先が光明堂、更にその奥に平和大塔が見えます。
小休止(水分補給)をした後に釈迦堂へ。
御本尊が釈迦如来であることが名前の由来。
ここで3つ目の御朱印を頂きました。
釈迦堂の横にある階段を上がり、光明堂の手前にある額堂。
ご信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物であることが名前の由来。
額堂の向かい側にある開山堂。
額堂・開山堂の奥を進むと光明堂。
ご本尊は大日如来。
ここだけ堂内に入ることができました。
(同時に4つ目の御朱印を頂きました)
光明堂を更に奥に進んだ場所にある醫王殿(いおうでん)。
ご本尊は薬師如来ですが、残念ながら入口が閉まっていて中に入ることはできませんでした。
醫王殿のすぐ横にある平和大塔。
境内の一番高い場所にあるのでランドマーク的な存在か。
ここで醫王殿と合わせて残りの御朱印を頂きました。
御朱印を頂ける堂を全て回った後は、境内の東側にある成田山公園へ。
平和大塔の近くですが、この辺りは梅林になっています。
成田山公園内にはいくつかの池がありますが、こちらは「文殊の池」と名付けられています。
文殊の池付近から梅林方面を見る。
左上奥にわずかですが平和大塔が見えます。
成田山公園は3つの池を中心として日本庭園の造りで、各所に景石や石灯篭が見られます。
この池は真ん中にある「竜樹の池」。
場所によっては見事な景観も。
成田山公園の敷地内には成田山書道美術館もありましたが、来た時には閉館していたので中に入ることはできませんでした。
池に張り出している形の浮御堂。
浮御堂を別の角度(対岸)から撮影。
この池は公園の一番東側にある「竜智の池」。
対岸の藤棚の横には巨大な灯篭が。
俗に言う「お化け灯篭」。
2つの池(竜樹の池・竜智の池)の境目から浮御堂方面を見た風景。
公園から見た平和大塔。
実はこの周辺のみ西洋庭園の造りになっています。
雄飛の滝の手前にある清滝権現堂。
その先にある雄飛の滝ですが、水は流れていませんでした…。
少し戻り大本堂方面へ向かう道を通り…。
大本堂の手前の道で猫が横切りました。
ようやく大本堂前の広場に戻ったところ。
大本堂前の広場で先程紹介しきれなかった堂を。
こちらが三重塔の裏にある聖徳太子堂。
三重塔の近くにある一切経堂(左)と鐘楼(右)。
三重塔側から見た大本堂。
これにて新勝寺を後にします。
今度は成田駅方面へ表参道の坂を上がります。
途中お土産を買いつつ…(写真奥の酒屋で成田の地酒を購入)。
ここ「門前町成田」も日本遺産に登録されています。
大山詣りと同様に成田詣りも日本の遺産ということですね。
成田駅に戻ってきたところ、ちょうど駅前の歌舞伎時計のからくりが動いていました。
通常はこの状態。
ということで成田駅に戻り、帰路へ。
素直に千葉経由で帰っても良かったのですが…。
微妙な時間(17時過ぎ)だったので常磐線(我孫子)方面の電車に乗車することに。
成田~我孫子間も成田線ですが、通称で「我孫子線」と呼ばれています。
今度はJR線側から成田スカイアクセス線の高架を見る恰好。
実は成田湯川駅の下を通りますが、現状接続駅は設けられていません。
安食(あじき)駅。
成田線(我孫子線)は単線ですが本数がそれなりにあるためか、線内の各駅で列車の行き違いができるようになっています。
また10両編成で運行されることが多いため、ホームが長いのも特徴。
夕暮れ時ですが、田んぼが広がる美しい風景。
鉄橋を渡るところ。
地図で確認したところ手賀沼から利根川につながる川のようですが、我孫子線線内でトラス式の鉄橋があるのはここだけかも…。
湖北(こほく)。
ちょうど手賀沼の北にあるのが駅名の由来か。
我孫子の手前で常磐線と合流。
(といっても車両は同じですが…)
我孫子に到着。
ちなみに駅名標は各駅停車線のもの。
常磐線(快速線)に乗り換えて一気に上野まで。
(日没のため)写真は途中省略して上野に到着。
我孫子からの所要時間は50分位。
我孫子から乗車した電車は折り返しで取手行きに。
そんな感じで当日の行程終了…。
近場ですが私鉄中心でフリー切符の利用も無かったので結構運賃を浪費した行程でした。
やはり空港絡みだと運賃が割高になるということで…。
当初は久しぶりの泊りの行程(1泊2日)を検討していましたが、昨年と同様にコロナの感染拡大が続いているので日帰りの行程で。
行先はGWと同様に千葉エリアですが、今回は成田空港の散策と成田山新勝寺の参拝を兼ねて、空港アクセス線と周辺路線の乗りつぶしが主旨となります。
ということでまずは都心から成田空港を目指すのですが、今回は京成線~北総・スカイアクセス線経由で行ってみます。
