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地デジチューナーボードの改造 [PC(自作)]

以前の記事で紹介して取り付けた「KTV-FSPCIE」という地デジチューナーボードですが、最近になって基盤に少し改造を施すことにより地デジ放送をダビングし放題できるチューナーにすることができるという情報を得たので、ふと好奇心が沸いて早速試してみました。
要は地デジ放送が流すコピーガート信号を除外してフリー録画できることで巷ではこれを「TS抜き」というそうですが、調べたところこのボードがTS抜きができるチューナーとして有名らしいです。
私は単に格安のチューナーとして購入しましたが、実はそんなマニアックな品物だったとは…。
ちょっと意外でした。

それはさておき、早速ボードの改造に取り掛かりました。
改造の手順についてはこの辺とかあの辺とかを参照に…。
(「ktv-fspcie ts抜き」というキーワードで検索してみると出てきました)

非常にコンパクトなボード

ボード本体(改造前)。
見た目はPCI-Eですが実は内蔵USBピンヘッダで接続する仕様です。
(従ってPCI-Eスロットに差し込まなくても動作します)

以前の記事でも紹介

本体外箱。
仕様についてはメーカーHPを参照。

まずは本体基盤に手を加えることになりますが、とある雑誌では配線でハンダ作業が必要と記載があったものの、ネットの記事を見たところ配線はセロテープ等で仮止めでもOKな模様。

記事を参照したところ、加工が必要なのは下記写真の赤丸・青丸の部分。

画像が荒いですが…

赤丸(R19のチップ)の撤去と、青丸(R16のチップ)にアース配線を施すという作業です。

改造後

改造後(R16にアース配線)。
アース配線は最終的に外すため、ぱっと見では改造前と改造後で殆ど変化ありませんが…。
アース配線のR16と反対側端については写真では左上ブラケット止め用のビスに固定していますが、本来は基盤の右下にある「D3」チップに止めるのが正しいようです。
(私は両方試してみましたが)

R19の撤去はデザインカッターを使用して一応無事にできましたが、苦労したのはやはりR16のアース配線ですね。
中の銅線とチップとの接触がかなりシビアらしく、説明の手順どおりにPC側での認識がなかなかうまくいきませんでした(10回中1回の確立で成功するという感じ)。
本来は配線をハンダ付けできれば一番良いのですが、私はハンダ付けは得意でないのでやむを得ずといったところか…。

その後の手順はここでは詳しく書きませんが(上記のサイトを参照して下さい)、要約するとドライバの組み込み→本体ファームウェアの吸出し(FWの吸出しに上記のアース配線が必要で、通称「サルベージ配線」と呼ぶそうです)→吸出ししたFWファイルの更新→更新したFWファイルにて本体FWの書き換え→ドライバの再インストール、という流れになります。

上記の手順を踏んで何とかPC側での認識が完了した後、いよいよTV視聴ソフトで実際に地デジの視聴ができるかをテスト。
ソフトはフリーで提供されている「TVTest」を使用、TVTestで視聴するために該当機種用の「Bondriver」もダウンロードして、多少手間取ったもののソフトで視聴できる段階まで行きました。
(当初B-CASカードの認識がうまくできず放送は受信できても画面が映らない状態でしたが、何とか解決できました)
一応ソフト上での録画も試してみましたが、録画したファイルのサイズが1分で125MB程度と桁外れに大きいため、これでは実用的ではないですね…(苦笑)。

録画環境の構成はまた別途複雑な手順があるようなので、今回はここまでとして次の機会にまたチャレンジしたいと思います。
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