青春18きっぷの旅~3日目その2~ [旅行]
近鉄奈良駅周辺で昼食を取った後東大寺に向かいましたが、南大門に到着した頃には雨足が強くなり…
周辺のそこかしこにいた鹿たちも寒そうで、木陰でしきりに毛づくろいなどをしていました。
南大門の仁王像(金剛力士像)。左が阿形、右が吽形。
参考までに、以前入手したフィギュア。
この後まずは大仏殿へ。
(拝観料:500円)
やはり大きいです。
説明不要の「奈良の大仏」。
撮影OKの仏像はここと(以前紹介した)飛鳥大仏くらいでしょうか?
大仏殿内には他にも何体か仏像が安置されていましたが、撮影したものの画像がほとんど真っ暗だったため紹介は省略します。
大仏殿拝観の後は西に向かい、戒壇院(戒壇堂)へ。
(拝観料:500円)
堂内の中心には多宝塔、周囲には有名な四天王(持国天・増長天・廣目天・多聞天)が安置されています。
(堂内撮影禁止のため、手持ちのフィギュアで代用紹介。ちなみに下記写真は「多聞天」です)
戒壇院拝観の後は大仏殿の裏手を回るようなルートで歩き、二月堂・三月堂方面を目指します。
上記の写真は講堂跡で、建物の礎石のみ残っている状態です。
(この周囲にも鹿が生息していました)
ちなみに正倉院は修理中のため公開中止だったため、講堂跡の敷地を通りすぎ高台にある二月堂へそのまま向かいました。
周辺のそこかしこにいた鹿たちも寒そうで、木陰でしきりに毛づくろいなどをしていました。
南大門の仁王像(金剛力士像)。左が阿形、右が吽形。
参考までに、以前入手したフィギュア。
この後まずは大仏殿へ。
(拝観料:500円)
やはり大きいです。
説明不要の「奈良の大仏」。
撮影OKの仏像はここと(以前紹介した)飛鳥大仏くらいでしょうか?
大仏殿内には他にも何体か仏像が安置されていましたが、撮影したものの画像がほとんど真っ暗だったため紹介は省略します。
大仏殿拝観の後は西に向かい、戒壇院(戒壇堂)へ。
(拝観料:500円)
堂内の中心には多宝塔、周囲には有名な四天王(持国天・増長天・廣目天・多聞天)が安置されています。
(堂内撮影禁止のため、手持ちのフィギュアで代用紹介。ちなみに下記写真は「多聞天」です)
戒壇院拝観の後は大仏殿の裏手を回るようなルートで歩き、二月堂・三月堂方面を目指します。
上記の写真は講堂跡で、建物の礎石のみ残っている状態です。
(この周囲にも鹿が生息していました)
ちなみに正倉院は修理中のため公開中止だったため、講堂跡の敷地を通りすぎ高台にある二月堂へそのまま向かいました。
2012-04-11 09:59
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青春18きっぷの旅~3日目その1~ [旅行]
3/23(金) 雨
3日目は奈良北部、平城宮跡~東大寺周辺の観光ということで。
この日は行程上電車に乗る必要は無かった(バス・徒歩で移動可能)のですが、奈良に来て近鉄線に乗らないのは勿体ない気がしたので、平城宮跡に移動する際に近鉄奈良~大和西大寺間のみ乗車しました。
(この後は全てバス・徒歩で移動)
大和西大寺駅で何枚か撮影しましたが、前回旅行(2011年6月)時にもかなり撮影したためあまり長居はせず、最初の目的地の平城宮跡に向かいました。
平城宮跡は前回旅行時にも訪れたのですが、到着した時間が16:30過ぎということもあり各施設が閉まっていたので敷地を通り過ぎるだけだったので、今回は施設の展示物を見るために行程の最初の目的地としてここを選択しました。
一番の目的は敷地南東に位置する「東院庭園」の鑑賞ですが、降りた最寄のバス停の関係で遺構資料館→東院庭園→第一次大極殿→平城宮跡資料館の順で見学しました。
(朱雀門は前回旅行時は見学済みのため今回はスルー)
尚上記に挙げた施設は奈良文化財研究所(奈文研)の管理施設ということもあってか、見学料は全て無料です。
(朱雀門付近にある「平城京歴史館」のみ有料施設ですが今回は未訪問)
最初に遺構資料館を見学した後、南に歩き東院庭園へ。
ちなみに平城宮跡の敷地全体が1km四方あり、各施設が東西南北の隅にあるため、歩くのが大変でした…。
(施設マップは公式サイトを参照)
ご覧の通り当日は雨模様でしたが、雨の庭園というのもまた趣きがあって良いのではないかと思いました。
(当日施設に待機していた案内ボランティアの方も雨の日のガイドは初めてだったらしく、雰囲気が違って良いですねと仰っていました)
東院庭園は奈良時代(平城京があった時代)の庭園の遺構を復原したもので、当時の庭園の役割が近年・現代では観光・鑑賞であるのに対し儀式・宴会の場であったことから、その構成自体も今まで見てきた庭園とはかなり異なります。
敷地中央の寝殿風の建物・反橋・築山石組・州浜(池の周囲に敷かれた砂利)などの構造物は後の平安時代の庭園にも見られますが、下記写真の「曲水」は奈良時代の庭園独自の構造物のようです。
東院庭園を鑑賞した後は来た道を戻る形で第一次大極殿を目指します。
ということでまたひたすら歩く…。
前回は施設に入れなかったため分からなかったのですが、建物外部の欄干には赤・青・緑などの宝珠がちりばめられていました。
