今年のGWは伊豆旅行へ(2日目) [旅行]
2日目は修善寺まで鉄道で移動、そこからバスに乗って浄蓮の滝・河津七滝と伊豆の滝巡り。
帰りは天城山(旧天城トンネル)を一部徒歩で歩いて修善寺に戻り帰路に着く、という行程。
当初は河津辺りで宿を取り河津~河津七滝~天城山~浄蓮の滝~修善寺という行程を計画していましたが、河津(もしくは下田・伊東など伊豆東部)で宿が確保できず、その先の熱海・湯河原・小田原・三島・沼津でも☓、最終的に伊豆長岡(の温泉街)で宿が確保できたので、計画と逆ルートとなる行程になりました。
ということで伊豆長岡の温泉街から出発して伊豆長岡駅へ。
温泉街から伊豆長岡駅までは徒歩15分程度。
途中狩野川を渡ります。
天候は昨日に引き続き快晴。
伊豆長岡駅入口の交差点にて撮影。
道路の向こうに富士山が見えました。
伊豆長岡駅に到着。
駅舎の前に停まっているバスは…
ラブライブ!のラッピングバスでした。
なんでもラブライブ!の新作で伊豆箱根線が登場するということで、コラボ企画をしているそう。
ちなみに伊豆箱根線でも同ラッピングの車両を運行しています。
帰りの乗車でその車両とすれ違ったものの撮影できるタイミングがなかったのでこれはまたの機会に…。
それはともかく、伊豆箱根線(駿豆線)に乗車して終点の修善寺まで。
ちなみに伊豆箱根線車両のデフォルトカラーはこれ(3000系)。
伊豆箱根線(駿豆線)は日中10~20分間隔と地方ローカル線としては高頻度のダイヤですが、線路は単線です。
ただそのためか、ほとんどの途中駅に列車交換設備を設けています。
車窓からは直立した岩肌が見える山が見えました。
伊豆半島は海底火山が隆起して半島となったという地学的な経緯があるため、各所でこういった岩石地帯を見ることができます。
(後の浄蓮の滝・河津七滝でその辺りも紹介)
伊豆長岡と修善寺の中間、特急(踊り子)も停車する大仁駅。
大仁から修善寺まではカーブが連続する区間。
「この先カーブが続きます」のアナウンスも流れます。
修善寺の1つ手前の牧之郷(まきのごう)駅。
終点の修善寺駅に到着するところ。
駅の手前でもカーブしています。
ということで修善寺駅到着。
右側の車両は江ノ電っぽいカラーですが、何かコラボ企画があるのでしょうか?
→どうやらかつてあった軌道線の車両のカラーを再現したもののようです。
伊豆箱根線(駿豆線)の鉄道むすめは「修善寺まきの」という名前。
名前の由来は…説明するまでもないでしょう。
(修善寺と牧之郷駅)
ちなみに伊豆箱根線のもう一つの路線となる大雄山線でも新たに鉄道むすめが登場したようです。
併せてラブライブ!のパネルも。
更には別のアニメのコラボ企画もある模様。
→「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」というアニメらしい。
修善寺からはバスでの移動となりますが、一気に河津七滝まで行くか浄蓮の滝から行くかのどちらかを検討しましたが、バスの時刻表を確認したところ次の河津七滝まで行くバスの発車時刻が1時間以上後になることが判明。
浄蓮の滝であれば同停留所を経由するバスがすぐの発車であったため、即座にそのバスに乗車。
浄蓮の滝を目指します。
バスで国道414号線を南下。
伊豆中部の山あいを走ります。
浄蓮の滝入口に到着。
修善寺からの浄蓮の滝バス停までの所要時間は約35分。
滝入口付近には伊豆の踊子の像も。
今回観光するルートも全て伊豆の踊子の舞台となった場所になります。
浄蓮の滝は日本の滝百選にも選ばれています。
滝の横にはかの大御所演歌歌手の姿も…。
ということで滝への歩道へと進みます。
浄蓮の滝の展望所までは入口(駐車場)から歩道の階段を下りて数分ですが、さすがに見事な光景。
滝の瀑音も心地よいです。
滝の拡大写真。
滝の右側に見える柱状の岩石は柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる岩石構造で、火山から噴火した溶岩が冷えて固まる時に体積が縮むことでできる割れ目が六角形状の柱のようになったもの。
特に伊豆半島の各地で多くみられるもので、この後に行く河津七滝でも多数目にします。
滝の展望所には「天城越え」の碑も。
歌詞の中に浄蓮の滝の名前も出てくるので設けられたものですが、石碑自体苔むしていて年季が入っています。
冒頭に申し上げた大御所演歌歌手とは石川さゆりであることは言うまでもないです。
滝の下流ではマス釣りにいそしむ観光客も。
マス釣りは時間制の有料施設ですが、さすがに今回は時間が無いので見るだけです。
細い通路を挟んで反対側はわさび田。
一部は苗を植えている最中でした。
端の部分だけ成長したわさびが残っていました。
一通り散策した後次はいよいよ河津七滝に向かうのですが、河津七滝方面のバスが来るまでまだ30分以上空きがあるので途中の「道の駅 天城越え」まで歩いてみることに。
天城山へと向かう上り道。
後から気づいたのですが、実はこの道も小説「伊豆の踊子」に登場する主人公が通ったとされる「踊子歩道」の一部です。
上り道の後は少し平坦になり、杉並木を抜けます。
歩道はやがて国道414号線に接近し、その脇を通ります。
目的地まであと400m。
この地点では完全に国道と合流。
道の駅にようやく到着。
常連の滝から距離的に約2.4km。
バスの到着に間に合うようにやや早歩きでしたので、ちょっと疲れた…。
到着した道の駅 天城越えですが、昭和の森会館や伊豆半島ジオパーク天城ビジターセンターなど色々な施設と兼ねています。
館内には「天城越え」のポスターも。
これは歌の発表当時のものなのでしょうか?