北総・スカイアクセス線経由で成田空港に向かう「アクセス特急」の車両。
(高砂駅にて撮影)
結果今回はこの車両に乗車することなく…
都心(都営浅草線内)から途中の青砥までは京急線の車両に乗車でした。
少し前に戻り、都営浅草線の押上駅から京成線に入り、地上に出たところ。
左側の高架線路は東武線(スカイツリーライン)。
横の車窓を見ると、複数の路線が交差する複雑な地点。
いずれも東武線の線路ですが左側がスカイツリーライン(半蔵門線からの連絡線を含む)、右側が亀戸線です。
合流した奥には(東武線の)曳舟駅も見えます。
地上に出てしばらくは高架化された線路を走行。
以前は地上で踏切もありましたが、この度高架化工事が完了したようです。
八広駅を出発、荒川の鉄橋を渡るところ。
荒川の鉄橋を走行中。
奥に(首都高中央環状線の)葛飾ハープ橋が見えます。
立石駅に到着するところですが、この辺りは高架化の工事中。
現状荒川を渡ったところまで高架化が完了していて、最終的に押上~青砥間(押上線の全区間)が高架化される模様です。
青砥駅に到着するところ。
青砥駅は京成本線との合流地点で駅ホームが方向別の2層構造になっています。
ちょうど京急蒲田駅と同じ構造ですが、完成したのはこちらの方が早いはず…。
青砥駅に到着。
先に述べた通り乗車中の電車は青砥止まりなので…。
ホーム隣に(京成本線から)来た電車に乗り換え。
尤も次の高砂止まりでしたが…。
1駅だけですがかぶりつき。
青砥~高砂間は複々線になっています。
(中川を渡るところ)
あっという間に高砂駅に到着。
ここから先(北総線)は初めて乗る区間になります。
(右上の新柴又方面が北総線)
上の写真の行先表示ではどちらも次の列車が成田空港行きになっていますが、つまりは本線経由・北総(スカイアクセス)線経由のどちらでも行けるということ。
特急・アクセス特急共に運賃のみで乗車できますが(京成線の場合別料金がかかるのはスカイライナーを含む「ライナー」のみ)、運賃自体は北総・スカイアクセス線の方が若干高いです。
(高砂駅で確認したところ、成田空港まで本線経由が930円、北総・スカイアクセス線経由が1.000円)
4番線ホームに到着した本線経由の特急成田空港行き。
その後3番線ホームに(北総・スカイアクセス線経由の)アクセス特急成田空港行きが到着。
※記事冒頭で掲載した写真
本来この列車に乗る予定でしたが、運転席前にかぶりつきの先客がいた関係でスルーして次の列車を待って…。
後続の普通・印旛日本医大行きに乗車。
(思えばこの選択が今後の時間ロスにつながる要因の一つになりましたが)
高砂駅を出発して程なく江戸川を渡り…
地下駅の矢切(やぎり)駅。
ちらっと聞こえた駅メロも「矢切の渡し」だったような。
東松戸でスカイライナー通過待ちのため少々停車。
少しするとホームの反対側をスカイライナーがあっという間に通過していきました。
ちなみに東松戸はJR武蔵野線との乗換駅。
武蔵野線のこの区間も以前乗車したのですが、夜間だったので風景はなにも覚えていない…。
東松戸までトンネル区間が多かったせいか運転席側の窓にカーテンがかかっていましたが、ようやくカーテンが空いたのでここからかぶりつきが可能に。
(しかし窓ガラスが汚れ気味だった…)
北総線は踏切のない高規格路線で線路もほぼ直線なので普通列車でもスピードは出ます。
(進行方向)左手の車窓には新京成線の車庫が。
新京成線はまだ乗車したことがないですが、いずれ乗ってみたいですね。
新鎌ヶ谷駅に到着するところ。
右側に新京成線のホームが並んでいます。
新鎌ヶ谷駅は新京成線の他に東武野田線(アーバンパークライン)と接続。
野田線の線路は北総線・新京成線の下を直交する形で交差しています。
ここから先は田んぼも広がり、郊外に来たという感じがします。
千葉ニュータウン中央駅に到着。
北総線内でも基幹駅にあたるのかも(といってもスカイライナーは止まりませんが)。
この辺りから両脇を国道が通る広いスペースに。
線路両脇にも更に線路を通せるようなスペースがありますが、将来的に高速列車を開通させるものかもしれません。
(これについては後程触れます)
次の印西牧の原に到着。
北総線の車庫がある関係で2面4線のホームになっています。
何か塔のようなものが見えますが…。
印旛日本医大に到着。
「松虫姫」という副駅名が付けられています。
高砂から乗車した列車は当駅止まりのため、この後回送に。
印旛日本医大の駅舎は何でも奇抜なデザインとの噂だったので改札を出てみましたが、なるほど確かに未来志向というか(今まで見てきた駅舎の中でも)かなり奇抜です。
反対側から撮影。
改札口を含めると西洋風の建物ということになるのか?