大極殿内部の屋根周囲には東西南北方向には四神(北=玄武・東=青龍・南=朱雀・西=白虎)とその周囲には十二支の動物の絵が描かれていました。
(大極殿内部は写真撮影禁止のため写真は撮れず)
大極殿より朱雀門方面を撮影してみましたが、改めて敷地の広さを感じました。
最後に平城宮跡資料館を見学した後、敷地を西から東に横断する形で次の目的地となる法華寺に向かいました。
ちなみにスタンプラリーで平城宮跡の各施設(第一次大極殿・遺構資料館・東院庭園・朱雀門・平城宮跡資料館)を全て訪問して所定のスタンプを押すと粗品が貰えたらしいですが、施設の訪問手順を間違えた関係でスタンプラリーは達成できず。
最初に気づけばよかったのですが、かといって徒歩で訪問しなおすのは至難の業なので粗品は断念しました。
(時間も限られていることですし…)
3日目は奈良北部、平城宮跡~東大寺周辺の観光ということで。
この日は行程上電車に乗る必要は無かった(バス・徒歩で移動可能)のですが、奈良に来て近鉄線に乗らないのは勿体ない気がしたので、平城宮跡に移動する際に近鉄奈良~大和西大寺間のみ乗車しました。
(この後は全てバス・徒歩で移動)
大和西大寺駅で何枚か撮影しましたが、前回旅行(2011年6月)時にもかなり撮影したためあまり長居はせず、最初の目的地の平城宮跡に向かいました。
平城宮跡は前回旅行時にも訪れたのですが、到着した時間が16:30過ぎということもあり各施設が閉まっていたので敷地を通り過ぎるだけだったので、今回は施設の展示物を見るために行程の最初の目的地としてここを選択しました。
一番の目的は敷地南東に位置する「東院庭園」の鑑賞ですが、降りた最寄のバス停の関係で遺構資料館→東院庭園→第一次大極殿→平城宮跡資料館の順で見学しました。
(朱雀門は前回旅行時は見学済みのため今回はスルー)
尚上記に挙げた施設は奈良文化財研究所(奈文研)の管理施設ということもあってか、見学料は全て無料です。
(朱雀門付近にある「平城京歴史館」のみ有料施設ですが今回は未訪問)
最初に遺構資料館を見学した後、南に歩き東院庭園へ。
ちなみに平城宮跡の敷地全体が1km四方あり、各施設が東西南北の隅にあるため、歩くのが大変でした…。
(施設マップは公式サイトを参照)
ご覧の通り当日は雨模様でしたが、雨の庭園というのもまた趣きがあって良いのではないかと思いました。
(当日施設に待機していた案内ボランティアの方も雨の日のガイドは初めてだったらしく、雰囲気が違って良いですねと仰っていました)
東院庭園は奈良時代(平城京があった時代)の庭園の遺構を復原したもので、当時の庭園の役割が近年・現代では観光・鑑賞であるのに対し儀式・宴会の場であったことから、その構成自体も今まで見てきた庭園とはかなり異なります。
敷地中央の寝殿風の建物・反橋・築山石組・州浜(池の周囲に敷かれた砂利)などの構造物は後の平安時代の庭園にも見られますが、下記写真の「曲水」は奈良時代の庭園独自の構造物のようです。
東院庭園を鑑賞した後は来た道を戻る形で第一次大極殿を目指します。
ということでまたひたすら歩く…。
前回は施設に入れなかったため分からなかったのですが、建物外部の欄干には赤・青・緑などの宝珠がちりばめられていました。
大極殿内部の屋根周囲には東西南北方向には四神(北=玄武・東=青龍・南=朱雀・西=白虎)とその周囲には十二支の動物の絵が描かれていました。
(大極殿内部は写真撮影禁止のため写真は撮れず)
大極殿より朱雀門方面を撮影してみましたが、改めて敷地の広さを感じました。
最後に平城宮跡資料館を見学した後、敷地を西から東に横断する形で次の目的地となる法華寺に向かいました。
ちなみにスタンプラリーで平城宮跡の各施設(第一次大極殿・遺構資料館・東院庭園・朱雀門・平城宮跡資料館)を全て訪問して所定のスタンプを押すと粗品が貰えたらしいですが、施設の訪問手順を間違えた関係でスタンプラリーは達成できず。
最初に気づけばよかったのですが、かといって徒歩で訪問しなおすのは至難の業なので粗品は断念しました。
(時間も限られていることですし…)
2012-04-08 09:59
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青春18きっぷの旅~2日目その3~ [旅行]
竜安寺の後は予定上最後の目的地となる仁和寺(にんなじ)へ。
(竜安寺~仁和寺間は徒歩15分程度)
まずは庭園のある御殿から拝観。
(仁和寺御殿拝観料:400円)
御殿の庭園は南庭と北庭があり、南庭が白砂を敷き詰めた石庭(枯山水)、北庭が池泉の庭になります。
南庭、奥の建物は宸殿。
宸殿と他の建物(白書院・黒書院)をつなぐアプローチ(廊下)が入り組んだ造りで面白いです。
北庭の中心にある池。
北庭を別の角度から。
御殿奥、霊明殿付近から北庭を見る。
当日は主に石庭の鑑賞が多かったため、池のある庭園を見ると心が和む感じがしました。
御殿を見た後は境内周辺を散策。
国宝の金堂(上)と重文の五重塔(下)。
寺院である仁和寺ですが境内の隅には神社もありました(九所明神)。
これで当日の寺院の拝観は終了ですが、日没まで多少時間があるため少し足を伸ばして嵐山へ。
(竜安寺~仁和寺間は徒歩15分程度)
