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今年のGWは伊豆旅行へ(1日目) [旅行]

今年のGWは新天皇の即位・新元号(令和)に変わるということで最大10連休となったことから、例年のような日帰り小旅行ではなく1泊2日の行程で伊豆旅行に行ってみました。

注:従来と同様移動は鉄道がメインで鉄道ネタも多分に含まれますが、今回は目的地移動での乗車(フリーきっぷなどを利用して路線を周回するような乗車ではない)のため、記事のカテゴリーは「鉄道旅行」ではなく「旅行」とします。

初日は横浜から特急踊り子号に乗って一気に下田まで行き、下田周辺の観光をするという行程。
まずは横浜駅まで行き、乗車予定の特急踊り子号101号(7:57発)の到着を待ちます。

特急踊り子号101号に乗る

今回はグリーン車!

きっぷは事前に購入。
今回は特急指定席でしかもグリーン車!です。
なぜ割高な特急のグリーン車なのか?というと、踊り子号に使用されているグリーン車車両に乗りたかったからです。

ちなみに今回のきっぷはJR東の株主優待券を使用して購入しました(2割引き)。

目的の列車が到着

目的の電車が到着。
車両は…近々世代交代が噂されている185系。
きっぷを購入していたみどりの窓口の受付さんは「いっぱごちゃん」と呼んでいました。
185→イッパーゴー→いっぱご、ということですが、可愛いですね。

そしてグリーン車に乗る

そしてグリーン車に乗ります(今回は4号車)。

サロ185-6

車両の形式はサロ185-6。
製造番号は6ということで、かなり若い番号です。
(ネットで確認したところ、現存する185系の編成中2番目に古い編成らしい)
※この写真は終点の伊豆急下田駅到着後に撮影

ということで横浜駅を出発。

グリーン車の車内

グリーン車の車内。
横浜出発時の時点でかなり空席がある感じ。
途中駅で多少乗客が増えましたが、それでも空席が目立つ(乗車率30%位?)状態でした。

さすがにシートピッチは広い

シートは結構古めですが、グリーン車だけあってさすがにシートピッチは広いです。
フットレストがあるのも〇。

そして普通シートの背面にある収納式テーブルやカップホルダーが無いことに気づきましたが…

なんとアームレスト収納式だった!

なんとアームレスト収納式でした!
昨今の電車の座席ではシートの背面にあるのが標準なので違和感ありまくりですが、どうやらこれは国鉄時代のグリーン車(主に特急・急行用)ではこの方式をとっているようです。
(ちなみに185系でもグリーン車の車種によってはシートの背面収納式のものもある模様)

やっぱり窓際に置いてしまうのだった…

しかし使い勝手的に良いとはいえないので、やっぱり窓際に置いてしまうのでした…。
あ、窓のサッシ周りがゴールドなのもポイント高いです。

ドア上の絵にも注目

客室ドアの妻面も茶色系のシックなデザイン。
国鉄書体の車番標や号車表示・グリーン車指定席の表示も登場時のままと思われます。
そしてドア上の絵にも注目。
これも特急グリーン車、というよりサロ185形ならではの仕様らしい。

デッキ周り

一旦席を離れてデッキ周りを観察。
登場時とほぼ変わらず、全域禁煙になって久しいにもかかわらずくずもの入れの「たばこのすいがらは入れないでください」の注意書きもそのままです。

洗面台

便所のドア

洗面台や便所(のドア)もほぼ当時のまま。

特急車としては広めのドア

特急車としては広めのドアなのも185系の特徴。
これは開発時に間合いで普通列車での利用も考慮しての仕様なのですが、その後183系などの国鉄形特急車両が早々に引退しながらも185系は特急踊り子や湘南ライナーなど様々な運用をこなし、その汎用性ゆえに令和となった今日まで生き永らえたのかと思います。

ちなみにこの場所はグリーン車のデッキなので、デッキ内に立ち乗りする場合でもグリーン券が必要になりますとの注意書きがあります。

普通車はそこそこ席が埋まっている

デッキ内からちらっと普通車(3号車)の車内を覗くと、そこそこ席が埋まっている感じでした。
ちなみに3号車は指定席車。
つまりは現在乗車している踊り子号自体の需要が無い訳ではなく、グリーン車の乗車率だけが低いということですか。
さすがにこのアコモだと割高なグリーン料金を払って乗るには疑問でこの乗車率の低さも納得がいく…というのが正直な意見です。
(これが湘南ライナーだと事情は変わってくるかもしれない)
逆に言うとGWの真っ只中でこの乗車率なので、混雑を避けるという意味では狙いなのかも…。

ここまでの内容を見ると年始に行った鉄道博物館の展示車両と変わりばえしない感じもしますが、こちらは現役の車両。
その証拠という訳ではないのですが、デッキ内で走行音を録音してみました。
MT54D主電動機独特の唸るモーター音をご拝聴あれ。

・185系走行音その1(発車時)


・185系走行音その2(走行中)


※MT54:国鉄時代の代表的な主電動機(モーター)

…と出だしは博物館見学のような車両解説になってしまいましたが、そろそろ本題に移ります。

続きを読む:熱海以降の車窓から


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