ちなみに「松虫姫」の副駅名ですが、駅近くの寺に聖武天皇の第三皇女である松虫姫が埋葬されていることが由来。
更に言うと同駅の開通前の仮駅名は「印旛松虫」だったそう。
さて勢いで途中下車してしまいましたが、恐る恐る運賃表を確認すると…
何とも高価な運賃。
北総線は日本一高価な運賃設定ということは聞いていましたが、まさかここまでとは…。
初乗りで310円(隣の印西牧の原駅まで)なので、高めの初乗り200円よりも更に100円ちょっと上乗せの金額です。
高砂から成田空港まで通しで1.000円でしたが、高砂~当駅(印旛日本医大)まで840円、当駅~成田空港まで720円なので合計すると1.560円。
途中下車したため560円のロスというのは何とも高くついたものです…。
そんな北総線ですが、ようやく運賃値下げの動きがあるようです。
案内によると今年10月からの適用になりますが、特に通学定期が平均64.7%と大幅な値下げになる模様。
ただ運賃自体は平均11.6%にとどまるようです。
再度改札を通りホームに戻ると、反対側に羽田空港行きのアクセス特急が到着。
アクセス特急は成田空港~羽田空港間で運行されているようです。
羽田空港行きに乗ってしまうと逆戻りしてしまうので、こちらの成田空港行きにのアクセス特急に乗車。
都営浅草線の車両ですが、アクセス特急は必ずしも京成の専用車での運用ということではなさそうです。
ただ「かぶりつき」を行う分には結果的のこの車両で良かったのかも。
駅を出発したところですが、中ほどの引き上げ線に先程の回送列車が停車中でした。
この先が成田スカイアクセス線になりますが、まるで新幹線のようなストレートが続きます。
先程の印旛日本医大駅で撮影したものですが、「AE160」「特急120」の表記が。
AEはスカイライナーを指していて、160は最高速度を指しているものかと。
つまり成田スカイアクセス線では最高160km/hまで出せるということで、これは現状在来線の最速区間になります。
※以前は北越急行(ほくほく線)でも160km/h運転がされていましたが、同線内の特急列車廃止により現在は運用がない
尤もスカイアクセス線でも160km/hまで出せるのはスカイライナーに限りますが、同線内の普通列車に当たるアクセス特急でも最高速度が120km/hまで出せます。
(実際に走行中に運転席の速度計を見たところ確かに120km/hの表示でした)
見渡す限り田んぼが広がる風景ですが、高速で走行しているので新幹線に乗っている感覚に近いのかも。
スカイアクセス線唯一の途中駅となる成田湯川駅。
駅ナンバリングが「KS」から始まるので、正式には京成線に属する駅となるのか。
ホーム構成としては新幹線の途中駅のような真ん中2線が通過線の構造。
ポイントも長めの構造となっており、これも新幹線に似ています。
写真を撮り損ねましたが駅停車中に反対方向から来たスカイライナーがもの凄い速度で通過していきました…。
成田湯川から先は単線区間。
やはりポイントが長めになっていて、高速で通過できるようになっていることが確認できます。
JR線との合流地点。
丁度NEX(成田エクスプレス)も成田空港を目指して先行しています。
2枚目の写真で左側にスペースがありますが、これは成田新幹線用に造られた高架橋の一部分です。
この辺りから成田空港まではほぼ成田新幹線用に造られた高架橋等を転用してアクセス線が造られましたが、ここだけ未使用の施設が残っています。
この先成田空港まではJR線と並走。
両方とも1線ずつで「双単線」と呼ばれる構成。
なのでJR線と同方向に列車が進行する光景が見られます。
先のNEXとかなり距離が離れていますが、「電車でD」のバトルで後追いで走行している感じを受けました。
ちなみにJR線と京成(スカイアクセス)線では線路の幅が異なり、走行中の右側、京成線の線路の方が広幅になっていることが確認できます。
京成線側にのみ行き違い設備がありますが、JR線のものと場所をずらしている模様。
次の駅まで"いくつかのトンネルを抜けます。