そもそも歌名が道の駅の名前になるのもここだけかと思いますが、それほど歌の知名度が高いことの現れではないかと。
駐車場には車・バイクはもとより自転車用の駐輪ラックもありました。
観光客の大半は車やバイクでしたが、確かに自転車の方もちらほら見かけました。
天城山はわさびの産地としても有名なのでわさびビールがあるのは分かりますが、なぜに業界風の逆さ読み(ビーワサのルービー)なのでしょうか?
ちなみに黒(ロークー)もあるらしいw
予定時刻より少し遅れて河津七滝方面のバスが到着。
写真のバスは1便前の別方面のバスですが、イメージということで。
(バス会社は同じ)
バスは国道最高地点の新天城トンネルを経由して、天城山中を走行。
河津七滝は上流(釜滝)から入るので、上流側の水垂(みずたれ)というバス停で降ります。
ちなみに知っている人もいるかと思いますが、七滝=ななだる、と読みます。
滝を「だる」と呼ぶのは河津の地域独特の表現で、河津では滝のことを「水が垂れる」 という意味で垂水(たるみ)と呼んでいたことから「 ななたき 」ではなく「 ななだる 」と 呼んでいます。
ということで河津七滝を上流側から巡っていくのですが、第1の釜滝から順にエビ滝・蛇滝・初景滝・カニ滝・出合滝・大滝と進んでいきます。
案内図を見る限り終点の大滝(河津七滝駐車場)まで1.1km、所要時間的に1時間程度のようです。
河津七滝の遊歩道も伊豆の踊子の由来の「踊子歩道」の一部。
釜滝の少し上流に「猿田淵」というビューポイントがあるそうなので、まずはそちらに行ってみます。
その猿田淵に向かう途中にある吊り橋のネーミングがこれまた凄い…。
「滝々段々橋」と書いて「だるだるだんだんばし」と読むそうです。
施工年が2011年とのことなので、比較的新しい橋のようです。
そして猿田淵に到着。
滝ではありますが小規模なためか七滝にはカウントされていません。
猿田淵=Saruta Depthということで。
案内板の上には猿田淵の由来の説明があり、その昔猿田彦命(さるたひこのみこと)という神様がこの場所に案内されたところ、大きなヤマメが水面から飛び上がり猿田彦命がたちまち釣り上げてしまったので、里の人は誰いうとなくこの淵を「猿田淵」と言うようになったとのことです。
猿田淵から下流・釜滝方面を見る。
青緑色の水がとても綺麗です。
先程の吊り橋(滝々段々橋)を経て合流地点に戻り、階段を下って釜滝へ。
第1の滝である釜滝(かまだる)。
高さは約22mで、七滝中2番目に高い滝。
名前の由来は滝の周りを柱状節理の岩肌に囲まれている様子が釜のように見えることから。
滝を囲む柱状節理の岩肌は圧巻の光景。
よく見ると柱状節理は1本ではなく、いくつかの層に分かれています。
溶岩が冷え固まる時期がずれたためなのか…いずれにしても複雑です。
釜滝の少し下流には2番目の海老滝(えびだる)。
名前の由来は滝の形がエビの尾ひれに似ていることからだそうですが、確かにそのように見えなくもないです。
下流に進みますが、途中で弯曲している珍しい構造の吊り橋がありました。
名前は「河津踊子滝見橋」だそう。
ここでも柱状節理が見られました。
まるでドミノの如く倒れかかっている形態ものもあって面白いです。
3番目の蛇滝(へびだる)。
名前の由来は蛇行する川の流れが柱状節理の岩肌と相まって蛇のウロコのように見えることから。
蛇滝の滝つぼを撮影。
滝の左右の柱状節理は直立していますが、先ほどの蛇のウロコのような岩肌は節理の上面だったのですね。
(柱状節理はたいてい六角形の形をしている)
さらに下流側から撮影。
この場所から見ると確かに蛇っぽい感じ。
ちなみに一番奥が蛇滝。
川に沿って4番目の初景滝に進みます。
ということで初景滝(しょけいだる)に到着。
名前の由来は伊豆の踊子の舞台となったことからと思われます。
滝の手前には「伊豆の踊子と私」の像もあり、七滝中髄一の撮影ポイントとなっています。
初景滝を後にして下流に進みますが、途中に石を投げて願掛けをするスポットがありました。
石を先に見えるポイントに3回投げてそのうち1回でも入れば願いがかなうとのことですが…。
ちなみに自分は3回中2回入りましたが。
スポットは2か所あり、写真の場所の方が難易度が低かった気がします。
※石投げは3個分で100円
さらに進むとまたもや伊豆の踊子の像が。
小説「伊豆の踊子」は今までに計6回映画化されていますが、各時代の名女優がヒロインとして出演しています。