まずは庭園のある御殿から拝観。
(仁和寺御殿拝観料:400円)
御殿の庭園は南庭と北庭があり、南庭が白砂を敷き詰めた石庭(枯山水)、北庭が池泉の庭になります。
南庭、奥の建物は宸殿。
宸殿と他の建物(白書院・黒書院)をつなぐアプローチ(廊下)が入り組んだ造りで面白いです。
北庭の中心にある池。
北庭を別の角度から。
御殿奥、霊明殿付近から北庭を見る。
当日は主に石庭の鑑賞が多かったため、池のある庭園を見ると心が和む感じがしました。
御殿を見た後は境内周辺を散策。
国宝の金堂(上)と重文の五重塔(下)。
寺院である仁和寺ですが境内の隅には神社もありました(九所明神)。
これで当日の寺院の拝観は終了ですが、日没まで多少時間があるため少し足を伸ばして嵐山へ。
2012-04-03 20:18
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青春18きっぷの旅~2日目その2~ [旅行]
昼食を取った後は金閣寺へ(大徳寺からはバスで移動)。
(拝観料:400円)
大徳寺は観光客がまばらでした(といってもそれなりにはいました)が、さすがに京都観光の定番地は多くの人でにぎわっていました。
外国人(特に中国の方)が多かったのが気になりましたが…。
とりあえず、お決まりの構図で一枚。
今回は金閣寺の建物よりは周囲の庭園の鑑賞がメインではありますが、これだけ金色に輝いているとどうしても建物に目がいってしまいます。
手前の池は「鏡湖池」といいますが、水面に映った建物・松の木・石組みも実に美しいです。
別の角度から見た鏡湖池。
奥の島が恐らく「葦原島」。
手前の松の木が「陸舟の松」。
下の支え木がいかにも重そうですが、見事な造りですね。
奥の建物は方丈。
オリジナルの「金閣寺垣」。
周囲に生えている苔は補修中でしたが、垣根自体はしばらく補修されていない模様…。
龍門滝、中央の石が鯉魚石。
敷地北側にある池「安民沢(あんみんたく)」。
茶室「夕佳亭(せっかてい)」内部。
入り口付近の道路から見た大文字山。
境内全域が観光客でごった返していたため、あまり長居はせずに次の目的地「竜安寺」へ。
(拝観料:400円)
大徳寺は観光客がまばらでした(といってもそれなりにはいました)が、さすがに京都観光の定番地は多くの人でにぎわっていました。
外国人(特に中国の方)が多かったのが気になりましたが…。
とりあえず、お決まりの構図で一枚。
今回は金閣寺の建物よりは周囲の庭園の鑑賞がメインではありますが、これだけ金色に輝いているとどうしても建物に目がいってしまいます。
手前の池は「鏡湖池」といいますが、水面に映った建物・松の木・石組みも実に美しいです。
別の角度から見た鏡湖池。
奥の島が恐らく「葦原島」。
手前の松の木が「陸舟の松」。
下の支え木がいかにも重そうですが、見事な造りですね。
奥の建物は方丈。
オリジナルの「金閣寺垣」。
周囲に生えている苔は補修中でしたが、垣根自体はしばらく補修されていない模様…。
龍門滝、中央の石が鯉魚石。
敷地北側にある池「安民沢(あんみんたく)」。
茶室「夕佳亭(せっかてい)」内部。
入り口付近の道路から見た大文字山。
境内全域が観光客でごった返していたため、あまり長居はせずに次の目的地「竜安寺」へ。
2012-04-03 17:45
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青春18きっぷの旅~2日目その1~ [旅行]
3/22(木) 晴れ~曇り
2日目の行程は京都北山エリアの寺院・庭園巡りということで。
拝観した寺院は大徳寺~金閣寺~竜安寺~仁和寺といった順です。
まずは奈良から京都まで電車で移動すため、JR奈良駅で奈良線の車両に乗車。
(乗車車輌:211系)
当初京都まで奈良線に乗る予定だったものの、急遽予定を変えて途中の六地蔵という駅で下車。
市営地下鉄東西線に乗り換えました。
しかも東西線に乗り入れを行っている京阪京津線の800系に乗るためにわざわざ途中駅で下車して乗り換えるとい無駄な乗り鉄を行っています。
(京津線800系も「電車でD」に登場する車輌ということで…)
地下鉄東西線はホームドアを採用していことから車輌全面からの撮影が困難なため、今回はホームドア越しに車内の様子を撮影するにとどまりました。
しかし地下鉄を走る車輌なのに座がクロスシートとは豪華な…。
JRや他社私鉄との競合が激しい関西ならではのハイグレードぶりですね。
それはともかく、烏丸御池で烏丸線に乗り換え、北大路駅で下車。
北大路駅からはバスで大徳寺に向かいました。
(徒歩で行けなくもないですが、この後の行程を考えて少しでも体力を温存するため敢えてバスを利用)
10時過ぎにようやく大徳寺に到着。
大徳寺は本山はあるものの拝観の対象は境内各所にある塔頭になります。
まずは「龍源院」から拝観。
(拝観料:400円)
正面の建物は庫裡(くり)。
方丈手前の書院南軒先にある阿吽の石庭「滹沱底(こだてい)」。
メインの方丈前庭「一枝坦(いっしだん)」。
中央右側の石組みが蓬莱山・右奥の石組みが鶴島・手前左側円形の苔山が亀島・周りの白砂が海原を表現しているとのこと。