今度はJR線側の行き違い設備がありましたが、ちょうど対向列車となるNEXが待機中でした。
(前照灯がついているので対向列車で違いないはず…)
地下区間に入り、次駅の手前で京成本線と合流。
成田空港の1つ手前、空港第2ビル駅に到着。そして…
すぐさま終点の成田空港駅に到着しました。
ホームに出て…
駅の改札へ。
経由で料金体系が異なるため、同じ京成線でも本線とアクセス線とで改札が分かれています。
そして空港の外に出ました。
近代的なビル群の中にも竹林をイメージしたスペースもあり、外国人向けに日本の風景をアピールしている感じです。
空港ビルを正面から見た写真。
中央の歩道橋を挟んで反対側にも竹林スペース(?)がありました。
成田空港駅は空港ビルの地下にあるという特性から駅舎に当たる施設が存在しませんが、敢えて挙げるならこの地下改札への入口か。
これだと地下鉄駅の入口とほぼ相違ないですが…。
成田空港第一ターミナルビルは中央の建物(主に商業施設)から南ウイングと北ウイングという2つの出発・到着口があります。
上の写真は(北ウイング方向から見た)南ウイング。
こちらは(南ウイング方向から見た)北ウイング。
そういえば昔「北ウイング」という題名の歌謡曲がありましたね。
まずは"南ウイングから中に入り、4階の搭乗口(国際線)へ。
5階から俯瞰した南ウイングの搭乗口。
フロア全体が吹き抜けの、非常に広い空間で圧倒されます。
南ウイング到着便(1階)の案内板。
(起点が)バンコク・シンガポール・ホーチミンシティなどアジアの国が多いです。
南ウイング搭乗口から外に出てみましたが、目の前も車道に。
出発便用と到着便用とで完全に分けられている構造です。
その後中央ビル5階にある展望デッキへ。
展望デッキの先は滑走路が広がり、目の前で飛行機が次々と離陸する様子が見られます。
離陸用の滑走路へと向かうPeach(ピーチ)機。
ピーチ機が離陸した後すぐさまANA機が離陸用滑走路へ向かいます。
別のPeach機が離陸に入ったところで今度はJAL機が。
そして先程のANA機が離陸。
これまた派手な色の機体。
撮影時は航空会社が不明ですが後で調べたところ「ベトジェットエア」というベトナムの航空会社らしいです。
(よく見ると確かに手前のジェットエンジン部にベトナムの国旗が書かれています)
その後北ウイングの4階搭乗口(国際線)へ。
何か天井の照明も薄暗く、窓口の大半が閉まっている様子ですが…。
5階から俯瞰した北ウイングの搭乗口。
一部の搭乗口のみ開いていて、そこだけ搭乗する乗客の列ができていました。
北ウイング出発便の案内板。
南ウイングに比べると便数が少ないですが、やはりコロナの影響で便数がかなり削減されているのかもしれません。
行先はソウル・ジャカルタ・ハノイなどやはりアジア系が多め。
航空会社もLCC(格安航空会社)が大半な気がします。
※自分は航空便には詳しくないので何とも言えませんが…
北ウイング搭乗口のフロアの窓越しにみた滑走路ですが、手前の発着エリアに停まっている機体は貨物便っぽいです。
前の写真の窓の手前には"コカ・コーラの缶の形をした自販機も…。
北ウイング搭乗口から外へ。
目の前の車道はその先で高速道路に直結しているようです。
(勿論分岐して下の道にも行ける構造になっていますが)
成田空港(第1ビル)の見学はここまでにして、シャトルバス(ターミナル連絡バス)を利用して第2ビルへ向かいます。
ターミナル連絡バスは第1ビル~第2ビル間を周回しており、無料で乗車可能。
空港第2ビル駅の改札口に到着。
ここから東成田駅(旧成田空港駅)に向かうのですが、連絡道の入口がどこにあるか分からず少し探してしまいました…。
脇の改札口(出口専用)の近くにありました。
実は正面改札から奥まった位置に…。
東成田駅まで(地下道を通って)500mとのこと。
この先は長~い地下道が続きます。
最初は緩い下り坂な感じ。
長~い地下道その2。
一応地下道内は冷房が効いているのですが、古いビル特有のかび臭い匂い(?)が漂います。
この辺りがちょうど中間地点?