美空ひばり・吉永小百合・山口百恵など、そうそうたるメンバーが名を連ねています。
付近の案内図をみるとこの辺りが5番目の「かに滝」らしいのですが…。
岩肌は確かにかにの甲羅っぽいですが、まだ先らしいです。
どうやらここがここがかに滝(かにだる)のようです。
岩肌がかにの甲羅のようなのか、もしくは滝の両側の岩肌がかにが両手のはさみを上げたように見えるから、というのが名前の由来らしいです。
次は6番目の出合滝(であいだる)ですが、ちょうど昼時で付近に食事処(茶屋)があったので昼食を取ることに。
昼食は天然わさび付きのととろろそばでした。
昼食の後はさっそく出合滝へ。
滝の上流側から撮影。
滝がちょうど2つの川の合流地点になっていることが出合滝の名前の由来です。
下流(大滝)側から撮影。
少し接近して撮影。
両側の柱状節理を浸食して滝ができたことが分かります。
折りしも自分が小学生の時にこの滝を見て絵付きの作文にしたものが見つかったので、ちょっと紹介します。
この作文は7枚構成で、その2枚目がこの出合滝についての解説。
前の写真にかなり近いアングルです(視点が左側にずれていますが)。
自分で言うのも何ですが、滝の左側の曲がっている柱状節理の様子など"かなり忠実に再現されていますね。
青緑色の水面もほぼ同じ色。
文面でも柱状節理(せつりと記載)についての解説もあります。
この作文親の介入が多少あったのですが、それでも凄い出来ではないかと。
ちなみに文面で上流に初景滝や釜滝があることが触れられていますが、当方最近まで出合滝と大滝以外の滝の名前は全く覚えていませんでした…。
先の作文は河津川の源流から河口までを纏めたもので出合滝を起点として解説をしていますが(1枚目はイントロダクションのようなもの)、ちゃんと「河津川起点」の標識もありましたので解説的にも正しかったようです。
先程出合滝が柱状節理を浸食してできたと記載しましたが、そういう点で柱状節理の岩肌もダイナミックな様相です。
これは大滝側の柱状節理。
ここは節理が直立している形状です。
出合滝周辺は多彩な形状の柱状節理が見られるので、見どころ満点ですね。
一通り見て出合滝を後にして、最後の大滝へ。
大滝展望台への歩道の途中から、河津七滝ループ橋が見えました。
(後でバスで通ることになります)
歩道の途中にある洞穴の湯。
大滝展望台周辺はホテルの私有地なので、ホテル宿泊客専用の露天風呂も点在しています。
ということで大滝(おおだる)に到着。
高さ約30mで河津七滝中、最大の高さを誇る滝です。
滝の展望台には大滝ができるまでの解説図も。
解説によると滝のちょうど真ん中から上が柱状節理で構成される新しい時代の地層、下が伊豆半島が海底火山だった頃の古い時代の地層の2つに分かれているとのことです。
なるほど、自分で撮った写真でも地層が2つに分かれていることが確認できます。
一般客が入れるのはこの場所にある大滝展望台までで、この先はホテル宿泊客と日帰り温泉客専用となります。
小さくて分かりづらいですが、滝つぼの右側に露天風呂があるのが確認できます。
昔の作文を再び紹介。
これは3枚目の大滝についての解説ですが、先の2枚目(出合滝)ほど再現度は高くないものの滝つぼ横の露天風呂が描かれているなど、割と当たっていたします。
さすがに滝つぼで泳いでいる人はいませんでしたが…。
(滝つぼはすごく冷たいと思いますなどど記載ありますが、当時はともかく今は遊泳禁止なんじゃないのか)
ちなみに大滝周辺はナチシダの自生北限地とのことで、その旨の案内板もありました。
ナチ=那智を意味するので、主に紀伊半島に自生しているシダということですね。
ということで河津七滝の観光はここまでで、駐車場(バス停)まで戻り修善寺方面に少し戻ります。
(便の関係で待ち時間が40分くらい空く)
大滝のバス停から河津七滝ループ橋を経て二階滝バス停で下車。
その近くの二階滝駐車場に到着。
ここからの行程は旧天城トンネルを経由して水生地下駐車場までの約4km強の道のり。
一応「天城越え」ということになるのか…?
この道は国道414号線の旧道になりますが、踊り子歩道にも該当します。
途中砂利道になるものの車の通行も一応可能。
(自分はもちろん徒歩ですが…)
旧道ということで道幅は狭いですが、この辺りはまだ舗装されています。
二階滝の地点標識。
奥に見える展望台から二階滝が見えます。
ちなみに二階滝=にかいだる、と読みます。
展望台から見た二階滝。
滝が二段になっているから二階滝、ということでしょうか?