方丈の北庭、竜吟庭。
中央の高い石組みが須弥山(仏教における九山八海の中心となる山)を表し、周囲の苔が海を表している。
方丈東側にある坪庭「東滴壺(とうてきこ)」。
国内最小の庭とされるが、小さいながらも神秘的な広がりを感じを受けます。
この庭が良いと言われる方も多いようです。
(技術校で指導を受けた先生もこの庭を高く評価していました)
2日目の行程は京都北山エリアの寺院・庭園巡りということで。
拝観した寺院は大徳寺~金閣寺~竜安寺~仁和寺といった順です。
まずは奈良から京都まで電車で移動すため、JR奈良駅で奈良線の車両に乗車。
(乗車車輌:211系)
当初京都まで奈良線に乗る予定だったものの、急遽予定を変えて途中の六地蔵という駅で下車。
市営地下鉄東西線に乗り換えました。
しかも東西線に乗り入れを行っている京阪京津線の800系に乗るためにわざわざ途中駅で下車して乗り換えるとい無駄な乗り鉄を行っています。
(京津線800系も「電車でD」に登場する車輌ということで…)
地下鉄東西線はホームドアを採用していことから車輌全面からの撮影が困難なため、今回はホームドア越しに車内の様子を撮影するにとどまりました。
しかし地下鉄を走る車輌なのに座がクロスシートとは豪華な…。
JRや他社私鉄との競合が激しい関西ならではのハイグレードぶりですね。
それはともかく、烏丸御池で烏丸線に乗り換え、北大路駅で下車。
北大路駅からはバスで大徳寺に向かいました。
(徒歩で行けなくもないですが、この後の行程を考えて少しでも体力を温存するため敢えてバスを利用)
10時過ぎにようやく大徳寺に到着。
大徳寺は本山はあるものの拝観の対象は境内各所にある塔頭になります。
まずは「龍源院」から拝観。
(拝観料:400円)
正面の建物は庫裡(くり)。
方丈手前の書院南軒先にある阿吽の石庭「滹沱底(こだてい)」。
メインの方丈前庭「一枝坦(いっしだん)」。
中央右側の石組みが蓬莱山・右奥の石組みが鶴島・手前左側円形の苔山が亀島・周りの白砂が海原を表現しているとのこと。
方丈の北庭、竜吟庭。
中央の高い石組みが須弥山(仏教における九山八海の中心となる山)を表し、周囲の苔が海を表している。
方丈東側にある坪庭「東滴壺(とうてきこ)」。
国内最小の庭とされるが、小さいながらも神秘的な広がりを感じを受けます。
この庭が良いと言われる方も多いようです。
(技術校で指導を受けた先生もこの庭を高く評価していました)
2012-04-01 15:01
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青春18きっぷの旅~1日目その2~ [旅行]
初日は東福寺周辺の庭園巡りということで…。
まずは東福寺山内寺院(塔頭)の一つに当たる「霊雲院」を拝観。
(拝観料:300円)
霊雲院の庭園は後に紹介する東福寺方丈庭園・塔頭の光明院庭園(波心庭)と共に昭和の戦前~戦後にかけて活躍した作庭家・重森 三玲(しげもり みれい)氏が手がけたもの。
方丈庭園と光明院庭園が戦前(1939年)に作られたのに対し、霊雲院庭園は1970~71年と末期の作品のようです。
重森氏の庭園はビデオ・書籍などの資料あるいは展覧会などで見たことはあったのですが、実際直接目の当たりにするのは初めてということで…。
実際庭園を目の当たりにすると、何とも言えない独特の雰囲気というか、圧倒される感じを受けます。
私は庭園鑑賞の経験自体特に無い(今後見ることになるのですが)ので詳しいコメントは避けますが、少なくとも一見しただけで石の配置の仕方(石の据え付け方)が尋常でなく、絶妙なバランスのもとで成り立っているということは感じられました。
ただ重森氏の末期の作品のためか、後述する方丈庭園よりは柔らかい感じを受ける気がします(後付の感想ですが)。
霊雲院庭園を見た後、メインとなる東福寺方丈庭園と通天橋を拝観。
(方丈庭園・通天橋共拝観料:400円)
方丈庭園は建物の東西南北4方向にそれぞれタイプの違った庭が配置されています。
メインとなる南庭の東の石組。
垂直に立つ石と水平に伏せられた長石とのコントラストが明確で、他の庭園の石組には見られない重森氏独特のデザイン。
詳しくはコメントできませんが、石について熟知していないと到底たどり着けない境地なのかな、ということだけは感じ取れました。
南庭西側の築山で、5つの築山は京都五山を表しているとか。
東庭、通称「北斗七星の庭」。
石柱が北斗七星状に配置されていることから命名。
西庭、サツキの刈り込みを市松模様に配置されているデザイン。
北庭、西庭と同じく市松模様ですが、苔と敷石による配置のため西庭とは印象がかなり異なります。
いずれも寺院の庭園として見るとあまりにも斬新なデザインなのかもしれませんが、決して寺院の風格を損なう訳ではなくむしろよりしっくりくるような印象を受けました。
デザインの心得のある人にとっては心くすぐられる感覚を受けられるのではないかともふと思いました。
この庭園は「昭和の枯山水」と称されることもありますが、伝統的な庭園様式を当時のモダンデザインと上手くミックスすることにより新たな様式を確立させた、と言うべきなのでしょうか?