ようやく角にさしかかりました。
駅まであと少し。
ようやく東成田駅の改札口に到着。
正面奥に見える階段が、旧成田空港駅時代のメインの出入り口。
右奥に現行の改札口が見えます。
(第2ビルから通ってきた連絡通路の出口は改札口とメイン階段の間にあります)
東成田駅は京成線と芝山鉄道線の境界駅なので、両線の駅を兼ねています。
券売機の横には芝山鉄道についての説明と成田空港(第1ビル)までの道順の案内も。
ここから第1ビルまで徒歩で行けるとのことですが、事前に調べたところ途中に検問所があるっぽいので今回は第2ビルから歩いてきました。
ここから芝山鉄道に乗車して終点の芝山千代田まで向かうのですが、駅に到着後ちょうど芝山千代田行きの電車が発車したところ。
次の電車まで40分くらい時間が空くので、その間駅周辺を散策することに。
券売機の横(メイン階段を下りた際のちょうど正面)にある「曲水の宴」と題された壁画。
(立体画なので絵というよりは彫刻?)
絵の右脇にある説明によれば、平安時代に貴族の間で流行した優雅な遊び「曲水の宴」を再現したものとのこと。
設置日が「1980年5月21日」と記載があるので、初代成田空港駅として開業と同時に駅のモニュメントとして設置されたものがそのまま残っています。
曲水の宴の反対側(メイン階段の左側)には歴代スカイライナーのポスターも。
初代AE型が1978年、2代目のAE100形が1990年、現行の新AE型が2010年にデビューしたことと、初代成田空港駅が開業した時の写真や(JR線と接続する)日暮里駅が改装された際の写真などが掲載されています。
メイン階段の横にエスカレーターがありましたが、停止していました…。
「只今」とあるので時間帯によっては稼働しているのでしょうか?
メイン階段を上った先にある入口。
目の前の道路を渡って離れた場所から、駅入口の全景を撮影。
やはりかつての成田空港駅ということもあり、比較的広いスペースであることが分かります。
メインの入口の反対側(方向で言うと成田空港寄り?)にもう一方の駅入口がありますが、こちらは閉鎖されていました。
駅入口の周囲を見渡してみても成田空港へ通じるような道(歩道)は見当たらないので、仕方なく引き返すことに。
階段を下りて改札方面へ向かいます。
改札フロアに戻ったあともう一か所の入口へ。
(曲水の宴を正面に見て右側に進む。上の写真では奥の右側に曲水の宴の壁画がある)
階段を少し上るともう一か所の入口に到着。
第5ゲートと記載がある駅入口。
先程の階段との間に守衛所があり、ガードマンが駐在していました。
一応空港敷地内なので、テロ対策等でチェックが必要ということでしょうか。
こちらの入口は第1・第2ターミナル(ビル)への連絡バス(先程乗車したシャトルバス)の乗り場と貨物地区に通じているので、一応行ける場所はあるということです。
(というか現状東成田駅の存在意義が貨物地区の職員の通勤用ということみたい…)
目の前の道路のちょうど向かい側が第2ターミナルですが、やはり徒歩ではそのまま移動は無理っぽい…。
シャトルバスに乗って移動するしかなさそうです。
金網越しから見たメインの駅舎(先程行った駅入口)。
本当に目の前なのですが、金網にさえぎられていて行くことができません。
このように東成田駅は駅から他の場所へ行く手段がない(ごく一部に限られている)ことから、ある意味「秘境駅」に分類されるのかもしれません。
そろそろ次の電車の発車時刻が近くなってきた(それでも10分くらい余裕がありますが)ので、改札から駅構内に入ります。
ちなみに芝山鉄道はICカードが利用できないので、券売機で切符を購入の上入場。
※東成田~芝山千代田間の運賃は200円
ホームに降りる階段の奥も駅構内ですが、現在は壁で塞がれて奥には行けない模様。
同じ場所から改札方面を撮影。
ホームに降りる階段の手前には、臨時の清算所と思われる窓口も。
その右側は壁で塞がれています。
駅ホームに降りたところと、東成田駅の駅名標。
現行の駅ホームの奥には(現在使われていない)旧ホームが。
旧ホーム側の駅名標は「なりたくうこう」の表記。
駅名標の下にあるベンチも何とも昭和な感じ。
現行ホームから京成成田方面に向かって撮影。
こうして見ると、かつては2面4線のホームであったことが分かります。
反対に芝山千代田方面に向かって撮影。
現行ホームの線路は先に続いていますが、"旧ホーム側は行き止まりになっています。
ベンチの上にある広告など、ホームが閉鎖された時からそのまま時間が止まった感じを受けます。
現行ホームのエスカレーターは半分(昇りのみ)稼働していました。