高さは合わせて15m位ありそう。
二階滝の少し先にある寒天橋。
ここから八丁池方面に分岐する道がありますが(上の写真で左手に進む)、この先にゲートがあり一般車は進入禁止になっています。
八丁池行きの路線バスのみ通行可能で、バスが通過する時だけゲートが開く仕組みのようです。
橋の下を流れる川は河津川の源流で、上の写真で奥(右側)が八丁池方面。
川の向こうの平らな岩壁は自然石なのか人工物なのか謎です…。
ここから先は砂利道に変わります。
道幅が狭い箇所もあり、落石注意の標識も所々で見られます。
旧天城トンネルの南側(河津川)の入口に到着。
トンネルの手前でバイクと記念写真を撮る方も見受けられました。
旧天城トンネルは国指定重要文化財に指定されています。
少し休憩してトンネルに入ります。
トンネル内は所々に照明があるものの、基本的に暗いです。
通過する車のライトが眩しい。
あとバイクの場合エンジン音が響くのでかなりの騒音になります。
ようやく北側の出口が見えてきました。
トンネル北側(修善寺側)の出口。
出口周辺は小さい広場(園地)になっていてトイレもあります。
ここでもトンネルをバックに記念撮影をされている方が。
横には天城山隧道の案内板もありました。
トンネルではなく隧道なのがポイント。
旧天城トンネルは明治38年に開通、全長446m。
「このトンネルの開通によって北伊豆と南伊豆の距離は一挙に短縮し、難所の天城越えは解消した」と記載があります。
トンネルの先は下り坂に変わり足早になりますが、さすがに車は一瞬で通り過ぎていきます。
車・バイクは多く見かけましたが、中には自転車で登る強者も…。
自分も徒歩なのであまり人のことは言えませんが。
水生地(氷室園地)と呼ばれる場所に到着。
水生地ということはこの辺りが狩野川水系の源流ということになるのでしょうか?
ちなみに旧天城トンネルが分水嶺となっており、トンネルの北側は狩野川水系のはず…。
園地から下流側を見る。
旧道はこの地点で大きくカーブして、この後414号線の本道と合流するまで川に沿って進みます。
道は引き続き砂利道です(本道と合流するまで続く)。
道を進むとさりげなく伊豆の踊子の冒頭の一分が刻まれた「伊豆の踊子文学碑」がありました。
左側は作者川端康成のレリーフ。
414号本道とのご合流地点に到着。
本道の反対側(写真手前)が水生地下駐車場及びバス停。
修善寺行きバスの到着まで時間があったので付近を散策。
ここから踊り子歩道は更に続き、午前中に行った「道の駅 天城越え」に通じているのですが、さすがに今からそこまで歩く時間(と体力)はないのでこの辺にしておきます。
駐車場に戻りバスを待って修善寺駅へ。
バスの終点、修善寺駅の手前で再び狩野川を渡ります。
ということで修善寺駅に戻って来ました。
駅舎は最近リニューアルされたのか、和風ながらもモダンな造り。
修善寺には「温泉むすめ」なるキャラもいる模様。
名前は「修善寺 透子」というらしい。
鉄道むすめ(修善寺 まきの)と関連性があるのかは不明…。
ちなみにスカートの右側には「わたしはできる…わたしはできる…わたしはできる…」と書かれていますが、性格的に気弱な娘(という設定)なのでしょうか?
それはともかく、三島行きの電車に乗車。
あわよくば修善寺始発の特急踊り子に乗ろうという目論見もありましたが、残念ながら当日分の踊り子は発車済み。
なので普通に普通列車で行きます。
一応この車両アニメコラボのラッピング車両ということになるのでしょうか?