方丈庭園を鑑賞した後は通天橋と境内の散策を。
苔と木の根のコントラストが何とも美しいです。
通天橋を手前方向から撮影。
屋根の下には「通天」の額が。
通天橋から、方丈の建物を望む(正面が方丈西側)。
通天橋の先にある、開山堂の前庭。
砂面に描かれた市松模様がこれまた綺麗です。
境内の一番手前にある「臥雲橋」を望む。
臥雲橋は正確には境内の外にあるため、通路として通行が可能です。
(さすがにバイクは通行禁止のようですが…)
こちらは境内の一番奥の位置にある「偃月橋」。
国宝の三門(上)と本堂(下)。
東福寺境内の後は塔頭「光明院」の庭園(波心庭)を拝観。
(拝観料:300円)
内部庭園の様子。
こちらの庭園も重森氏により、方丈庭園とほぼ同時期の作品。
均等に石が配置されている様子は方丈庭園とまた違った印象を受けますが、やはり氏独特のセンスが伺えます。
壁のポスターでは「庭園アヴァンギャルド」と表現されていますが、なるほどと思いました。
これで本日予定していた拝観は終了となりますが、駅に戻る途中坂を下ると…
任天堂の本社らしいです。
まずは東福寺山内寺院(塔頭)の一つに当たる「霊雲院」を拝観。
(拝観料:300円)
霊雲院の庭園は後に紹介する東福寺方丈庭園・塔頭の光明院庭園(波心庭)と共に昭和の戦前~戦後にかけて活躍した作庭家・重森 三玲(しげもり みれい)氏が手がけたもの。
方丈庭園と光明院庭園が戦前(1939年)に作られたのに対し、霊雲院庭園は1970~71年と末期の作品のようです。
重森氏の庭園はビデオ・書籍などの資料あるいは展覧会などで見たことはあったのですが、実際直接目の当たりにするのは初めてということで…。
実際庭園を目の当たりにすると、何とも言えない独特の雰囲気というか、圧倒される感じを受けます。
私は庭園鑑賞の経験自体特に無い(今後見ることになるのですが)ので詳しいコメントは避けますが、少なくとも一見しただけで石の配置の仕方(石の据え付け方)が尋常でなく、絶妙なバランスのもとで成り立っているということは感じられました。
ただ重森氏の末期の作品のためか、後述する方丈庭園よりは柔らかい感じを受ける気がします(後付の感想ですが)。
霊雲院庭園を見た後、メインとなる東福寺方丈庭園と通天橋を拝観。
(方丈庭園・通天橋共拝観料:400円)
方丈庭園は建物の東西南北4方向にそれぞれタイプの違った庭が配置されています。
メインとなる南庭の東の石組。
垂直に立つ石と水平に伏せられた長石とのコントラストが明確で、他の庭園の石組には見られない重森氏独特のデザイン。
詳しくはコメントできませんが、石について熟知していないと到底たどり着けない境地なのかな、ということだけは感じ取れました。
南庭西側の築山で、5つの築山は京都五山を表しているとか。
東庭、通称「北斗七星の庭」。
石柱が北斗七星状に配置されていることから命名。
西庭、サツキの刈り込みを市松模様に配置されているデザイン。
北庭、西庭と同じく市松模様ですが、苔と敷石による配置のため西庭とは印象がかなり異なります。
いずれも寺院の庭園として見るとあまりにも斬新なデザインなのかもしれませんが、決して寺院の風格を損なう訳ではなくむしろよりしっくりくるような印象を受けました。
デザインの心得のある人にとっては心くすぐられる感覚を受けられるのではないかともふと思いました。
この庭園は「昭和の枯山水」と称されることもありますが、伝統的な庭園様式を当時のモダンデザインと上手くミックスすることにより新たな様式を確立させた、と言うべきなのでしょうか?
方丈庭園を鑑賞した後は通天橋と境内の散策を。
苔と木の根のコントラストが何とも美しいです。
通天橋を手前方向から撮影。
屋根の下には「通天」の額が。
通天橋から、方丈の建物を望む(正面が方丈西側)。
通天橋の先にある、開山堂の前庭。
砂面に描かれた市松模様がこれまた綺麗です。
境内の一番手前にある「臥雲橋」を望む。
臥雲橋は正確には境内の外にあるため、通路として通行が可能です。
(さすがにバイクは通行禁止のようですが…)
こちらは境内の一番奥の位置にある「偃月橋」。
国宝の三門(上)と本堂(下)。
東福寺境内の後は塔頭「光明院」の庭園(波心庭)を拝観。
(拝観料:300円)
内部庭園の様子。
こちらの庭園も重森氏により、方丈庭園とほぼ同時期の作品。
均等に石が配置されている様子は方丈庭園とまた違った印象を受けますが、やはり氏独特のセンスが伺えます。
壁のポスターでは「庭園アヴァンギャルド」と表現されていますが、なるほどと思いました。
これで本日予定していた拝観は終了となりますが、駅に戻る途中坂を下ると…
任天堂の本社らしいです。
2012-03-31 18:59
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ぷらっと伊東まで行ってみた [旅行]
先週の木曜日は訓練校の授業が午前中で終わり天気も良かったので、ちょっと遠出しようと思い、ぷらっと伊東まで行ってみました。
平塚駅(訓練校の最寄り駅)で東海道線に乗りますが、普段とは逆方向の電車に乗り、まずは熱海駅を目指すことに。
東海道線熱海方面に行くのは久しぶり(10年ぶりか?)ですが、小田原から先の海の風景が綺麗でした。
平塚から約1時間ほどで熱海駅に到着。
駅で偶然にも一緒に訓練校に通っている方と出会い、ちょっとびっくりしました。
(1人伊豆方面から通学されている方がいたのです)
その方は沼津方面の電車に乗るので駅で別れ、私は伊東・伊豆急下田方面の電車に乗り換えました。
写真の「8000系」はかつて東急東横線で走っていた車両ですが、私も東横線沿線の住まいですので何度も乗ったものです。
外部の塗色や内装で海側の座席がクロスシートになったりトイレが設置されたりと変更箇所はありますが、比較的東横線で走っていた時の雰囲気と変わりなく、ちょっと懐かしい気分でした。
乗りなれた車両が地方の観光路線を走るというのも何か不思議な感じがしました。
そんな感じで、目的地の伊東駅に到着。
特に行きたい場所は決めていなかったので、駅から数分歩いて海に出ました。