こうして見ると東成田駅は半分稼働・半分廃墟といった感じで、現行ホームから廃墟部分を見ることができるなど全国の駅でもかなりレアな存在かもしれません。
(先程触れた秘境駅感も含めて)
ようやく芝山千代田行きの電車が到着したので乗車します。
(車両はご覧の通り京成車ですが…)
トンネルを抜けて地上に出たところ。
ちなみに芝山鉄道内は単線です。
目の前は滑走路で、まだ空港敷地内を走行していることが分かります。
終点の芝山千代田駅に到着するところ。
駅に到着、折り返しの切符を購入するため一旦駅の改札を出ます。
芝山千代田駅の駅舎。
駅前のスペースには埴輪が展示されていますが、駅の近くに古墳時代の遺跡があるようです。
駅の券売機では芝山鉄道線の他に京成線全線の切符が購入できます。
といっても芝山鉄道線は1駅だけなので、ほぼ京成線ですが…。
券売機で切符を購入して再び駅ホームに。
東成田から乗車した電車はそのまま折り返しの京成成田行きになります。
東成田方面に向かって撮影。
逆方向(終点)方向を撮影。
駅ホームの高架は将来の延伸を想定した造りにはなっています。
(一応、房総半島の太平洋側海岸あたりまで延伸する計画は存在する)
折り返しの京成成田行きに乗車して再び東成田方面へ。
東成田駅を含むトンネルを抜けた後にある、成田空港駅からの線路との合流地点。
(右側に分かれる線路が成田空港方面)
次の京成成田までは長い直線が続きます。
途中成田空港行きの対向列車とすれ違い。
途中田んぼや畑がありますが、この辺りもどちらかというと新幹線から見た車窓っぽい風景です。
カーブの先が京成成田駅。
ということで京成成田駅に到着。
ここで下車しても良かったのですが、乗りつぶし目的で…。
成田空港行きの電車に乗車します。
来た線路を戻る感じで…
今度は成田空港方面の線路に入ります。
(奥に見えているのが東成田方面の線路)
空港第2ビル駅に到着、ここで下車します。
空港第2ビル駅のホームに降りて気づいたのですが、長いホームを真ん中を境に京成本線とスカイアクセス線とで乗り場を分けている構造になっています。
上の写真では奥が成田空港方面で成田から乗車した列車が京成本線経由。
京成本線経由の列車が成田空港に向かって後ろ寄りのホームを利用し、前寄りはスカイアクセス線用のホームになるということです。
京成本線・スカイアクセス線共に(スカイライナーも含めて)最大8両編成なので、16両分のホームを作って前後で使い分けているという恰好ですね。
ちなみに京成線ホームの反対側はJR線ホームになりますが、JR線の場合は最大15両編成の列車になります。
駅の改札を出ると、目の前は東成田駅への連絡通路入口。
また戻ってきた感じです。
地上に出て、第2ターミナルの入口へ。
といっても「3F」とあるので搭乗口のフロアになります。
第2ターミナルの入口前の車道。
右奥に管制塔らしきものが見えます。
3F搭乗口フロアの内部。
第1ターミナルほどではないものの、広々とした空間。
上の階(4F)から除いた搭乗口フロア。
第2ターミナル到着便のパネル。
シンガポールやジャカルタといったアジア系が多いものの、ロサンゼルスやサンフランシスコといったアメリカの空港も目につきました。
ターミナル内には「成田アニメデッキ」なるアニメショップも。
ガンダムを中心に紹介していますが、やはり外国人向けのラインアップなのか。
肝心のガンプラですが、とりわけ充実しているということはありませんでした。
(国内の量販店も含めて現状ガンプラは品薄の状態が続いています)
タイミング的に第2ターミナル内で昼食を取って、今度はJR線を利用して成田まで。
JR線の空港第2ビル駅ホームへ。
反対側は京成線のホーム。
空港第2ビル駅は京成線のホームが1面2線なのに対して、JR線のホームは1面1線のみ。
よって全ての列車がこのホームから発車します。
成田空港行きのNEXが到着、ホーム柵が開いたところ。
その後成田方面の普通列車が到着したので乗車します。
駅を発車後トンネルを抜けて、程なくJR側の信号所を通過。
(真ん中の線路が待避線)
今度は京成線側の信号所を通過。
(左端の線路が待避線)
JRの線路は右に曲がり…
高架を下りた後左にカーブしながらスカイアクセス線の線路の下をくぐり抜けます。
(スカイアクセス線の線路と書きましたがこの付近の高架は元々成田新幹線用に造られたものを転用している)
既存の成田線(銚子方面からの線路)と合流して…
JR成田駅に到着、ここで下車します。
古風なデザインの成田駅の駅名標。
(他のホームには一般デザインの駅名標もあり)
改札口の上には成田山新勝寺をイメージした飾りが。
(どちらかというと外国人観光客向け?)