(美男高校地球防衛部HAPPY KISS! 仕様)
日没にさしかかっていますが、車窓から富士山が見えました。
三島に近いですが特急踊り子の停車駅でもある大場(だいば)。
終点三島の手前で東海道線と合流。
辛うじて遠方に富士山が見えます。
三島駅に到着。
一旦改札を出てJR線の切符を買います。
(JR東海区間で手持ちのICカードが使えないため)
到着したのは東京方面の直通電車でしたが、1つ手前の駅(沼津)始発にも関わらず車内はかなり混雑していて立ち乗り状態でした。
中間の函南駅にて撮影。
丹那トンネルを抜けて間もなく熱海。
遠くに熱海城が見えます。
三島から乗車した電車はかなり混雑していたので熱海で一旦ホームに降り、次の熱海始発に乗り換えます。
ホームの反対側にはJR東海車(313系+211系)が停車中。
今回はJR東海車には縁が無かったです…。
疲れたので熱海から先はグリーン車で。
ホームの売店でチューハイを買って一杯飲みます。
というか前の方もビールなどが置かれているので、考えていることは同じということで…。
そんな感じで今回の旅は終了。
引退が囁かれている185系特急踊り子のグリーン車に乗るという目的で始めた今回の旅ですが、その後の観光が大まかなプランながら結果的には纏まったのかなと。
さすがに1泊2日では伊豆半島内で周れる箇所は限られるので、残りは何回か分けてまたの機会に観光したいと思います。
***終わり***
帰りは天城山(旧天城トンネル)を一部徒歩で歩いて修善寺に戻り帰路に着く、という行程。
当初は河津辺りで宿を取り河津~河津七滝~天城山~浄蓮の滝~修善寺という行程を計画していましたが、河津(もしくは下田・伊東など伊豆東部)で宿が確保できず、その先の熱海・湯河原・小田原・三島・沼津でも☓、最終的に伊豆長岡(の温泉街)で宿が確保できたので、計画と逆ルートとなる行程になりました。
ということで伊豆長岡の温泉街から出発して伊豆長岡駅へ。
温泉街から伊豆長岡駅までは徒歩15分程度。
途中狩野川を渡ります。
天候は昨日に引き続き快晴。
伊豆長岡駅入口の交差点にて撮影。
道路の向こうに富士山が見えました。
伊豆長岡駅に到着。
駅舎の前に停まっているバスは…
ラブライブ!のラッピングバスでした。
なんでもラブライブ!の新作で伊豆箱根線が登場するということで、コラボ企画をしているそう。
ちなみに伊豆箱根線でも同ラッピングの車両を運行しています。
帰りの乗車でその車両とすれ違ったものの撮影できるタイミングがなかったのでこれはまたの機会に…。
それはともかく、伊豆箱根線(駿豆線)に乗車して終点の修善寺まで。
ちなみに伊豆箱根線車両のデフォルトカラーはこれ(3000系)。
伊豆箱根線(駿豆線)は日中10~20分間隔と地方ローカル線としては高頻度のダイヤですが、線路は単線です。
ただそのためか、ほとんどの途中駅に列車交換設備を設けています。
車窓からは直立した岩肌が見える山が見えました。
伊豆半島は海底火山が隆起して半島となったという地学的な経緯があるため、各所でこういった岩石地帯を見ることができます。
(後の浄蓮の滝・河津七滝でその辺りも紹介)
伊豆長岡と修善寺の中間、特急(踊り子)も停車する大仁駅。
大仁から修善寺まではカーブが連続する区間。
「この先カーブが続きます」のアナウンスも流れます。
修善寺の1つ手前の牧之郷(まきのごう)駅。
終点の修善寺駅に到着するところ。
駅の手前でもカーブしています。
ということで修善寺駅到着。
右側の車両は江ノ電っぽいカラーですが、何かコラボ企画があるのでしょうか?
→どうやらかつてあった軌道線の車両のカラーを再現したもののようです。
伊豆箱根線(駿豆線)の鉄道むすめは「修善寺まきの」という名前。
名前の由来は…説明するまでもないでしょう。
(修善寺と牧之郷駅)
ちなみに伊豆箱根線のもう一つの路線となる大雄山線でも新たに鉄道むすめが登場したようです。
併せてラブライブ!のパネルも。
更には別のアニメのコラボ企画もある模様。
→「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」というアニメらしい。
修善寺からはバスでの移動となりますが、一気に河津七滝まで行くか浄蓮の滝から行くかのどちらかを検討しましたが、バスの時刻表を確認したところ次の河津七滝まで行くバスの発車時刻が1時間以上後になることが判明。
浄蓮の滝であれば同停留所を経由するバスがすぐの発車であったため、即座にそのバスに乗車。
浄蓮の滝を目指します。
バスで国道414号線を南下。
伊豆中部の山あいを走ります。
浄蓮の滝入口に到着。
修善寺からの浄蓮の滝バス停までの所要時間は約35分。
滝入口付近には伊豆の踊子の像も。
今回観光するルートも全て伊豆の踊子の舞台となった場所になります。
浄蓮の滝は日本の滝百選にも選ばれています。
滝の横にはかの大御所演歌歌手の姿も…。
ということで滝への歩道へと進みます。
浄蓮の滝の展望所までは入口(駐車場)から歩道の階段を下りて数分ですが、さすがに見事な光景。
滝の瀑音も心地よいです。
滝の拡大写真。
滝の右側に見える柱状の岩石は柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる岩石構造で、火山から噴火した溶岩が冷えて固まる時に体積が縮むことでできる割れ目が六角形状の柱のようになったもの。
特に伊豆半島の各地で多くみられるもので、この後に行く河津七滝でも多数目にします。
滝の展望所には「天城越え」の碑も。
歌詞の中に浄蓮の滝の名前も出てくるので設けられたものですが、石碑自体苔むしていて年季が入っています。
冒頭に申し上げた大御所演歌歌手とは石川さゆりであることは言うまでもないです。
滝の下流ではマス釣りにいそしむ観光客も。
マス釣りは時間制の有料施設ですが、さすがに今回は時間が無いので見るだけです。
細い通路を挟んで反対側はわさび田。
一部は苗を植えている最中でした。
端の部分だけ成長したわさびが残っていました。
一通り散策した後次はいよいよ河津七滝に向かうのですが、河津七滝方面のバスが来るまでまだ30分以上空きがあるので途中の「道の駅 天城越え」まで歩いてみることに。
天城山へと向かう上り道。
後から気づいたのですが、実はこの道も小説「伊豆の踊子」に登場する主人公が通ったとされる「踊子歩道」の一部です。
上り道の後は少し平坦になり、杉並木を抜けます。
歩道はやがて国道414号線に接近し、その脇を通ります。
目的地まであと400m。
この地点では完全に国道と合流。
道の駅にようやく到着。
常連の滝から距離的に約2.4km。
バスの到着に間に合うようにやや早歩きでしたので、ちょっと疲れた…。
到着した道の駅 天城越えですが、昭和の森会館や伊豆半島ジオパーク天城ビジターセンターなど色々な施設と兼ねています。
館内には「天城越え」のポスターも。
これは歌の発表当時のものなのでしょうか?
