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夏休みの乗り鉄旅行2021~小田原・箱根探訪 [鉄道・鉄道旅行]

今年の夏休みの乗り鉄旅行ですが、当初千葉方面を予定していましたが乗車予定の路線で7月初めの豪雨による運休区間が生じていたため、予定を変更して神奈川県の西部、小田原・箱根方面の路線に乗りつつ観光地を巡るという行程となりました。

伊豆箱根鉄道大雄山線と箱根登山鉄道線の乗車が目的

小田原・箱根方面の路線といっても今回は伊豆箱根鉄道大雄山線と箱根登山鉄道線の私鉄ローカル2路線の乗車が目的でした。

小田原まではJR線で

小田原に駅がある路線としては他にJR線(東海道線・新幹線)と小田急線がありますが、乗り鉄の目的としては対象外。
といってもまずは小田原まで移動する必要があるため、往路は横浜からJR線(東海道線)に乗車しました。
※上の写真は途中の平塚駅にて撮影

御殿場線の車両

最終的に御殿場に辿り着いて御殿場線の乗車も検討していましたが、結果的に当日には乗車する機会はありませんでした。
※写真の御殿場線の車両は国府津駅にて撮影

大雄山線には初めて乗車

小田原駅に到着後、まずは伊豆箱根鉄道大雄山線(以下「大雄山線」)に乗車。
伊豆箱根鉄道の路線は他に三島~修善寺間の駿豆(すんず)線がありますが、こちらは小田原から大雄山を結ぶ路線で今回初めて乗車します。
(駿豆線は一昨年のGW時に乗車)

上の写真の車両は旧塗色を再現したリバイバルカラーで一見鋼製車体に見えますが、元のステンレス車体にラッピングを施したもののようです。

こちらがオリジナル色の車体

こちらが大雄山線オリジナル色の車両(以前に撮影したもの)。
現状大雄山線の車両は一つ前の写真のリバイバルカラー車も含めて1形式(5000系)ですが、オリジナル色の車両でもいくつかのカラーバリエーション(緑・黄色など)が見受けられました。

大雄山最乗寺の参拝目的で作られた路線

大雄山線は曹洞宗の名刹である大雄山最乗寺の参拝客の利便を目的として大正14年(1925年)に開通したという説明書きがありました。
失礼ながら、今まで大雄山という山があってその山の最寄り駅だと思っていましたが、大雄山は山ではなく「最乗寺の山号」だったのですね。
尤も最乗寺の山の中にあるのであながち間違いではないのですが…。

大雄山線にも鉄道むすめがいる

大雄山線にも鉄道むすめが存在し、「塚原いさみ」という名前。

駿豆線の「修善寺まきの」

こちらは駿豆線の「修善寺まきの」。
(一昨年のGW期に撮影)
伊豆箱根鉄道は駿豆線・大雄山線それぞれに鉄道むすめの設定があります。
駅内では両鉄道むすめのグッズ販売も行われていました。

前置きはこれまでにして、電車に乗車して終点の大雄山駅まで向かいます。

小田原を発車後すぐに次の駅に到着する

小田原を発車後すぐに次の駅(緑町)に到着します。

東海道線・新幹線の線路の下を潜り抜ける

その後JR線(東海道線・新幹線)の線路の下を潜り抜けて進路を北へ。
※上部分が青くなっているのはガラス上部に日除けフィルムが貼られているため

駅ホームの向こうに小田急線が見える

駅ホームの向こうに小田急線(の線路)が見えます。

五百羅漢駅

この駅は五百羅漢というインパクトのある駅名。

山方面へと向かう

小田急線の線路に続いて小田原厚木道路(小田厚)の下を潜り抜けた後、進路が北西へ変わり山方面へと向かいます。

相模沼田

相模沼田駅。
小田原周辺で旧国名の「相模」が付く駅名はここと御殿場線の相模金子駅だけです。
(神奈川中部では相模大野・相模大塚などの駅名がいくつかある)

途中川を渡る

途中川を渡りますが、酒匂川ではなく支流の「狩川」になります。

対向列車とすれ違い

途中対向列車とすれ違いますが、線路が単線ながらも本数が割とある(日中でも15分程度の間隔)のですれ違いの頻度もそれなりにあります。
元々大雄山最乗寺の参拝目的で作られた路線ではあるものの、地域密着の通勤路線として機能しているようです。

富士フィルム前

終点大雄山の一つ手前の駅名はずばり「富士フィルム前」。
富士フィルムの工場の最寄り駅になっているので、まさしく通勤目的でできた駅ということですね。
特定の企業名を冠した駅名としては以前乗車した岳南電車の「ジャトコ前」などいくつかありますが…。

終点の大雄山駅に到着するところ

終点の大雄山駅に到着するところ。
駅ホームの両脇は留置線と車庫(修理工場)になっている模様。

大雄山駅に到着

大雄山駅に到着。
小田原からの所要時間は20分強といったところ。

鉄道むすめの旗も

駅内には鉄道むすめの旗も。

大雄山駅の駅舎

大雄山駅の駅舎はシンプルな構成。
横には「金太郎のふるさと」ということで熊(?)に乗った金太郎像もありました。

ここは南足柄市になり、駅の近くには南足柄市役所もあります。

車庫内には昔の車両が保存

駅隣の車庫内には昔の車両が保存されていましたが、動くのでしょうか?
(保存状態から察すると動態保存っぽい)

ここ(大雄山駅)から最乗寺に向かいますが、目的地までバスで10分程度とのこと。
ただちょうどバスが発車した後だったので、30分ほど待って次のバスにのります。

バスで最乗寺まで

ということで10分程度で最乗寺に到着しました。
※バス停に表記のある「道了尊」は最乗寺の別名

ちなみに徒歩で行くと1時間近くかかると思います…。

続きを読む:最乗寺を参拝、その後は登山鉄道で箱根方面へ