改札を出て駅前広場へ。
JR成田駅の駅舎も新勝寺をイメージしたデザインなのかも。
成田空港周辺を巡るここまでの行程を纏めてみました。
①成田スカイアクセス線で成田空港駅へ(赤)、その後空港第1ターミナルを散策。
②空港シャトルバスで第2ターミナルへ移動(黄)。
③第2ターミナルから連絡地下道を経由、徒歩で東成田駅へ移動(黄緑)。
④東成田駅から芝山鉄道線に乗車。芝山千代田駅まで行き、折り返して京成成田駅へ(薄紫)。
⑤京成成田駅から京成線(本線)で空港第2ビル駅へ(紫)。
第2ターミナル内で昼食&散策。
⑥空港第2ビル駅からJR線でJR成田駅へ(青)。
…という感じで無駄に乗りつぶしをしてみました。
※⑦については新勝寺参拝後の帰路の行程
で、ここから成田山新勝寺を目指すのですが…。
周辺地図を拡大したもの。
成田駅から新勝寺まで大体1kmの模様。
表参道を経由するのが最短っぽいです。
駅前広場から少し歩くと表参道の碑が。
ここから新勝寺の総門までが表参道。
参道両脇の建物は景観を合わせている感じ。
写真の奥中央にセブンイレブンの看板がありますが、通常の緑とオレンジの柄ではなくこげ茶色にして町の景観に馴染んでいます。
三叉路にさしかかりましたが、右側の下り坂が新勝寺方面。
三叉路の横にある薬師堂。
新勝寺の境内ではないですが、このお堂も新勝寺の一部です。
(というか新勝寺の旧本堂らしい…)
坂を下って…。
新勝寺の総門に到着。
さすがに豪華な造りです。
ちなみに門の右側の石碑には「成田山金剛王院新勝寺」と記されています。
総門をくぐって1段上にある仁王門。
仁王門をくぐると両脇に池がありますが、池の中央には亀の形をした岩が。
(写真を撮った当初は気づきませんでしたが、ウミガメのような形をしている)
反対側の池にも亀の形をした岩。
こちらは頭の部分だけ亀っぽい感じ。
池の上には参拝記念の石碑が並んでいます。
(剣型の碑もあり)
階段を上るとメインの境内へ。
左側に大本堂、右側に三重塔が見えます。
大本堂を正面から。
こう見るとメインの境内はかなり広いスペースですが、これでも正月の初詣時は参拝客でいっぱいになるのですね。
(NHKの「ゆく年くる年」を参照)
豪華な造りの三重塔。
大修理の時に塔の装飾も復元されたようです。
遅ればせながら、新勝寺の境内図。
上の境内図を拡大。
大本堂・三重塔がある広場を中心にいくつかの堂があり、境内の北側、一番高い場所に平和大塔があります。
(各所の堂については追って紹介)
最初の御朱印(大本堂)を頂いた場所でもらった成田山御朱印マップ。
大本堂を含めて計6か所あるとのこと…。
大本堂で参拝した後は左手に進み、1段高い場所にある出世稲荷へ。
出世稲荷の本殿。
新勝寺は寺院ですが、ここだけ神社?