そもそも歌名が道の駅の名前になるのもここだけかと思いますが、それほど歌の知名度が高いことの現れではないかと。
駐車場には車・バイクはもとより自転車用の駐輪ラックもありました。
観光客の大半は車やバイクでしたが、確かに自転車の方もちらほら見かけました。
天城山はわさびの産地としても有名なのでわさびビールがあるのは分かりますが、なぜに業界風の逆さ読み(ビーワサのルービー)なのでしょうか?
ちなみに黒(ロークー)もあるらしいw
予定時刻より少し遅れて河津七滝方面のバスが到着。
写真のバスは1便前の別方面のバスですが、イメージということで。
(バス会社は同じ)
バスは国道最高地点の新天城トンネルを経由して、天城山中を走行。
河津七滝は上流(釜滝)から入るので、上流側の水垂(みずたれ)というバス停で降ります。
ちなみに知っている人もいるかと思いますが、七滝=ななだる、と読みます。
滝を「だる」と呼ぶのは河津の地域独特の表現で、河津では滝のことを「水が垂れる」 という意味で垂水(たるみ)と呼んでいたことから「 ななたき 」ではなく「 ななだる 」と 呼んでいます。
ということで河津七滝を上流側から巡っていくのですが、第1の釜滝から順にエビ滝・蛇滝・初景滝・カニ滝・出合滝・大滝と進んでいきます。
案内図を見る限り終点の大滝(河津七滝駐車場)まで1.1km、所要時間的に1時間程度のようです。
河津七滝の遊歩道も伊豆の踊子の由来の「踊子歩道」の一部。
釜滝の少し上流に「猿田淵」というビューポイントがあるそうなので、まずはそちらに行ってみます。
その猿田淵に向かう途中にある吊り橋のネーミングがこれまた凄い…。
「滝々段々橋」と書いて「だるだるだんだんばし」と読むそうです。
施工年が2011年とのことなので、比較的新しい橋のようです。
そして猿田淵に到着。
滝ではありますが小規模なためか七滝にはカウントされていません。
猿田淵=Saruta Depthということで。
案内板の上には猿田淵の由来の説明があり、その昔猿田彦命(さるたひこのみこと)という神様がこの場所に案内されたところ、大きなヤマメが水面から飛び上がり猿田彦命がたちまち釣り上げてしまったので、里の人は誰いうとなくこの淵を「猿田淵」と言うようになったとのことです。
猿田淵から下流・釜滝方面を見る。
青緑色の水がとても綺麗です。
先程の吊り橋(滝々段々橋)を経て合流地点に戻り、階段を下って釜滝へ。
第1の滝である釜滝(かまだる)。
高さは約22mで、七滝中2番目に高い滝。
名前の由来は滝の周りを柱状節理の岩肌に囲まれている様子が釜のように見えることから。
滝を囲む柱状節理の岩肌は圧巻の光景。
よく見ると柱状節理は1本ではなく、いくつかの層に分かれています。
溶岩が冷え固まる時期がずれたためなのか…いずれにしても複雑です。
釜滝の少し下流には2番目の海老滝(えびだる)。
名前の由来は滝の形がエビの尾ひれに似ていることからだそうですが、確かにそのように見えなくもないです。
下流に進みますが、途中で弯曲している珍しい構造の吊り橋がありました。
名前は「河津踊子滝見橋」だそう。
ここでも柱状節理が見られました。
まるでドミノの如く倒れかかっている形態ものもあって面白いです。
3番目の蛇滝(へびだる)。
名前の由来は蛇行する川の流れが柱状節理の岩肌と相まって蛇のウロコのように見えることから。
蛇滝の滝つぼを撮影。
滝の左右の柱状節理は直立していますが、先ほどの蛇のウロコのような岩肌は節理の上面だったのですね。
(柱状節理はたいてい六角形の形をしている)
さらに下流側から撮影。
この場所から見ると確かに蛇っぽい感じ。
ちなみに一番奥が蛇滝。
川に沿って4番目の初景滝に進みます。
ということで初景滝(しょけいだる)に到着。
名前の由来は伊豆の踊子の舞台となったことからと思われます。
滝の手前には「伊豆の踊子と私」の像もあり、七滝中髄一の撮影ポイントとなっています。
初景滝を後にして下流に進みますが、途中に石を投げて願掛けをするスポットがありました。
石を先に見えるポイントに3回投げてそのうち1回でも入れば願いがかなうとのことですが…。
ちなみに自分は3回中2回入りましたが。
スポットは2か所あり、写真の場所の方が難易度が低かった気がします。
※石投げは3個分で100円
さらに進むとまたもや伊豆の踊子の像が。
小説「伊豆の踊子」は今までに計6回映画化されていますが、各時代の名女優がヒロインとして出演しています。