平日で季節外れということで砂浜は人影なく、僅かに防波堤で釣りをしている人がいた位でした。
防波堤の沖合いには初島が…。
自衛隊と思われる艦船もいたり…。
芝生に寝転んだ状態で撮影。
妙(?)な彫刻と相まって、何だかシュールな感じの写真ですね。
16時くらいになると日が傾き始めたため、駅に戻りお土産を購入した後に帰りの電車に乗りました。
帰りは東京方面直通の電車でしたが、降りる駅(横浜)まで2時間近くかかったので、さすがに長すぎる気がしました…。
まあたまにはこんな無計画な小旅行もいいんじゃないかと。
そういえば昔、パソコンの設定業務で連日横浜から伊豆までとんぼ帰りしていたことがありましたね。
電車に乗るのがが好きとはいえ、我ながらよくやったと思います…。
(尤も月額の交通費もかなりの金額になっていましたが)
平塚駅(訓練校の最寄り駅)で東海道線に乗りますが、普段とは逆方向の電車に乗り、まずは熱海駅を目指すことに。
東海道線熱海方面に行くのは久しぶり(10年ぶりか?)ですが、小田原から先の海の風景が綺麗でした。
平塚から約1時間ほどで熱海駅に到着。
駅で偶然にも一緒に訓練校に通っている方と出会い、ちょっとびっくりしました。
(1人伊豆方面から通学されている方がいたのです)
その方は沼津方面の電車に乗るので駅で別れ、私は伊東・伊豆急下田方面の電車に乗り換えました。
写真の「8000系」はかつて東急東横線で走っていた車両ですが、私も東横線沿線の住まいですので何度も乗ったものです。
外部の塗色や内装で海側の座席がクロスシートになったりトイレが設置されたりと変更箇所はありますが、比較的東横線で走っていた時の雰囲気と変わりなく、ちょっと懐かしい気分でした。
乗りなれた車両が地方の観光路線を走るというのも何か不思議な感じがしました。
そんな感じで、目的地の伊東駅に到着。
特に行きたい場所は決めていなかったので、駅から数分歩いて海に出ました。
平日で季節外れということで砂浜は人影なく、僅かに防波堤で釣りをしている人がいた位でした。
防波堤の沖合いには初島が…。
自衛隊と思われる艦船もいたり…。
芝生に寝転んだ状態で撮影。
妙(?)な彫刻と相まって、何だかシュールな感じの写真ですね。
16時くらいになると日が傾き始めたため、駅に戻りお土産を購入した後に帰りの電車に乗りました。
帰りは東京方面直通の電車でしたが、降りる駅(横浜)まで2時間近くかかったので、さすがに長すぎる気がしました…。
まあたまにはこんな無計画な小旅行もいいんじゃないかと。
そういえば昔、パソコンの設定業務で連日横浜から伊豆までとんぼ帰りしていたことがありましたね。
電車に乗るのがが好きとはいえ、我ながらよくやったと思います…。
(尤も月額の交通費もかなりの金額になっていましたが)
2011-12-18 13:50
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鎌倉へ行ってきました(その2) [旅行]
先週の水曜(11/23 勤労感謝の日)は天気が良かったこともあって、鎌倉に行ってきました。
前回4月の訪問では北鎌倉~鎌倉のルート(円覚寺・建長寺方面)でしたが、今回は江ノ電沿線(極楽寺~長谷)から鎌倉・八幡宮を経由して瑞泉寺に至るというルートでした。
当ブログでは取り上げていませんが今年は6月と10月にも鎌倉へ行ったため、実際のところ今年4回目の訪問だったりします。
それはさておき、今回は藤沢駅から江ノ電に乗車することでスタート。
前回江ノ電に乗車したのがいつだったか記憶が無く、乗るのは恐らく自分が小学生以来ではないかと思います。
久しぶりに乗車してみると住宅街を縫うようにして走る線路、鉄道模型のレール並みの急カーブ、果ては車道の真ん中を電車が走る区間ありと、普通の路線ではなかなか味わえない体験ができました。
あと電車が停車する時の重々しいブレーキ音も印象深かったです。
そんな感じで30分程乗車した後に最初の目的地となる「極楽寺駅」に到着。
駅の改札口から線路の反対側に回る位置にある「極楽寺」へと向かいます。
極楽寺は境内全域が撮影禁止のためここでは表門(山門)の写真のみですが、境内はこじんまりとしたいい雰囲気でした。
その後江ノ電唯一のトンネルで鎌倉市の景観重要建築物にも指定されている「極楽洞」を通り過ぎ、
少し高台にある「成就院」を訪れてみました。
境内が工事中だったため山門等の撮影はできませんでしたが、ちょっとした庭園もありこちらもいい雰囲気でした。
成就院の高台を降りた後、先ほどの江ノ電のトンネルの丁度反対側の出口に位置する「御霊神社」へ。
踏み切りのすぐ奥に鳥居、更に奥が本殿です。
この神社に来たのは多分初めてですが、境内にイチョウなどの大木が多かったのが印象的でした。
御霊神社の後は通常のルート的には長谷寺・鎌倉大仏といった辺りになりますが、こちらは今年6月に訪問済みのため今回はスルー。
そのまま江ノ電の長谷駅に向かい、終点鎌倉駅まで乗車しました。
前回4月の訪問では北鎌倉~鎌倉のルート(円覚寺・建長寺方面)でしたが、今回は江ノ電沿線(極楽寺~長谷)から鎌倉・八幡宮を経由して瑞泉寺に至るというルートでした。
当ブログでは取り上げていませんが今年は6月と10月にも鎌倉へ行ったため、実際のところ今年4回目の訪問だったりします。
それはさておき、今回は藤沢駅から江ノ電に乗車することでスタート。
前回江ノ電に乗車したのがいつだったか記憶が無く、乗るのは恐らく自分が小学生以来ではないかと思います。
久しぶりに乗車してみると住宅街を縫うようにして走る線路、鉄道模型のレール並みの急カーブ、果ては車道の真ん中を電車が走る区間ありと、普通の路線ではなかなか味わえない体験ができました。
あと電車が停車する時の重々しいブレーキ音も印象深かったです。
そんな感じで30分程乗車した後に最初の目的地となる「極楽寺駅」に到着。
駅の改札口から線路の反対側に回る位置にある「極楽寺」へと向かいます。
極楽寺は境内全域が撮影禁止のためここでは表門(山門)の写真のみですが、境内はこじんまりとしたいい雰囲気でした。