ここで2つ目の御朱印を頂きました。
出世稲荷から見た境内北側。
手前左手が釈迦堂、奥の階段を上った先が光明堂、更にその奥に平和大塔が見えます。
小休止(水分補給)をした後に釈迦堂へ。
御本尊が釈迦如来であることが名前の由来。
ここで3つ目の御朱印を頂きました。
釈迦堂の横にある階段を上がり、光明堂の手前にある額堂。
ご信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物であることが名前の由来。
額堂の向かい側にある開山堂。
額堂・開山堂の奥を進むと光明堂。
ご本尊は大日如来。
ここだけ堂内に入ることができました。
(同時に4つ目の御朱印を頂きました)
光明堂を更に奥に進んだ場所にある醫王殿(いおうでん)。
ご本尊は薬師如来ですが、残念ながら入口が閉まっていて中に入ることはできませんでした。
醫王殿のすぐ横にある平和大塔。
境内の一番高い場所にあるのでランドマーク的な存在か。
ここで醫王殿と合わせて残りの御朱印を頂きました。
御朱印を頂ける堂を全て回った後は、境内の東側にある成田山公園へ。
平和大塔の近くですが、この辺りは梅林になっています。
成田山公園内にはいくつかの池がありますが、こちらは「文殊の池」と名付けられています。
文殊の池付近から梅林方面を見る。
左上奥にわずかですが平和大塔が見えます。
成田山公園は3つの池を中心として日本庭園の造りで、各所に景石や石灯篭が見られます。
この池は真ん中にある「竜樹の池」。
場所によっては見事な景観も。
成田山公園の敷地内には成田山書道美術館もありましたが、来た時には閉館していたので中に入ることはできませんでした。
池に張り出している形の浮御堂。
浮御堂を別の角度(対岸)から撮影。
この池は公園の一番東側にある「竜智の池」。
対岸の藤棚の横には巨大な灯篭が。
俗に言う「お化け灯篭」。
2つの池(竜樹の池・竜智の池)の境目から浮御堂方面を見た風景。
公園から見た平和大塔。
実はこの周辺のみ西洋庭園の造りになっています。
雄飛の滝の手前にある清滝権現堂。
その先にある雄飛の滝ですが、水は流れていませんでした…。
少し戻り大本堂方面へ向かう道を通り…。
大本堂の手前の道で猫が横切りました。
ようやく大本堂前の広場に戻ったところ。
大本堂前の広場で先程紹介しきれなかった堂を。
こちらが三重塔の裏にある聖徳太子堂。
三重塔の近くにある一切経堂(左)と鐘楼(右)。
三重塔側から見た大本堂。
これにて新勝寺を後にします。
今度は成田駅方面へ表参道の坂を上がります。
途中お土産を買いつつ…(写真奥の酒屋で成田の地酒を購入)。
ここ「門前町成田」も日本遺産に登録されています。
大山詣りと同様に成田詣りも日本の遺産ということですね。
成田駅に戻ってきたところ、ちょうど駅前の歌舞伎時計のからくりが動いていました。
通常はこの状態。
ということで成田駅に戻り、帰路へ。
素直に千葉経由で帰っても良かったのですが…。
微妙な時間(17時過ぎ)だったので常磐線(我孫子)方面の電車に乗車することに。
成田~我孫子間も成田線ですが、通称で「我孫子線」と呼ばれています。
今度はJR線側から成田スカイアクセス線の高架を見る恰好。
実は成田湯川駅の下を通りますが、現状接続駅は設けられていません。
安食(あじき)駅。
成田線(我孫子線)は単線ですが本数がそれなりにあるためか、線内の各駅で列車の行き違いができるようになっています。
また10両編成で運行されることが多いため、ホームが長いのも特徴。
夕暮れ時ですが、田んぼが広がる美しい風景。
鉄橋を渡るところ。
地図で確認したところ手賀沼から利根川につながる川のようですが、我孫子線線内でトラス式の鉄橋があるのはここだけかも…。
湖北(こほく)。
ちょうど手賀沼の北にあるのが駅名の由来か。
我孫子の手前で常磐線と合流。
(といっても車両は同じですが…)
我孫子に到着。
ちなみに駅名標は各駅停車線のもの。
常磐線(快速線)に乗り換えて一気に上野まで。
(日没のため)写真は途中省略して上野に到着。
我孫子からの所要時間は50分位。
我孫子から乗車した電車は折り返しで取手行きに。
そんな感じで当日の行程終了…。
近場ですが私鉄中心でフリー切符の利用も無かったので結構運賃を浪費した行程でした。
やはり空港絡みだと運賃が割高になるということで…。
2022-08-14 11:15