美空ひばり・吉永小百合・山口百恵など、そうそうたるメンバーが名を連ねています。
付近の案内図をみるとこの辺りが5番目の「かに滝」らしいのですが…。
岩肌は確かにかにの甲羅っぽいですが、まだ先らしいです。
どうやらここがここがかに滝(かにだる)のようです。
岩肌がかにの甲羅のようなのか、もしくは滝の両側の岩肌がかにが両手のはさみを上げたように見えるから、というのが名前の由来らしいです。
次は6番目の出合滝(であいだる)ですが、ちょうど昼時で付近に食事処(茶屋)があったので昼食を取ることに。
昼食は天然わさび付きのととろろそばでした。
昼食の後はさっそく出合滝へ。
滝の上流側から撮影。
滝がちょうど2つの川の合流地点になっていることが出合滝の名前の由来です。
下流(大滝)側から撮影。
少し接近して撮影。
両側の柱状節理を浸食して滝ができたことが分かります。
折りしも自分が小学生の時にこの滝を見て絵付きの作文にしたものが見つかったので、ちょっと紹介します。
この作文は7枚構成で、その2枚目がこの出合滝についての解説。
前の写真にかなり近いアングルです(視点が左側にずれていますが)。
自分で言うのも何ですが、滝の左側の曲がっている柱状節理の様子など"かなり忠実に再現されていますね。
青緑色の水面もほぼ同じ色。
文面でも柱状節理(せつりと記載)についての解説もあります。
この作文親の介入が多少あったのですが、それでも凄い出来ではないかと。
ちなみに文面で上流に初景滝や釜滝があることが触れられていますが、当方最近まで出合滝と大滝以外の滝の名前は全く覚えていませんでした…。
先の作文は河津川の源流から河口までを纏めたもので出合滝を起点として解説をしていますが(1枚目はイントロダクションのようなもの)、ちゃんと「河津川起点」の標識もありましたので解説的にも正しかったようです。
先程出合滝が柱状節理を浸食してできたと記載しましたが、そういう点で柱状節理の岩肌もダイナミックな様相です。
これは大滝側の柱状節理。
ここは節理が直立している形状です。
出合滝周辺は多彩な形状の柱状節理が見られるので、見どころ満点ですね。
一通り見て出合滝を後にして、最後の大滝へ。
大滝展望台への歩道の途中から、河津七滝ループ橋が見えました。
(後でバスで通ることになります)
歩道の途中にある洞穴の湯。
大滝展望台周辺はホテルの私有地なので、ホテル宿泊客専用の露天風呂も点在しています。
ということで大滝(おおだる)に到着。
高さ約30mで河津七滝中、最大の高さを誇る滝です。
滝の展望台には大滝ができるまでの解説図も。
解説によると滝のちょうど真ん中から上が柱状節理で構成される新しい時代の地層、下が伊豆半島が海底火山だった頃の古い時代の地層の2つに分かれているとのことです。
なるほど、自分で撮った写真でも地層が2つに分かれていることが確認できます。
一般客が入れるのはこの場所にある大滝展望台までで、この先はホテル宿泊客と日帰り温泉客専用となります。
小さくて分かりづらいですが、滝つぼの右側に露天風呂があるのが確認できます。
昔の作文を再び紹介。
これは3枚目の大滝についての解説ですが、先の2枚目(出合滝)ほど再現度は高くないものの滝つぼ横の露天風呂が描かれているなど、割と当たっていたします。
さすがに滝つぼで泳いでいる人はいませんでしたが…。
(滝つぼはすごく冷たいと思いますなどど記載ありますが、当時はともかく今は遊泳禁止なんじゃないのか)
ちなみに大滝周辺はナチシダの自生北限地とのことで、その旨の案内板もありました。
ナチ=那智を意味するので、主に紀伊半島に自生しているシダということですね。
ということで河津七滝の観光はここまでで、駐車場(バス停)まで戻り修善寺方面に少し戻ります。
(便の関係で待ち時間が40分くらい空く)
大滝のバス停から河津七滝ループ橋を経て二階滝バス停で下車。
その近くの二階滝駐車場に到着。
ここからの行程は旧天城トンネルを経由して水生地下駐車場までの約4km強の道のり。
一応「天城越え」ということになるのか…?
この道は国道414号線の旧道になりますが、踊り子歩道にも該当します。
途中砂利道になるものの車の通行も一応可能。
(自分はもちろん徒歩ですが…)
旧道ということで道幅は狭いですが、この辺りはまだ舗装されています。
二階滝の地点標識。
奥に見える展望台から二階滝が見えます。
ちなみに二階滝=にかいだる、と読みます。
展望台から見た二階滝。
滝が二段になっているから二階滝、ということでしょうか?