その後江ノ電唯一のトンネルで鎌倉市の景観重要建築物にも指定されている「極楽洞」を通り過ぎ、
少し高台にある「成就院」を訪れてみました。
境内が工事中だったため山門等の撮影はできませんでしたが、ちょっとした庭園もありこちらもいい雰囲気でした。
成就院の高台を降りた後、先ほどの江ノ電のトンネルの丁度反対側の出口に位置する「御霊神社」へ。
踏み切りのすぐ奥に鳥居、更に奥が本殿です。
この神社に来たのは多分初めてですが、境内にイチョウなどの大木が多かったのが印象的でした。
御霊神社の後は通常のルート的には長谷寺・鎌倉大仏といった辺りになりますが、こちらは今年6月に訪問済みのため今回はスルー。
そのまま江ノ電の長谷駅に向かい、終点鎌倉駅まで乗車しました。
2011-11-28 21:09
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奈良への旅(4日目) [旅行]
4日目(最終日)は薬師寺・唐招提寺と、平城宮跡を見れれば良いかと考えていましたが、やや時間が余るためもう1ヶ所をプラスしたいと思い、宿を出発後成り行き上奈良駅に向かうことになったため、最初に興福寺に行こうということでスタートしました。
興福寺内に現存する主な堂塔は上の写真で紹介した五重塔・東金堂・三重塔・南円堂・北円堂の5つで、中金堂が現在工事中です(2015年完成予定)。
尤も今回は国宝館の展示物が目当てでしたので、野外の堂塔の撮影はそこそこに。
拝観料は東金堂・国宝館の共通券で800円でした。
国宝館の展示物は旧山田寺仏頭や阿修羅像(八部衆像)など有名なものが多数あり。
阿修羅像は2年前に東京国立博物館で開催された「国宝 阿修羅展」以来となりますが、阿修羅展の時はあまりの混雑ぶりで十分に見る余裕が無かったのですが、今回はゆっくり見ることができました。
ただ修学旅行で来たと思われる子供たちも興味深々で、根強い人気でした。
あと興福寺(奈良公園)の名物といえば鹿。
境内にも数匹の鹿が戯れていました。
動物を見ると何か心が和みますね。
興福寺の次は東大寺と行きたい所ですが、前回(大学生時)にも行ったことと東大寺を含めると莫大な時間がかかるため、今回は止む無く却下。
奈良駅(近鉄)に戻り、本来の目的地である薬師寺・唐招提寺へ向かいました。
薬師寺の最寄り駅は近鉄線西ノ京駅。
白鳳伽藍の北口から入るようになりますが、入り口は徒歩ですぐのところにあります。
拝観料:800円(白鳳伽藍・玄奘三蔵院伽藍共通)
薬師寺を訪れるのは大学生の時以来ですが、今回は折りしも東塔の解体修理のための着工法要
の準備中で、あたかも工事現場のような様相でした。
(解体修理の着工法要については6/25に行われました)
ただ施設が閉鎖されているということはなく、金堂内の薬師三尊像など展示物については全て見ることができました。
東塔の解体修理は約110年ぶりで、修理完了は8年後を予定しているとのこと。
そもそも白鳳時代創建時から唯一現存する建造物のため、修理を手がけること自体並大抵の覚悟がないとできないことと思いますが、無事完了できることを祈りたいですね。
ささやかではありますが、今回お写経を購入させていただきました。
(東塔用の特別写経ではなく通常分(2.000円)のものですが…)
購入はしたもののまだ手を付けていないので、そろそろ始めるとしますか。
西塔は昭和56年(1981年)に復興。
中学の修学旅行で来た時は真新しかったですが、既に30年ほど経過したのですね。
こちらは今回訪問時に初めて見た「大講堂」。
平成15年(2003年)に完成。
一連の復興事業は名物管長で知られた高田 好胤氏により進められた写経勧進によって支えられましたが、昭和51年(1976年)に復興された金堂に始まり、西塔・中門・回廊の復興を経て今回の大講堂の完成により、薬師寺白鳳伽藍の復興がひと段落したことになりますね。
もちろん建物再建の基本設計に携わった西岡常一棟梁の存在も忘れてはなりません。
こちらは白鳳伽藍の北に位置する「玄奘三蔵院伽藍」の様子。
伽藍の中心部に写真の「玄奘塔」がありますが、メインの展示物は「大唐西域壁画殿」に展示されている平山郁夫画伯による大壁画になります。
実はこの壁画も今年3月に東京国立博物館で開催された展示会で見たのですが、現地で見るとまた趣が異なる感じがしました。
一通り周ったところで昼食を取り、次は唐招提寺へ。
興福寺内に現存する主な堂塔は上の写真で紹介した五重塔・東金堂・三重塔・南円堂・北円堂の5つで、中金堂が現在工事中です(2015年完成予定)。
尤も今回は国宝館の展示物が目当てでしたので、野外の堂塔の撮影はそこそこに。
拝観料は東金堂・国宝館の共通券で800円でした。
国宝館の展示物は旧山田寺仏頭や阿修羅像(八部衆像)など有名なものが多数あり。
阿修羅像は2年前に東京国立博物館で開催された「国宝 阿修羅展」以来となりますが、阿修羅展の時はあまりの混雑ぶりで十分に見る余裕が無かったのですが、今回はゆっくり見ることができました。
ただ修学旅行で来たと思われる子供たちも興味深々で、根強い人気でした。
あと興福寺(奈良公園)の名物といえば鹿。
境内にも数匹の鹿が戯れていました。
動物を見ると何か心が和みますね。
興福寺の次は東大寺と行きたい所ですが、前回(大学生時)にも行ったことと東大寺を含めると莫大な時間がかかるため、今回は止む無く却下。
奈良駅(近鉄)に戻り、本来の目的地である薬師寺・唐招提寺へ向かいました。
薬師寺の最寄り駅は近鉄線西ノ京駅。
白鳳伽藍の北口から入るようになりますが、入り口は徒歩ですぐのところにあります。
拝観料:800円(白鳳伽藍・玄奘三蔵院伽藍共通)
薬師寺を訪れるのは大学生の時以来ですが、今回は折りしも東塔の解体修理のための着工法要
の準備中で、あたかも工事現場のような様相でした。
(解体修理の着工法要については6/25に行われました)
ただ施設が閉鎖されているということはなく、金堂内の薬師三尊像など展示物については全て見ることができました。
東塔の解体修理は約110年ぶりで、修理完了は8年後を予定しているとのこと。
そもそも白鳳時代創建時から唯一現存する建造物のため、修理を手がけること自体並大抵の覚悟がないとできないことと思いますが、無事完了できることを祈りたいですね。
ささやかではありますが、今回お写経を購入させていただきました。
(東塔用の特別写経ではなく通常分(2.000円)のものですが…)
購入はしたもののまだ手を付けていないので、そろそろ始めるとしますか。
西塔は昭和56年(1981年)に復興。
中学の修学旅行で来た時は真新しかったですが、既に30年ほど経過したのですね。
こちらは今回訪問時に初めて見た「大講堂」。
平成15年(2003年)に完成。
一連の復興事業は名物管長で知られた高田 好胤氏により進められた写経勧進によって支えられましたが、昭和51年(1976年)に復興された金堂に始まり、西塔・中門・回廊の復興を経て今回の大講堂の完成により、薬師寺白鳳伽藍の復興がひと段落したことになりますね。
もちろん建物再建の基本設計に携わった西岡常一棟梁の存在も忘れてはなりません。
こちらは白鳳伽藍の北に位置する「玄奘三蔵院伽藍」の様子。
伽藍の中心部に写真の「玄奘塔」がありますが、メインの展示物は「大唐西域壁画殿」に展示されている平山郁夫画伯による大壁画になります。
実はこの壁画も今年3月に東京国立博物館で開催された展示会で見たのですが、現地で見るとまた趣が異なる感じがしました。
一通り周ったところで昼食を取り、次は唐招提寺へ。
2011-06-28 13:26
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奈良への旅(3日目) [旅行]
3日目は午前中で長谷寺、午後から飛鳥路の散策という行程でした。
長谷寺は以前大学生の時の旅行で行きましたが、飛鳥路に行くのは中学の修学旅行以来なので非常に楽しみではありました。
当初は午前中から飛鳥路、可能であれば長谷寺に行こうかと思っていましたが、ルートを見直しして行程を入れ替えてみました。
(飛鳥路は古墳などの史跡が多く、史跡の場合無料であれば特に入場時間の制限無いため)
当日は宿を出発したのがやや遅かったことと電車の待ち時間があった関係で最寄の近鉄長谷寺駅に到着したのが10:30頃、駅から徒歩20分程度で、現地に到着したのが11時前でした。
長谷寺の拝観(入山)料は500円。
(私は団体割引のチケットを持っていたため、450円でした)
上写真の仁王門をくぐると、長い登廊が続きます。
仁王門から頂上まで全399段、圧巻の一言ですね。
前日の山の辺の道ウォーキングでかなり足に疲れが残っているため、途中で一休みしつつ頂上の本堂・鐘楼へ。
当日は平日ながらも、団体客などで割と賑わっていました。
(巡礼での参拝で白い装束を纏っている方を多く見かけました)
少し休んで本堂に入り、本尊の「十一面観世音菩薩」を拝観。
10M以上ある巨大な仏像ですが、本尊は撮影禁止のため写真で紹介できないのが残念です。
当日は本尊の足元から拝むことができ、御足に触れることができる「特別拝観」も行われていましたが、別途特別拝観料として1.000円かかるため、今回はパスしました。
(通常の拝観では足元が見えないですが、拝見できただけで良しとします)
本堂の舞台より。
ガイドや写真集でも同じ構図の写真を見かけるので、絶好の撮影ポイントではないかと思います。
五重塔方面(鐘楼の反対側)から本堂へ向かう階段。
境内西側にある五重塔。
境内の建物の中では比較的近年(昭和29年)に再建されています。
遠方から(ズームをかけて)本堂を撮影してみましたが、あまり構図的には良くないかも。
長谷寺は比較的見所が多いため、一通り周るのに1時間半ほどかかりました。
早めの昼食を取った後、再び駅に戻り飛鳥路を目指します。
長谷寺は以前大学生の時の旅行で行きましたが、飛鳥路に行くのは中学の修学旅行以来なので非常に楽しみではありました。
当初は午前中から飛鳥路、可能であれば長谷寺に行こうかと思っていましたが、ルートを見直しして行程を入れ替えてみました。
(飛鳥路は古墳などの史跡が多く、史跡の場合無料であれば特に入場時間の制限無いため)
当日は宿を出発したのがやや遅かったことと電車の待ち時間があった関係で最寄の近鉄長谷寺駅に到着したのが10:30頃、駅から徒歩20分程度で、現地に到着したのが11時前でした。
長谷寺の拝観(入山)料は500円。
(私は団体割引のチケットを持っていたため、450円でした)
上写真の仁王門をくぐると、長い登廊が続きます。
仁王門から頂上まで全399段、圧巻の一言ですね。
前日の山の辺の道ウォーキングでかなり足に疲れが残っているため、途中で一休みしつつ頂上の本堂・鐘楼へ。
当日は平日ながらも、団体客などで割と賑わっていました。
(巡礼での参拝で白い装束を纏っている方を多く見かけました)
少し休んで本堂に入り、本尊の「十一面観世音菩薩」を拝観。
10M以上ある巨大な仏像ですが、本尊は撮影禁止のため写真で紹介できないのが残念です。
当日は本尊の足元から拝むことができ、御足に触れることができる「特別拝観」も行われていましたが、別途特別拝観料として1.000円かかるため、今回はパスしました。
(通常の拝観では足元が見えないですが、拝見できただけで良しとします)
本堂の舞台より。
ガイドや写真集でも同じ構図の写真を見かけるので、絶好の撮影ポイントではないかと思います。
五重塔方面(鐘楼の反対側)から本堂へ向かう階段。
境内西側にある五重塔。
境内の建物の中では比較的近年(昭和29年)に再建されています。
遠方から(ズームをかけて)本堂を撮影してみましたが、あまり構図的には良くないかも。
長谷寺は比較的見所が多いため、一通り周るのに1時間半ほどかかりました。
早めの昼食を取った後、再び駅に戻り飛鳥路を目指します。
2011-06-26 11:00
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