高さは合わせて15m位ありそう。
二階滝の少し先にある寒天橋。
ここから八丁池方面に分岐する道がありますが(上の写真で左手に進む)、この先にゲートがあり一般車は進入禁止になっています。
八丁池行きの路線バスのみ通行可能で、バスが通過する時だけゲートが開く仕組みのようです。
橋の下を流れる川は河津川の源流で、上の写真で奥(右側)が八丁池方面。
川の向こうの平らな岩壁は自然石なのか人工物なのか謎です…。
ここから先は砂利道に変わります。
道幅が狭い箇所もあり、落石注意の標識も所々で見られます。
旧天城トンネルの南側(河津川)の入口に到着。
トンネルの手前でバイクと記念写真を撮る方も見受けられました。
旧天城トンネルは国指定重要文化財に指定されています。
少し休憩してトンネルに入ります。
トンネル内は所々に照明があるものの、基本的に暗いです。
通過する車のライトが眩しい。
あとバイクの場合エンジン音が響くのでかなりの騒音になります。
ようやく北側の出口が見えてきました。
トンネル北側(修善寺側)の出口。
出口周辺は小さい広場(園地)になっていてトイレもあります。
ここでもトンネルをバックに記念撮影をされている方が。
横には天城山隧道の案内板もありました。
トンネルではなく隧道なのがポイント。
旧天城トンネルは明治38年に開通、全長446m。
「このトンネルの開通によって北伊豆と南伊豆の距離は一挙に短縮し、難所の天城越えは解消した」と記載があります。
トンネルの先は下り坂に変わり足早になりますが、さすがに車は一瞬で通り過ぎていきます。
車・バイクは多く見かけましたが、中には自転車で登る強者も…。
自分も徒歩なのであまり人のことは言えませんが。
水生地(氷室園地)と呼ばれる場所に到着。
水生地ということはこの辺りが狩野川水系の源流ということになるのでしょうか?
ちなみに旧天城トンネルが分水嶺となっており、トンネルの北側は狩野川水系のはず…。
園地から下流側を見る。
旧道はこの地点で大きくカーブして、この後414号線の本道と合流するまで川に沿って進みます。
道は引き続き砂利道です(本道と合流するまで続く)。
道を進むとさりげなく伊豆の踊子の冒頭の一分が刻まれた「伊豆の踊子文学碑」がありました。
左側は作者川端康成のレリーフ。
414号本道とのご合流地点に到着。
本道の反対側(写真手前)が水生地下駐車場及びバス停。
修善寺行きバスの到着まで時間があったので付近を散策。
ここから踊り子歩道は更に続き、午前中に行った「道の駅 天城越え」に通じているのですが、さすがに今からそこまで歩く時間(と体力)はないのでこの辺にしておきます。
駐車場に戻りバスを待って修善寺駅へ。
バスの終点、修善寺駅の手前で再び狩野川を渡ります。
ということで修善寺駅に戻って来ました。
駅舎は最近リニューアルされたのか、和風ながらもモダンな造り。
修善寺には「温泉むすめ」なるキャラもいる模様。
名前は「修善寺 透子」というらしい。
鉄道むすめ(修善寺 まきの)と関連性があるのかは不明…。
ちなみにスカートの右側には「わたしはできる…わたしはできる…わたしはできる…」と書かれていますが、性格的に気弱な娘(という設定)なのでしょうか?
それはともかく、三島行きの電車に乗車。
あわよくば修善寺始発の特急踊り子に乗ろうという目論見もありましたが、残念ながら当日分の踊り子は発車済み。
なので普通に普通列車で行きます。
一応この車両アニメコラボのラッピング車両ということになるのでしょうか?
(美男高校地球防衛部HAPPY KISS! 仕様)
日没にさしかかっていますが、車窓から富士山が見えました。
三島に近いですが特急踊り子の停車駅でもある大場(だいば)。
終点三島の手前で東海道線と合流。
辛うじて遠方に富士山が見えます。
三島駅に到着。
一旦改札を出てJR線の切符を買います。
(JR東海区間で手持ちのICカードが使えないため)
到着したのは東京方面の直通電車でしたが、1つ手前の駅(沼津)始発にも関わらず車内はかなり混雑していて立ち乗り状態でした。
中間の函南駅にて撮影。
丹那トンネルを抜けて間もなく熱海。
遠くに熱海城が見えます。
三島から乗車した電車はかなり混雑していたので熱海で一旦ホームに降り、次の熱海始発に乗り換えます。
ホームの反対側にはJR東海車(313系+211系)が停車中。
今回はJR東海車には縁が無かったです…。
疲れたので熱海から先はグリーン車で。
ホームの売店でチューハイを買って一杯飲みます。
というか前の方もビールなどが置かれているので、考えていることは同じということで…。
そんな感じで今回の旅は終了。
引退が囁かれている185系特急踊り子のグリーン車に乗るという目的で始めた今回の旅ですが、その後の観光が大まかなプランながら結果的には纏まったのかなと。
さすがに1泊2日では伊豆半島内で周れる箇所は限られるので、残りは何回か分けてまたの機会に観光したいと思います。
***終わり***
2019-05-18 18:54
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